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きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

今日も英語のお勉強

2009年03月16日 | Weblog
 これもまた、私事の範疇の話ではありますが、実は私、「日本は侵略国家ではない」渡辺昇一、田母神俊雄共著、海竜社刊を買ったのでありますよ。

 国士であるお二方の共著であるからには、然程物珍しい内容でもありませんが、最近この老骨も英語も勉強せにゃアカンと言うことで、同書61ページを使って英語の勉強をしたいと思います。

 
 米国上院軍事外交委員会に於けるマッカーサー証言(=私は、これを敗戦史における敗戦史観から脱皮するためのハイライトだと思っているのですが・・・・・)の原文を書き留めておきたいと思います。英語を勉強している高校生などは、こぞってその『日本語訳』を競い合ってほしいと思います。

 
 STRATEGY AGAINST JAPAN IN WORLD WAR TWO

Senator HICKENLOOPER. Question No.5: Isn't your proposal for sea and air blockade of Red China the same strategy by which Americans achieved victory over the Japanese in the Pacific?.

General MACARTHUR. Yes, sir. In the Pacific we by-passed them. We closed in. You must understand that Japan had an enormous population of nearly 80 million people, crowded into 4 islands. It was about half a farm population. The other half was engaged in industry.

Potentially the labor pool in Japan, both in quantity and quality, is as good as anything that I have ever known. Some place down the line they have discovered what you might call the dignity of labor, that men are happier when they are working and constructing than they are idling.

This enormous capacity for work meant that they had to have something to work on. They built the factories, they had the labor, but they didn't have the basic materials.

There is practically nothing indigenous to Japan except the silkworm. They lack cotton, they lack wool, they lack petroleum products, they lack tin, they lack rubber, they lack a great many other things, all of which was in the Asiatic basin.

They feared that if those supplies were cut off, there would be 10 to 12 million people unoccupied in Japan. Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security.


 第二次世界大戦における対日戦略

 ヒッケンルーパー上院議員。質問5:共産支那に対して、海と空の封鎖をするというあなたの提案はアメリカが太平洋で日本人に対して勝利したのと同じ戦略なのですか?。

 マッカーサー将軍。はいそうです。我々は最初彼らを迂回しました。そして、迫りました。あなたは、日本には約8000万人もの巨大な人口が4つの島に詰め込まれていたことを理解しなければなりません。その半分が農業人口、残り半分が工業に従事する人口でした。

 日本の潜在的労働力は、その量、質ともにたいへん優れており、私がこれまでに知ったいかなるものにも引けを取らないものです。彼らは、その歴史の中で、労働の威厳と呼んでも良いものを発見し、怠けているより働いている時のほうが幸福であることを知ったのです。

 仕事をする巨大な労働力は、彼らが活動するための資源を確保する必要があったことを意味します。彼らは工場を造り、労働力はありましたが、基本的な素材は持っていませんでした。

 カイコを除いて、日本に固有な資源は実際何もありません。彼らには、綿も、羊毛も、石油も、錫も、ゴムもありませんし、他の多くの資源もありません。しかし、その全てがアジアの領域にはありました。

 彼らは、原料の供給が止まってしまえば、1000~1200万人もの失業者が発生することを恐れていました。したがって、日本が戦争に打って出た目的とは、主に安全保障(=国民の生活)のためでした。


 年甲斐もなく、今更「英語のお勉強」も白けた話でありますが、金3970円で購入した翻訳ソフトがどれ程のものか興味があって、試してみたのですが、意外と期待はずれでした。補語となる文節が、主語にかかるのか、述語にかかるのか、目的語にかかるのか判然としません。尚一層の改良に期待しよう。しかし、各々の単語の意味はそこそこの精度で出てくるようである。

 
 それでは、同書の中の模範的翻訳(=東大の名誉教授、小堀桂一郎氏による )を写し取っておこう。


 第二次世界大戦における対日戦略

 ヒッケンルーパー上院議員  では5番目の質問です。中共(原語は赤化支那)に対し、海と空から封鎖してしまえという貴官の提案は、アメリカが太平洋おいて、日本に対する勝利を収めたそれと同じ戦略なのではありませんか。


 マッカーサー将軍 その通りです。太平洋において我々は迂回しました。我々は包囲したのです。日本は8000万に近い人口を抱え、それが4つの島の中にひしめいているのだということを理解していただかなくてはなりません。その半分近くが農業人口で、あとの半分が工業生産に従事していました。

 潜在的に、日本の擁する労働力は、量的にも質的にも、私がこれまでに接したいづれにも劣らぬ優秀なものです。歴史上のどの時点においてか、日本の労働者は、人間は怠けているときよりも、働き、生産しているときのほうがより幸福なのだということ、つまり労働の尊厳と呼んでもいいようなものを発見していたのです。

 これほど巨大な労働能力を持っているということは、彼らには働くための材料が必要だということを意味します。彼らは工場を建設し、労働力を有していました。しかし、彼らは手を加えるべき原料を得ることができませんでした。

 日本は、絹産業以外には、固有の産物がほとんど何もないのです。彼らは綿がない、羊毛がない、石油の産出がない、錫がない、ゴムがない。その他実に多くの原料が欠如している。そして、それら一切のものがアジアの海域には存在していたのです。

 もしこれらの原料の供給を断ち切られたら、1000万から1200万の失業者が発生するであろうことを彼らは恐れていました。したがって、彼らが戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてのことだったのです。(以上)


 敵将マッカサーが目にした日本の姿とは、資源を持たない貧乏人の日本人が自存自衛のために資源獲得に乗り出したとしても、「それは、生きとし生ける者の当然の権利、すなわち安全保障のため」であったということらしい。『亡国サヨク』が大好きな侵略戦争などという言葉は敵将の口からは出てきません。