うさグレたピーターを見に行ってまいりました!家から徒歩の映画館、平日昼間の日本語字幕の回のためか、かなり席は空いてて映画の動員数の心配とソーシャルディスタンスの安心感が同時にありました。
ピョンピョン元気なラビットたちと動物たちの、ただ楽しむための映画!ありがたいありがたい存在です。
ピーターは広い心でビーと結婚したトーマスを受け入れたのに、なぜか間が悪く、いつも悪い子だという印象を持たれてしまいます。子供の時、ママやパパに喜んで欲しくてやったことが誤解されて逆に叱られた時のあの絶望感、そんな時に自分を認めてくれる人が現れたら、そりゃあ尻尾を振って付いて行ってしまうでしょう・・・という今回のお話。
ポーター原作に出てきた数々の動物たちが1作目よりも多く登場します。絵本でおなじみのあのキャラたちが動いて喋るのは違和感とともに21世紀なんだと実感。
絵本版で絵を見てもスルーしてたブタ、実はポッシュでオシャレなんだ!いるよね田舎にも気取った奴。かなり好き!ハリネズミのティギーおばさん、ああ見えてすごい技をお持ちです!
でも、個人的にものすご〜く受け入れられないのは、私の大好きな子猫のトムがダークサイドに入れられてしまったこと!キャラは「いたずら盛りのわんぱくな男の子」ですが映画ではどちらかというとヤンキーに・・・泣!
そのヤンキーチームのボスがバーバナスという、ピーターのパイになってしまったお父さんの親友・・・このウサオヤジ、コソ泥コックニーアクセントで喋るんで、ガイ・リッチーのチンピラ映画を見ているような気がしてくるんですが、なんと声のレニー・ジェイムズは本当に「スナッチ」に出ている俳優さんでした!
ピーターの本の出版社は、モデルがあるかどうかは不明ですが、昔のディズニーを連想させるやり手で、社長はベストセラーのご褒美にキラッキラのスポーツカーをビーにプレゼントします。そしてオリジナルを尊重しているフリをしながら売れ線へと誘導して行きます。それを見て心配しつつビーを応援するトーマスが乗ってる車がランドローバーなんですよね!インターナショナル売れ線キャラとイギリス田舎の実直なキャラを象徴していますね。そしてビーが自分の思い通りにならないと悟った社長のセリフが、「じゃあプーで行くか」なんですよ!実はクマのプーさんは作者のミルン亡き後その価値がわからない奥さんの親族によってディズニーに権利が売却されています。
IMDbの写真集にあった撮影の様子、ぬいぐるみ使ってます。
ロケは、本当の湖水地方ウィンダミア、ピーターが家出して行ってきた町がグロスター(「さまよえる魂」の館の近くです!)、それはストーリー上の土地通りですが、映画見ててどうもロンドン郊外のリッチモンドを思い出すと思ったら、
やっぱりリッチモンドでも撮っていました。不思議〜!別に特定の建物を覚えているわけではないのに、町の空気というか通りの形というか。
ようようやっと、私もグレうさのもふもふを観てきました。前作に比べると殺意は薄かったですが(笑)、薄いながらも派手なアクションを盛り込む工夫があって、特に終盤の展開には「なるほど、これは考えたなw」と明後日の方向で感心しました。
>そしてオリジナルを尊重しているフリをしながら売れ線へと誘導して行きます。
あの誘導の仕方というか圧のかけ方はなかなかお見事でした。実際、「どうしてそうなっちゃったの?!」というシリーズものは、似たようなマーケティング戦略にしてやられた結果なんだろうなあ。
>やっぱりリッチモンドでも撮っていました。
しましまさん、さすがです!
お疲れ様でした!
>>前作に比べると殺意は薄かった
予告編に激しいウサキックがあったので覚悟して行ったら
あれはチャンチャン、なオチでしたね。
>>「なるほど、これは考えたなw」と明後日の方向で感心
動物たち大活躍でしたね。
あとコケコッコ〜のお父さんキャラがピーターカパルディに被りました。
>>圧のかけ方はなかなかお見事
編集者一人だけを相手にするのでなく、いろんな役職の人や
きっとおもちゃメーカーなんかも企画会議にいたんでしょうかね。