今年9月に開催されるラグビーワールドカップで盛り上がリを祈念して、マスコットボールを買ってみた。
東北自動車道の北上江釣子ICに近い蕎麦屋で、天ざるの大盛りを食べて、帰路に着きました。
宮古から三陸鉄道リアス線に乗り、久慈までの鉄道旅。36-700型と36-R2型(さんりくしおさい)の2両連結の列車に乗り込んだ。2か月前に全線開通したこともあって、週末の久慈行きの列車は観光客で満席だった。車窓からは、車内の賑わいとは違った、東日本大震災の復興に向けた修復工事の現状を見ることができた。心の中で、「頑張れ」と呟かずにはいられなかった。
約1時間45分で、列車は終点の久慈駅に到着。帰りの時間まで、NHKの朝ドラ「あまちゃん」のロケ地となった久慈の街を散策することにした。ここまで来たからには、「三陸リアス亭」のウニ弁を食べたいところだが、朝の早い時間以外は、予約をしないと品薄で食べられないとのはことだった。丁寧に手間をかけて作る弁当、一度は食べてみたいものだ。
宮古を出る時、昨夜の盛っ切りが残っていたようで、二人とも二日酔い気味だったが、麺類ならばと駅近のラーメン店の暖簾をくぐり、大盛ラーメンといつもどおりにビールを注文した。相変わらず懲りないもんだと、我ながら思った。メニューに「辛みがほしい場合はお申し付けください。」と書いてあった。常連さん達が頼んでいたものをスープに混ぜ、一気に大盛ラーメンをたいらげた。食後、久慈の街をぶらぶらと歩く。道の駅「やませ土風館」で、久慈の名産の琥珀や海の幸等の試食をしてきた。
久慈駅発14時13分の宮古行きに乗り込み、三日目の宴が待つ店に…。また今度、ウニ弁当を食べに久慈を訪れたいと、発車した列車の窓越しに缶ビールを開けた。
今にも泣き出しそうだった空模様も、どうにか一日もってくれた。旅の終わりの宴を始める頃には雨が降り出すだろう。今回の釣行を振り返りながら、宮古での最後の夜をこの店で、乾杯。この旅で食した刺身は、どの店も美味しかった。特にどんこ(エゾイソアイナメ)は美味しかった。今度は肝あえも食べたい。
ありがとう、三陸。I'll come again.
梅雨とは思えない日差しと新緑の山肌を撫でてくる爽やかな風は、初夏を思わせる。早池峰山荘のあるタイマグラキャンプ場からは、ハヤチネウスユキソウなどの高山植物などが生育する、岩手県の北上山地の最高峰である早池峰山が、晴れ渡った青空の中にくっきりと見えていた。この山は固有種の高山植物が多く、花の好きな人にとって、憧れの山でもある。登山もしたいところだが、今回は山の眺め釣りを楽しむ。指定された駐車場に車を止め、下流まで道を下って入渓し、木洩れ日でキラキラする渓を釣り上がった。
iwameさんが快調に魚を釣り上げ、渓を上って行く中、私はと言うと、魚がフライに出ても針掛かりが浅く、バレてしまう始末。ほとほと、自分の未熟な腕を恨んだ。気分転換のためにも腹ごしらえをして、午後につなげることにした。キャンプ場の川辺に腰を下ろし、せせらぎを渡る風を感じながら、今日の釣りメシの三食弁当とごぼうサラダを頬張った。
午後はキャンプ場から上流の渓をつることにした。iwameさんはかなり良い型の山女魚を釣り上げた。こんな場所まで、山女魚がいるんだと感心したが、後で漁協の放流実績から、多くの魚が居着いていることを教えられた。
私も午後は調子が出てきたようで、まずまずの釣りとなった。
気持ちよく釣り上がってきたが、そろそろ退渓の時刻となった。もう少し楽しみたいところだが、二日目の宴が待っている。さあ、宮古の街に戻ろうか…。
今宵の酒のあては、やはり三陸の海の幸が主役だ。この店のも盛っ切りの酒の量は、半端ではない。この注ぎ方が、明日にの体調に影響するとは、夢にも思わなかっただろう。刺身は、新鮮で、本当に美味い。
明日の天気が心配だが、今回の釣りは今日までにして、明日は三陸鉄道リアス線の呑み鉄旅に出発進行だ。
前を遡行するiwameさんの顔がほころんでいる。毛鉤を流れに投じる度に、とにかく魚が飛び出してくる。かく言う私も、手にした魚から毛鉤を外すのに夢中だ。今日この渓には、先行者が入っていないのだろう。いつも、入渓すると、少し距離を置いて、互いに先行を交代しながら進むのだが、同じ流れやその近くから毛鉤に反応して来てくれる。上流に進めない。魚が釣れて、「遡行できません!」も、たまには嬉しいものだ。
天気も良く、魚の反応もまずまずで、ストレスを感じさせない。こんな時のランチは、のんびりと味わえそうだ。今回は、トマトとズッキーニの入ったラタトゥイユとキーマカレーで洒落た釣メシになった。
午後もフライを流すと、小さいながらも岩魚が飛び出してくれた。最後に上流の落ち込みにフライを投じてみようと思い、一歩踏み出したら足を滑らせて、前のめりに沈没…。橋の上から、その一部始終を見ていたiwameさんに、決定的瞬間を写真におさめられてしまった。
両袖のびしょ濡れ状態が、しっかり分かる。また、今回もかと苦笑いするだけだ。
今回の釣行の宿泊地は、ついこの前、全線が開通した三陸鉄道リアス線に位置する宮古市だ。
滞在する3日間の初日の宴は、地酒と三陸の海の幸で始まった。この店のお通しは、ボリュームがあって、これだけでお酒を二杯飲めるほど…。また、刺身も美味い。好物のホヤも新鮮だった。久しぶりに、昼と夜の一日を満喫した。
この時期、三陸地方は山背の影響がありそうだが、どうやら天気は保ってくれそうだ。明日も今宵同様、美酒が味わえると良いのだが…。Continue to tomorrow.