今年の梅雨は、どれだけ雨が降れば良いのかと言うほど、雨天の日が続いている。
先週末から降っていた雨は、熱海で土石流を引き起こし、災害がいつ起きても不思議ではない地球規模の異常気象ではないだろうか。伊豆山の地域に知り合いがいたが、無事である事が分かり、胸を撫で下ろした。
しかし、新型コロナウイルス感染症の感染者数の増加は、再び増加し始め、緊急事態宣言が来週発出される。
感染拡大を考慮して、昨日のイベント開催を取り止めるか悩んだが、できる限りの感染対策をして、実施する事ができた。
最近読んだ書籍に「日本古典都感染症」がある。その中の一節から自分なりに思う事は、我が国の歴史は、長く災害や疫病と歩んできたのだ。地震や水害の被災者へのボランティア活動、疫病を乗り越えるため、多くの人が助かるための行動を取ることが、正しく、美しいことだという考えを持ち、迅速な情報共有と早いリカバリーで暮らして来たのだと。私たちは、この危機を乗り越えるために、時には我慢も必要なのではないか。辛い経験の先には、次の時代へ役立つ対処法を伝えていけるのではないだろうかと、考えながら、イベントの無事を祝って、ささやかに乾杯。