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きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

自主性尊重=サボタージュ奨励の公理に気づけ

2006年10月26日 | Weblog
「必修」逃れ18道県98高校に拡大、成績表改ざんも(読売新聞) - goo ニュース

 これはもう日々に記録更新である。つい最近までは11都道府県66校だったはずが、今日はもう18都道府県98校だとさ、明日は如何ばかりの都道府県の何校が履修必須科目を排除していたことやら、教育現場の自主性を尊重するとは、結果として言えることは、サボタージュの奨励策に過ぎないということが、白日のもとにつまびらかとなったのである。

 ところで、高校教育の目的が何時から大学受験のための予備校化してしまったのだろう。仮に私が受験生であったとして、受験する大学に高校で履修すべき科目が免除されているとしたら、やはり志望校の受験科目にない学科をどうして学習しなければならないのかという疑問を持ち、出来ることなら、そんな自分の受験に関係ない科目の履修を免除してもらいたいと願うのは人の常である。

 したがって、高校の履修科目の学習成果を大学側は何らかの形で、受験生に問うべきであろうと思う。高校で履修すべき全教科を何らかの形で出題すべきではないのか?。

 それにしても、これほどまでに文部科学省は、教育現場から屁馬鹿にされ無視され続けてきたというこの実績に対して、事の重大性、自分たちの不甲斐なさ、そして、その不甲斐なさのためにはかならずも命までも自ら絶たざるを得なかった幼い命に報いるため自ら首を括るつもりで謙虚にならなければならないと思う。(高校の履修科目委棄問題とは別の話題であるが、心根においては同根であろう)

 とにかく、教育界はやれ公営だの私営だのという枠を乗り越えて、まともな日本人を育てあげる教育ノウ・ハウを構築してもらいたい。・・・・これが日本の善良な国民の願いである。