この一年、お世話になった茶筅供養をしました。
茶筅は茶道具の中で最も大事な道具です。これがないと抹茶を練ったり点てたりできません。
床には古くなった茶筅を飾っておきます。軸は「歳月人不待」
まず茶筅荘りでお濃茶を頂きます。茶筅には赤い糸を結んでおきます。これで茶筅供養ということが分かります。
お濃茶を頂いた後は後炭。香合台の炭の上に赤い糸で結ばれた茶筅を載せます。
そして、点炭の代わりに茶筅をくべます。
もっともそのままの形で燃やすと部屋中煙で大変なことになるので、予めいくつかに割った茶筅をくべました。
しっかり炎を上げて燃えます。その間に全員で「般若心経」を唱和します。
その後、早めの年越しそばを皆様と頂いて、2017年の稽古納めとしました。