萩原健一が、映画ドラマ出演の回顧録を出版して、歴代の監督黒沢明とか、あるいは先輩俳優の勝新とか裕次郎とか、そんなものの評論うんちく言っているのだが、あの萩原にそんなことができるのだろうかと、最初は疑問だった。
そもそも言い伝わっていることは、大宮の高校1年で中退してGSのテンプターズに合流したというただの不良。その後たまたま太陽に吠えろと傷だらけの天使というドラマが当たったが、私は役者なんかに興味はないし、まあ失業することなく延々と役者やっていたのは知っているが、その間に4回くらいは逮捕されて、覚せい剤だとか、スピード違反だとか、他にいしだあゆみを始め、賠償美津子だとか、前橋汀子とか、スタイリストや、今じゃカリスマ主婦の富田とか、案外岸恵子なんかともいい仲だったかもしれないよ。女殺しでモデル小泉との間に、実娘も一人いる。
それでいて、同僚のタイガースの沢田研二のことは、ぼろくそだし、何事にも平気で文句いうよ。女優の秋吉久美子に言わせれば、ベッドシーンに前張りもしないで、生チンのまま侵入してくるから、普通はそんな仕事はキャンセルしたいよ。逆らうと、暴力団の名前出して、ギャラ支払えとは、それは恐喝で捕まった件だけどさ。まともな男じゃないと誰もが思うよ。
ところがその本によれば、彼は記憶力がいいのが、この40年の役者生活で関わった多くの監督をほとんど覚えているし、その良し悪しを語っているわけだ。まあ男のおしゃべりだよ。野球で言えばノムさんみたいなもんだ。その野村も野球人としての評価が高いとすれば、萩原の役者人としては、ある程度の評価があるとしたら、そのことが不思議でならないわけだ。あんな不良評価してどうする?
世間に男のおしゃべりというのは、どうしようもないのがいくらでもいるわけだ。ラジオで野球聞いていると、選挙で落選した江本孟紀なんて、壁に向かって一人でしゃべっていろというくらい、ああいう意味ないおしゃべり人間とは、どういう頭しているんかと。しゃべらないと評論家できないよというわけで、ほとんどの野球OBが食えない中で、何でもいいからしゃべっているという、それは小中高の公務員の教職が子供に説教するのと同じで、な~んにも意味ないことを、どうでもいいからしゃべるというそれだけのことだ。試合の流れは中日に来ているだとか~~、相手は勝ちに来ているから耐えるしかないとか~~、ここは機動力を発揮して勝ち越すしかないとか~~、ね、誰が聞いたってこんなものはバカでしょ、意味ある日本語じゃないですよ。
たまにその中に野村みたいのがいて、監督経験もあるから、少しはロジックを交えて、まともな話ができる。萩原は映画ドラマ論でそれができるというのだから、まったく信じられなかったわけだ。
琉球の風とかいう大河では、どうせ琉球王国は薩摩の鉄砲隊に三日で陥落したという話だろうが、(よく知らないけど)、萩原も沢田も出たらしいが、萩原はロケの沖縄で、琉球王朝って何でそんなに弱かったわけ? と、タクシーの運転手に教えてもらったというのだが、お笑いは、ロケ集団でそれを聞いたのは萩原だけで、他はそんなの無関心だったというはなし。彼は沢田に、王朝の歴史くらいは理解しないのか?ときくと、こんな三波春夫みたいな格好させられて、役の理解なんてやりたくないよと、笑い飛ばしたとか。まあそんなもんだ。沢田という男は、ディレクターがしっかりしてこそタイガースのボーカルとして成功したわけで、その後の離婚や田中裕子との再婚後の体たらくは、彼の人生のディレクターが誰もいなかったからなのだ。
まあ萩原は母性をくすぐるようなキャラと、ある場合には「教えてください」と平気で頭を下げて、黒沢明にでも平気でその懐に入り込めるという特技を持つ。それはテンプターズのアイドルなんていうのは、本当はやりたくなかった嫌いなことで、太陽のマカロニ刑事も同じことだと彼はいうのだ。だからどこにもプライドはないし、どうせ大宮スラムの中退野郎で、ただ性格は一直線だから、それだけが幸いしたのかと、思わざるを得ない。役者としてのキャラは、ワンパターンで鼻につくが、他の雑多よりはましかなあと。GS崩壊後なんて、かまやつでも、堺でも、井上順でも全員役者やったし、テンプじゃあの大口広ごときも、揺れるまなざしの亭主だったけど、これも役者やったのだ。中で残ったのが萩原というわけだった。
言われるままにアイドルっぽく演じているのもいいんだろうが、還暦オヤジで先輩は皆死んでしまえば、黒沢明や、勝新、裕次郎をこきおろしても、萩原ならまあいいかと、業界も思うし、それが彼にはできたわけだ。にしても、あんな男が過去のいちいちをよく記憶していたということは、その場しのぎじゃなくて、本気で役者やっていたんだなあと、人は見かけによらないとは、こういうことをいう。加賀まりこあたりが、不良ってのはバカじゃできないと言っていたが、まあそう言えばその通りでもあらあな。しかし枝葉末節なマニアックなことまで、ごちゃごちゃと理屈っぽくだらだらと話をするというのも、案外いいことなのかも知れないと再認識したよ。見習っちゃおう。
そもそも言い伝わっていることは、大宮の高校1年で中退してGSのテンプターズに合流したというただの不良。その後たまたま太陽に吠えろと傷だらけの天使というドラマが当たったが、私は役者なんかに興味はないし、まあ失業することなく延々と役者やっていたのは知っているが、その間に4回くらいは逮捕されて、覚せい剤だとか、スピード違反だとか、他にいしだあゆみを始め、賠償美津子だとか、前橋汀子とか、スタイリストや、今じゃカリスマ主婦の富田とか、案外岸恵子なんかともいい仲だったかもしれないよ。女殺しでモデル小泉との間に、実娘も一人いる。
それでいて、同僚のタイガースの沢田研二のことは、ぼろくそだし、何事にも平気で文句いうよ。女優の秋吉久美子に言わせれば、ベッドシーンに前張りもしないで、生チンのまま侵入してくるから、普通はそんな仕事はキャンセルしたいよ。逆らうと、暴力団の名前出して、ギャラ支払えとは、それは恐喝で捕まった件だけどさ。まともな男じゃないと誰もが思うよ。
ところがその本によれば、彼は記憶力がいいのが、この40年の役者生活で関わった多くの監督をほとんど覚えているし、その良し悪しを語っているわけだ。まあ男のおしゃべりだよ。野球で言えばノムさんみたいなもんだ。その野村も野球人としての評価が高いとすれば、萩原の役者人としては、ある程度の評価があるとしたら、そのことが不思議でならないわけだ。あんな不良評価してどうする?
