七月を「文月」と呼ぶようになったのは、中国から移入された七夕行事に、
書物を開いて夜気にさらす風習があることから「ふみづき」になったからといいます。
しかし現在では、この時期の稲の様子から「ほふみづき」(穂含月)、
稲の穂の「ふくみづき」(含月)、あるいは稲の穂がふくらみ始める「ふふみづき」からきている説の方が有力のようです
今日聴いたジャズ・・・
HAROLD DANKO・・・「THE FIRST LOVE SONG」
1947年 6月13日 ペンシルヴァニア州シャロン生まれ、オハイオ州マーズリィ育ちのジャズ・ピアニスト、
ハロルド・ダンコのリーダー作。
ルーファス・リード(b)、メル・ルイス(ds)、トム・ハレル(flh、tp)と綴る ワン・ホーンカルテット作品。
全10曲、冒頭のタイトルチューンは、ボブ・ブルックマイヤーの曲、2曲目はボブ・ドローの曲、
6曲目は、レノン、マッカートニーの曲、8はダンコのオリジナル・・・他は、お馴染みのスタンダードで構成
されている。
ハロルド・ダンコといえば、サド=メル、リー・コニッツ、そしてチェット・ベイカーの晩年のピアニストとしても
知られる人であり、こういった、巨人達との共演で培った力量と、今回の作品では、実力のあるメンバーを従えて
華麗なテクニックを披露している。
また、本作では、ひとりひとりのプレイを存分に堪能できる趣向になっていて、まさしく四人の名演が光る一枚。
トム・ハレルは、フリューゲルホーン、トランペット(ミュートプレイも含む)を随所で吹いていて、
急速調でスウィングしたかと思えば、ウォームな音色、ダークなトーンなど、さまざまな表情を見せる。
個人的には、リーダー作よりも、サイドメンにまわった時のハレルはより魅力的にさえ感じてしまう。
ハロルド・ダンコの美しい音色については書くまでもなく、全曲で、” 聴かせる ”演奏が印象に残る。
「四人の会話」・・・聴きごたえのあるアルバム。。。
1・THE FIRST LOVE SONG・・・2・DEVIL MAY CARE・・・3・SPRING CAN REALLY HANG YOU UP THE MOST
4・EUROPEAN PASSION・・・5・CLICHES・・・6・ELEANOR RIGBY・・・7・SWIFT SHIFFING
8・TO START AGAIN・・・9・WHY DID I CHOOSE YOU・・・10・YOUNG AT HEART・・・
HAROLD DANKO(p)
RUFUS REID(b)
MEL LEWIS(ds)
TOM HARRELL(flh、tp)
1988年3月録音・・・