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日経平均一時400円超安 ニデック株急落が映す中国不安 スクランブル・フラッシュ 2023年10月24日 11:58 (2023年10月24日 12:16更新)

2023-10-24 18:40:22 | 日記
日経平均一時400円超安 ニデック株急落が映す中国不安
桝田大暉
スクランブル・フラッシュ
2023年10月24日 11:58 (2023年10月24日 12:16更新)

24日の東京株式市場で日経平均株価が続落し、前日終値からの下げ幅が一時400円を超えた。大幅安の震源地となったのは前日の取引終了後に2023年4〜9月期決算を発表したニデック(旧日本電産)だ。最高益を更新する中でも下落率は一時10%を超えた。中国市場の先行き不安が投資家心理を急速に冷え込ませた。

【米国市況】S&P500は続落、債券ボラティリティー再燃-149円後半 2023年10月24日 5:58 JST ブルームバーグ

2023-10-24 07:11:08 | 日記
【米国市況】S&P500は続落、債券ボラティリティー再燃-149円後半
Rita Nazareth
2023年10月24日 5:58 JST ブルームバーグ

米10年債利回りは一時5%を超えた後、反転し一時4.83%まで下げる
S&P500種は終値で5月以来の安値-市場はハイテク決算に注目



A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, US, on Friday, Oct. 20, 2023. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

23日の米株式市場では、S&P500種株価指数が5営業日続落。債券市場でボラティリティーが再燃し、株式相場にも影響が及んだ。今週はハイテク大手の決算発表が控えており、市場も注目している。

株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 4217.04 -7.12 -0.17%
ダウ工業株30種平均 32936.41 -190.87 -0.58%
ナスダック総合指数 13018.33 34.52 0.27%

  S&P500種は5月以来の安値で終了。5日続落は今年最長の連続安となる。ただテクニカル上重要な支持線である4200は終値で下回らなかった。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は上昇。今週決算を発表するマイクロソフトが上昇したほか、エヌビディアも高い。エヌビディアはマイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を動かす中央演算処理装置(CPU)として、アーム・ホールディングスの技術を使用した半導体の設計に着手した。ロイター通信が事情に詳しい関係者2人を引用して伝えた。

エヌビディア、アーム設計でウィンドウズPC半導体生産へ-報道

  米国債市場はここ最近、激しいボラティリティーに見舞われている。米金融当局が高めの金利を維持するとの見方や、拡大する財政赤字を穴埋めするため政府が国債発行をさらに増やすとの観測が背景にある。

  CFRAのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「10年債利回りのピークの予測はまだ困難で、米国株は引き続き圧迫されるだろう。相対力指数などはまだ極端な水準に達していない」と分析。「よって確実なことが一つ言える。10月は1年で最も変動の大きい月だと言われるが、その例がまた増えるということだ」と述べた。

Treasury 10-Year Yield Drops After Hitting 5% | Bond market is on course for third straight annual loss



  金利が上昇すると、通常は米国債に対して株式の妙味が低下する一方、株式リスクプレミアムから判断すると、憂慮すべき状況には見えないと、UBSグローバル・ウェルス・マネジメントの米国株責任者デービッド・レフコビッツ氏は指摘する。

  過去の例を見ると、米10年債利回りが約6.5%を上回るとバリュエーションの低下につながるが、この「転換点」が現在でも有効かは分からないと、レフコビッツ氏は指摘。

  「転換点がそれより低いこともあり得る。潜在的なGDP(国内総生産)の伸びは以前よりも低いためだ」とし、「株式にとっての主なリスクは、金利上昇が最終的に経済成長の顕著な減速につながるかどうかだ」と語った。

  資産家ビル・アックマン氏は、米30年債のショートポジションを買い戻したことを明らかにした。現在の長期金利では米国債をショートで維持するにはリスクがあり過ぎると同氏は指摘。最近のデータが示すよりも、経済の減速度合いは大きいと述べた。またビル・グロース氏は担保付翌日物調達金利(SOFR)に連動した先物を購入していると明らかにし、10-12月(第4四半期)の米リセッション(景気後退)を見込んでいると述べた。

アックマン氏が米国債をショートカバー、リスク多過ぎると指摘 (1)

ビル・グロース氏、SOFR先物を購入-年末までの米景気後退を想定

  決算シーズンに関して明るいニュースを待っている投資家は、大手ハイテク企業に望みをかけている。

  S&P500種の超大型株であるアップルとマイクロソフト、アルファベット、アマゾン・ドット・コム、エヌビディアは、同指数の時価総額全体の約4分の1を占める。ブルームバーグ・インテリジェンスがまとめたアナリスト予想では、5社の利益は平均で前年同期比34%増加が見込まれている。
国債

