5/19追記:オックスフォード時代のトニーが属していた『the Bullingdon』が別の映画「ライオット・クラブ」の元となった特権クラブだと知り、今ものすごく納得しています。あのコレッジでの酒の飲み方はまさしく同じ空気が。とはいえその後リンダが結婚してからマーリン卿と夜遊びにはまった時に結局夫に遅れて同じような世界に逃避してしまったのが、ああ、夫婦のすれ違いを感じましたが・・・
BBCのつぶやきでふと目に留まったのがこの時代劇ドラマ「The Pursuit of Love」です。リリー・ジェイムズ、エミリー・ビーチャム、アンドリュー・スコット、フレディ・フォックスと、キャストがとにかく見ていたい人たちだったので見てみました。
主人公リンダ(リリー・ジェイムズ)は、キツネ狩りを家族とする家ということで、してその家はオックスフォードシャーのはずれにあるカントリーハウスということで、上流階級だとすぐわかります。でももうダウントンみたいな使用人がずらりと働く時代じゃないのですが、一家の父親は女子の教育ふざけんな、の絶対君主で私はびっくり、当然というか、世間知らずの娘はロマンを求める夢見る夢子に育ちました。
リンダには彼女そっくりの叔母がいて、その娘つまり従姉妹のファニー(エミリー・ビーチャム)は育児放棄されたというか母親不在でリンダの家で双子の姉妹のように育ちます。ファニーは母親を反面教師として自分はああならないとしながらも、奔放なリンダが大好きで離れられないのです。
予告編でピンときた通り、このドラマはキャラが立っていて中でもファニーと結婚する銀行家の息子トニー(フレディ・フォックス)と
お隣さんのマーリン卿(アンドリュー・スコット)はハイライトでした。この2人が出てなかったら最後まで見てなかったかも。
この「お屋敷の中に馬」というと海外の雑誌ヴォーグのファッションページを思い出すのですが、そのページのデイレクターはきっとこの原作小説を読んでいたに違いないと思いました。だってアメリカン・ヴォーグの編集長、副編集長にはイギリス人が多い、それも中上流出身だからです。
ストーリーはタイトル通りなのだけど、リリー・ジェイムズ好きだったのだけれど、実は私はリリーのリンダは好きになれませんでした。我儘で奔放で純粋なお嬢さん・・・ダウントンでもそんな役をやっててあれは好きだったのになあ。なんだかこの可愛いキャラをやるには、リリーは大柄というかお尻が大きすぎる気がして・・・(スミマセン)逆に地味なファニーの方のエミリー・ビーチャムが可愛かったです。
BBCのつぶやきでふと目に留まったのがこの時代劇ドラマ「The Pursuit of Love」です。リリー・ジェイムズ、エミリー・ビーチャム、アンドリュー・スコット、フレディ・フォックスと、キャストがとにかく見ていたい人たちだったので見てみました。
主人公リンダ(リリー・ジェイムズ)は、キツネ狩りを家族とする家ということで、してその家はオックスフォードシャーのはずれにあるカントリーハウスということで、上流階級だとすぐわかります。でももうダウントンみたいな使用人がずらりと働く時代じゃないのですが、一家の父親は女子の教育ふざけんな、の絶対君主で私はびっくり、当然というか、世間知らずの娘はロマンを求める夢見る夢子に育ちました。
リンダには彼女そっくりの叔母がいて、その娘つまり従姉妹のファニー(エミリー・ビーチャム)は育児放棄されたというか母親不在でリンダの家で双子の姉妹のように育ちます。ファニーは母親を反面教師として自分はああならないとしながらも、奔放なリンダが大好きで離れられないのです。
予告編でピンときた通り、このドラマはキャラが立っていて中でもファニーと結婚する銀行家の息子トニー(フレディ・フォックス)と
お隣さんのマーリン卿(アンドリュー・スコット)はハイライトでした。この2人が出てなかったら最後まで見てなかったかも。
この「お屋敷の中に馬」というと海外の雑誌ヴォーグのファッションページを思い出すのですが、そのページのデイレクターはきっとこの原作小説を読んでいたに違いないと思いました。だってアメリカン・ヴォーグの編集長、副編集長にはイギリス人が多い、それも中上流出身だからです。
ストーリーはタイトル通りなのだけど、リリー・ジェイムズ好きだったのだけれど、実は私はリリーのリンダは好きになれませんでした。我儘で奔放で純粋なお嬢さん・・・ダウントンでもそんな役をやっててあれは好きだったのになあ。なんだかこの可愛いキャラをやるには、リリーは大柄というかお尻が大きすぎる気がして・・・(スミマセン)逆に地味なファニーの方のエミリー・ビーチャムが可愛かったです。
このドラマ、私は最初から最後まで楽しく観ましたが、それでもフレディー・フォックスとアンドリュー・スコットの登場シーンが最大の見せ場だったことには激しく同意します。あれは圧巻でした。
>一家の父親は女子の教育ふざけんな、の絶対君主
リンダは、良家の子女なら自宅でままごとレベルの教育でよし、とされた最後の世代でしょうか。そういう教育が当然だった頃は、女性は社交界デビューして結婚して上がり、という流れだったかもしれませんが、幸か不幸かリンダが成人年齢に達する頃には時代は変わり、金持ちの坊ちゃん嬢ちゃんたち、Bright Young Thingsのどんちゃん騒ぎ……。
>「お屋敷の中に馬」というと海外の雑誌ヴォーグのファッションページ
おお、さすがヴォーグ。お目が高い! (とは言え、ドラマにしてもファッショングラビアにしても、室内に馬を連れ込んでの撮影は大変だっただろうなあ)
>貴族であること自体が才能で教育なくても大丈夫だった?
まあ、19世紀あたりのイギリス貴族は「上流階級たるもの、下々のように勉強してどうする?!」という感覚で、むしろお勉強ができないことが高貴の証であるかのようなノリもあったようですが(実際には古典のすごい知識があったとしても、あくまでただの暇つぶしであるかのような体裁をとるべし、みたいな)、ただナンシー・ミットフォード自身はその後何冊も本を出しているくらいだから無教養のボンクラではなかったと思われるし……ほんと、実際のところはどうだったんでしょうね。
>ズバリの個展が去年開催されていたようです。
リンク先、拝見しました。ぐああ、本当にズバリじゃありませんか、私も観たかったーーー!
・・・そうだ、「働く」ことでさえ卑しい行為だったという・・・
でもその後、称号だけが財産の、借金抱えた落ちぶれ貴族と結婚する
中流の上の人たちもいたんですから、やはり特権階級という文字どおり
の効果がある程度まではあったと思われます。
でも「ヤング」の方も文字どおりで、ハチャメチャパーティーに
明け暮れても若さが失われたらその後は実力次第で
リンダはあそこで終わってその後が見れなく残念です。