天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

14系 急行「はまなす」

2014-01-12 | 車両【国鉄・JR】
中学1年生の冬、友人3人と北海道に行きました。
大阪を20時に出て「大垣夜行」で東京へ。そこからひたすらボックスシートの車両で北上を続け、夜の青森に到着。
クタクタになった体を「はまなす」の簡易理リクライニングシートに沈めると、あと言う間に深い眠りに陥り、気が付けば朝の札幌でした。
それから20年以上の後、札幌出張の際に札幌→千歳間を2回、乗車しています。
現在では最後の定期急行、客車列車となってしまった「はまなす」ですが、これも新幹線延伸で去就が注目されるところです。

模型では15年くらい前にマイクロエースから発売されましたが、あまりの出来の酷さに閉口し、購入はしませんでした。
そして去年、TOMIXとKATOから相次いで発売となりました。カプラーの事を考えればTOMIXの方が良いと思いますが、寝台車の屋根の表現が気に入ったのでKATOの製品を購入しています。



行先表示、種別サボ、号車札と全てが綺麗に印刷されていて、手を加えるところが無い製品です。
付属品もナックルカプラーとスハフ14のジャンパ栓だけというシンプルさです。寝台車のハシゴも再現されています。
あまりに完璧すぎて少々拍子抜けの感じがしますが、たまにはこんな製品もいいかなと思っていました。



しかし、暫くすると「N小屋」からメイクアップシートが発売され、これで俄然、製作意欲に火が付きました。
「買ってすぐ走らせる」というKATOのコンセプトも良いですが、私ややはりひと手間加えたいようです。



先ずは「10206 座席カバー」を貼り付けます。
これはシールになっていて、デザインナイフの先ですくい取り、貼り付ける作業を繰り返します。
気が遠くなる様な数に思いましたが、集中してひたすらシールを貼りますと、1両20分程度で貼り終わりました。



シールを貼り終え、車体を被せて比較してみます。思っていたより目立ち、効果があると思います。



「10609 はまなす室内表現シール」は、座席車の床面と、カーペット車の床、カーペットが表現できます。
今まで私が購入してきた「N小屋」の製品は、印刷されたシートで、両面テープを自ら貼る必要がありましたが、これらはシールになっていますので、すぐに加工することが出来ます。



カーペット車のボディを被せてみました。こちらは全くと言って良いほど何も見えません。
室内灯を入れると良いのでしょうが、入れないのならやらなくて良いかもしれません。



寝台車には「10651 B寝台シール」を使用し、下段のみシールを貼ります。ベッドの部分と、背もたれの部分です。
座席車には「10704 はまなす車端ドアパーツ」で室内ドアを表現できます。こちらは従来からのシート状のもので、両面テープで貼り付けました。



オハフのジャンパ栓は艶消し黒で塗装します。栓受けのパーツがややちゃっちい印象でしたので、艶消しクリアを塗って落ち着かせました。



最後に各車のクーラー等に墨入れを行い、以上で急行「はまなす」のドレスアップは完了です。
無くなる前にもう一度、全区間を乗りたいと思っていますが、実現しますでしょうか。



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