~ ヤモえもん ~

休日は毛鉤釣り…自然に触れ、酒を楽しむ。

酒友からの誘いは…。

2022年05月13日 | ブログ
本年4月、今の職場に異動することになった。前職でお世話になった酒友のSさんから、気になる居酒屋を見つけたので、行きませんかとの誘い。その店は、私の職場に近くだそうだ。コロナ禍ということもあり、18時から18時半までの入店が条件で、予約制。料理と酒はおまかせになってますとのこと。今の時期、しっかり感染対策をしてくれる店なら安心と、予約が取れたら、万障繰り合わせて行こうということになった。2日前に「予約取れましたぁ〜。」との連絡。どんな肴で、どんな酒が呑めるのか楽しみだ。遅れちゃいけないと思い、早めに着いたら店の方が恐縮して、もう少しお待ちくださいと、何度も声をかけてくれた。期待どおりのお店のようだ。Sさんも目が肥えてるなぁ。今夜は、飲み過ぎに注意だね。

サンゴ礁の海の中を思わせるグラスで、先付けの揚げ銀杏を生ビールで…。


福島県喜多方市の夢心酒造(明治10年創業)が醸す「奈良萬」の無濾過生原酒 純米生酒で、グリーンアスパラのおひたしを…。発泡酒のさわやかさとちょうどよい酸味が野菜の甘味と合う。このお酒の仕込み水が「和らぎ水」で出されるなんて、嬉しくなります。 


揚げ銀杏(これだけでも酒が進むな。)グリーンアスパラおひたし(会津産か…。食材の甘味を感じる汁も美味い。)


海山の自然に恵まれた石川県能登町の蔵元「数馬酒造」が醸す「閃 せん」純米吟醸生原酒 直汲みでお造りを…。フルーティ―な吟醸香があり、ドライで後味も良い。煎り酒の旨味と相性がいいかも。

紫陽花の皿に真子鰈の刺身を盛り、煎り酒(甘味と酸味のある梅干、昆布などを古酒と合わせて煎った自家製)をかけたお造り。


続いて、烏賊のおろし和え茗荷添え(なんと烏賊の甘味が口に広がる。)


山形県村山市の高木酒造株式会社(1615年(元和元年)創業)が醸す超有名なお酒。今から二十数年前に十四代本丸を飲んだ時、美味しいと思ったことは忘れない。「十四代」純米中取り無濾過生詰の「あて」は…。上立ち香はフルーティ、口に含むとバランスの良いジューシーな甘味があって、さすが十四代らしい躍動感のある酒。


初鰹藁あぶり(鰹が嫌いな人でも大丈夫。食感、旨味が絶妙)この「あて」との相性は、後味も良く満足。


金目鯛のからすみがけ(カラスミだけでも美味いのだが…。最高!)金目鯛の甘味とカラスミの塩加減を十四代で、味わう感じかな。


山形県鶴岡市羽黒町の竹の露酒造場(安政五年1858年創業)が醸す「はくろすいしゅ」純米吟醸 限定無濾過。上立ち香はやわらかな香りで、含み香は芳香な旨味があって、後味も良いお酒。漬けの鰹は臭みもなくまったりした味のきれいに流してくれる酒…。


初鰹の漬け(これって、本当に鰹?)


東京都東村山市の豊島屋酒造(創業は、四百年前の1596年。江戸の神田で酒屋兼、一杯飲み屋を始めたことが楚。昭和初期に現在の東村山に酒蔵を設けた。)が醸す「屋守(おくのかみ)」直汲み 純米無調整生。上立ち香は、はなやかな香りがあって、口に含むと、何かくせになりそうな味わいのある酒。鰺のナメロウ、漬けの鰹、鰹のハラス一汐干し、金目鯛のカブト煮の少し濃い目のあてに合う。


活真鯵ナメロウ(身もしっとりした甘味を味噌の味が邪魔をしないかも。)


揚げたてうどのさつま揚げ(熱々でふわふわとして、食材の味が絡まって、たまらんね。おから焚き(おでんの出汁で炊いてある。出汁が美味いから上品)


島根県松江市東出雲町の王祿酒造有限会社(明治五年創業)が醸す「丈径」(TAKEMICHI)純米吟醸。フレッシュな香りがあって、口に含むとしっかりした旨味とコクが残る酒…。以前この酒蔵が醸す「渓」という酒を飲んだ。Blogにも書いたが、コクのある美味い酒だった。追加した「あて」にも合う。あらばしり??

鰹のハラス一汐干し(塩加減が吞兵衛にはちょうど良い。)

金目鯛のカブト煮(甘辛い煮汁がごぼうにも染み込んで、ご飯にも合うかな。)


山形県米沢市の小嶋総本店(安土桃山時代、慶長2年1957年創業:東光醸造元)が醸す「洌」純米大吟醸。上立ち香は、フルーティな甘い香、含み香は、淡麗だが甘さもあって、キレもあるかな?わりとスーッと飲める酒…。おでんと合わせたら、燗にして飲んでみたいと思った…。


こだわり出汁のおでん(おでん種の素材に、出汁がよく染みている)


〆は、塩むすびを海苔たっぷりのお茶漬けに変えていただき、山葵を少しずつ加えて、胡瓜の香の物と合わせながらいただきました。しかし、俺は、お腹いっぱいだけど、酒友の食欲には負けます。歳かなぁ〜。

春の里川へ

2022年05月04日 | ブログ
遠くに見える山の残雪は少なく、どこかもの足りない里川の景色は、季節が進み過ぎてしまっているようだ。コロナ禍になって、この里川を訪れたのは、3年ぶりになる。今から10年前、この川を訪れた時もゴールデン
ウィーク中の休日だったが、川辺に桜が咲いて春真っただ中だった。早い春の訪れは、嬉しく思えるのだが、温暖化が進んで、春を楽しむ時間が短くなってしまっているのだろうか…。下流では、数年前の異常気象による大雨で崩れた護岸の工事が続いていた。これからも、この里川で毛鉤竿を振るために、何かできることを始めよう。


清らかな流れに毛鉤が落ちても、魚の反応は…。


野岩線に乗り入れている東武鉄道のリバティーが、踏切を通過した。


今日の釣りメシは、町の中華店で、「台湾ラーメン」を…。人気店らしく満席だ。