Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

シャーロック03のファッション

2014-01-10 13:41:00 | シャーロック
読み忘れていたシャーロック03のファッションについてのGQ1/1付けの記事を先ほど読みました。コスチューム・デザイナーSarah Arthurを取材したものです。と言ってもそんなに新情報があるというわけではありませんが、ネタバレOKでまだ未読の方もよかったらどうぞ → BRITISH GQ


よく見ると天辺にリボンとはなんてファンシーなこの帽子はシリーズ2からのもので、3ではおリボンが茶色に。(GQとは無関係)

私なりのポイントを書いておきます。軽いネタバレあり注意。

*スペンサー・ハートのスーツとドルチェ&ガバーナのシャツは今までと同じ。ベネディクトの体型に合うから。

*ベルスタッフのコートは変えようかとも思ったがそのまま。アクションが多いので枚数が必要なのにメーカーがこの型を復帰してくれないのが残念。一般受けはしないようで。

*かつてシャーロックは白いシャツは着た事がなかった。淡いグレーとか水色はあった。しかし0301ではとある目的のために始めて白を着た。シーズン中話が11月5日から春に及ぶので季節に合わせてシャツの色も変わる。

*マイクロフトのスーツの一部はGieves&Hawkes。(しましま注:サヴィルローですね!政府要員ですものね)

*ベネディクトはシリーズの最初から一緒に働いているためか衣装がおかしければ気がつくし、シャーロックの衣装が自分に似合っているのも知っている。彼は役に合わせて胸囲を変えるけれど、ありがたいことにウエストは変わらない。


インタビューは以上;個人的に気になること・・・シャツがまたドルチェ&ガバーナだけど、シリーズ3ではボタンが余裕じゃありませんか?変わったのはシャツのサイズか胸囲のサイズかどっちなんでしょうね!


追記
ファッションの話題で1日前というか1年前というか12月31日付けのThe Telegraphも。去年の夏(7月の来日後あたりじゃないでしょうか!)シャーロック3の撮影中の取材と書いてあります。おしゃれなマーティン・フリーマンの取材の後に、追って現れたベネディクトの記述がおかしいというか微笑ましいというか。トレーラーの上5行のところ。「すぐ後にハンチング帽にシャーロックのクルクルの巻髪を隠して現れたベネディクトは、色あせたTシャツにブカブカのショートパンツにビーサンという格好で『マーティンはすごくオシャレだよね。でも僕もすぐ追いつくよ。ファンは異議あるんだろうけどね、僕のワードローブにコメントいっぱいついてるよね!』」・・・・ああついコメントしたくなっちゃうんですよね~~~愛の表現の一種です。



Can't Keep It Insideその他

2014-01-08 21:46:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
シャーロック祭を自閉的・内向的にしている最中にも忘れたくない他のものがネット上に駆け抜けて行くので、今日は自分用メモです。

smile八月の家族たち/August: Osage County
は、それほど興味をそそられてはいなかったのですが、やはりこのピアノと歌を聞くために映画館に行かねばならないと思った。

smileこれはシャーロック0302だけどネタバレだけどあまりにもかわいい保存版8 bit video



smileリチャード二世
なぜか2月のチケットが予約できない・・・
イオンシネマは全国的に好評ですが逆に都心にないのが辛いです。何のために物価の高い場所にわざわざ住んでいるのか?!

smileフランケンシュタインはまだTOHOシネマズ六本木の上映予定にもupされてなかったワ

smileシャーロック3のDVDはやはり単体で買おうかなあ。。。BOXは場所をとるし。。。amazonUKのBOXデザインがとても好きで迷っています。




あら?書いてみるとこんなものなのですね。心が落ち着きました。。。

SHERLOCK0302

2014-01-06 13:58:00 | シャーロック
今日、しましまさんはSherlockを味わうためにお仕事お休みをとっておりますsmile
脅威の5:20起きも人間やればできるものですね!

Sherlockの帰還に重きを置かれた興奮の01からたったの3日後にまたこんな幸せが。今回はドイル原作の長編「The Sign of Four」はシャーロック2を見た後に読んでいたので余裕でした。オンタイムで見た後にiPlayerでまた見てたらダーリンが起きて来て、私の机の下のゴミ箱を回収して行きました。そうだ、今日は今年最初の燃えるゴミの日だったことをすっかり忘れていた!