  米国債相場は上昇。一時は下げて10年債利回りが16年ぶりに5%を超える場面があったが、経済が現在の金利を乗り切れるか疑問が広がった。

  10年債利回りは一時11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げて5.02%と、2007年以来の高水準。その後は下げに転じて、一時4.83%を付けた。
国債 直近値 前営業日比(bp) 変化率
米30年債利回り 5.00% -7.6 -1.50%
米10年債利回り 4.84% -7.0 -1.42%
米2年債利回り 5.04% -3.2 -0.63%
米東部時間 16時47分

  UBSグローバル・ウェルス・マネジメントの米州資産配分責任者ジェーソン・ドラホ氏は、市場環境について、成長と金利、そして金融当局の相互関係が現時点でどう作用しているかは不明確だと指摘。「そうしたフィードバック・ループがどう流れていくかがより明確になるまで、市場は不安定な状態が続きそうだ」と指摘。「われわれとしては3つのシナリオのうちより楽観的なケースを支持している。つまり、経済と金融市場の双方に過度に打撃を与えることなく成長が鈍化し、金利は低下するというのが最も可能性の高いシナリオということだ。そうなれば質の高い債券にはプラスで、最終的に株式にもプラスとなる」と語った。
外為

  ニューヨーク外国為替市場では、ドルが下げを拡大する展開。米10年債利回りは、一時5%を上回ったが、その後に反転した。主要通貨ではポンドとユーロの値上がりが目立った。
為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1268.00 -4.85 -0.38%
ドル/円 ¥149.71 -¥0.15 -0.10%
ユーロ/ドル $1.0669 $0.0075 0.71%
米東部時間 16時47分

  円は、朝方は1ドル=149円90銭台で推移していたが、その後は円高方向に振れ、一時149円56銭を付けた。

  ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨戦略グローバル責任者、ウィン・シン氏は「米国債利回りが下げに転じたことが、ドルに影響している」と分析。「米金融当局が金利市場のボラティリティーを高めている」と述べた。

  またマネックスUSAのFXスポット・トレーダーのヘレン・ギブン氏は「多くの米金融当局者がここ数週間、利回りの急上昇が実質的に追加引き締めの代替になり得るとの見解を示している。よって、ブルームバーグ・ドル指数が比較的横ばいで推移するのはより理にかなっている」と述べた。
原油

  ニューヨーク原油相場は大幅続落。イスラエルがガザ侵攻の規模を見直している兆候が明らかになり、少なくとも一時的には中東の紛争拡大に歯止めがかかるとの見方が広がった。

  ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は方向感の定まらない相場展開で、バレル当たり86ドルを割り込んで引けた。イスラエルは人質解放の時間を稼ぐため、ガザへの地上侵攻を見合わせているとみられている。欧州連合(EU)首脳らはガザへの支援物資輸送を可能にするため「人道的停戦」への支持をまとめようとしている。

  ナターシャ・カネバ氏らJPモルガン・チェースのアナリストらは顧客リポートで、北海ブレント原油がバレル当たり約7ドル過大評価されているとし、市場の不透明性を考慮すればこのプレミアムは「妥当だ」と指摘。1973年を例外として、1967年より後にイスラエルが関与した大規模な軍事衝突10件はいずれも、原油価格に長期的な影響を与えなかったという。「戦闘がイスラエル・ハマス間を超えて広がったとしても、原油価格の長期的な上昇につながる可能性は低い」と分析した。

Oil Falls Below $87 on Monday | Crude falls with Israel seen holding off a ground invasion of Gaza
WTI先物
出所:NYMEX

  原油価格は今月7日にハマスがイスラエルを攻撃して以来上昇しているが、現時点で原油供給に障害が見られないため、上昇率は抑えられている。

  マイケル・トラン、ヘリマ・クロフト両氏を含むRBCキャピタル・マーケッツのアナリストは「イスラエルとハマスの戦争が中東全域に広がった場合、短期的な原油価格には上方向に動く余地が大きい」とリポートで指摘した。

  原油市場に関するニュースとしてはこのほか、米石油大手シェブロンが同業のヘスを530億ドル(約7兆9500億円)で買収することに合意した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比2.59ドル(2.9%)安い1バレル=85.49ドルで終了。ハマスがイスラエルを攻撃して以来の大幅安。北海ブレント12月限は2.33ドル下げて89.83ドル。


