コズモと読んでください COSUMO

株式、債券、為替、投資信託を主に

米国株、ダウ続伸 債務上限問題の懸念和らぐ 原油高一服も支え 米国・欧州株概況2021年10月7日 5:12 (2021年10月7日 5:29更新)

2021-10-06 10:07:12 | 日記
米国株、ダウ続伸 債務上限問題の懸念和らぐ 原油高一服も支え
米国・欧州株概況2021年10月7日 5:12 (2021年10月7日 5:29更新)

【NQNニューヨーク=川上純平】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比102ドル32セント高の3万4416ドル99セント(速報値)で終えた。野党の共和党上院が連邦政府の債務上限を一時的に停止することを提案したと伝わり、投資家心理が改善した。米原油先物相場の上昇が一服したのも株買いを支えた。

ダウ平均は下落して始まり、午前中には下げ幅が450ドルを超える場面があった。午後1時台に急速に下げ渋り、その後上昇に転じた。共和党の上院トップであるマコネル院内総務が、債務不履行(デフォルト)を回避するため債務上限を一時的に停止し、12月までの支出をカバーできる範囲内で債務拡大を認めることを提案したと午後に伝わった。

原油相場の下落も買いを後押しした。米原油先物は6日未明に1バレル79ドル台後半まで上昇したが、日中は短期的な利益確定売りに押された。週間の在庫統計で米国の原油在庫の増加が明らかになると76ドル台まで下げ、株式市場でも過度なインフレ懸念が和らいだ。

このところ上昇基調が続いていた米長期金利の上げが一服し、主力ハイテク株が買われた。ソフトウエアのマイクロソフトや顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムの上昇が目立った。日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などディフェンシブ株も高い。


IMF、21年の世界経済成長6%を下回る 予測下方修正 2021/10/06 00:45 (ロイター)

2021-10-06 10:07:12 | 日記
IMF、21年の世界経済成長6%を下回る 予測下方修正
2021/10/06 00:45  (ロイター)

[ワシントン 5日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は5日、2021年の世界経済の成長率は7月時点予測の6%をやや下回るとの見通しを示した。債務やインフレ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響による経済動向の隔たりに伴うリスクを挙げた。

このほか、世界経済は回復しつつあるが、パンデミックが引き続き回復を制限しており、コロナウイルスのワクチンを入手できない国が多すぎるという「ワクチンの大きな格差」が主な障害になっていると述べた。

<世界経済見通し>

ゲオルギエワ氏は、イタリアのボッコーニ大学向けのオンライン講演で、来週発表する最新の世界経済見通しで、先進国の国内総生産(GDP)は22年までにパンデミック前に回復するが、新興国や途上国の多くは回復に「何年もかかる」と予測していると述べた。

米国と中国は依然、重要な成長エンジンであり、イタリアと欧州は勢いを増しているが、その他の地域では成長が悪化していると指摘した。

主要なリスク要因であるインフレ圧力は、22年には大部分の国で落ち着くと予想されるが、一部の新興国や途上国には引き続き影響を及ぼすだろうと述べ、インフレ期待の持続的な高まりは、金利の急激な上昇や金融環境の引き締めを引き起こす可能性があると警告した。

中央銀行は引き締めをほぼ回避できているが、回復が予想以上に早まった場合やインフレ上昇のリスクが顕在化した場合には、迅速に行動する準備が必要だと指摘。資産価格の過大評価などの金融リスクを監視することも重要だとした。

<債務>

世界の債務残高はGDPの約100%に達しており、多くの途上国は有利な条件で新規に債務を発行する能力が限られていると述べた。

その上で、ザンビア、チャド、エチオピアが着手した債務再編が成功し、他の国も後に続くことが重要になると指摘。債務の透明性を高め、健全な債務管理を行い、規制の枠組みを拡大することで、民間部門の参加が促進されるとの考えを示した。

欧州の債務水準上昇については、経済の勢いが増しているため、2007─08年の世界的な金融危機を受けたギリシャ債務危機のような事態は回避できると予想。新型コロナ感染拡大対応に関連した債務の解消について、中期的な財政緊縮策への転換は慎重に実施する必要があると述べた。

<ワクチン・気候変動>

ゲオルギエワ氏は富裕国に対し、途上国へのコロナワクチンの供給を増やし、貿易制限をやめ、コロナ感染の検査や治療に必要な資金200億ドルのギャップを埋めるよう求めた。

先進国と貧困国の間にあるワクチン接種率の大きな差を解消できなければ、世界経済の回復が妨げられ、今後5年間で世界のGDPの累積損失が5兆3000億ドルに達する可能性があるとした。

また、各国は気候変動対策や技術革新の確保、社会的包摂の強化など、経済成長を後押しする取り組みを推し進める必要があるとも指摘。再生可能エネルギーや新たな電力網の導入のほか、モビリティーの「低炭素化」などで、世界のGDPは2020年代に約2%押し上げられ、3000万人の新規雇用が創出される可能性があると述べた。

<デジタル通貨>

IMF加盟国のうち約110カ国が中央銀行デジタル通貨(CBDC)の検討段階にあり、デジタル通貨の相互運用性をどのように保証していくかが主要な課題になっているとの考えを示した。

ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)については、価値を安定的に保つ資産に裏付けられていないため、相場が大きく揺れ動く可能性があると指摘。「貨幣と見なすのは難しい」と述べた。

このほか、各国中央銀行は金融引き締めに関連する方針を明確に伝達する義務があるとの考えも示した。


NYダウ反発、311ドル高 主力ハイテク株が上昇 北米 2021年10月6日 5:26 (2021年10月6日 5:51更新)

2021-10-06 09:43:20 | 日記
NYダウ反発、311ドル高 主力ハイテク株が上昇
北米
2021年10月6日 5:26 (2021年10月6日 5:51更新)


【NQNニューヨーク=張間正義】5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比311ドル75セント(0.9%)高の3万4314ドル67セントで終えた。前日の下げを受けた自律反発狙いの買いが主力ハイテク株に入った。9月の米サプライマネジメント協会(ISM)の非製造業景況感指数が市場予想より好調だったことが分かると、米景気の底堅さを意識した買いが強まった。

ISMの非製造業景況感指数は61.9と、前月の61.7から上昇し、市場予想(60.0)も上回った。サプライチェーン(供給網)の混乱や人員不足が深刻化するなかでもサービス業の経済活動は高い水準を維持している。個別項目では将来の売上高となる新規受注が改善するなど、需要が引き続き堅調なことも分かった。

医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は5日、新型コロナワクチンの追加接種(ブースター接種)の緊急使用許可に関するデータを米当局に提出したと発表した。経済正常化につながるとの見方から、消費関連や景気敏感株の買いを誘った。
クレジットカードのアメリカン・エキスプレスと映画・娯楽のウォルト・ディズニーが上昇。化学のダウや工業製品・事務用品のスリーエムなど景気敏感株も高い。長期金利の上昇を受け、金融のゴールドマン・サックスは3%上げた。原油高を好感して石油のシェブロンも買われた。

米連邦債務の上限問題は相場の重荷になった。イエレン米財務長官が5日朝に米CNBCに出演し、米議会が18日までに債務上限を引き上げられなければ「米経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性がある」と警告した。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数も反発し、前日比178.345ポイント(1.3%)高の1万4433.830で終えた。前日に大幅安だったスマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトが反発した。交流サイトのフェイスブックやネット通販のアマゾン・ドット・コムなど主力ハイテク株が軒並み買われた。動画配信大手のネットフリックスは5%高だった。