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sptakaのブツブツDiary

sptakaさんは、毎日ブツブツ発言しています。

4月12日(水)社会主義化

2006-04-12 23:20:21 | 政治・経済・事件・公務
 時代の逆説とは不思議なことである。社会主義、共産国家などは10年前に東ドイツ、ロシアが崩壊して、北朝鮮も中国もキューバも消滅するのは時間の問題だと思っていた。しかし、ペルーを始め南米ではまた社会主義が復活しているという。不思議なことだ。
 ペルーのフジモリは小泉と同じようにアメリカ資本に踊らされた悪名資本主義の権化で、彼の娘も弱小政党に過ぎなくなっている。この数年はアメリカ資本を入れて金融の自由化を促進してきた。ところが、富は一向に地元に還元されずに、入ってきた資本だけが太るだけで、むしろ国民は貧乏になる。国家は社会主義政策にして、富を還元しろということだ。
 私のようにマルクスの資本論、共産党宣言で学んだ人間は古いということだ。いや、特に日本の経済学は遅れていて、時代に即した理想的な社会の論文がないということになる。未だに日本は不景気になればケインズ経済学で、国家が民間に金をばら撒け、今のゼロ金利政策をしている程度だから知れている。ケインズ経済学はすでに死んだといわれているのに、それを真に受けているのは日本だけだ。
 国家はつまり、どんな状態でも長続きすれば腐敗するということだ。
 100年前にフォードが箱型車を作ったときには、社員に高給を与えなければ、自分の会社の車も売れないと、資本主義が確立した。しかし今は、ペルーの石油、地下鉱脈をアメリカ資本が開発しても、それを利用するのは先進国家だけで、何もその国の人間は貧富の格差が広がっても一向に差し支えない。金融は瞬時に世界をマーケットにして動く時代になって、現地人はいつまでも貧しくても、投下した資本はいとも簡単に回収できる時代になっている。
 富める国は、ファンドを操作するだけで、年に10%の金利がつけば、もう仕事はしなくなる。下請けは中国とペルーに任せれば、アメリカ人は働く必要がなくなる。これが自由主義が腐敗していくことになるのか。社会主義の腐敗は北朝鮮を見てみればよく分かる。日本は官僚ファシズムで公務員が腐敗した。10年放っておけばどんな体制でも簡単に腐敗するということだ。理想はない。理想は、いつでも腐敗しない社会構造を築くということで、それはお互いに監視し続けなければならないということかもしれない。
 世界の文化と芸術をこの200年牽引してきたフランスであっても、青少年の雇用首切り法案がデモによって、否決された。デモはある場合にはテロといってもいい。フランスでさえそうである。アメリカでも移民の雇用首切り法案がデモにおされて、ブッシュは瀬戸際に追い込まれている。
 しかし思うのだ。デモで法案が否決され、政権が傾くことは実はいいことなのだ。日本など不景気でガラクタ同然になっている円だというのに、小泉でも小沢でもどっちでもいいというのは、上野動物園でヤギを飼っているのと同じで御しやすい国民であるという証明である。
 それでも日本人は勘違いして、この国は世界一だとおもっているからお目出度すぎる。預金に金利がつかなくて、東京都名古屋以外は不景気のどん底で、世界一青少年が少なくて、あと10年もすれば国家は破滅するといわれているのに、何故か誰もが安泰だと思っている。家族四人が四畳半で、また畑耕してさつまいも食うだけなら簡単なのだが、本当にそれでいいと思っているのだろうか。


