Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ENDEAVOUR 0601

2019-02-16 15:51:00 | モース&ショーン・エヴァンズ


若モースが帰ってきました。(ただし今エピは警察官の制服を着ているので写真の姿は来週以降となりますね)

前シーズンのラストを2018年の3月にこのブログに書いていたので、ほぼ1年ぶり。
シリーズ6は1969年7月になっており、レッド・ツェッペリンの曲がモースにしては今風な。この年デビューだったのかな?と思って調べたら69年に何と1枚目と2枚目のアルバムを出していました。

学校の廊下には下のように王冠やウェールズの国旗の赤いドラゴンの絵が飾られているのは、その年のプリンス・オブ・ウェールズことチャールズ皇太子が正式にそのタイトルを戴いたからか、またはその年6月に放送された「The Royal Family」というメガヒット視聴数を記録したドキュメンタリー番組のせいかも。



前エピではOxford City Policeが周辺の警察組織との合併のため明日の身の振り方も皆わからなかったのですが、落ち着いたところは、

モース Woodstock Police Outport(ウッドストック派出所)
サーズデー Castle Gate (駅の近くにOxford Castleがありその付近と思われ)
ストレンジ Banbury(ウッドストックからさらに北)
ブライト警視 交通課

となっており、オープニングのブライト警視の「ペリカン横断道路」のテレビCMには笑えるやら切ないやら・・・!

モースはもともと一匹狼(この「一匹狼」とは、ダメすぎて群れから追い出された狼が語源で、自ら独立しているという良い意味ではない)体質なので、オックスフォード辺境の村の派出所は実はあってると思うんですが、そこでは制服着用の巡査に降格されてます。ドラマ中で、その部署か辞めるかの選択しかなかったと言ってます。

しかしサーズデーは中央組織で他のギャングのような警察官たちの部下として配属されて、Boxというヘンな名前の優男に
「Fred.」呼ばわりされて
「Guv.」(ボスのこと)と返事してるのにモースとともに涙が出そうでしたよ。

ペリカンのブライトさんもみんなに笑われてるし、一体どうしてみんな降格になったのか。

かなり大きな組織一つに合併ということで役職が足りないせいなのか。それにしてもサーズデーやモースみたいな私服刑事は別に何人いても良いようなものとは私の素人考えで、確か前にもストレンジとモースが同じ署で同じランクというのはありえない、と言ってた時があった。

今回の事件もまたかわいらしい少女とお馬さんといういかにもイギリス的なモチーフで、前回の男子校の時にも思ったけれど、

日本のヲタク女子の好きなものは本家地元民にも脈々と偏愛されているとの確信しました!

水色のアリスバンド(ヘアバンド)にワンピースにサッチェルバッグに黒のストラップシューズの少女がお馬さんの本に熱中し、モースが本物のお馬さんに導かれて行った先には麦わらに横たわる花冠の少女・・・って、わざわざ極東のマニア(私のこと)に向けて作りましたか?って疑ってしまいます。

しかも出てくる変態写真家も美少女の写真を「芸術だ!アンティークだ!チャールズ・ドジソン、「不思議の国のアリス」だ!」と高尚な物として正当化してますけど児童監禁ってとこですでにアウト・・・

極東のマニアには推し俳優の出演作を鑑賞するという正当な活動があって本当に良かった、とわりと真面目に安心しました。

あと本エピにはサーズデーの過去が絡むのですけど、ちょっと今回はまた肉体派サーズデーの面が出てきて、奥さんの気持ちになってしまいました「あなた、やめて!」。

それにしても麻薬中毒者がサーズデーの過去逮捕した息子なのはわかった、でも今回ぶん殴って吊るしたやつは一体誰だったのかが私には謎です。

結局事件を解決したモースはサーズデーと同じ署へ移動が叶ったことがラストに手紙でわかります。ここでもまだ手紙の宛名は「E. Morse」ですね。もうばれてるのにな〜



原作者のデクスターの写真は、今回「定年退職を祝われる刑事さん」として掲示板に登場しておりました。




ノーザン・ソウル 感想

2019-02-11 18:53:00 | ジョシュ・ホワイトハウス


劇場で見てきました。

実はこの映画、英国密林にてかれこれもう2ヶ月以上前に円盤をポチって、それがどういうわけか日本への配送をしてなかったので、イギリス在住の友人に受け取ってもらい、すぐ送ってもらうつもりだったのに諸事情で受け取ったのが10日ほど前。

もうこうなったら大きいスクリーン日本語字幕付きで初見の方がいいに決まってるのでさらに我慢していた待望の「ノーザン・ソウル」です。

第一目的はジョシュ・ホワイトハウスくんが出ているからですが、

この舞台が70年代イングランド北部の「ノーザン・ソウル」という音楽ムーブメントなんですが、昔ファッション業界にいた時「クリストフ・ルメール」もテーマにしていたので名前くらいは知っていたのです。知る人ぞ知る音楽ムーブメント、ヲタク心をくすぐるではありませんか。

それに監督が好きな写真家だし、期待値がググーーーッと上がっていました。

で、見たら、ホントにいい映画でした!!!

