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東証大引け 3日続伸 米賃金インフレの鈍化が支え 国内株概況 2023年1月10日 15:19

2023-01-10 20:29:12 | 日記
東証大引け 3日続伸 米賃金インフレの鈍化が支え
国内株概況
2023年1月10日 15:19

10日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前週末比201円71銭(0.78%)高の2万6175円56銭で終えた。米賃金インフレの鈍化で米金融引き締めの長期化懸念が後退し、ハイテク株などに買いが先行した。上げ幅は一時300円を超えたが、その後は利益確定売りなども出て上値を抑えた。

米市場では前週末6日発表の2022年12月の雇用統計で平均時給の伸びが市場予想を下回り、賃金インフレへの警戒が和らいだ。利上げの長期化観測の後退に伴い長期金利が低下し、ダウ工業株30種平均は6日と9日の2営業日で1.8%上昇した。東京市場も東エレクやアドテストといった値がさの半導体株が上昇するなど、買い優勢の展開となった。

もっとも、買いが一巡すると日経平均は伸び悩んだ。利益確定や戻り待ちの売りが出たほか、日米金利差の縮小から外国為替市場で円高・ドル安が進んだのを受けて「国内の企業業績に慎重な見方が広がる」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれた。12日に予定される22年12月の米消費者物価指数(CPI)公表後に一段と円高が進むとの見方もあり、積極的に上値を追うムードは乏しかった。

東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、終値は前週末比5.12ポイント(0.27%)高の1880.88で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で2兆7554億円。売買高は11億1114万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は955、値下がりは809、変わらずは74だった。

スクリンや太陽誘電が上昇した。ソフトバンクグループ(SBG)も買われた。日本製鉄や住友鉱も高い。半面、東電HDや関西電が下落した。第一生命HDや千葉銀も下げた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