4月8日(土)小沢一郎、二枚舌の男カマトト

2006-04-08 00:00:20 | 政治・経済・事件・公務
小沢か、二枚舌の男カマトト。今時のミニ角栄。小泉なら小沢に勝てるのだが、安倍か福田になると、負けるかもしれないというおかしな人気投票の時代になっていく。
 小沢は10年前には海部の金庫番だった。金庫番というのは自民党幹事長のことだ。しかし、私は金庫番ときくと、下足番と同じようなイメージしかない。なのにどうして金庫番が一番偉いのか。家庭の金庫番は奥さんが多いらしい。母のことだ。子供の頃に、父親に「小遣いくれ」といったときに「大蔵省に聞いてくれ」なんて禅問答で答えやがって、「誰だ」と思ったら母親のことで、「自分より女房が金の管理をしている」という意味らしく、しかし「自分が運んできた金じゃないか」と、辻褄の合わない思いをしたのだが、あれは息子に小遣いをあげたくないという父親の方便だったのか。しかも女房と結託して。じゃ、母親に小遣いくれというと「ないわ」と、女はそういうことを平然と言う。大体子供にむかって「母親に聞け」とは一体なんだ。自分が女房に私の小遣いを相談するのが親の筋だろ。金庫番とその横にいる茶坊主というのは、得てしてそういう猿芝居をするものだ。いや、父親も子供と同じように、母親から小遣いをもらっていたのか。だとしたら、これはまともな家庭とは思えない。同じようにまともな国政じゃない。
小遣いとは通学の電車賃のことで、本当に無ければ「明日学校を休むぞ」と本当に休んだ。そして母親と大いにもめた。女はそういうウソを平気でつく。男を理解できない。企業も会社も政治も、おおよそ男が動かしている現状があるのに、金庫番という女は、その一つさえ全く理解できない愚か者でもある。未熟な脳みそで男をからかったつもりが墓穴を掘る。小沢も実態が女だから、同じようにウソ丸出し人生を歩んできた。それいらい、金庫番というのが、大嫌いになった。
 企業は、技術研究の開発スタッフが最も優秀だといったのは、青色ダイオードの中村で、彼は退職した会社から8億円の開発費をせしめた。もちろん開発した技術を営業して、販売して、広告して、それが企業だというのに、この企業でも、ただの金計算している経理部が最も偉いとしたら、その会社は潰れる。
 もう酔っ払ったから帰るぞと言っているのに、その料亭の下足番が靴を隠して「もっともっと、飲んでくださいよ」とういのは、酒の押し売りと同じで、これも下品な下足番だ。
 下足番も金庫番も素直な小僧にやらせろ。だいたい番人と称している24時間一歩も動かない生真面目な職務を、小沢ごとき不真面目な男にできるわけが無い。何ができるかといえば、党費を流用する猿知恵が働くだけだ。
下足も金庫も、内容は靴なのか、金なのかの、出し入れだけだ。んなものは子供にやらせろ。小沢一郎はただの子供に過ぎない。金勘定して、預金通帳もって毎日銀行の往復だけやっているぼんくらが偉いというなら、誰もがその10倍は偉い。家庭の金庫番は母親で、角栄の金庫番は佐藤昭という女だったが、金の番は女がやる仕事だとすれば、小沢は女だ。へそ曲げると部屋にこもってしまうというのも、子供っぽすぎる。金ですべてが操れると思ったことが官民癒着であって、だから国が崩壊してきた。金庫番ごときの脳みそに、国政を任すのは怪しい。どうせ誰がやっても国政が回るのは変わりがないのは知ってはいるが、小沢だけにはやらせたくない。えてしてこういう男は心臓病で倒れるのが早いか、失脚するのが早いか。もしくは政権とったとしても、角栄と同じように短命が関の山。