まず、期待してたイングランド北部のムーブメント、10代の若者たちがそこに至るまで、学校、家庭、学校をやめた後に働き出した工場(お菓子工場なんですよ、これが)での居心地の悪さが当時のイギリスの地方の町の様子として私には興味津々。

雰囲気としては「ビリー・エリオット」みたいな閉塞感ですが、炭鉱じゃなくて工場にドッと流れ込んでいく労働者のモブシーンがもっと身近です。新宿とか池袋とかとダブる。

主人公のジョン(エリオット・ジェームス・ランクリッジ)はユースクラブでマット(ジョシュ・ホワイトハウス)と出会い人生が変わります。このふたりの友情の物語です。

学校になじめない、つまり先生(スティーブ・クーガン)に「お前ら全員出来損ないだ」と呼ばれる一員ではいたくない普通の感覚の主人公が、話の合う仲間を見つけてやっと居場所を見つけ、その後、もっと自分の好きな音楽を追求してレア物に飢え、アメリカまでレコードを買い付けに行くぞ!と。

この辺から私にとってまるでかつての自分のようで。

大体が田舎者ほど周りに文化がないから想いは熱くなるものです。そして恋焦がれるものが遠いほど良く見えるという。

私の場合は、10代後半から英国ロックに傾倒したので、初めてロンドンに行った時には夢の国に来たような、本当に現実に自分がロンドンの街を歩いているのか信じられない面持ちでした。

そして普通のイギリスの大学生も知らないようなレアなレコードやインディーデザイナーの服や古着、キングスロードのラバーソウルの靴の店などに行って買い物をしました。

ところでこの英国音楽ムーブメントというのは、夜通し踊るためにドラッグが必要なので、主役ふたりよりも年長でドラッグにはまった危険な男たちも出てきてヤバ〜い感じになります。

実を言うと、私は予告を見てマットはドラッグでダメになっちゃうような気がしてました。ふたりの友情もそのせいで悲しい結末に終わると。。。

ところが何度もふたりの間には危機が訪れるブロマンスだったんですよ!

だから後味が良いのです。いやー予想を超えていい映画だったのは、「さらば青春の光」みたいにムーブメントも恋も憧れも終わって旅立っていくのじゃなくて、ひと騒動あってもまだふたりのアメリカへの夢は続く。

なんかね、未だに「ロンドン行くぞー」と言ってる私を肯定してくれてるような映画でした。

ジョシュ君の映画は、前に見た「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」もこれは私の映画だ!と思ったけれど、またまたこれも!



こちらはDVDのレーティングですが、相当に危ない映画となってるけど、実は主人公の性格もいいし、もっと爽やかなんですけどねー。いや、ヤバい人もシーンもそりゃあるにはあるけど・・・・


追記:

映画のパンフレットがまた英国音楽への熱い愛に溢れる執筆陣で、とても詳しく音楽シーンのことが書いてあるんですが、そこで発見した、「80〜90年代のメジャーなアーティストたちの多くがノーザン・ソウルを経験している」がまた胸熱でして、私がロンドンのマーキー・クラブでライブを見たこともあるマーク・アーモンドが率いていたソフト・セルの英国ナンバ-1ヒット曲はノーザン・ソウルの曲のカバーだったというのです。えー!アメリカのソウルが時を経て、大西洋を渡ったイギリスでエレクトロ・ポップになっていたなんて?!
そしてさらに時代が下って90年代のアシッド・ハウスのウェアハウス・パーティーやレイヴもまたノーザン・ソウルの魂を引き継いでいたと・・・とにかく本物のロンドン音楽シーンに参加したくてそうとは知らずに体験していた私でした。


Benjamin トレイラー

2019-02-09 15:07:00 | コリン・モーガン
イギリス&アイルランドで3/15公開の映画「Benjamin」の予告編が公式に発表されました!と枝龍さんが教えてくださいました。

もうこの約2分の映像だけで珠玉作決定!!

・・・なのは間違いないんですが、この映画ではコリン・モーガンが本人のアイリッシュアクセントで話して、それが、めっちゃ早くて何言ってるかサッパリなんですよ!