しかし他の全て忘れるくらい、うっとり見入るシリーズ03ですよね?シリーズ1、2の暗い画面から反転したかのような明るい自然光のシーンが多くて、チョコレート王を思い出す色調で、シャーロックがそれはそれはもう美しくてそれだけで涙が出そうなのに、それが動いて、お話もついてるなんて?!こんな贅沢な90分、もう宝の箱に入れて鍵閉めておきたいです。02はワクワクドキドキの楽しかった01に比べてセンチメンタルに。

ところでこの0302はジョンの結婚式のお話だということは数ヶ月前の3つのキーワード「Rat(ねずみ) Wedding(婚礼)Bow(お辞儀/弓)」発表の時から明らかになってましたが、イギリスのウェディングと言えば stag ! 出て来ました。通常は男友達が大勢集まるものだけど、ふたりだけのstag nightとは腐女子じゃなくてもこれには胸キュンしました。ちょうど1/4に書いたキャビンプレッシャー0105のトリビアで日本語で何と言うのかわからないと言及したばかり。日本語版が楽しみです~。

それと、ツイッターでもつぶやいたのですけど、タイトルのThe Sign of Threeの原作はThreeはなくてFourで日本語訳が「四つの署名」です。でもこのSignには署名だけでなく別の意味もあることがオチのひとつになっていますね。

ところで、イギリスの結婚式の色が「紫と緑」が多いのはなぜなんでしょうね?緑は、もっともいいシーズンとしての初夏の色かと思いますけど、紫はなぜなんだろう。先日、夫の友人の結婚パーティーの招待状も名前入りナプキンも紫で、それもイギリスで作ったとのことでした。



さて、次週の0303の予習はこれからです!また一夜漬けか?!それに次の月曜日はさすがにお休みもとってないので、オンタイムに見られたとしても終了直後に必死で支度してお仕事へ。わ~ん。でも、見たい!




**ところで、いつもはiPlayerって放送後1週間オンデマンドで見られると思ってましたが、このシリーズは0303放送後1週間まで全エピが見られるようです。ですので「あの手」や「この手」で見るかどうか迷ってる方、今からでも全てのエピ見るのに遅くはないですよ!

オンリー・ラヴァーズ レフト・アライヴ

2014-01-05 21:39:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
正月2日、早朝シャーロックの日は、娘のMがまだひとりで私の両親宅にお泊まりしていたため、二人とも仕事は休みの私達夫婦は映画に行きました。そう言えば去年も同じ日にはホビットを見に行きました。で今年は数日前からこの「オンリー・ラヴァーズ レフト・アライヴ」を提案して夫もジャームッシュということで了承していましたが、巷の噂で「ゼロ・グラビティ」もいいんじゃないかと改めて提案したら、「何それ?どんな映画?」私がなんて説明しようかと考えてたら、すかさず「Benedict Cumberbatch?」と。あ、そうか、去年のホビットはエンドクレジットでびっくりしてたっけ。だから今年もカンバー映画につき合わされるのかと勘ぐられたという・・・(もちろんホビット2を上映してたなら、つき合わせましたけれども!)私は「No.ジョージ・クルーニー」とだけ返事してそれ以上説得する気にもなれなかったので、結局第1案へ。



かっこいいでしょ?!
ポスターのこの書体は、トムヒが謎の人気ロッカーという設定だからなのですが、日本版の書体は普通ので残念なんです。なんで似たようなのにしないのかな?タイトルそのものはカタカナ表記にしただけで良かったのに。

大好きなティルダ・スウィントン、戦火の馬以来のトム・ヒドルストン、ジョン・ハート御大、若手女子で一番好きなミア・ワシコウスカ、スタトレに出ていたアントン・イェルチンが同じ映画に出て来るだけでこの映画は好きですが、ジム・ジャームッシュのあの間の長いテンポでこの人達を見つめることができる贅沢さです。

ティルダ様とミアちゃんは姉妹の役で、実年年齢差はかなりあるはずが本当の姉妹に見えてどちらもカッコいいのです。ライオンのたてがみのようなヘアが薄い顔立ちによくお似合いです。



それに比べて、トムヒとアントン君の方は、ふたりともロックな役なので長髪、ってのはわかりますが、その上暗いシーンが多く顔がよく見えないので非常に不満が残りました!いくらロッカーでも、もうちっとやりようはなかったのでしょうか。「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」なんかも似たような世界を描いて魅力的な暗いロッカーになってたけどなあ。



ただしこの写真でもガウン着用ですが、吸血鬼の役なので、活動は夜、しかも殆ど引きこもりのオタクですので、このような部屋着や、ヌード、セミヌードでちょっと顔が髪で見えない不満は癒されます。