世間に男のおしゃべりというのは、どうしようもないのがいくらでもいるわけだ。ラジオで野球聞いていると、選挙で落選した江本孟紀なんて、壁に向かって一人でしゃべっていろというくらい、ああいう意味ないおしゃべり人間とは、どういう頭しているんかと。しゃべらないと評論家できないよというわけで、ほとんどの野球OBが食えない中で、何でもいいからしゃべっているという、それは小中高の公務員の教職が子供に説教するのと同じで、な~んにも意味ないことを、どうでもいいからしゃべるというそれだけのことだ。試合の流れは中日に来ているだとか~~、相手は勝ちに来ているから耐えるしかないとか~~、ここは機動力を発揮して勝ち越すしかないとか~~、ね、誰が聞いたってこんなものはバカでしょ、意味ある日本語じゃないですよ。
たまにその中に野村みたいのがいて、監督経験もあるから、少しはロジックを交えて、まともな話ができる。萩原は映画ドラマ論でそれができるというのだから、まったく信じられなかったわけだ。
琉球の風とかいう大河では、どうせ琉球王国は薩摩の鉄砲隊に三日で陥落したという話だろうが、(よく知らないけど)、萩原も沢田も出たらしいが、萩原はロケの沖縄で、琉球王朝って何でそんなに弱かったわけ? と、タクシーの運転手に教えてもらったというのだが、お笑いは、ロケ集団でそれを聞いたのは萩原だけで、他はそんなの無関心だったというはなし。彼は沢田に、王朝の歴史くらいは理解しないのか?ときくと、こんな三波春夫みたいな格好させられて、役の理解なんてやりたくないよと、笑い飛ばしたとか。まあそんなもんだ。沢田という男は、ディレクターがしっかりしてこそタイガースのボーカルとして成功したわけで、その後の離婚や田中裕子との再婚後の体たらくは、彼の人生のディレクターが誰もいなかったからなのだ。
まあ萩原は母性をくすぐるようなキャラと、ある場合には「教えてください」と平気で頭を下げて、黒沢明にでも平気でその懐に入り込めるという特技を持つ。それはテンプターズのアイドルなんていうのは、本当はやりたくなかった嫌いなことで、太陽のマカロニ刑事も同じことだと彼はいうのだ。だからどこにもプライドはないし、どうせ大宮スラムの中退野郎で、ただ性格は一直線だから、それだけが幸いしたのかと、思わざるを得ない。役者としてのキャラは、ワンパターンで鼻につくが、他の雑多よりはましかなあと。GS崩壊後なんて、かまやつでも、堺でも、井上順でも全員役者やったし、テンプじゃあの大口広ごときも、揺れるまなざしの亭主だったけど、これも役者やったのだ。中で残ったのが萩原というわけだった。
言われるままにアイドルっぽく演じているのもいいんだろうが、還暦オヤジで先輩は皆死んでしまえば、黒沢明や、勝新、裕次郎をこきおろしても、萩原ならまあいいかと、業界も思うし、それが彼にはできたわけだ。にしても、あんな男が過去のいちいちをよく記憶していたということは、その場しのぎじゃなくて、本気で役者やっていたんだなあと、人は見かけによらないとは、こういうことをいう。加賀まりこあたりが、不良ってのはバカじゃできないと言っていたが、まあそう言えばその通りでもあらあな。しかし枝葉末節なマニアックなことまで、ごちゃごちゃと理屈っぽくだらだらと話をするというのも、案外いいことなのかも知れないと再認識したよ。見習っちゃおう。
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といいながらショーケンの事良く知ってるんだな・・・
信じ込んで、人となり批判して
自己満してるあんたより
命かけて仕事して素晴らしい作品残した
萩原とはくらべものにならねえよ
役者は作品見て評価しなよ
彼のライブも見たことないだろ?
どれだけ素晴らしいか知らずに
その素晴らしい作品やライブも
あんたの高貴なお眼鏡にかなうことは
ないんだろうけどさ