キンポウゲのお花畑とメンリッヘン山頂
ヨーロッパアルプス5つの名峰ハイキング12日間
2016/7/12~23 (スイスインターナショナルエアラインズ 成田→チューリッヒ 往復直行便)
<9日目-1 7/20(水) > (早朝、メンリッヘン山頂往復)~メンリッヘンロッジ~クライネシャイデック
8日目 - グリンデルワイト~メンリッヘンロッジ~メンリッヘン山頂GPS軌跡
9日目 - メンリッヘンロッジ~クライネシャイデック~ユングフラウヨッホ展望台~クライネシャイデック~グリンデルワイト
(クライネシャイデック~ヨッホ展望台までのユングフラウ鉄道はトンネル多く正確な軌跡が取れず、赤色一部手書き)
早朝のご来光散歩。。。
昨日に引き続き、早朝の日の出を見る為、ロッジからメンリッヘン山頂(2343m)を往復してきた。
小屋からは標高差104m程の緩い登りで、山頂手前まで車が通れるので、登山道であるが舗装された車道とも言える。
ご来光は素晴らしかったが、角度的に山が焼けたのは一部だけ、ロッジから山頂までの周りの空の色の変化も美しかった。
5:37分・・・山頂へ向かう左手方向に満月
5:41分・・・後ろの3山はまだ焼けず。
5:50分・・・右手の山からご来光の気配
5:56分
5:57分
5:59分
5:59分
6:01分 6:02分
6:04分
6:07分
6:08分・・・王冠が黄金色に 6:12分・・・下山途中の山頂
6:13分
6:24分
静かで素晴らしい山小屋での朝を迎えた。
朝食は7:00からだったが、昨夜一緒にバーベキューを食べた大勢の人影はもうなく、静かで優雅な朝食タイムとなる。
ここも冬はスキー場であるが、レストランは志賀高原のプリンスホテルを想わせるような、ガラス張りの広い空間だった。
私は早く済ませてまた散歩に行きたかったので室内で済ませたが、優雅に外テーブルで食べていた人もいた。
朝食後は部屋に戻って出発準備 部屋の窓から①
部屋の窓から②
部屋の窓から③・・・ユングフラウの右肩に続く山々、ユングフラウの目の前の白い山は、シルバーホルン(3695m)
出発準備を整えて草原を散歩。。。至福の時間!
今日は、いつになくゆっくりの9:00集合出発だったので、早起きした分時間もたっぷりあって
部屋でものんびり過ごし、続いてロッジ回りを再び散歩、誰も辺りにいないのでタイマーで自撮りなどしてみた(^^ゞ
犬を連れたこの方は誰?
遊具色々、ボーリングもあった。・・・ちょっと試したかったが、ピンを並べるのが面倒でやめた(^^ゞ
この方も誰? 階段横に滑り台
一面のキンポウゲで黄色に染まる草原
キンポウゲとロープウェイとユングフラウ3山
キンポウゲとメンリッヘンロッジと、奥に山頂
キンポウゲとメンリッヘン山頂
カメラマンと合流して、一旦奥の展望台へ
何故出発が遅いのか?ロープウェイの運行が8:30分からだったので、ガイドさんが来るのを待っていたのだろう。
このツアーではツェルマットの3日間(2泊)以外は、毎回ガイドさんが変わったのである。
ヨーロッパ最長のロープウェイで30分かかるので、ちょうど9時に現れた事から、間違いなし(^^)v
ところがこの女性ガイドさん、自己紹介と準備体操から初めてその後の話も長く、なかなか出発してくれない。
自分の元カレの話も出て来て、今日初めて会って、顔も知らない元カレの話など、我々にはどうでも良いのである(^^ゞ
今日は今までで一番遅い出発時間でもあり、ガイドさんの到着を長らく待っていたと言う事を、理解していないようだ!
