「暦便覧」には「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」とある。
一年で最も寒く、各地で最低気温が記録される。
北国では冬の盛りでも、南国では柳の芽ぶきなど、春の兆しが届けられる
頃でもある。
窓の霜花が朝日に輝いている頃、冬の海は人を寄せ付けないような
極寒の表情を見せている。澪標(みおつくし)だけが頼りの冬の海は、
まだ完全に明けるのをためらっているかのよう・・・
今日聴いたジャズ・・・
THE JAN LUNDGREN QUARTET・・・「CALIFORNIA CONNECTION」
(featuring:PETER ASPLUND、DAVE CARPENTER、PAUL KREIBICH)
本作は、スウェーデンの貴公子、ジャズ・ピアニスト、ヤン・ラングレンのリーダー・
アルバム。PETER ASPLUND(tp)が加わったカルテット作品。
全12曲、チャーリー・パーカー、バーニー・ケッセル、コール・ポーター、
クインシー・ジョーンズ、デューク・エリントン達の曲を選曲し、アップテンポ、
スローテンポと様々に表情を変え、内容の濃いアルバムに仕上がっている。
チャーリー・パーカーの軽快な曲で始まり、デューク・エリントンのアップテンポ
に展開される曲で終わっている。
トランペットが入ることで、トリオとはまた違ったよさも感じられる。
1・AU PRIVAVE・・・2・AT ANFORA EN BRYGGA・・・3・SWEDISH PASTRY・・・
4・WHAT IS THIS THING CALLED LOVE?・・・5・SODERMALM・・・6・I HEAR
A RHAPSODY・・・7・HOW DEEP IS THE OCEAN?・・・8・STOCKHOLM SWEETNIN’・・・
9・INDIAN SUMMER・・・10・THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU・・・
11・WHEN IT’S SLEEPY TIME DOWN SOUTH・・・12・COTTONTAIL・・・
JAN LUNDGREN(p)
PETER ASPLUND(tp)
DAVE CARPENTER(b)
PAUL KREIBICH(ds)
1996年1月30、31日 ハリウッドにて録音・・・