Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

Parade's End ギャラリー

2012-09-14 18:42:00 | パレーズ・エンド


本日イギリスで第4回目が放映され、来週で完結、そしていよいよ
10月1日の英国版DVD/BR発売が待たれる「Parade's End」です。
(9/24追記DVD発売は、UKアマゾンでは10/8に延期されました)



↑ このふたりの背中の角度で感情を察してしまいます。
若いヴァレンタインちゃんは好意を持った男に傾いているし、
妻子もあり責任感の強いクリストファー(ベネディクト・カンバーバッチ)は夜通し馬車で彼女を送りながらも彼女に徹底して距離を置いているんですよね・・・

キーラ・ナイトリーとジュード・ロウが楽しみな映画「アンナ・カレーニナ」も手がけたトム・ストッパードの脚本で出演を決めたともベネディクトは言ってましたので、日本版DVDで台詞をスミズミまで堪能したいところですが、映像だけでもこの美しさ!です!これは、ポチッとしてしまいます!英語字幕はついてますよ。そうだ、そもそも日本版は出るの?



↑ こんな嬉しそうな彼が見られるのはこのドラマの中では一瞬のような気がします



↑ クリストファーの妻シルヴィア(レベッカ・ホール
女性がこの帽子かぶるのかっこ良くて大好きsymbol4
レベッカって首が長くてウエストも細くてモデル体型だよ~
彼女も寄宿学校出身の女優だ・・・イギリスの俳優は高学歴が多い。



↑ クリケット観戦。優雅じゃのう。。。手前から、ヴァレンタインのママと弟(たぶん)
これ見ると、「眺めのいい部屋」でヒロイン・ルーシーの弟やったルパート・グレイブス思い出しちゃう。



↑ 左、ヴェネディクトのお父様、ティモシー・カールトン。パパ・バッチ~♪

Parade's Endの原作の方は、1924~28年に、4部作として発表されました。つまり本は4巻あって各タイトルは「Some Do Not..」「No More Parades」「A Man Could Stand Up-」「Last Post」そして後に「Parade's End」のタイトルで1冊にまとめられたのです。本は持ってないのでいったい何ページあるのかわかりませんが、ボリュームありそうですね^^; それが60分×5回のテレビドラマになったわけです。

*ちょっと余談ですが、1964年にもBBCのテレビドラマシリーズの一環で、原作第1巻のSome Do Not...が製作され、ヒロインのひとりヴァレンタイン役をジュディ・デンチが演じていました。ショート・ブロンド・ヘアの彼女、50年前には可憐なヴァレンタインちゃんがとっても似合っていたでしょうね!

こういう風景見てますと、「ハワーズ・エンド」とか「いつか晴れた日に」を思い出すなあ。Parade's Endは第一次世界大戦直前からお話が始まるので、ハワーズ・エンドの原作小説が発表された時代と一緒なんですね。

ところで、今私がこれを書いているのも、もとはと言えばSHERLOCKを好きになったからですけど、SHERLOCK以前の私の好きなイギリスはたぶん大勢の人と同じで、こういった上流~中流階級の昔の世界(はたまた60~70年代ロック&ファッションの世界も好きだけど)でした。現代のイギリスは、自分にとってはその抜け殻のような過去の栄光の名残、現実的で憧れという対象ではありませんでした。ところがSHERLOCKを見て以来、自分にとって日常だったつまらない21世紀のロンドンが、スクリーンの中でドラマチックなものになっていたんです!!まったくの驚きでした!

