Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

バレエ乗り遅れ

2013-06-02 16:51:00 | いろいろ
ボーーッとしている間に出遅れてしまいました。
ロイヤルバレエの「アリス」マシュウ・ボーンの「ドリアン・グレイ」の来日公演です。


現代版「ドリアン・グレイ」はスーパー・モデル。このシーンは有名なファッション・フォトグラファー映画「Blow-Up」にかけていますよね?




ロイヤルはカンパニー全部オーケストラも含めて、というのはあまりない機会だから人気なのか買えませんでした。ドリアン・グレイはいかにもマシュウが得意そうなお話ですね。来日を知った時にはもういい席はなくなってました。ふたつとも、大好きな古典の新しい作品です。ヒットすれば再演の可能性もあるからいつか見られるでしょう、と自分を慰めています。ロンドンではいい席が簡単に買えたのになあと思ったけど、(英国から見て)地元に比べたら海外では公演数が限られている上に日本の人口は多いのだから当然ですね。で値段も高いな~と思ったけど、オーケストラさんの分の飛行機代も、大道具の大変な輸送代も払ってあげるんだから仕方ない。それでも舞台全体の質が高いので、客観的には来日公演のチケット料金は妥当だと思っています。西洋文化であるバレエの舞台は本場にはかないません。(今はKバレエなど本場を知ってる人が監督しているところなどは違うのかもしれませんが)日本人の美意識は高いけど、逆に考えて、外国の人が歌舞伎の舞台を見よう見真似で作ったとしたら決して本物にはかなわないのと同じで、これはもう仕方のないことです。

そんなこともあった週の週末、久しぶりにバレエのお稽古に行けました。
家庭の用事が続いたり体調が悪かったりで2か月位休んでいたので、ただでさえ堅い身体は悲惨なことに。下手なのになぜバレエをやっているかというと、基本クラシック曲で踊るので私の妄想癖に合って幸せな気分になれるからです。他の音楽の運動では辛さを吹き飛ばすほどの催眠効果はないのです。そして、キャビン・プレッシャー0406を聞いて以来は、あまりにも踊れなくて辛くなるとマーティンのスイス航空の面接が頭によぎるのです。そうすると、ダンサーの肉体を持ってない辛さも妄想で救われるのですよ。これはバレエだけでなく万能の効果があると思われます。ただし、キャビン・プレッシャーのファンいうピンポイントの対象に限るのがちょっとした難点ですけれども・・・・