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きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

原爆どころかジェット機も作れない後進国

2009年06月14日 | Weblog
 名月を取ってくれよと啼くサヨク

 果てしなく儚く淡い夢=核廃絶=こんな下らん主張をして体力を消耗するのはもう卒業しましょう。


 今日は静岡新聞のマシなコラムを引用しておこう。


 核なき世界 人類の岐路 「オバマ構想」喜べぬ日本

 北の脅威で対米工作

 2006年10月9日。世界で9番目の核保有国が事実上誕生した。初の地下核実験に踏み切った北朝鮮だ。

 「これだ、おまえら、これが一番大事なんだ」

 核実験からほどなく外務省内で開かれた幹部会議。ライス米国務長官との会談用メモに目を落とした瞬間、外相の麻生太郎は、集まった幹部らを前に言い放った。

 メモには、米国が必要ならば核兵器を使って北朝鮮の脅威から日本を守る「核の傘」の信頼性について、ライス本人から確認を求めるとの方針が明記されていた。

 核実験から9日後に来日したライスは「米国はあらゆる手段で日本の安全を確保する意志と能力を持っている」と麻生に伝え、米国の核の傘は有効だと保証した。メモを作成した外務省幹部の思惑通りだった。

 麻生の側近である外務事務次官、谷内正太郎も核実験実施を睨み、核の傘強化を目指した対米工作に早くから動いた。

 核実験の数日前にワシントンを訪問した谷内は、クラウチ大統領副補佐官やエデルマン国防次官ら米政府要人と精力的に会談。メッセージは一つだった。「北朝鮮が核実験を強行したら、日本を守る核の傘の信頼性を確認してほしい」

 米国内では当時、北朝鮮の核保有で日本が独自核武装に踏み切るのではないかとの憶測が飛び交い始めていた。その影響もあってか、谷内の要請を受けた米側の反応は好意的だった。

 首相の安倍晋三も核実験後、ブッシュ大統領に、ある一点を要求し続けた。「日本周辺の抑止力を高めてもらいたい」

 沖縄からイラクへの断続的な米軍派兵が続いた当時、日本周辺の抑止力に「穴」が開くことを恐れた米政府は07年の春先、最新鋭のステルス戦闘機「F22Aラプター」を米軍嘉手納基地に一時配備した。

 日米で共同演習しても、航空自衛隊のF15戦闘機ですら全く歯が立たない超高性能のF22.その沖縄配備は「抑止効果として絶大だった」と日本側関係者は口を揃える。安倍も「ブッシュが自分の要求に応えてくれた」と安堵した。

 北からの新たな脅威出現を受け、日本は政権トップと外交当局が連携。北朝鮮を牽制する絶対的な抑止力の確保を目指し、一糸乱れぬ対米外交を繰り広げた。

 「北朝鮮に米国の圧倒的な抑止力を示したかった。核実験をしたのだから、こちらも核で応じる。米国に『核』と一言いって貰うだけで、金正日体制は震え上がる」と当時の外交交渉に携わった外務省当局者。「ならず者の核」との論理がむき出しになる。

 先月25日の北朝鮮の2回目の核実験。首相になった麻生は翌26日、オバマ大統領と電話会談し、核の傘の信頼性を確認し合った。

 被爆国政府は、同盟国の「核のパワー」に裏打ちされた抑止力を繋ぎとめることに腐心を続ける。(以上)
 

 やっぱり、自前の核兵器ぐらい所有しなければ、国際社会では3等国或いは4等国=後進国の取り扱いに晒される。これほど惨めなまでにアメリカの核に依存しなければ我が日本国は生きて行けない。・・・・「このままの惨状で良いのか日本人は!?」・・・と問いかけるには、持って来いの「静岡新聞コラム」ではありました。

 ・・・・しかしねえ、遥か彼方の後進国と教育されたブラジルでさえ、ジェット旅客機を静岡県屈指の周旋業者『鈴与』に輸出し、それに有難がって日本人が搭乗する時代を迎えているという現実はとても重い。我々日本人は自惚れを捨てて、「自国の後進ぶりを享受する時代」に突入したという自覚を持ちたい。

 皮肉なことに、広島・長崎で日教組が反核・反戦・反日を叫ぶのに反比例して、「核兵器なんぞ、北朝鮮から買う時代が訪れたのかもしれませんね」・・・・それで良いのか日本人!?。