4月6日(木)再びサマータイム

2006-04-06 18:28:41 | 政治・経済・事件・公務
 3年間も毎日日記書いていれば、たまには同じ内容になっても仕方が無いよね。夕方6時頃になって「ようやく仕事も一段落」と外を見ると、まだ明るい。「おお、春分過ぎて、日が伸びてきたんだ」と。「あと30分は明るいのかな」と思うよ。人間は昼行性の動物だから、明るいのは歓迎でうきうきしますよね。さてサマータイムというのは、
「夕方6時頃に一段落して外を見ると、真昼間だよ。おお明るい。さっさと会社をでて遊んで、7時になったかなと思うと、まだ明るい。あと30分は明るいのかな」
 というふうにしようというのがサマータイムだ。全員が起きている時間の昼間を長くするってことだ。どうすればいいのかといえば、いつでもいいから、多分今頃が最もいいけど、あるときに、午後6時のときに、短針1時間進めて「いま7時です」とすればいいだけだ。そんな簡単なことが、年間に2千万人も海外にいくという時代になっても、まだ9割の人間はこれを理解できない。日本人はアホだろうか。
 思えば冬の頃には、夕方4時だというのに、外は真っ暗だぜ。やっぱり暗いのは憂鬱だよ。皆が起きている時間に、明るい時間をたくさん作ろうというそれだけのことだ。日本以外の外国は全部採用しているよ。
 そんで、夕方を明るくした代わりにいつを暗くするのかというと、朝だ。今は午前5時でも懐中電灯いらないくらいに少し明るくなってきた。「朝も早くなってきたなあ」と私は思うよ。ところがこんな時間に起きているのは、私と少しの漁船に乗っている人と少しの農家の人くらいで、9割の人間は寝ているね。だから、
「ようやく午前6時になって、懐中電灯がいらないくらいに明るくなったよ」
 と、朝に暗い1時間を持ってくるってだけのことだ。
 こんな向こうに+1して、こっちに-1にするよという、幼稚園にも分かる足し算引き算を、一体何年議論して「やる、やらない」とトンマなこと言っているんだか。比較に持ち出すのは昭和24年の実行例で失敗した。そんなの国鉄も、専売煙草も、八幡製鉄も、すっかり失敗してどんどん変わっているでしょ。「勤務時間が長くなる」という飛んでもアホ言い出す人もいるけど、「勤務がいやだから一生学生でいたい」というのと、どこが違うかね。もはやロジックじゃないんだね。サマータイム採用しない国から劣等国、後進国、暴落国になっています。


4月5日(水)本当に小沢一郎なのか?

2006-04-06 02:02:21 | 政治・経済・事件・公務
 民主党の小沢一郎が怪しいのは、こいつは二重人格だからだ。人を恫喝するならそれでもいいよ。いつでもそういう顔していれば。しかしこいつは小泉に代表質問したときには、まるで下駄箱の脇にいる小僧のように、とんでもなくへりくだって小泉にヘイコラしていたんだよ。あるときには人を恫喝するくせに、あるときには猫なで声だすような、そういう性質の男ってのは、所詮八百屋のオヤジ程度が相応で、政党の代表なんてもんには、怪しくって嫌だね。
 しょせんこんな男は角栄の茶坊主だろ。いまどき角栄の評価なんてどこにもないよ。官民癒着して、一儲けしただけのくだらない総理でさ。あの時代なら誰がやったってこんなこと簡単にできた。こんな男に民主党が頼っているってのは、自民はみ出た野郎らが、何とか他の方法でもいいから、政権与党の大臣になりたいってだけのことでさ、もう見栄見栄なんだよな。だったら貧乏小泉の方が、まだ潔白な印象があるよな。しかもどうせやってることは、この時代になっても利権誘導のミニ角栄だからね。
 こいつの器量の狭さは、いつになってもちっとも改まらないでさ。夕方の記者会見でも「作ってはぶっ壊してきたのはどういうことだ」とフジテレビの記者が質問したら、「そう思われているのは私の不徳です」ってまず答えるのが大人ってもんだよ。ところが小沢は「それは貴方の勝手な理解ですが」と言い出してさ。「壊すのが新しい時代だ」といっているなら、角栄の政治の悪いとこ全部上げてみろ。角栄をぶっ壊してみろよ。それが話の筋ってもんだろ。選挙権持っている人は誰もが勝手な理解で投票するんだよ。こいつ63歳になっても、政治のそのイロハも知らんのか。角栄の茶坊主で何勉強してきたんだ、あ~。もう少しは大人になれよってもんだよ。
 小沢が民主のボスで、その後見人が渡部だったら、田中派と何が違うんかね。鳩山も横道もみ~んな、小沢を押しているってのは本当なのか。いつまでたってもらちが開かない鳩山と、ずっと地味で相手にされない地下政党の元社会党が小沢なんて、やっぱり死ぬまでに一回は日の目を見たいよという万年平社員の嘆かわしい発想にしか思えないけどね。退職する前日だけは、校長先生になりたいというのが小学校にはあるそうで、特認校長というんだけど、そうなると退職金の査定が校長なんだって。そういうずるっこい考えと全く一緒なんだね。
 せめて鈴木宗男がまだいいよ。この人二重人格じゃないよ。先日夕方のテレビ朝日に出ていて、なんだか学生みたいに「昔は外務省に騙されていた」と、バンバン抗議文送って回答ださせているんだよ。それを朝日の川村というコメンテイターが、露骨な批判していたけど、鈴木も批判にはなれたもんでさ、笑顔で「外務省の代弁されても困るけど、国民に判断していただきましょう」なんて、小沢の10倍は説得力あったけどね。国民として判断すりゃ、川村よりも鈴木だね。話も分かりやすいよ。原口も好きだよ。馬渕も姉歯を追い込んでいたけどね。そういう若手も小沢押してんのかよ、マジでか。小沢の話は1時間聞いても、3分も中味がないねえ。裏で恫喝するように、もっと短時間で分かりやすく話せよな。わざと回りくどくて当たり前のことしか言わない野郎ってのは、何考えているか分からねえよ。小沢以外なら誰でもいいよ。この選挙に小沢が負ければ、こいつは二度と人前にでないはずで、是非そうなって欲しいと思うんだけどね。
 小沢以外なら、亀井でもいいぞ。これは「私は月の家円鏡だ」って口癖でさ、言っていることはおかしいけど、二重人格じゃないというだけで、小沢よりはましだね。


