つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

雪道を運転する

2011年01月30日 | 日記

この冬初めて車を運転した。
私は運転が上手ではない。地図が頭に入らないことが一番なのだが、車幅感覚も今一つだし、いろいろ足りない資質を感じる。
免許は会社に入ってからとった。かれこれ25年になるが、東京にいたころはほとんどペーパードライバーだった。
結婚して札幌に来て、この地は平らで広い。自転車が必需品だった。ところが私は自転車に乗れない。パートナーに笑われたのだが、父親が転勤族で2・3年おきに引っ越しがあった。邪魔になる自転車は与えられず、それに当時自転車は高価なものだったから持っていない子どもは結構いて、自転車で移動する仲間の後を走ってついていた。それに加えて実家は急な坂道の上にあり、降りたすぐの道が車の交通量が多かった。そういう理由から自転車に乗れない歴を積み重ねていたのだが、札幌で始まった生活には不便だった。
今から考えると若いってすごいことだなと思うのだが、よく歩いていた。5キロほど離れた場所にあるホームセンターにも歩いて往復した。そのうち子育てが始まり、ベビーカーを押してどこまでも歩いた。
8歳年上の私のパートナーは、そのころまだ免許を持っていなかった。「無免許・無資格を基本テーゼに生きてきた」と豪語していた。
彼はそんな自分勝手な理屈を抱える人だが、決断力はすごい。ペーパードライバーの私にある日、車を買ってきた。そして、自分も自動車学校に通い出した。40をいくつも越えてからのことだった。
今はパートナーのほうがはるかに車を自在に使う。私は路線バスだ。決まった道であればなんとかなる。
冬道は怖い。雪が降りだすと本当に嫌になる。これまでにもなんどか危ない目にあっている。あっているというか、起こしている。
赤信号で止まろうとしたらいきなり滑り出し、するするっときれいに後ろを向いてしまったことがある。他にぶつからなかったのが幸いだったが、ぶつけたことも一回ではきかない。今使っている車にはアンチロックブレーキシステムというありがたい装置がついている。ブレーキを思い切り踏んでもタイヤがロックすることがない。6人家族のため大きな車に乗っているが4DWだからはまってもなんとか脱出できる。
それでも冬の運転は心臓に悪い。でも、反対にこの緊張感が大事故を起こさないためには大事なのだろうとも考えている。
今日も日差しがある。少し運転して感覚を取り戻してこよう。

コメント
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