そこで噂に聞くYouTubeの自動で字幕をつけてくれる魔法を思い出しまして、やってみました。

へえええ!!!本当に出ました。が、ちょっと文として成り立ってないと思う箇所もあり、そりゃあSiriが私の英語を聞きとれないようなものかと納得するしかありません。

そこで勝手に手直しも加え、まあ大体はこんな感じじゃね?くらいの字幕を英語/日本語で作ってみました。

さらに正解のお分かりになる方がいらしたら、ぜひともご指摘&ご指導よろしくお願いいたします。



Young man:Do you love them?
:みんなを愛してる?

Benjamin:We are loved. There's no separation, I'm you, you're me, I'm the table.
:僕らは愛されている。バラバラじゃないんだ。僕は君であり、君は僕、僕はテーブルだ。

M:Do you love the table, you love me more than tables, that’s you said.
:テーブルを愛してるけどオレをもっと愛してるってことか。

B:What’s wrong with it?
:何が悪いっていうんだ?

Woman:Nothing.
:何も。

B:You've been saying if we made it black and white.
:あなた僕たちがハッキリさせたのかってずっと言ってるよね。

Girl:it’s been quite a while, and it’s happy came out which I love,
by the way,I guess people want to know why.
:けっこうかかったけど、愛してるって気づいたのは幸せ。
でもさ、みんな何でなのか知りたいんじゃないかな。

B:When people said they’re like but you’ve done better just stop doing it,
so they could start here yeah ideally I’d have just made a film
and I die. It’s not a good answer?
:似てるって言われるなら、もうそれをするのはやめて、やり直した方が、そうだ、理想的なのは映画を一つ作って死ぬ。それってダメな答え?

B:I’ve made a film, I’m a film person.
:映画を製作した。映画関係なんだ。

Noah:What’s it about?
:何の映画?

B:My inability to love, I’m fine now.
:僕の愛する能力のなさ、もう別にいいんだけど。

Friend:No, you can end up alone, end up unhappy.
:いや、ひとりで終われるよ。アンハッピーエンド。

B:I know that, that’s I’ve written the thing you’re saying weird I’ve actually rather ...What are you doing?
:わかってるよ、だからそれをずっと描き続けてる。変なこと言うな、いっその事・・・何やってんの?

F:So frigid.
:すげー冷淡。

B: I thought did not like to touch my….
:触れたくなかったんだと思う・・・

B:This is it, look! You know... again the pen boy on stage.
:それだよ、見ろ!・・・またあの細っこいのが出てる。

F: You just like people who are well lit weak, don't you.
:単に弱さを良いとされてる人が好きなんじゃ。

B: Did he looked at me?
:僕のこと見た?

B:You’re really good at singing congratulations and you are French, do you accept …?
:すごい君の歌良かったよ。成功おめでとう、それで君フランス人? ・・・はOKなの?

N:Yeah, I suppose so.
:うん、まあ多分。

B:I’m a big fan of (lemaise?)
:すごいファンなんだ。

N:Oh.
へえ。

N:Your turn.
:今度は君。

B:Sorry, I’m a child of divorce.
:ごめん、僕の両親は離婚してて。

N:You too.
:君もなんだ。

B:Do you wanna talk about the divorce?
:離婚のこと話す?

(She lives 13 ??)
N:I was five.
:僕は5歳で。

B:You know that wasn’t your fault. What do you want me?
:でもそれって君が悪いわけじゃない。僕にどうしてほしい?

N:Stop talking.
:話やめて。

B:About all that sex huh.
:あのセックスのすべてってか。

What’s your type?
:君のタイプは?

N:I..I always end up pretty good, like you.
:僕はいつも良い感じで終わるよ。君みたいに。

B:Oh good. 
:いいね。

I think I’m gonna end up hurting you.
:君を傷つけてしまうんじゃないかと思う。 

W:What is all this pain that you wanna bet, I mean, are you really in pain?
:君が確信しているその痛みはなんなの?てか、本当に辛いわけ?