4月4日(火)バブル前夜

2006-04-04 08:33:30 | 政治・経済・事件・公務
 16年前、90年を頂点としたバルブは皆が好きだった。新入銀行OLのボーナスが200万円で、30年勤続したお父ちゃんより多いといわれて、自分の娘に「どこで泥棒してきたんだ」という笑い話が、歓迎された。
 東証は17000円を先週末から越えて、伸びている。10日くらい前に16000円になって、10日で1000円続伸したということは、5,8%の続伸。100万円が10日間で106万円になっているということだ。株を持っている人は誰もがそうなっている。私もそうなっている。
 およそ証券市場は、2割ほどがまともな売買で、8割は昼間からラスベガスに来ているようなものだ。いいんだ、それで。
 バブルの崩壊というのは、どこにでもある。昭和4年の世界恐慌もそうだし、20年くらい前のアメリカのブラックマンデーもそうだった。16年前の日本の崩壊もそう。おかしいのは、日本の崩壊に最も手を貸していた銀行を、この16年間日本は倒産させないで、救済してきたことがすべての原因である。犯罪の罪がとんでもなく軽いわけだ。今日の新聞にも、長野の森林組合の連中が、山中に廃棄物を埋めていたというのが載っていたが、犯人は訓告だけで終わっている。どうしてこういうのを実刑にできないのか。殺人以外はすべてが無罪放免である。軽犯罪はやった者勝ちになっている。そういうのは、世界で日本だけだ。アメリカで同じことやると、簡単に刑務所に入る。マニラ辺りからオーストラリアへ他人のかばんを運んだだけの無知な旅行者が、かばんに覚せい剤がはいっていて、10年刑務所に入った。そういうものだ。
 16年前に東京都区部の土地価格だけで、アメリカ全土の土地が買えたほど土地価格が上昇したが、そのキチガイに日本人全員が乗っかったわけで、だから崩壊した。崩壊をそのままにして、銀行が倒産すればよかったのだ。それをしなかった。ほとんど殺人犯人を、無罪で娑婆に泳がせておいて、だからこれから、その犯人が第二の殺人事件を起こす。それが簡単に言えばバブルでもある。
 景気には波があるのだから、下落があっても仕方が無いが、その下落の自己責任が取れないから、いつまでたっても付けが残る。16年も付けが残っている。16年間税金を殺人犯の手助けに使ってきた。
 上手にこすっからく生き残るのは、景気上昇に乗っかって、崩壊前夜に売り抜けることだとは誰もが言う。しかし仮に売り抜けても、周囲が崩壊していたんじゃ、砂漠で水が欲しいときに、1億円のキャッシュをもっていても、札はお尻を拭くことにしか役に立たない。景気コントロールは政府がすることなのだが、土地信仰国家では、歯止めが利かないくらいに、また土地投機を基本にした証券投機が始まる。悪いことじゃない、景気とはそういうものだ。
 しかし大いに怪しいのだ。証券相場が上昇すると、円が下落している。10年前の韓国ウォンと同じで、ガラクタ貨幣だが、金利だけは上昇しているといわれた。それと同じで、円もガラクタ貨幣であり、ただ証券相場だけは上昇していると。証券上昇に合わせて儲けて、さっさと儲けたガラクタはドルに換えろというのが、外資ファンドの基本的な考えでもある。ガラクタ円は、トヨタの中古車を海外に売るときにはいいが、最大問題の原油を輸入するときには、大きなリスクを負う。円の下落は日本を中国化することで、世界の下請け中国に順ずるとういことで、トヨタは格安賃金の世界の下請け自動車工場になっていく。自動車などは、間もなく造船鉄鋼なみに、構造不況業種になる。
それでも私は、昼間からのラスベガス・ディーリングは嫌いじゃない。