昨日からもう十分に周りを見回った後の私達には、今更ここの長い説明は良いんだけどと言う雰囲気が漂い
私の隣の男性が、「話は良いから早く歩きましょう!ハイキングに来たのだから」と言ってくれたのが効果ありで
私も密かにうんうんと頷いていたら、その辺りからようやく、「では歩き始めましょう」と言ってくれたのである。
ロッジ前でガイド&カメラマンご挨拶m(__)m 山頂で見えていた湖が奥の展望台からも見えていた。
ユングフラウから流れるように見えていた峰々と、眼下には深い谷
その眼下の深い谷はメンリッヘンを挟んで反対側にあり、スキーリゾートとして名高いヴェンゲンの町である。
ヴェンゲンの左奥に見えるのが、U字谷の断崖に挟まれた「ラウターブルンネン村」
ラウターブルンネン村の断崖(落差287m)から流れる、シュタウプバッハの滝(画像)
メンリッヘンからは見えないが、この滝の反対側にトリュンメルバッハの滝と言う、驚異の滝があるそうだ。
ユングフラウ3山の10の氷河から溶け出た水が、山塊を流れ下って激流となり一気に300m落下している。
遊歩道があり有料のようだが、紹介文を読む限り日本では有り得ない滝のようで、とても興味深い。
我々の旅はグリンデルワイトを訪れただけであるが、こうして眼下に見えた村に興味を持つことで
ユングフラウ3山とそれぞれの村の位置が知りたくなり、改めて地図を確認したり、GPS軌跡を見直したり・・・。
地球の歩き方によると・・・《 インターラーケンとユングフラウの間にメンリッヘンがあり、
この山を西側に迂回した谷にあるのがラウターブルンネン、東に迂回すればグリンデルワイト、
この2本の鉄道が更に斜面を登り、峠の頂上で出会うのがクライネシャイデックだ。》・・・と書かれていた。
つまり地図を見ると、インターラーケンからラウターブルネン乗換でヴェッゲンを大きく回ってクライネシャイデックまで
インターラーケンからグリンデルワイト乗換グルント経由でクライネシャイデックまで、この2つの鉄道が伸びている。
その峠の頂上と言うのが、我々が今からハイキングしながら向かう予定の、クライネシャイデックなのである。
そしてクライネシャイデックはユングフラウヨッホ展望台への乗換駅なので、つまり鉄道の三叉路の峠と言う事かな!
そしてもう一つ・・・谷ではなく断崖の上にも村が見えた!(@_@。
いよいよ出発!本日はカメラマンが同行で動画を撮影しながら。。。
メンリッヘン標高2195mからクライネシャイデック標高2061mまでは、標高差134mの緩い下りである。
花はベストシーズン、天気に恵まれてハイキング日和、澄んだ空気も美味しくユングフラウの峰々が目の前・・・の3拍子(^^♪
そして今日はお約束の、カメラマン同行でビデオ撮影があり、希望者はDVDを購入する事になっていた。
撮影者はグリンデルワイトに拠点を置く映像制作会社の若い男性プロで、姉の長男に顔や声、姿まで似ていたのと
撮影しながらも空いている時間は、我々に一生懸命ガイドをしてくれて、とても感じの良い青年であった。
クライネシャイデックまでは、スニーカーでも歩ける楽々の、整備された広い登山道をゆっくり。。。
見頃の花も多く今日も良い天気、チェッゲンを左から巻いて、ユングフラウ3山に近付くようにハイキング道が続き
11時過ぎには目的地のクライネシャイデックに到着し、駅前の外テーブルで早めの昼食タイムとなった。
目の前の三角の山、ヴェッゲンを左に巻いて行く。(逆光でこの後のアイガー画像はイマイチ)
右手方向、ユングフラウから左に伸びる山々・・・左からブライトホルン(3781m)・チンゲルホルン(3562m)
手前の中央ピークは、グスパルテンホルン(3436m)である。
メンリッヘンから遠くに見えていた崖の上の村が右手に見えてきた・・・あれ?村の下にも大きな村が見えた。
グスパルテンホルンの手前の峰に見えたのがシルトホルン(2970m)
奥の白い山、シルトホルン(2970m)山頂には、グリンデルワイトで自由時間があれば行きたかった展望台がある。
「ピッツ・グロリア」と言う回転レストランがあり、レストラン自体が回転するので、座ったまま360度パノラマが楽しめるそうだ。
今日も見頃の華麗な花ロード。。。
ゲンチアナの濃いブルーには何度見ても惹かれる。
アイガー北壁を正面に。。。
スニーカーでも歩ける整備された登山道・・・後ろのメンリッヘンを振り返ると山頂が見えていた。
絶景ポイントで大休憩!
