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東証大引け 6日ぶりに反落 円高重荷 ファストリが急落 国内株概況 2023年1月13日 15:27

2023-01-13 20:37:29 | 日記
東証大引け 6日ぶりに反落 円高重荷 ファストリが急落
国内株概況
2023年1月13日 15:27

13日の東京株式市場で日経平均株価は6営業日ぶりに反落し、前日比330円30銭(1.25%)安の2万6119円52銭で終えた。米国のインフレ減速や日銀が一段の政策修正を実施するとの思惑から、外国為替市場で円高・ドル安が進み、投資家心理の重荷となった。前日発表の四半期決算が嫌気されたファストリが8%下落し、1銘柄で日経平均を200円あまり押し下げた。

12日発表の2022年12月の米消費者物価指数(CPI)の前月比の伸び率がマイナスとなった。前年同月比でも上昇率は鈍化した。米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの見方から、外国為替市場で一時、1ドル=128円台まで円高・ドル安が進んだ。業績の改善期待が後退しトヨタなど自動車株への売りが目立った。

13日の国内債券市場では、長期金利が日銀の許容する変動幅の上限(0.5%程度)を大きく超える場面があった。日銀が来週17~18日に開く金融政策決定会合で追加の政策修正に動くとの思惑が強まった。金利の先高観が強まり、利ざやの改善を意識した買いが銀行株に集まった。三菱UFJなどメガバンクが連日で昨年来高値を更新。コンコルディやふくおかFGなど地銀株も軒並み大きく上昇した。

東証株価指数(TOPIX)は6営業日ぶりに反落した。終値は前日比5.10ポイント(0.27%)安の1903.08だった。

東証プライムの売買代金は概算で3兆4556億円。売買高は14億7983万株だった。きょうは寄り付きでは株価指数オプションとミニ日経平均先物1月物の特別清算指数(SQ)算出に絡む現物株売買があった。東証プライムの値下がり銘柄数は1171と、全体の6割を超えた。値上がりは597、変わらずは70銘柄だった。

板硝子と東宝の下落が目立った。キッコマンやエムスリー、三井不が売られた。一方、23年3月期の連結純利益を上方修正したセブン&アイが上場来高値。日本製鉄や東エレク、東電HDが買われた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

米国株、ダウ3日続伸し216ドル高 CPIを好感 ナスダックは5日続伸 米国・欧州株概況 2023年1月13日 6:26

2023-01-13 06:43:39 | 日記
米国株、ダウ3日続伸し216ドル高 CPIを好感 ナスダックは5日続伸
米国・欧州株概況
2023年1月13日 6:26

【NQNニューヨーク=横内理恵】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比216ドル96セント(0.6%)高の3万4189ドル97セントと昨年12月上旬以来の高値で終えた。12日発表の12月の米消費者物価指数(CPI)が前月比で小幅に下落し、前年同月比の上昇率の伸びも縮小した。米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースをさらに緩めるとの見通しが強まった。

CPIは前月比0.1%下落、前年同月比では6.5%上昇と上昇率は11月(7.1%)から低下した。ともに市場予想通りだった。インフレ減速を受け、FRBが次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を前回の0.5%から0.25%に縮小するとの見方が強まった。12日にかけて、複数のFRB高官が0.25%利上げを支持したとも報じられたのも株買いを誘った。

債券市場では米長期金利が3.4%台前半とほぼ1カ月ぶりの水準に低下。債券に比べた株式の相対的な割高感が和らぎ、ハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄を中心に買われた。景気敏感株の上昇も目立った。

市場では楽観が強まっている。投資家心理を測る指標となる米株の変動性指数(VIX)は前日比11%低い18.8と昨年4月以来の水準に低下。不安心理が高まった状態とされる20を下回った。インフレが徐々に弱まり、FRBがタカ派姿勢を和らげるとの見方から、相場の先安懸念が薄れた。

個別ではアクティビスト(物言う株主)の経営関与への期待から映画・娯楽のウォルト・ディズニーが買われた。アナリストが投資判断を引き上げた航空機のボーイングも高い。一方、飲料のコカ・コーラ、外食のマクドナルドなどディフェンシブ株の一部は下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5日続伸し、前日比69.434ポイント(0.6%)高の1万1001.105で終えた。5日続伸は昨年7月以来、半年ぶりの連続上昇記録。