4月3日(月)渋谷区の不思議な禁煙条例反対

2006-04-03 00:58:34 | 政治・経済・事件・公務
 2週ほど前に、一部の新聞に出ていたのだが、渋谷区に「禁煙条例」を制定したいと、青学の高校生が言い出して、さもそれは採択されるような雰囲気だったのだが、先週末に、この案件は否決されたようだった。
 禁煙条例については、どうも時代の趨勢で、逆行することはほとんど不可能なのは仕方が無いとしても、その推進方法については、大きく二つの判断に分かれている。
 条例制定というのは、同時に2千円くらいの過料を含めることと同義語らしくて、千代田区などは今でも年間に5千人くらいを捕まえて、その場で2千円ずつ徴収しているわけだ。新宿区などは、区内の道路は全面禁煙となっている。
 他方、渋谷区などは「マナー啓蒙」というわけで、条例もないし罰則もない。マナーというのは、どうやら「喫煙」マナーというわけで、喫煙、禁煙の分煙を徹底させて、さらに渋谷駅前などには、区が喫煙場所を設けて「吸うならそこで」という方法を採用しているらしい。
 さらにいえば、この二極化は、どうも渋谷区方式が好まれているようで、「街頭に一切灰皿を置かない」と言っていた千代田区でも、ビルと歩道の広いスペースがあるところなどでは、JTの協力も受けて、(もちろんJTは煙草が売れなくなると困るから)喫煙場所を、新たに設置する方針にある。つまり、「絶対に吸うな」というのは、国内から煙草産業さえも追い出せというわけで、北欧ならいざ知らず、日本は、仲良く共存という方向にあるらしい。
 さて、渋谷のその駅前の喫煙場所というのは、実に混雑していて、煙が流れてくる、吸殻が汚くなっている、などの理由で、青学高校生が渋谷区議会に、条例制定を請願したということで、少しだけ話題になった。
 第一印象は、「子供が大人の問題に口を挟むな」と私には思えていた。納税の義務さえない未成年の扶養家族の身分の高校生が、何を勘違いしてそういう請願ができるのか。しかし、えてして議会というのは、そういう請願・陳情にも弱くて、条例化と過料の制定に行かざるを得ないんだろうと思っていたのだが、どうしてか不採択ということは、否決。詳しい理由はわからないが、条例制定という急進派ではなくて、これまでのようにマナー啓蒙でいいだろうという判断だったと思われる。区議会も少しは大人になったかなあと思うのだが、それ以前に、この程度の高校生の偽善的なおせっかいと、そんなことにヘイヘイ乗っかる一部の新聞と、高校生は請願・陳情できる身分じゃないと門前払いは、できっこないけど、今回は区議会としても、大人の判断したなと思うけど。


