~ ヤモえもん ~

休日は毛鉤釣り…自然に触れ、酒を楽しむ。

夏イワナ…

2016年07月31日 | ブログ

窓から夏の陽射しが飛び込んできた。今日も暑くなりそうだ。これから出かける地域の天気予報は、雷雨に注意するよう伝えていた。去年の7月初旬に訪れた渓だが、ひと月近く遅れての釣行は、どんな想い出を残してくれるだろうか…。途中、地元の物産を販売しているお店で、手作りの黒石焼きそばを買い、目的地の渓の入り口に車を止めた。やはり、この時期釣り人の姿は見られない。川に出るための山道も夏草が生い茂り、しばらく人が歩いた跡はなかった。草むらをかき分け歩き渓に出た途端、昨日飲んだ酒が、一気に体から吹き出して汗びっしょりになった。気温も上がり、汗が止まらない。汗を拭い、釣りを始めて間もなく、ゴロゴロと雷鳴が渓に響きわたった。既に麓からの方は雷雨になっている。この渓も昼過ぎには、雷が来るだろう。東北の夏は、これからが本番だ。
夏の陽射しを受け、流れる汗を袖で拭いながら遡行するも、なかなか魚は顔を見せてくれない。「夏ヤマメ、一里一尾」とという言葉があるように、岩魚もこの暑さを避けて川底で涼をとっているのかもしれない。

水深のある流れから、やっと顔を出した夏岩魚。この一尾に、暑さを忘れる時がある。

瀬から何度も顔を出した岩魚を…。「小っちゃ〜い!」と苦笑い。

今日の釣りメシは、グリーンサラダに3色そぼろ弁当とソーセージ。

渓から空を見上げれば、夏雲と青空が広がっている。フィッシングベストを脱ぎ捨て、木陰で休息も良いもんだ。

休息の後、雷雨が来る前にこの先の堰堤まで、釣り上がる。「おっ、iwameさんが岩魚を釣り上げたぞぉ〜。」

とうとう堰堤まで釣り上がったが、夏岩魚はなかなか手ごわかった。第2ラウンド(2日目)終了のゴングだ。

急ぎ足で渓を下り、車に戻った時は、夏空は雷雲に覆われていた。汗でびっしょりとなったウェーダーを脱ぎながら、今宵の宴で飲む酒が頭の中をよぎった。雷雨のおかげで、今日も早めに宿にもどり、何時もの時間にいつもの居酒屋に 行き、生ビールを一気に飲み干す。次に飲む酒を選ぶためメニューを開くと、田酒に目がとまる。「彗星」、そして瓶の色が赤い…。んっ、「赤い彗星」機動戦士ガンダムの「シャア少佐」の専用お酒?なかなか洒落っ気のある田酒と思い、「もっきり」で口からグラスに向い溢れないように飲む。さわやかな果物の香りと淡麗な口あたり、美味い酒に酔いしれ、夏の夜は更けていった。


力道山…??

2016年07月30日 | ブログ

一月遅れの東北釣行。秋田に行く途中、盛岡で高速道路を降りて、雫石の葛根田川に立ち寄ってみた。私も同行のiwameさんも、寝不足と暑さでヘロヘロ。天然記念物の玄武洞の辺りまで釣り上がり、ギブアップ。涼を求めて木陰に逃げ込み昼食にしたが、その後ロッドを持つ力はなく退渓。車に戻って、汗びっしょりの衣類を着替えていると、雫石川漁協と書かれた軽トラックに乗った高齢の監視員が近づき、声をかけてきた。「釣れたか?」と監視員、「全然釣れないわ。」と私。すると、監視員が自分の腕を叩きながら、「この川は、魚がいて釣れるはずだから、問題はここだな。」と釣りの腕しだいと言いたいようだ。私もタンクトップとタイツ姿の両腕を曲げて、力こぶを作る仕草をして、「この腕にはまだ力があるけどなぁ〜。」と応えると、「身体は力道山でも、釣りはここ(腕)だ!」とあっさりと返されてしまった。
格好は、まさしくプロレスラーかもしれないが、さすがの力道山もこの暑さの中で、川のリングには上がれまいとつぶやいた。

葛根田の大岩屋とよばれる、国の天然記念物に指定されている「玄武洞」が見える。


木陰で、柱状節理の景観を眺めながての釣りメシ。



こんなに暑い日は、いつものように大館の居酒屋で、水分補給です。



翌日にむけて、英気を養う。(養い過ぎかも…。)


丑の日までの我慢??

