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咳がつき、熱が出て、…もれなく旦那も私の後を追い
そうこうしているうちに、今月の株主優待券がまもなく切れてしまう…慌てた
少しでも使いたい!と、旦那をほって観に行きました
予告編で高齢の男性が歩いてイギリスを縦断するのか、面白そうだなと思った
ふむ、私がぼんやりと予想していたものとは大分に話の本質が違っていた
そういう意味でとても見ごたえがあった
ホスピスに入っている元仕事仲間からの別れの手紙を受け取ったハロルドフライは、
返事を出しにポストに向かう
相手とどういういきさつがあるのかや、
彼の家族関係、住んでいる場所など、何も説明はない
口やかましい奥さんが細かいことをハロルドフライにあれこれいう
ポストまでの道のりで、彼の家のある地域の様子が見て取れる程度
一つ目のポストでためらい、次のポストへ、そして郵便局へ
ガソリンスタンドのそばのポストへ
そこの売店の若い女性の言葉が引き金になって、
ハロルドフライは800キロの道のりを歩きだした
その歩く行程の中で、彼の人生が少しずつ少しずつ明かされていく
妻との関係や、残された妻を支える隣人の様子や、
彼が歩くことに共感した見ず知らずの人達、
かれが抱えきれずにいた一人息子のことがわかる
「恩があるんだ だから歩くんだ」
2か月以上をかけて待っていた友人のもとを訪れたハロルドフライ
こんな風に物語が終わるんだと思ったが、
それが、観終わってからいろいろ考えさせられている
黙々と歩く道中、いろんなことを思い出し考えたのでしょうね
って、違ってたらすみません
そして、その物語は、私自身もずんと感じることの多いものでした
2か月もかけてたどり着き、待っていた友人に会うことができ…でも、それがこの物語のゴールではないんです
その余った感じが、観終わった後余計に考えさせられました