国旗掲揚と国歌斉唱
 またまた高校の卒業式の国旗と国歌なんだけど、実はこれをすると、アホ馬鹿大騒ぎの高校生が一瞬静まるというわけだ。成人式で爆竹騒ぎをする二十歳を鎮めるにも、国旗と国歌に効果がありといわれている。そもそも爆竹で騒ぎたいのから毎日それをやればいいのだが、何故だか成人式でこそそれをやりたい。というのはつまり、日本人は式典そのものが大好きだということになる。それで思いついたのだ。あと5年くらいすると、義務教育が1年延長されて、高校1年の時には、もしくは中学4年の1年は、自衛隊に仮入隊して、そこで勉強するようになると。トサカ頭の爆竹中学生も、その1年だけ坊主になって、整列、敬礼の1年を過ごす。ニートも、風来坊も、フリーターも、軟弱男も女も「そんななら、軍隊に行け」と昔の爺さんは言っていたのだが、そういうことになる。しかも、自分の子供もまともに育てられないヤンキー両親は、子供の不良に「学校が悪い」と言い出しているわけだから、じゃ政府が面倒見ましょうとなって、こうして徴兵1年が終わると「とても規律正しい子になった、有難う」という時代になって、圧倒的に、この間の自民党の選挙のように支持されて、こうして徴兵制は、多分再開される可能性がある。不良女子はそこで実践的な性教育を受けて、だからこそ同級の徴兵1年と正しい恋愛をして、少子化も解消するというわけだ。徴兵参加すれば、教育費も免除するというニンジンを与えているのはアメリカの志願兵制度だが、似たようなものになる。
 こうして笑うに笑えない話となる。徴兵制と、国家と、天皇は、いつも三つ揃えで語られるわけだ。日本がポルトガル程度の国になれば、この体たらくを起こしても、どの国も誰も関心を持たなくもなる。


3月31日(金)町田の精神科の面白大騒動の究極の予測

2006-03-31 11:06:22 | 政治・経済・事件・公務
 都内町田にある、378床という精神科大病院の大トラブル。この騒ぎはかなり長く続くと思われる。結論をいうと、病院経営さえ官民癒着が破綻して、高齢者野垂れ死に時代が始まる。
 そもそも埼玉医科大学、浜松医科大学は、すべて田舎の精神病院が、不動産経営で成長したものだった。今では覆面総合病院としていい顔している。全国の都道府県には国立大学があるのだが、埼玉大学、静岡大学その他には、医学部がない。大学医学部がない都道府県には、私立の医科大学を作ろうというのが、厚生省の30年がかりの、意味不明な政策だった。厚生役人が生きていくためには、無意味な決め事を架空に作って、役人がそのために30年仕事をすることを、「官僚暇つぶし」といい、そのために民間に甘い汁を吸わせることを「官民癒着」という。なぜなら、精神科は昔は「きちがい病院」という差別され、差別されていたものは、いま圧力団体として君臨する。役人は被差別されたものに、弱い。
 この病院、現在23億円かけて病棟を新設しているという。大繁盛しているはずだった。その新設に、国や都から5億円の融資を受ける約束をしていたという。癒着の構造である。
 ところが多分、元々不動産屋の病院だから、山谷のように、路上に寝ている廃人を、病人として入院させていたらしい。過去にもこういう精神科はいくらでもあった。「病人は町で拾って来い」。多分それが理由で、02年に都から改善命令を受けたと報じられている。「入院患者の保護者の同意をとっていない」。
 山谷の廃人は元は家出人で、勝手に入院させて、さて保険請求となると、住所不定を調べ上げると10年前の住所がある。そこに辿ると、誰か保護者がいる。「家出人を勝手に入院させないでください」。とトラブル起きたと思われる。
 そもそもこういう構造は、過去虐待されていた精神病院を「行政は保護しろ」という病院の圧力に、行政が屈して補助金の垂れ流しをしていたことに始まると思われる。補助金というのは、入院患者一人当たりいくらという算定になるわけで、元々質が悪い精神病院経営者は、そこで「町で患者を拾ってくる」という強硬手段を思いついたわけだ。あるいは、ただの痴呆老人でも、家族に嫌われているのをいいことに精神科に強制入院させたりする。ビルの経営でもトイレ掃除のオバサンが実は一番儲かっているという説もあるくらいで、病院各科のなかでも3K病棟といわれる精神科が実は手厚い保護を受けているとも言われる。
 こうして、いい加減にデタラメ入院がばれると、都立病院から医者が派遣されてきた。一応人格者らしい。
 ところが、こういう公務員上がりの医者というのもまた民間に入るとトラブルの種で、一挙に100人の看護婦を雇い入れたという、金銭感覚ゼロの経営を始める。本人はどうせ「手厚い看護」と言ったに決まっている。
 さて今年2月になると、病院経営の不動産が、この医者に「職員を減らせ」と言い出した。当然でしょう。公務員が民間で生きていけるわけはないのです。ところが、この医者が半端に人格者だったもんで、この職員削減の無謀に、人格者に追随して60人が退職したというわけだ。医療関係者は退職しても簡単に再就職できるという、医療ジプシーでもある。
 こういう露骨な騒ぎで、都と国は、5億円の補助も「やめたい」と、どうせ言い出す。役所は、「ヤミで補助金は出すけど、あからさまに目立つ経営はするな」と、こういう公務員体質だったはずだ。「出る釘は打たれるから、出なければ補助金を出す」。ところが、やぶへびのように、自分が派遣した偽善的人格者医者が100人雇用という、とんでも無責任を始めたことで、必然と目立つことになってしまった。精神科という臭い者を処理するのに、都もいやいや補助金で対応していたし、補助金獲得の不動産精神科も、露骨な病院経営をやり出して、つまり臭い者はふたもできずに、どんどん悪循環にはまり込んでいくという、官民癒着の大失敗例だと私には思われる。
 