その同じ俳優さんの最新作で、今度はまた、伝統的な時代劇を見ると・・・
ハワーズ・エンド見た頃には、もどかしいと思っていた昔のイギリス人の、感情を自制し秩序と規律を重んじて、欲しいのに手を伸ばさない行動の中に、甘美なものを感じるのですよね?!・・・

そしてその行動様式は、実はSHERLOCKにも出て来るんです。言葉や顔に表さない感情の盛り上がりにぐっと来るじゃないですか。なんとなく、世界的に、即物的ですぐに結果を求める風潮も極まったこの時代に、感情とは、とか、人を大切にするとはどういうことか、とか、考えてみたいのかもしれません。

9/15追記 昨日のエピソード4からさっそく写真をupしてくださったファンの方がいらっしゃいました。「Who doesn't love a man in uniform?」というコメントつきで。まーーーったくの同感ですsymbol1



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7 コメント

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Unknown (YOKO)
2012-09-18 17:47:14
こんにちは。
わたし、シャーロックのイメージを壊したくないな~とか思って、まだ中の人たちのそのほかのお仕事を拝見するのは自粛中なのですが、ついついしましまさんの記事読みに来ちゃうんですよね~。
このお話も面白いようですね。
ロンドン在住の友人が「ベネディクトファンじゃないけど、かなり夢中になって見てる」って言ってました。お話も面白いのでしょうね、きっと。わたしもシャーロック熱が冷めて、平常心になったら見たいなと思います。(これもある意味やばい病ですよね・・・)
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Unknown (しましま(=sofiaandfreya))
2012-09-18 20:19:06
大丈夫ですよ!YOKOさん!!私も、シャーロックが面白い!と思った直後にブログ1発目を書いたんですけど、それにあたって俳優さんの画像を探してたら、シャーロック役以外の写真がいろいろでてきたけど、ぜんぜんシャーロックっぽくなくて「変なのばっかり!」と思ったんですよ~。慣れとは恐ろしいものです。今や全面的に受け入れ態勢。でもシャーロックはシャーロックでキャラクターとして愛してるし、同時進行可能です♥

ロンドン在住のご友人はもうご覧になったのですね~♪いいなあ♪
私もParade's End批評は先入観に侵されるのがいやなので、見るまい、読むまいとは思っていても、ちらちら見ていて、どうもついていくのが大変という意見もあるらしいのですよね。。。文芸作品ですから、シャーロックの客層全部にかぶることはないでしょうね。プレス批評は好評なので、知的層に受けがいいのでしょう。

ところでYOKOさん、ブログで英語勉強始めたのですね!第一弾読みました。あそこ、会話多いですよね。改めて読むと、こんなこと言ってたのか・・・と勉強になります。またコメントに行かせていただきま~す!!
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Unknown (yk)
2012-09-20 16:36:56
しましまさん、お久しぶりです。
PCのサイドバーに新着情報が入らなくなってしまい、久々となってしましました。(ちょっと、言い訳・・・)
Parade's End、原作読みたくなってきました!探してみよ~と。私はこの時代のイギリスの貴族の娘になってみたいと常日頃思っております。

カレーニン役がジュード・ロウだなんて、かっこ良すぎー!?でもこれも早く見たいわ。
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Unknown (しましま(=sofiaandfreya))
2012-09-20 21:51:03
ykさん!!お久しぶりです!お元気ですか!!先日the spaceへ行ったことはインスタグラムでばれてますね~~。ボウイはやっぱりすてきでした。
Parade's Endの原作本、日本語になってるの、あるのでしょうかね??
実は私も調べてなくって。。。ドラマ見るからいいや、なんてさぼってます。
ええ、カレーニナ、美男美女でとても楽しみですね!いつ公開でしょうね。
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Unknown (yk)
2012-09-24 16:41:32
「かくも悲し話を・・~情熱と受難の物語」という日本タイトルの様です・・・。アマゾンで買ってみますね。
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Unknown (しましま(=sofiaandfreya))
2012-09-24 22:32:35
なんと、日本語版が!!いさんでとりあえずシャーロック・ファン仲間に知らせたら、「あれは同じ作者の別の作品ですよ。」と教えてもらいました?!Y K さんもう注文しちゃいましたか?
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Unknown (yk)
2012-09-27 18:40:39
あ、そーなんだ~。でもなんかこの作家おもしろそうなので、読んでみますね!また、感想お知らせします。
本当は原書で読んでお勉強すればいいのですが・・・。翻訳がおもしろかったら、チャレンジしてみよっかな~。
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