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五輪開催こそ日本リスク 海外投資家の視点 豊島逸夫の金のつぶやき2021年3月16日 11:17

2021-03-16 22:27:32 | 日記
五輪開催こそ日本リスク 海外投資家の視点
豊島逸夫の金のつぶやき2021年3月16日 11:17

バイデン米政権が、1.9兆ドル(約200兆円)規模の対コロナ救済財政投入を「強行突破」した後、米国株には「その財源=増税」というリスクが浮上してきた。そこでニューヨーク(NY)市場では、米国株以外の外国株への分散が検討される動きが顕在化している。

「1.9兆ドルの2割近くが株式市場に流入するとの試算もあり、新たな投資先を模索中だ。日本株も興味深い選択肢だ」「ただし、ジャパン(日本)リスクが気になる。それは五輪開催強行」「無謀な選択だ。五輪開催国なのにワクチン接種が周回遅れとなっている。変異ウイルスのリスクも欧州で猛威をふるっている。報道によれば、日本人の7割は開催反対だそうではないか。国民的高揚感がもたらす効果も期待できない。無観客では直接的経済効果もそがれる」

最近、ウォール街で「日本」の存在がクローズアップされている。米金利急騰のなかで、日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や生命保険会社などが米国債の買い手となり、暴れる金利の平定役を果たすことが期待されているからだ。

経済過熱リスク漂うなかで、米連邦準備理事会(FRB)が米国債購入を増やす状況にはない。逆に国債購入縮小リスクが懸念されている。中国は最近、ドル離れ志向を強めるなかで米国債保有も緩やかに減らしつつある。かくして日本の存在感が高まり、副次的効果としてこれまで日本株に興味を示さなかった投資家たちがこの機会に日本株の「点検」を始める事例が出てきた。

そこで、冒頭に紹介したようなコメントが聞かれるのだ。東京五輪といえば、当初はその経済効果が期待される半面、五輪後の落ち込みが危惧されていた。しかし、今や開催そのものがリスク視されている。五輪という不透明要因がなければ、年金や生保の期末リバランス売りで下がったところは買いたい気持ちが透ける。

政治面では、今週、バイデン政権の新国務長官と新国防長官の初めての外国訪問先が日本開催の外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)になった。加えて菅首相がホワイトハウス初のトップクラス外国人賓客になる。日本重視の姿勢が鮮明だ。市場は日本が地政学的リスクにさらされるリスクを計りかねている。

香港・台湾問題で中国に強く反発するバイデン政権にとって、日本は極東の最後のとりでとの認識が伝わってくる。韓国には北朝鮮リスクがつきまとう。
そこまで議論してくる姿勢に、日本株に対する本気度は感じる。今や世界中、投資先の各国が様々なリスクを抱える中で、ジャパンリスクが相対的にどのように評価されていくのか。「ベストの国はない。ベターな国を探している」。減点が少ない国からグローバル投資が展開されていきそうだ。

豊島逸夫(としま・いつお)
豊島&アソシエイツ代表。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラー。チューリヒ、NYでの豊富な相場体験とヘッジファンド・欧米年金などの幅広いネットワークをもとに、独立系の立場から自由に分かりやすく経済市場動向を説く。株式・債券・外為・商品を総合的にカバー。日経マネー「豊島逸夫の世界経済の深層真理」を連載。
・ブルームバーグ情報提供社コードGLD(Toshima&Associates)
・ツイッター@jefftoshima
・業務窓口はitsuotoshima@nifty.com 

日経平均大引け 6日続伸、一時3週間ぶり3万円台 国内株概況2021年3月16日 15:07

2021-03-16 15:11:48 | 日記
日経平均大引け 6日続伸、一時3週間ぶり3万円台
国内株概況2021年3月16日 15:07

16日の東京株式市場で日経平均株価は6日続伸し、前日比154円12銭(0.52%)高の2万9921円09銭で終えた。米長期金利の上昇が一服したことから、このところ調整色を強めていた半導体関連など値がさの成長(グロース)株が買われた。日経平均は取引時間中としては2月25日以来、約3週間ぶりに3万円台に乗せる場面があった。
東証株価指数(TOPIX)も6日続伸し、12.77ポイント(0.65%)高の1981.50と1991年5月以来、約29年10カ月ぶり高値を連日で更新した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

東証後場寄り 高値圏で推移 成長株買いが支え、利益確定売りも 国内株概況2021年3月16日 13:03

2021-03-16 14:06:54 | 日記
東証後場寄り 高値圏で推移 成長株買いが支え、利益確定売りも
国内株概況2021年3月16日 13:03

16日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日比200円ほど高い2万9900円台後半の高値圏で推移している。このところ調整色の強かった半導体関連や、情報・通信株など成長(グロース)株が買われ、相場を支えている。もっとも、日経平均は午前に約3週間ぶりに3万円台に乗せたため、達成感から主力株の一角には利益確定売りも出ている。



アストラゼネカ製ワクチン、欧州主要国も中断 血栓懸念 新型コロナ2021年3月16日 2:24 (2021年3月16日 6:31更新)