3月30日(木)安楽死か殺人事件か

2006-03-29 23:26:38 | 政治・経済・事件・公務
 話題の富山の病院のことだけど、何をいまさら100年前の話を?とは思わないか。森鴎外の高瀬舟はこれがテーマだったか、似たようなものだったか。いまどき医者に、安楽死の基本解釈というもんは、どこにもないのかね。どこまでの安楽死、尊厳死を認めているのかね、日本医師会は。どこにもなければ殺人でさっさと起訴してくれ。遺族が合意していたというなら、代理殺人じゃないのかね。人工呼吸器の撤去は、どの程度で大丈夫なんだろう。自然死するまでに、呼吸器の外しが三日くらい早かったということなのか。
 でもねえ、こんなどこにでもあるような医者の基本でしょ。告発もしくは垂れ込みがあったからって、警察と検察がどやどや捜査するなんて、何だか江戸時代に逆戻りしたと思うんだけどね。こんな低俗なことが、いまさらニュースだなんて、どうしようもなく遅れているとしか思えんのだが。自力呼吸ができなくなった場合には、どこまで人工医療するのか、辞めるのか。そんなことまでどこにも決めがなくて、医者が患者の遺族の顔色見ながら治療していたとしたら、それは大馬鹿者ですよ。どうせ、保険医療がどこまで効くのか、医療は厚生省が標準の決め事を持っていると思うんだけどね、本来。人工医療の難しいとこまできたら「保険効かなくなって、後は自由診療ですよ」といわれたら、スパゲッティ状態は辞めるでしょ。基準はそれだけじゃないの、大騒ぎの必要なしだと思うけど。それとも、全然別のテーマで、このニュースは問題になっているのかね? 話のテーマが幼稚過ぎないか?