舞台は無人都市のようなアメリカ、デトロイトでロックなナイトシーン、21世紀を象徴するようなアラブ世界としてモロッコのタンジェが出て来ます。が、私は外よりも引きこもりの城、童話に出て来そうな幽霊屋敷のような家に惹き付けられました。上の写真でもすこしわかりますが、ミュージシャンなので音楽機材や楽器を初めとして、とにかく家の中ぐちゃぐちゃ。ちょっと昔の少女マンガ、小野弥夢の世界に憧れてた私の少女の気持ちを思い出しました。


カンヌ映画祭での主役のふたり・・・

Edinburgh感想&トリビア

2014-01-04 16:02:00 | Cabin Pressure
シャーロック3を見返していたら、初見では気づかなかった聖典ネタに気づき、前日まで諦めずにドイルの原作「THE EMPTY HOUSE」読んでて良かった!と思いました。シャーロック1と2では聖典の知識ゼロでもこんなファンになってしまいましたが、知っていると面白さもその分増えるという体験をやっとできました。それから、もうひとつ嬉しいことが!ここ1年近くキャビンプレッシャーの和訳をブログでやってきましたが、それで覚えた英語も出て来ました。ダグラスの語彙は難しいけどそこがシャーロックのインテリでチクリと意地悪な語彙と重なるのでしょうかね!

そんなことを励みに、世の中はシャーロックで盛り上がる中、キャビンプレッシャー0105エジンバラの感想&トリビアです。

dokuro難しかった和訳

a stag do/stag night・・・イギリス文化をちょっと知る人なら、これが新郎が友人と結婚式の前夜に独身最後の大騒ぎをやることってわかってると思うのですけど、これの日本語ってあるんでしょうか??「独身最後の男の旅」ってしましたがかなり苦しいですよね~

old boy・・・ダグラスがバーリンさんのことをこう呼んでいます。これも訳に苦しみました。マーティンの後の台詞「he went to a jolly good public school like you two.」と、コチラを参照すると「パブリックスクールの卒業生」ですが、このままじゃ日本語として長いし不自然。それでお風呂に入っててふと「元お坊ちゃん」を思いつきました。それでも元の意味を表しきれていないのが残念です。またマーティンの台詞「You said he was a nice old boy, he’s a horrible old boy!」の最初のnice old boyは気のいい紳士というイメージでhorrible old boyと言うとシャーロック0102ブラインド・バンカーに出て来たシャーロックの同級生の銀行員セバスチャンみたいな奴のイメージですよね。

マーティンのCome on・・・チップの金額をダグラスとアーサーに問い詰める時のこの台詞の言い方が、すっごくマーティンっぽくないと思ったのは私だけでしょうか?

bossy pony club types with Alice bands ・・・ポニークラブはその名の通り子供のための乗馬クラブで

写真のクラブリンク先

ここでキャロリンが意味してるのはいい家庭のお嬢さんの典型的なイメージとして乗馬とAlice band=カチューシャを言ってますよね。そして大体お金持ちの女の子はワガママな性格なのでbossyと。(ウチの子もカチーシャさせて性格もbossyだし単発でこういうクラブに乗馬に行ったこともあるけど、ちゃんとクラブに入会しなかったからお嬢さんになれなかったのですねw)そしてセイラとかヘザーとか品のある名前じゃなくてちょっと変わった名前のお嬢さんがアーサーに寄って来るって、キャビンプレッシャー史上で実例エピがないのが非常に残念です!実を言うと、アーサーにかつてガールフレンドがいたってことだけでも、かなりビックリです!!

Cymru!・・・ラグビーでウェールズを応援していたダグラスが叫んだウェールズ語のウェールズという意味の語で、「Cymru am Byth」で「ウェールズよ永遠なれ」という国の標語があるとwikiに。

ウェールズの国旗。スマウグ?!

さらに、13世紀にイングランドに敗れ独立国家ではなくイングランドの一部となり、イングランド王は皇太子にプリンス・オブ・ウェールズを名乗らせたため、現在でもイギリスの皇太子はその称号を持つとも。へ~、そうだったのか!

tooth fairy・・・最後のシーンのダグラスの台詞に出て来る歯の妖精のことは以前に書きました。子供が抜けた歯を枕の下に入れて寝ると、フェアリーが夜やってきて、歯を持って行って代わりにお金を置いて行ってくれるのです。




今回は、ダグラスとアーサーがパブリックスクール卒で、マーティンは違うという、sit comでの役割を明確にしたようなエピソードでした。アーサーってそう言えばお坊ちゃんだったんですよね・・・パパはオーストラリアの金持ちですもんね。イギリスのそういう微妙なクラス意識と、ウェールズ対イングランドというイギリス連合王国の歴史を知らないとわかりにくい非常に英国的な話かもしれませんね。