カメラマンの力(リキ)さんは、花の撮影や皆さんへのインタビューで大忙し・・・
ベンチのある絶景ポイント広場と、絶景に見惚れる皆さん
ユングフラウヨッホを望遠で撮る!
メンヒとユングフラウの間の雪上にユングフラウヨッホ展望台
午後にはこの展望台に立っているのだ!
グリンデルワイトでは人気のコースだが、擦れ違うハイカーはそれほど多くはなく、静かなハイキングだった。
花と山を愛でながらクライネシャイデックへ歩き出す!
途中にあったレストランと、レストランの遊び場
間もなくクライネシャイデック。。。
レストランを過ぎると直ぐに、クライネシャイデックが大きく見えてきた。
ここにもアイガー北壁の登山ルート図があった。
クライネシャイデック駅の裏手に着いた!
到着時から出発時まで、クライネシャイデックは終始賑わっていた。
クライネシャイデックからユングフラウ3山のパノラマ
クライネシャイデック駅前
駅前のホテル・・・止まっていたのは電気自動車のようだが、ここまで車道があるようだ(*‘ω‘ *)
駅前の外テーブルでランチタイム!
このテーブルでランチ・・・大きなテント下は頑丈な造りの外レストランで、ここから料理が出てきた。
天井からミラーボールのようなものが下がっていてお酒類も並んでいる・・・夜はバーに変身するのだろうか?
豆と野菜入りスープと、メインはマカロニパスタ
ここで飲んだのはスイスの国民的飲料リベラ「Rivera」・・・最後に出てきたデザートの(デカ)プリン
新田次郎の記念碑を見に行く!
団体の場合は電車の席を予約してあったりするので、食事中や食後も何本か電車を見送ったが、それは仕方ない。
逆に、アイガー北壁が間近で、と言うより北壁の真下にいる気分、この場所でゆっくりできたことが有難かった。
そして、食後予約の電車が来るまで時間があったので、ガイドさんが気を利かせて、近くの見所を案内してくれた。
北壁にあるアイガーバント駅の窓の位置や説明、線路を渡った丘にある、日本の小説家「新田次郎」の記念碑にも案内して頂いた。
そうそう我々は、自分達の知らない観光情報を教えて頂くのが有難い事で、これで朝のダラダラ話は帳消しだ!
駅の裏手に泊まっていた黄色い電車は、帰りにここで乗り換えて我々が乗った、グリンデルワイト行きの電車である。
右画像の記念碑には・・・「アルプスを愛した日本の作家 新田次郎 ここに眠る 1912-1980」と書かれていた。
山岳小説を執筆した新田次郎は、1961年から数回スイスを訪れており、亡くなってから夫人によって設置されたとの事。
記念碑のある丘から駅を見下ろすと、グリンデルワイト行きの電車が発車して行った。
駅に戻ってしばし(10分程)自由行動となる。
ユングフラウヨッホ展望台の上をパラグライダーが数機飛んでいた。
駅のお土産屋さん入口・・・TOP OF EUROPE の文字の下に日本語(^^ゞ
そして右画像の方は、高山に生息すると言う「キバシガラス」・・・黄色いクチバシで足は燈色
この後、トップ・オブ・ヨーロッパのスフィンクステラス(標高3571m)と、フォルスト展望台でも見かけた。
カラスを観察していたら、ユングフラウ鉄道の下りの電車が入ってきた。
この後、この電車でユングフラウ展望台に向かった。
<9日目-2 7/20(水) > クライネシャイデック~<ユングフラウ鉄道>~ユングフラウヨッホ展望台~
<ユングフラウ鉄道&列車>~グリンデルワイトホテル(泊)