前の車から4年使っていたパイオニア・カロッツェリア楽ナビが壊れて、新品購入。いま10万円で工賃2万円と、当時よりもナビは安くなった。もちろん山のナビよりもさらに安い。
新しい装備にすると、面倒にもマニュアルいろいろ見るのだが、例えば100もある機能設定の一つに「走行軌跡自動消去」の項目がある。初期設定はオフになっている。意味は「走行軌跡の自動消去はしません」。パソコンでも携帯でもそうだ。機能が多くなって、使っているのはおよそ5%。後は初期設定のまま、その検索もせずに3年使って廃棄する。
さて走行軌跡というのは、どこを自分は走ったのかということらしい。今まで4年使ったナビもそれが自動記録されていたのかどうか。DVD一枚で、全国の道、電話、その他が入っているわけだから、10万キロ走った道がわずかな隙間に記憶されていても容量は知れている。
そのマニュアル設定には、「自宅周辺で消去」とか、「エンジン切ったときに消去」というのもある。消去といっても、パソコンメールを削除してもどこかに残っているというから、本当の消去ではあるまい。「軌跡を記憶しない」という項目はない。
鈴香が豪憲君とどう関わっていたのかは、わずかに1週間前の話である。今時ナビを装備していない車はまずない。タクシーもすべてナビ管理されている。あのジョギング道といわれる川沿いの農道は、多くても1日100台しか車は通らない。用事があって通るのは百姓か木こりか、ハイカーか、殺人者だけ。県警は、鈴香とその親が乗り回している車のナビ軌跡を洗えば、わずか1週間前にその農道に車が走ったのかが分析できる。しかし、はたして県警にそういう捜査ができることを知っている者がいるのかどうか。もはや犯罪に車を使うと、必ず足が付く時代になった。
世間は個人情報だというが、その前に、すでに日本人がアメリカに入国しても、指紋と写真はこの春に私も取られた。「いやなら、入国させない」というわけ。日本はいま外人にこれを適用するかどうか国会で決めているが、まあのんびりしたものだ。どうせやるなら、間もなく世界中に人は生まれたときに番号もらって、これがすべての生きているIDとして通用する時代になる。番号分かればその人の履歴はすべて分かる。そして情報管理は、せめて銀行の暗証番号くらいには正確を期せばいい。「銀行から暗証番号を問い合わせることはありません」。同じように、役所が個人に情報を問い合わせることがありませんというのが、常道だ。連中の個人情報遊びは、全国公務員1千万人は、残りの9千万人の個人情報はすべて乱用しますが、それは1千万人の中だけであって、残り9千万人には漏らしませんということだから、こんなものは情報とはすでに言えない。車を運転する者の軌跡は、どの車を使ったとしても、必ず残る。メーカーもそれを遵守するようになる。だからと心配するな。愛人の家にいったことは妻にはばれない。個人情報を秘匿したいという連中のレベルはその程度だ。ナビでばれなくても他の方法でこういうのはばれる。
それを50年前の犯罪捜査と同レベルで「スタッドレスタイヤの跡が残っていた」とは、のどかにもほどがある。秋田では全社1年中スタッドレスをはいている。夏タイヤは売っていないに等しい。そしてこの事件は、平塚5遺体と同じで、千鶴子は家族全員殺害して、次に殺す人がいなくなった時点で自首したようなものだった。同じく、残る鈴香と母が争って、一人残った時点で自首する。空しい犯罪者。関わりたくない。
一番人気のナビをちょっとたまたま調べただけで、そんな機能さえも隠し持っていたわけで、秋田いも警察はこれさえ多分知らない。捜査漏れ。
新しい装備にすると、面倒にもマニュアルいろいろ見るのだが、例えば100もある機能設定の一つに「走行軌跡自動消去」の項目がある。初期設定はオフになっている。意味は「走行軌跡の自動消去はしません」。パソコンでも携帯でもそうだ。機能が多くなって、使っているのはおよそ5%。後は初期設定のまま、その検索もせずに3年使って廃棄する。
さて走行軌跡というのは、どこを自分は走ったのかということらしい。今まで4年使ったナビもそれが自動記録されていたのかどうか。DVD一枚で、全国の道、電話、その他が入っているわけだから、10万キロ走った道がわずかな隙間に記憶されていても容量は知れている。
そのマニュアル設定には、「自宅周辺で消去」とか、「エンジン切ったときに消去」というのもある。消去といっても、パソコンメールを削除してもどこかに残っているというから、本当の消去ではあるまい。「軌跡を記憶しない」という項目はない。
鈴香が豪憲君とどう関わっていたのかは、わずかに1週間前の話である。今時ナビを装備していない車はまずない。タクシーもすべてナビ管理されている。あのジョギング道といわれる川沿いの農道は、多くても1日100台しか車は通らない。用事があって通るのは百姓か木こりか、ハイカーか、殺人者だけ。県警は、鈴香とその親が乗り回している車のナビ軌跡を洗えば、わずか1週間前にその農道に車が走ったのかが分析できる。しかし、はたして県警にそういう捜査ができることを知っている者がいるのかどうか。もはや犯罪に車を使うと、必ず足が付く時代になった。
世間は個人情報だというが、その前に、すでに日本人がアメリカに入国しても、指紋と写真はこの春に私も取られた。「いやなら、入国させない」というわけ。日本はいま外人にこれを適用するかどうか国会で決めているが、まあのんびりしたものだ。どうせやるなら、間もなく世界中に人は生まれたときに番号もらって、これがすべての生きているIDとして通用する時代になる。番号分かればその人の履歴はすべて分かる。そして情報管理は、せめて銀行の暗証番号くらいには正確を期せばいい。「銀行から暗証番号を問い合わせることはありません」。同じように、役所が個人に情報を問い合わせることがありませんというのが、常道だ。連中の個人情報遊びは、全国公務員1千万人は、残りの9千万人の個人情報はすべて乱用しますが、それは1千万人の中だけであって、残り9千万人には漏らしませんということだから、こんなものは情報とはすでに言えない。車を運転する者の軌跡は、どの車を使ったとしても、必ず残る。メーカーもそれを遵守するようになる。だからと心配するな。愛人の家にいったことは妻にはばれない。個人情報を秘匿したいという連中のレベルはその程度だ。ナビでばれなくても他の方法でこういうのはばれる。
それを50年前の犯罪捜査と同レベルで「スタッドレスタイヤの跡が残っていた」とは、のどかにもほどがある。秋田では全社1年中スタッドレスをはいている。夏タイヤは売っていないに等しい。そしてこの事件は、平塚5遺体と同じで、千鶴子は家族全員殺害して、次に殺す人がいなくなった時点で自首したようなものだった。同じく、残る鈴香と母が争って、一人残った時点で自首する。空しい犯罪者。関わりたくない。
一番人気のナビをちょっとたまたま調べただけで、そんな機能さえも隠し持っていたわけで、秋田いも警察はこれさえ多分知らない。捜査漏れ。