2021-03-16 06:57:20 | 日記



アストラゼネカ製ワクチン、欧州主要国も中断 血栓懸念
新型コロナ2021年3月16日 2:24 (2021年3月16日 6:31更新)

アストラゼネカ製ワクチンの接種を中断する動きが欧州で広がる=AP


【ロンドン=佐竹実】ドイツ、フランス、イタリア、スペイン政府は15日、英製薬大手アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの接種を一時的に見合わせると発表した。接種後に血栓などの副作用の疑いがあるためで、各国は18日にも出される欧州連合(EU)当局の見解を待って最終判断する見通し。同社は安全性に問題はないと反論している。
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ドイツ政府は15日、アストラゼネカと英オックスフォード大学が開発したワクチンの接種を一時停止すると発表した。ドイツ国内で同ワクチンの接種後に血栓ができる事例が確認されたため、調査が必要だと判断した。シュパーン保健相は「新たな事象がワクチンの承認に影響するのかは欧州医薬品庁(EMA)が決める」と述べ、予防的措置であることを強調した。




シュパーン独保健相はアストラゼネカ製ワクチンの使用を一時的に見合わせると発表した(15日、ベルリン)=AP
フランスとイタリアも同日、一時的に見合わせると発表した。EMAが18日に同ワクチンに関する新たな見解を示すといい、それまでの時限的な措置とした。マクロン氏は「EMAが継続を認めれば、なるべく早くに接種を再開したい」と語った。フランスはこれまで統計上の危険は無いとして、同社製ワクチンを使い続ける意向を示していた。

アストラゼネカのワクチンは通常の冷蔵庫で保管できる上、比較的安価であることが特徴で、世界で幅広く接種が始まっている。日本は、1億2000万回分(約6千万人分相当)を調達する契約を結んでいる。3月に入って接種後に血栓ができる事例が確認されたとして、デンマークやノルウェー、アイスランドなどが予防的に接種を中断していた。現地メディアによるとスペイン政府も15日、2週間ほど見合わせると発表した。
こうした動きを受けて同社は14日、ワクチンが血栓などの危険を高めることはなく、安全性に問題はないとの見解を発表した。ワクチン接種をした英国とEUの1700万人を調べたところ、「肺塞栓、静脈の血栓症、血小板減少の危険を高めることはないことが分かった」という。世界保健機関(WHO)も12日の記者会見で、因果関係は示されておらず、接種を続けるべきだとしている。
アジアではタイやインドネシアが接種開始時期を遅らせていたが、タイは16日から接種を始めると表明した。

米国株、ダウ続伸し174ドル高 連日の最高値 景気回復期待で消費関連に買い 米国・欧州株概況2021年3月16日 5:37

2021-03-16 06:25:21 | 日記
米国株、ダウ続伸し174ドル高 連日の最高値 景気回復期待で消費関連に買い
米国・欧州株概況2021年3月16日 5:37


【NQNニューヨーク=戸部実華】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7日続伸し、前週末比174ドル82セント(0.5%)高の3万2953ドル46セントと4日連続で過去最高値を更新した。7日続伸は昨年8月上旬以来の連続上昇記録。前週に米政府の追加経済対策が成立し、景気回復が勢いづくとみた買いが消費関連株を中心に入った。

1.9兆ドル規模の経済対策に盛り込まれた1人最大1400ドルの現金給付の手続きが始まったと伝わった。今週から対象者の手元に届き、個人消費を押し上げる見込みだ。15日朝にニューヨーク連銀が発表した3月の製造業景況指数が市場予想を上回って前月から改善したのも、米景気の回復観測を強めた。

投資家心理も改善している。市場心理を測る指標となる米株の変動性指数(VIX)は一時20を下回った。終値は3%低下の20.03と2月12日以来の低水準だった。
個別ではスポーツ用品のナイキが3%高、ホームセンターのホーム・デポが2%高と消費関連銘柄の一角が買われた。スマートフォンのアップルは2%強上昇した。ワクチン接種事業への収益期待から、ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスも高い。ダウ平均の構成銘柄以外では、アメリカン航空グループなど空運株を含む旅行・レジャー関連株への買いが目立った。
ただ、ダウ平均は上値が重くなり、下げに転じる場面もあった。連日で過去最高値を更新し、過熱感から利益確定売りが出やすい。上昇が目立っていた化学のダウは2%安、航空機のボーイングも下げた。米原油先物相場が下落し、石油のシェブロンも安い。
ドイツやフランスなどが15日、英製薬アストラゼネカが開発した新型コロナワクチンについて接種を一時見合わせると発表した。血栓などの副作用の疑いがあるためといい、ワクチン普及への影響が懸念されたようだ。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前週末比139.843ポイント(1.0%)高の1万3459.708で終えた。エヌビディアなど半導体関連の上昇が目立った。交流サイトのフェイスブックと電気自動車のテスラは2%高。米長期金利が1.6%台前半と前週末終値と横ばい圏で推移し、長期金利上昇の懸念はやや薄れたのもハイテク株買いを支えた。
多くの機関投資家が運用の参考とするS&P500種株価指数は5日続伸し、前週末比25.60ポイント(0.6%)高の3968.94と、3日連続で過去最高値を更新した。