INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

どうでもいいですよ(52)

2013年10月18日 |   ┗ どうでもいいですよ
(つづき)
福岡市中央区の「南薬院」バス停。

薬院エリアの南、というよりは西のイメージがあるのだが、


市内電車の電停名の頃から「南薬院」。

「東中洲」も、中洲地区の中では決して東にはないのだが、「西中洲」よりは東に位置していることは確か(ただし、ここでの方向感覚は「福岡仕様」ですが)。
ただ、「福岡東医療センター南門前」は、どう見ても、東医療センターの南にはない。

地名に方位が付くバス停名の場合、最近では「乙犬東」「朝日西」「上山田南」「古賀北」…のように、地名の後に方位が付くケースが多いが、かつては、「東大橋」「東七隈」「西大岳」「南薬院」「北片江」…のように地名の前に方位が付くケースが多かった。

非常にどうでもいい話だが、地名の後に方位が付くと、かなりピンポイントな感じがする一方で、地名の前に方位が付くと、「地域」「エリア」を表しているようで「面」的な感じがする(←あくまで個人的な感想です)。
「東ドイツ」「西サモア」「南スーダン」「北朝鮮」が、「ドイツ東」「サモア西」「スーダン南」「朝鮮北」だったら、ずいぶんとコトバから受けるイメージも変わってくる。

バス停名の後に方位が付くようになったのは、検索の際の利便を図る意味もあるだろうし(例えば、五十音順に並べたときに「片縄」と「東片縄」で全く違う場所に出てくるよりは、「片縄」と「片縄東」で近接して出てきたほうがわかりやすい)、また、バス停の密度が時代とともに高くなり、方位を付ける前の「地名」自体がピンポイント化する傾向にあることも背景にあると思う。

バス停ではないが、「博多南駅」の開業がもう少し早かったら「南博多駅」になっていたかもしれないし、「南福岡駅」の改称がもっと遅かったら「福岡南駅」になっていたかもしれない。


「南薬院」の西行きと、


東行き。
博多駅行きの行先番号が統一される気配は今のところなし。
(つづく)


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2 コメント

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今と昔では… (すとれいしんぐる)
2013-11-02 13:06:44
soramameさん、こんにちは。

> 地名の後に方位が付くと、かなりピンポイントな感じがする一方で、地名の前に方位が付くと、「地域」「エリア」を表しているようで「面」的な感じがする(←あくまで個人的な感想です)。

私もおおよそ同感です。

ちょっと掘り下げて考えてみると、ピンポイントで場所や地名を表現するのは最近の傾向であるのに対し、昔からあるバス停の名称に「面」的な感じがする傾向があるのは、バス停を設けた当時表現した時の名残りではないかと思うのです。

「東中洲」と「西中洲」は、路面電車が走っていた当時のイメージではどちらも“中洲”で、そのエリア内で東か西かということで、「南薬院」も、薬院大通を基準にすると南ではありませんが、昔の“薬院”エリアというイメージで見ると南のほうになるということではないかと…。
他のバス停名を検証したわけではありませんが、「東大橋」や「北片江」などもそのように名付けられたのではないでしょうか?
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Unknown (soramame)
2013-11-05 18:03:34
すとれいしんぐるさん、こんにちは。
お返事が遅くなってすみません。

東中洲や南薬院は、電停の名称を引き継いでいるということもありますよね。
バスほど電車の路線網はきめ細かくないため、「地域」「エリア」を示してもしっくりくる、と。

そして、郊外のバス路線網も、今ほどはきめ細かくはなかったので、「北片江」のような表現でも十分だったということなのかもしれませんね。
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