つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

にちにちそう(日日草)

2013-07-27 15:52:59 | ジャズ


  夏の鉢花としておなじみ。愛らしい白やピンクの五弁花がたくさん咲き誇る。ひとつひとつの花は2~3日で落ちてしまうけれど、

  つぎからつぎへと新しく花開くので、同じ花がずっと咲きつづけているように思われている。

  名前も日々咲き変わるのでついたもの。ひじょうに丈夫な性質で乾燥にも強いため、街路樹の根元や道端のプランターなどに

  植えられているのをよく見かける・・・


  キョウチクトウ科

  英名:MADAGASCAR PERIWINKLE
  別名:そのひぐさ、びんか


  花言葉:楽しい思い出



  今日聴いたジャズ・・・


  IVAN PADUART・・・「HERRITAGE」
  (the music of MICHEL HERR)


  本作は、1966年生まれ、ベルギーの新鋭ジャズ・ピアニスト、イヴァン・パドゥアのリーダー・アルバム。
  ミシェル・エール作品集。

  メンバーには、PHILLIP CATHERINE(g)、BERT JORIS(tp)、TOON ROOS(ss ts)、IVAN PADUART(p)、PHLLIPPE AERT(b)、
  HANS VAN O0STERHOUT(ds)、という顔ぶれがそろっている。

  イヴァン・パドゥアのアルバムではお馴染みの、フィリップ・カテリーンやハンス・ヴァン・オーステルハウト、また、ミシェル・エール
  のアルバムでも共演しているバート・イェーリス、フィリップ・カテリーンなど、本作を作るのにふさわしいミュージシャンが起用されて
  いる。

  パドゥアの所有しているアルバムすべてが魅力的で、最初に聴いたのが確か「STILL」だったと思う。これを聴いた時から、すっかり、
  虜になってしまった。その後買った「WHITE NIGHTS」も素晴らしかった。前者は、リッグ・マギッツアをフィーチャーし、後者は
  トゥーツ・シールマンス、フィリップ・カテリーンが一曲ずつに参加している。

  2枚だけがどうしても入手できないけれど、前記した2枚は5指に入るくらい、愛聴している。不思議なことに私の行きつけのお店には、
  この2枚が中古コーナーにもう一か月以上前から置いてあり、先日、20%offでもそのまま棚にあった。
  イヴァン・パドゥアは知名度が低いのだろうか?そんな筈はないと思うけど・・・

  話が飛躍してしまったけれど、本作もまた、聴きごたえ十分のミシェル・エール集に仕上がっている。
  それぞれが、自分の場というものを熟知していて、聴き手の気持ちを捉えて離さない。


  ※ イヴァン・パドゥアは最初はフュージョンの音楽をやっていたらしい。90年代以降はストレート・アヘッドなジャズを演奏
    している。96年に発表した最初のトリオアルバムはフレッド・ハーシュ作品集。フレッド・ハーシュというところが渋い。
    たしかにこの人のピアノには、ハーシュに通じる繊細なたたずまいが感じられる。
    その後、ボブ・マラック、チャーリー・マリアーノ、リック・マギッツアをそれぞれ加えたホーン入りのアルバムを発表した。
    スタイル的には、ポスト・ビル・エヴァンス派ともいうべき知的でリリカルなプレイに個性を発揮している。
    キース・ジャレットというよりは、ミシェル・ペトルチアーニをソフトにした感じもある。


 ※  ミシェル・エールは、1949年2月16日生まれ。ベルギーを代表するジャズ・ピアニストで70年代から活動し、参加作は
    60を超える。フィリップ・カテリーンやチェット・ベイカーなど、欧米の有名ミュージシャンと多数共演。
    その活動ぶりは非常に幅広い。初リーダー作は、「SOLIS LACUS」(74年)。84年以降、トゥーツ・シールマンスと数多く
    共演。フェスティヴァルを中心に、欧米のみならず日本でもライブを行っている。


1・LE VOYAGE OUBLIE・・・2・H AND C’S DANCE・・・3・SONG FOR LUCY・・・4・THINKING OF YOU・・・5・NO、MAYBE・・!
6・UPS AND DOWNS・・・7・BEAUTY WHERE IT IS・・・8・THIRD CHANCE・・・9・SONG FROM YOUR FATHER・・・



   IVAN PADUART(p)
   PHILLIP CATHERINE(g)
   BERT JORIS(tp)
   TOON ROOS(ss ts)
   PHILIPPE AERTS(b)
   HANS VAN OoSTERHOUT(ds)


     2011年5月21&22日録音・・・



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