3/30(金)公開
アカデミー賞主演男優賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した「ウィンストン・チャーチル ヒトラーを世界から救った男」試写会を見せていただきました。
原題「DARKEST HOUR」というくらいですし、戦時中の政治の話ですし重苦しい映画と思ったら、確かにその通りですが、重苦しいと同時に手に汗握り、ちょくちょく笑え、人や衣装や家インテリアが美しく、あっという間に見終わってしまう作品でした。
そしてチャーチルの偉大な功績として「ダンケルク」救出作戦が中心に出てくるので、映画の「ダンケルク」、また彼を首相として任命した元首としてエリザベス二世の父ジョージ六世も出るのでドラマ「ザ・クラウン」映画「英国王のスピーチ」とも史実が重なり合いとても面白いです。
歴史を基にした映画やドラマを、誰の視点で切っていくかでこんなにも違う世界が見えてきて、さらにそれぞれが深く味わえます。
また第二次世界大戦での厳しい逆境の中の出来事、イギリス軍が負けていることを国民に知らせないで「耐えて最後まで戦う」と主張する首相の姿に、我が日本の帝国軍事政権が何度もなんども脳裏をかすめ、同じ姿勢でも、戦勝国と敗戦国の過去としてこんなにもそれを振り返る感情が違うとしみじみ・・・
あと、自ら「若い時に首相になりたかった」と言ってるチャーチルですが、老いてもすごいパワー、奥さんもとっても美人で頭が良く、年寄りパワーが信じられる勇気の湧くいい気付薬です。
チャーチルというと名前くらいは歴史でやったなという有名なイギリスの政治家ではありますが、いわゆる典型的なではなく、相当変わりダネの政治家だったとよくわかりました。太っていたことくらいは「ドクター・フー」や「ザ・クラウン」で知っていましたが、型破りなという認識は恥ずかしながらなかったので。。。
この試写会にはハリー杉山さんと歴史が専門の東大教授(お名前が聞き取れずスミマセン)の対談が付いてきて、お二人のお話がより深い理解の助けになり大変ラッキーでした。
以下対談より:
チャーチルに通いては学校で習うしスピーチも聞いたので、それとゲイリーによるスピーチが声もそっくりだったとのこと。しかしゲイリーにしてもインタビューでチャーチルともなると多くの俳優が演じているので歴代の役者を超える必要が大変なプレッシャーだったと言っている。(ハリーさん)
親の世代くらいまでは「チャーチルがいなかったらお前はこの世にいなかった」と言ってたくらいの政治家だった。映画でも「世の中のベビーはみんな俺に似ている」とチャーチルが言っていたが、ハリーさんも生まれた時似ていたと言われた。(ハリーさん)
日本でも戦争を知っている世代には有名だった。(教授)
チャーチルは確かにノーブルな(貴族の)生まれではあるけれど、落ちこぼれであった。大学に入れなかったり、父親の愛情に飢えていたり、政治家を失敗で辞めさせられても軍人として戦争に行った。(ハリーさん&教授)
彼は言葉の天才と言われるが(実際ノーベル文学賞を受賞している)、映画でも見られるように、スピーチなどに悩み最後の最後まで書き直しをして考えての結果。(ハリーさん)
アカデミー賞主演男優賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した「ウィンストン・チャーチル ヒトラーを世界から救った男」試写会を見せていただきました。
原題「DARKEST HOUR」というくらいですし、戦時中の政治の話ですし重苦しい映画と思ったら、確かにその通りですが、重苦しいと同時に手に汗握り、ちょくちょく笑え、人や衣装や家インテリアが美しく、あっという間に見終わってしまう作品でした。
そしてチャーチルの偉大な功績として「ダンケルク」救出作戦が中心に出てくるので、映画の「ダンケルク」、また彼を首相として任命した元首としてエリザベス二世の父ジョージ六世も出るのでドラマ「ザ・クラウン」映画「英国王のスピーチ」とも史実が重なり合いとても面白いです。
歴史を基にした映画やドラマを、誰の視点で切っていくかでこんなにも違う世界が見えてきて、さらにそれぞれが深く味わえます。
また第二次世界大戦での厳しい逆境の中の出来事、イギリス軍が負けていることを国民に知らせないで「耐えて最後まで戦う」と主張する首相の姿に、我が日本の帝国軍事政権が何度もなんども脳裏をかすめ、同じ姿勢でも、戦勝国と敗戦国の過去としてこんなにもそれを振り返る感情が違うとしみじみ・・・
あと、自ら「若い時に首相になりたかった」と言ってるチャーチルですが、老いてもすごいパワー、奥さんもとっても美人で頭が良く、年寄りパワーが信じられる勇気の湧くいい気付薬です。
チャーチルというと名前くらいは歴史でやったなという有名なイギリスの政治家ではありますが、いわゆる典型的なではなく、相当変わりダネの政治家だったとよくわかりました。太っていたことくらいは「ドクター・フー」や「ザ・クラウン」で知っていましたが、型破りなという認識は恥ずかしながらなかったので。。。
この試写会にはハリー杉山さんと歴史が専門の東大教授(お名前が聞き取れずスミマセン)の対談が付いてきて、お二人のお話がより深い理解の助けになり大変ラッキーでした。
以下対談より:
チャーチルに通いては学校で習うしスピーチも聞いたので、それとゲイリーによるスピーチが声もそっくりだったとのこと。しかしゲイリーにしてもインタビューでチャーチルともなると多くの俳優が演じているので歴代の役者を超える必要が大変なプレッシャーだったと言っている。(ハリーさん)
親の世代くらいまでは「チャーチルがいなかったらお前はこの世にいなかった」と言ってたくらいの政治家だった。映画でも「世の中のベビーはみんな俺に似ている」とチャーチルが言っていたが、ハリーさんも生まれた時似ていたと言われた。(ハリーさん)
日本でも戦争を知っている世代には有名だった。(教授)
チャーチルは確かにノーブルな(貴族の)生まれではあるけれど、落ちこぼれであった。大学に入れなかったり、父親の愛情に飢えていたり、政治家を失敗で辞めさせられても軍人として戦争に行った。(ハリーさん&教授)
彼は言葉の天才と言われるが(実際ノーベル文学賞を受賞している)、映画でも見られるように、スピーチなどに悩み最後の最後まで書き直しをして考えての結果。(ハリーさん)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます