天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

駅セクション10

2017-11-04 | レイアウト
機関区周辺の作業です。

機関区と本線の間を非電化線が勾配で走っています。
他のレイアウトでもよく見かけますが、線路が密集しているので斜面や法面がほぼ直角になってしまい、少々リアリティに掛けると見られることがあります。ただ、スペースの都合ですので、どの作者さんも苦渋の判断をされているのだと思います。



このあたりの斜面はグリーンマックスの石垣で作っていこうと思いましたが、前から気になっていたトミックスの「ワイドレール用築堤セット」が発売されていて、試しに一つ買ってみますと応用できそうでしたので、これを使用することにしました。
トミックスは線路関係の魅力的なアイテムをたくさん発売しており、それらがとてもシステマチックに、そしてぴったりとはまるので楽しくなります。
この築堤セットも、組み合わせで様々なシーンを表現することが出来ます。単線、複線、高さ違いの築堤。それに柵のバリエーションを加えれば、本当にたくさんの組み方が出来ます。高架が続く区間に一部築堤を組み込むだけで表情も豊かになるでしょう。
ただ、一度組んでしまうと違うパターンにするのは骨が折れそうで、お座敷レイアウトでは一定の形に決めてしまって使用するのがいいかもしれません。



私は使用方法を全く無視して、側面のみ使用します。
非電化線の勾配があって、せかっくの築堤が埋まってしまう区間もあり、ちょっともったいない使い方になってしまいました。



機関区は三方を壁面で囲まれている不自然な作りでした。川と高さが一緒ですので、機関区と川の間をなるべく広く開ける狙いからでしたが、樹木を植えていくうちに、斜面にしてもかまわないだろうと思うようになり、割と丁寧に石垣を張り付けた場所でしたが、思い切ってやり直すことにしました。



石垣のプラバンを外し、固着したシーナリーパウダーをはがし、発泡スチロールを斜めに切っていきます。なかなか面倒な作業になりました。
成形したら木工ボンドを塗った新聞を張り付けていき、シーナリーパウダーを木工ボンドで練ったペーストを塗って、斜面を作っていきました。



本線の周りには住宅地を作りました。これは楽しみにしていた作業のひとつです。
私は新聞牛乳配達を生業としていますので、街づくり、家の並べ方のときは「あ、ここはあの路地に似てるな」とか、「これは配達員泣かせの配置だな」などと妄想しながら遊ぶことが出来ます。ネット通販でジオラマコレクションの「狭小住宅」「現代住宅」などをいくつも購入し、あれこれと並べていきました。
ボードの上にタミヤの「スチレンボード」を貼り、住宅を並べると塗装した「スチレンボード」を道路として貼り付けていきます。ジオコレの住宅は土台といいますか、ベースが厚いのでプラボードで道路を作って全体のかさを上げるのは効果的です。しかし、ベースの高さも何種類かあるようで、全てがツライチになるということではありません。
ガードレール、電柱を立てて完成としました。スチレンボードはカットや穴あけが容易でサクサクと作業できます。しかし、ちょっと力を加えるとへこんだり傷がつきますので、多くの人が触ったり、移動が多いようなレイアウトには向かないかもしれません。



そういえばこのレイアウトには建物がほとんどありませんでしたので、こうして住宅地の脇を列車が駆け抜けていくというのは大変新鮮に見えます。
次は線路の反対側の空き地をどうにかしようと思います。

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