何度も書いているが、高校生の二女は「嵐」ファン。
12月の半ばに戻るはずの家に帰ることができなくなり、もう2カ月近い月日が流れている。
その間、文句も言わずにこの娘は「平気だよ」と明るく言ってくる。
彼女とつながっていたいと考えて、「嵐」のことでちょくちょくメールをする。
「今日のテレビ観た?」「こういう噂話聞いたよ」「新しいCDが出るんだ」などなど…。
その娘を喜ばせようと神楽坂に出かけた。二宮君が主演を務めた「拝啓、父上様」の舞台になった街だ。
若いころもその坂の街の魅力に誘われて何度か来たことがある。
札幌では考えられない細い曲がりくねった急で長い坂道の両脇に、小さな店が次から次と現れる。
ひとつずつに足を止め、なかなか先に進むことができない。だが、それよりももっと細い入り組んだ路地が、神楽坂の魅力だ。
人がすれ違えるほどの幅しかない坂道が、にののドラマそのままに、なんの飾りもなく現れる。ドッキリする。
ここには江戸の小粋な暮らしがある。華美ではないが、じっくりと作られたどっしりとした本物の美がある。
ここで暮らすひとであったなら…と思う。
歩きながら娘に何枚か写メを送った。昼休みだろう時間に「いいなあ~」という返信があった。
飯田橋から神楽坂を上り、横町をあちこち入り込み2時間ほどの時をぶらぶらと歩い過ごした。
東京…穏やかな関東の春。もうけた。
12月の半ばに戻るはずの家に帰ることができなくなり、もう2カ月近い月日が流れている。
その間、文句も言わずにこの娘は「平気だよ」と明るく言ってくる。
彼女とつながっていたいと考えて、「嵐」のことでちょくちょくメールをする。
「今日のテレビ観た?」「こういう噂話聞いたよ」「新しいCDが出るんだ」などなど…。
その娘を喜ばせようと神楽坂に出かけた。二宮君が主演を務めた「拝啓、父上様」の舞台になった街だ。
若いころもその坂の街の魅力に誘われて何度か来たことがある。
札幌では考えられない細い曲がりくねった急で長い坂道の両脇に、小さな店が次から次と現れる。
ひとつずつに足を止め、なかなか先に進むことができない。だが、それよりももっと細い入り組んだ路地が、神楽坂の魅力だ。
人がすれ違えるほどの幅しかない坂道が、にののドラマそのままに、なんの飾りもなく現れる。ドッキリする。
ここには江戸の小粋な暮らしがある。華美ではないが、じっくりと作られたどっしりとした本物の美がある。
ここで暮らすひとであったなら…と思う。
歩きながら娘に何枚か写メを送った。昼休みだろう時間に「いいなあ~」という返信があった。
飯田橋から神楽坂を上り、横町をあちこち入り込み2時間ほどの時をぶらぶらと歩い過ごした。
東京…穏やかな関東の春。もうけた。