3月29日(水)外資ファンドの錬金術

2006-03-29 00:52:48 | 政治・経済・事件・公務
 外資のスター銀行が、日興コーディアルに買収されて、5年前に400億円だった企業価値が、現在2500億円くらいになっている。これは一体いくらの利回りだ。年利60%ということか。ホリエの錬金術と同じことだと思うけど。
 元々は倒産した商工中金だったか、何だったか。5分割くらいされたわけだ。どうにも不良債権抱えて、対策がない。倒産させてもいいし、民事再生でもいいし、外資に売り払ってもいいし、ただ預金者だけは泣かせては困る。けっきょく外資に売り払ったものが、5年で5倍の企業価値になるように、リサイクルされたというわけだ。どうせ強制リストラがあって、金持ち対象のファンド営業があって、小金を集める非能率な支店営業などはやらなくて、上手な商売だけやってきた。新生銀行もそうらしい。
 5分割された残りの銀行はどうなった? どうせ再建中で、税金投入されて、不良債権を税金で食いつぶして、それでもなかなか立ち直れていない。のろまな企業再建なのは、調べてみなくてもおよそ分かる。昔倒産した吉野家だとか、大同特殊鋼なんてところは、再建されるのに、10年以上もかかった。のろいのだ、何事も。
 かつて日本人は世界一勤勉で、勤労意欲が高いと自分たちは勘違いしていたが、こうした外資の企業再建を見ていると、日本は官民癒着していただけだと、改めてよく分かる。不良債権を抱えた銀行の再建は、どぶに捨てるように税金で穴埋めすることが、官民癒着の対策となる。その結果、バブルから15年経っても、未だに不景気は立ち直っていない。いや永遠に立ち直らないと思える。
 日本の財政再建は、およそ税金の無駄使いと、赤字国債の永遠の垂れ流しだけで、今後改善の見通しは不能と思えてくる。

3月28日(火)デンマークのビジネスチャンス

2006-03-29 00:31:02 | 政治・経済・事件・公務
 外資を歓迎するビジネスチャンスのNO1は、デンマークだそうだ。世界80カ国で比較すると、北欧が上位で、アメリカ8位、日本は28位、中国50位。
 デンマークそのものは、ドイツ圏にあってスイスと共に優等生でしょ。未だにユーロじゃなくて、クローネ。消費税が25%。あんな国、レベルは名古屋と同程度ですよ。面積も四国か九州。スイスも未だにスイスフラン。ここも九州面積の名古屋ですね。ちっこいところが美味しいとこ食いつないで優等生というのは、分かるが。
 根幹の主要国というのは、それなりに大きな問題を抱え込むのは仕方がない。ドイツやフランス、アメリカに至ってもその通り。あれだけデモ、暴動していても、日本より上位だというのは、日本は何しているんだと思うけど。将来的にもさらに不安は募る。
 核になる国が、少子化対策としての移民政策、それによる雇用の難しさというのが、アメリカとフランスのデモの実態だと思っているけど。
 1千万人の不法移民がいるというアメリカは、人口換算すれば、日本は300万人から500万人の不法滞在がいてもいいことになる。そしてその不法にもそれなりの雇用があるというわけだ。その雇用がどうして必要かといえば、明らかに増税対策である、どの国でも。累進課税などというのはおよそ非能率な時代遅れで、すべて均等にという15%以上の消費税が主流になる。実はそれだからこそ、老人福祉がどうにかできるという現実が先進諸国にはある。フランスもドイツも同じことだ。
 陸上でもそうだけど、フランス代表だというわりには、アメリカよりももっと黒い黒人がいくらでもいる。皆移民だ。ドイツにはイスラムからの移民が実に多い。主要国は移民を受け入れる理由がすでにあって、アメリカ、フランスのデモはそのための必要悪でもある。
 ところが日本は無策で対処療法しているつもりなのだが、その付けは、間違いなくまもなくやってくる。年金支給が不能になって、野たれ死ぬ高齢者が間もなくあふれてくる。勤労人口が少なくなって、もはや中国移民に依存しなければ税の維持ができないというのに、その気配はゼロ。国家が倒産しても、潰れても、日本人の純潔を守るというのは、「日産自動車は倒産していればよかった」という理屈と一緒で、将来の夢はまったくない。
 避けては通れない移民政策を無視して、安易純血主義を謳歌している割には、ビジネスチャンスが先進国では最下位であり、消費税15%以上は世界標準となっているのに、これも無策を謳歌しているのに、やはり最下位であり、今後自然発生してくるそういう問題に混乱を始めたら、中国以下になるのも、また見えていることでもある。将来展望はおよそ真っ暗。