  ニューヨーク金相場は小幅安。米10年債利回りは一時、2007年以来の高水準を付けた後に、下げに転じた。中東の戦争が悪化の一途をたどるとの懸念は前週より和らいだ。

  米10年債利回りが5%を上回ったのは16年ぶり。金融政策の引き締めが長期化するとの見方がその主因であり、そうした見方は利息を生まない投資商品である金に通常はマイナスに働く。

  金はハマスのイスラエル攻撃後に約8%上昇していた。20日には一時、1オンス=2000ドルに近づいた。ハマスは週末に米国人2人の人質を解放。エジプト国境からガザ地区へ救援物資を積載したトラックが入り、世界的に深刻化していた紛争拡大への懸念は和らいだ。

Spot Gold Pauses March Toward $2,000 an Ounce | Middle East war fears ease and Treasury yields rise
金スポット相場
出所:ブルームバーグ

  しかしイスラエルは依然、ガザの空爆を強化し、ハマスとの戦争で「次の段階」に備えている。またレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラによって戦火がレバノンに飛び火する可能性も警戒されている。中東での紛争拡大はエネルギー価格を上振れさせ、中央銀行の政策では制御が難しいインフレを引き起こし、経済を損ないかねない。

  クリーブランド連銀のメスタ-総裁は20日、予想通りの経済動向ならば積極的な利上げは終わりに近づいていると述べた。パウエルFRB議長は25日に公の発言機会があり、追加利上げの有無で何らかの示唆があるかどうかに注目が集まる。

FRBの利上げ、「据え置き地点」に到達かそれに近い-メスター氏

  エイミー・ガウワー氏らモルガン・スタンレーのアナリストは「金が今の価格を維持するには、地政学的なリスクプレミアムが継続するか、実質利回りが低下する必要がある」とリポートで指摘した。

  金スポット価格はニューヨーク時間午後3時30分現在、前営業日比8.39ドル(0.4%)下げて1オンス=1973.01ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、同6.60ドル(0.3%)安い1987.80ドルで終えた。

原題:Wall Street Trading Rattled by Wild Treasury Moves: Markets Wrap(抜粋)

US Bonds Bounce Off 5% as Traders Digest Highest Rates Since ‘07

Dollar Falls as Yields Reverse; Yen Strengthens: Inside G-10

Oil Falls as Possible Delay of Gaza Invasion Keeps War Contained

Gold Falls From Near Five-Month High as Treasury Yields Top 5%

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米国株、ダウ続落し5カ月ぶり安値 ディフェンシブ株の一角に売り ナスダックは反発 米国・欧州株概況 2023年10月24日 6:01

2023-10-24 07:04:41 | 日記
米国株、ダウ続落し5カ月ぶり安値 ディフェンシブ株の一角に売り ナスダックは反発
米国・欧州株概況
2023年10月24日 6:01

【NQNニューヨーク=矢内純一】23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落した。前週末比190ドル87セント(0.57%)安の3万2936ドル41セントとおよそ5カ月ぶりの安値で終えた。米長期金利が朝方に5%を超えた後、低下(長期債価格は上昇)に転じた。ハイテク株が買い直される半面、ディフェンシブ株の一部に売りが出て指数を押し下げた。

23日早朝の取引で米長期金利は一時5.02%に上昇(前週末終値は4.91%)し、2007年7月以来の高水準を付けた。その後は持ち高調整の買いが入り、米長期金利は23日午後には4.8%台前半まで低下した。中東情勢の緊張から上昇していた原油価格も下落。リスク回避姿勢が和らぎ、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ株の一部に売りが出た。

市場では「経済の強さに加え、財政悪化懸念で米長期金利の先高観が根強いため、株売りが出やすい」(ワシントン・クロッシング・アドバイザーズのチャド・モーガンランダー氏)との見方もあった。

ダウ平均は前週末までの3営業日で870ドル下げた。23日は多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数が一時、心理的な節目とされる4200を割り込んだ。目先の自律反発を狙った買いが入り、ダウ平均は小幅ながら上昇に転じる場面があった。長期金利の低下で高PER(株価収益率)のハイテク株などを買い直す動きが広がった。

個別では、バイオ製薬のアムジェン、保険のトラベラーズ、医療保険のユナイテッドヘルス・グループといったディフェンシブ株の一部が下落した。大型買収を発表した石油のシェブロンの下げが目立った。半導体のインテルと化学のダウも安かった。一方、アナリストが投資判断を引き上げたドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスが上昇。ソフトウエアのマイクロソフト、小売りのウォルマートも買われた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反発した。前週末比34.522ポイント(0.26%)高の1万3018.329で終えた。半導体のエヌビディア、ネット通販のアマゾン・ドット・コム、交流サイトのメタプラットフォームズが上昇した。