つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

manabu ohishi trio/ tears rained down~雨~

2018-02-06 17:03:41 | ジャズ



            今日聴いたジャズ・・・


    大石学トリオ / TEARS RAINED DOWN ~雨~




    本作は、日本が誇る、ピアニスト、キーボーディスト、作曲家兼編曲家、大石学さんの初リーダー作。


   ライナーノーツによると、ピアノ、ベース、ドラムから成る編成がひとつのジャズのユニットとして固定したのは、バド・パウエルの


   1947年1月のレコーディング以来のことだそう。およそ22年前にこのような素晴らしい作品が制作されていたとは驚くばかり。


   全8曲、オリジナル5曲(1、3、4、5、8)、スタンダード3曲(2、6、7)で編成されている。


   また、「TEARS RAINED DOWN」と「MY ONE AND ONLY LOVE」は、ソロで演奏されている。


   大石学さんのオリジナルの美しさ、センスの良さは言うまでもない。


   スロー、ミディアム、アップテンポとメリハリのある一枚、、なかには、今もよくライブで演奏される「CONTINUOUS RAIN」なども収録


   されている。ピアノトリオでのウェイン・ショーターの「BLACK NILE」がまた、筆舌に尽くし難いほどすばらしい。


   若くして亡くなった日野元彦の参加も特筆に値する。


   


   

  1・雨音

  2・BEAUTIFUL LOVE

  3・CONTINUOUS RAIN

  4・TEARS RAINED DOWN

  5・MORE THAN THE MEMORY

  6・BLACK NILE

  7・MY ONE AND ONLY LOVE

  8・EMBRANCE



         大石学(p)
         米木康志(b)
         日野元彦(ds)
         村上寛(ds on 6、8)


       1996年7月1~11日録音