N:I think of the shoots should all seem quite fun.
:撮影ってどんなものでも楽しめると思う。

B:Some true for me.
:ある意味僕には真実。

W:I don’t think so.
:違うんじゃない。




VICTORIA 0303~04

2019-02-08 19:16:00 | トム・ヒューズ


ヨーロッパ大陸に広まる革命の影響を恐れて、ワイト島に避難中のお話でした。

ので、のんびりムード満載、^^;ボーダー柄のTシャツ(時代柄ニットだろうとは思います)姿のプリンス・アルバートが拝めただけでも眼福眼福。

↓このお姿は、子供達と使用人が繰り広げる「ウェリントンVSナポレオンの戦い」を眺める図なのです。平和ボケってますね。



海水浴の場面もあり、女王はさすがにプライベートビーチでのご遊泳のようですが、当時は異性に水着姿を見られるのはマナー違反だったようで、



このような個室に車がついたBATHING MACHINE(水泳機?)なるものの中で着替え、その大きな車輪で水の中まで移動していきなり深いところにボチャンと入水。



しかし背の低い女王様、背が立たないところで溺れ掛け、「陛下!」と追いかけてきた衣装係のスケレットに助けられ岸に戻りました

の図がこちら↓



議会に手紙で指図するのに号を煮やしたヴィクトリアは
「私たちがロンドンに帰れないなら、ロンドンがここに来ればいいのよ。」
と首相と外相を呼び寄せたのですが、ちょうど彼らが到着し側近&使用人一同も完全プライベートなはずの水着姿の女王様を囲む図と相成ってしまいました。

それが嬉しいのかニヤニヤが隠せないパーマストン卿。
女王に「その顔は何?」と指摘されても
「顔の配置はどうしようもございません」



この閉鎖的な島で家族と時間を過ごすうちに、皇太子の教育をめぐって意見対立してしまうロイヤル夫妻、

最終的には夫を押し切ってロンドンに帰る決断をしたヴィクトリアに、静かなる抵抗でドアを閉めたアルバートでございました。。。。


その対立ムードから始まるエピ4。

朝から別々に朝食をとりながら手紙の交換でさらに対立は悪化。



王家でも朝食はトーストにマーマレードとゆで卵。卵のてっぺんをスプーンでコチコチやって食べてみたいな。



写真では見難いのですが、黒いほっそりした犬もアルバートそっくりさん。

外国大使の謁見にも同席せずケンブリッジへと行ってしまったアルバートとますます仲が悪くなるヴィクトリアでしたが、

ロンドンではコレラが大流行、ソーホーの通りには3日間で127人もの死者が出るほどの猛威を振るいます。

ヴィクトリアがお気に入りの忠実なスケレットは料理長のフランケテッリと結婚退職していたのですが、彼女もまたその犠牲者に。

スケレット、女王の側で働けることをとても誇りに思っていて、フランケテッリはいつも自分よりも女王を優先する彼女にイライラしていました。でもそのシーンが出るたびに、私はスケレットの気持ちがとてもわかって家庭よりも仕事を優先する女性がいてもいいんじゃないか、って思っていたので、彼女の結婚退社も残念でしたが、せっかく夫とホテル経営という新しい人生を選択したのに、妊娠して「女の子だったらヴィクトリアと名付ける」と言って亡くなってしまって悲しい!!

女王も彼女に辞められて、裏切られたような気持ちになっていましたが、最後は使用人にもあんなに寄り添い、やっぱり「国民の母」とのちに言われた君主だなあ・・・と。

その折れた気持ちが彼女を夫の元に返してまた夫婦仲がおさまると言う・・・悪いのかいいのか、物事には両面があるということで。



ヲタ休憩

2019-02-07 18:50:00 | 近況
私がいつもイギリスドラマを見たり、このブログを書いたりするパソコンが、

今友人が泊まっているお部屋の奥にあるためヲタク活動をお休み中です。

「VICTORIA0303」はひととおり見たのですが英語調べながらブログ書こうと思っていたのでまだ書けてませんし^^;

「メリーポピンズ」の「オリジナル」円盤と、「リターンズ」2回目もまだ行けてなくて。

こういう時は仕方ないですね。

友人にはロンドンで受け取ってもらった「NORTHERN SOUL」のDVDと、ついでに最近「ボヘミアン・ラプソディ」のおかげで再熱していた「BIBA」のお洋服もeBayで買って彼女のロンドンの家に配達してもらったのを運んでもらったし、

彼女とはとても気が合うので話をすること自体が楽しい貴重な時間です。

それにお仕事でも研修にまるまる二日間も出席していたので疲れまくりです。普段はいろいろな業務があるので頭の切り替えになるのですけど、同じ部屋でずっと講義に集中するのは辛い!

でも研修の内容にところどころ笑えるところがあったのでお見せしちゃいます。



これ、ディズニーですが、私には「キャビン・プレッシャー」を思い出させます!
何話だったかな〜

そして研修のタイトルそのものも、

GO THE EXTRA MILE SERVICE



確かマーディンのことをダグラスがこう言ってましたよね?!私この英語表現をそのシーンで覚えたので、懐かしい!!