(つづき)
福岡県柳川市の「警察署前」バス停。
西鉄バスと堀川バス、2社のバス停が並んで建っているが、運行本数はご覧のとおりであり、かつ、反対方向にはバスが走っていない。
もし、柳川を徒歩で散策している観光客が、歩き疲れてバスにでも乗ろうかと思い、バス停を探して歩き回って、ようやく遠くにバス停を見つけて近づいてみたところ時刻表がこれだったら、その落胆は計り知れないかもしれない。
ちなみに、西鉄のサイトで検索すると、名前に「警察署」を含むバス停は11箇所、「警察署前」を含むバス停は7箇所あり、単に「警察署前」という名のバス停もここ以外に2つある(「公園前」「農協前」でも同様のことを書いた)。
「警察署」は、その地域を管轄するものであるから、バス路線が、その地域内の輸送を主としているのであれば、バス停名が「柳川警察署前」でなく「警察署前」であっても何の問題もないといえる。
ただ、西鉄の全バス停の中から特定のバス停を検索することができるようになった昨今では、“「警察署前」って、どこの警察署の前なの?”ということにもなり、このあたりの兼ね合いは難しい。
こう考えると、地方都市のターミナルから「空港行きのバス」と言って、“どこの空港を指すのかわからない”という状況はある意味異常であり、空港の「造り過ぎ」を象徴しているといえるのかもしれない。
(つづく)
福岡県柳川市の「警察署前」バス停。
西鉄バスと堀川バス、2社のバス停が並んで建っているが、運行本数はご覧のとおりであり、かつ、反対方向にはバスが走っていない。
もし、柳川を徒歩で散策している観光客が、歩き疲れてバスにでも乗ろうかと思い、バス停を探して歩き回って、ようやく遠くにバス停を見つけて近づいてみたところ時刻表がこれだったら、その落胆は計り知れないかもしれない。
ちなみに、西鉄のサイトで検索すると、名前に「警察署」を含むバス停は11箇所、「警察署前」を含むバス停は7箇所あり、単に「警察署前」という名のバス停もここ以外に2つある(「公園前」「農協前」でも同様のことを書いた)。
「警察署」は、その地域を管轄するものであるから、バス路線が、その地域内の輸送を主としているのであれば、バス停名が「柳川警察署前」でなく「警察署前」であっても何の問題もないといえる。
ただ、西鉄の全バス停の中から特定のバス停を検索することができるようになった昨今では、“「警察署前」って、どこの警察署の前なの?”ということにもなり、このあたりの兼ね合いは難しい。
こう考えると、地方都市のターミナルから「空港行きのバス」と言って、“どこの空港を指すのかわからない”という状況はある意味異常であり、空港の「造り過ぎ」を象徴しているといえるのかもしれない。
(つづく)