2016年07月28日 | ブログ
今年の夏の土用の丑の日は、7月30日だ。関東地方の梅雨明けが発表された今日、この夏を乗り切るために、職場の近くにあるうなぎ屋の鰻重を出前して食べました。
久しぶりに食べた鰻に感動…。今年は、あと何回食べられるか、懐具合と相談だな。

海の貴婦人

2016年07月09日 | ブログ
法事で、富山に出かけた。岩瀬港町にある料亭「松月」で、お斎(おとき)が用意されていた。土塀と黒瓦造りの創業当時からの建物は、老舗らしい風格が感じられた。
昼間の宴席もあって、車で行ってしまったが、運ばれてきた料亭を見て、交通手段を誤ったと思った。
白えびは、富山の旬の食材であり、ここでは、この時期の白えびをふんだんに使って、工夫が凝らされた料理を出している。
「白えびの刺身」、一人当たり50匹の白えびの皮を丹念に取り除いて盛り付け、おろし生姜で白えびの甘さをおさえて食する。なるほど、海の貴婦人とはよく言ったものだ。これで、日本酒があったらと、2度目の後悔をした。
カニの甲羅揚げ、白えびのから揚げ、白えびをすって団子にして焼かれた「福団子」と白えびづくしに続いて出てきたのが、鯛とお餅の味噌汁「大名椀」…。これだけ海の幸を堪能させていただければ満足。また、出かけてみたいと思い、富山をあとにした。


魔の山と呼ばれた山は…。

2016年07月04日 | ブログ

今日は、谷川岳の頂を間近に眺めることができるか。夜中に雨が降っていたので少し気がかりであったが、朝食を済ませるころには、晴れ間が覗いてきた。宿の前で、記念撮影をして、来年もまた、この宿に何かの機会で泊まれることを願った。 ロープウェイで天神平駅まで登り、谷川岳を頂きを眺めるが、トマの耳、オキの耳は雲に隠れて見ることはできなかった。その昔、私が登山に夢中になった時代、一の倉沢やマチガ沢はでのロッククライミングの遭難事故が多かった。そんな危険な山として、「魔の山」、「死の山」といわれていた。 ニッコウキスゲも咲き、下界は梅雨でもここは夏が始まっている。 ちょっと登山道を歩いて記念撮影。 最後にロープウェイで降る前に記念撮影。本当に山を登ると言うスタイルじゃないけど、ここまでこれたのは、幹事さんのおかげさまでした。 お昼は水上駅前のそば処「くぼ田」で、煮舞茸のつけそばをいただきました。 帰りの信越線の列車の中で、昨日から飲んでいる八丈島の焼酎を飲み、高崎線に乗る頃には空となった。まさか、こんな一升徳利を山まで持って行ったのか?魔の山だから、あり得るかもって…。


おかげさまで…。

2016年07月03日 | ブログ

例年7月の第一日曜日と月曜日の一泊二日は、1997年海外研修の集いと決めて、研修に行った仲間が集まる。今年は、ある事情で水上温泉となった。午後4時に現地の宿に各自集合となっているので、大宮から高崎線で高崎、さらに上越線に乗り換えて水上へと各駅停車の旅であった。宿について早速温泉に浸かり、暫し仲間と談笑して過ごす。こういう時は、いつも各自が持ち寄った土産のお酒を飲むのが習わし。今年は、東京土産の焼酎だ。東京と言っても八丈島の「おかげさま」と言う焼酎。「おかげさまで、元気に過ごしてます。」という言葉を交わしながら宴会まで飲み続けた。
宴会のお酒は、明日登ろうとする山の名前だ。
こんなに料理があったりしたら、長い夜になりそうだ。明日は、ロープウェイで天神平まで行けるのだろうか…。