雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

ヨーロッパアルプス5つの名峰ハイキング12日間(8-1)

2016年09月21日 | ヨーロッパアルプス(スイス)

アルプスの女王モンブラン(4810m)を間近で見る!

ヨーロッパアルプス5つの名峰ハイキング12日間
2016/7/12~23 (スイスインターナショナルエアラインズ 成田→チューリッヒ 往復直行便)

<8日目-1  7/19(火) > シャモニホテル~エギーユ・ドゥ・ミディー展望台~シャモニ


 富士山より高い展望台…2つ目!


エギーユ・デュ・ミディ・・・名前はなかなか覚えられないのだが、下調べで凄い展望台だと知っていた。
ホテルの外からもメイン通りからも、尖がった山頂とその山頂に聳え立つお城のような雰囲気で見えており、
シャモニの町からは、右手奥に見えていたモンブランよりも遥かに大きな存在であるかのようだった。

エギーユ・デュ・ミディ は3842mの高さにあり、ここも富士山より高く、地図を見て分かったことだが何と言っても凄いのは
ここから更にイタリアに繋がるロープウェイがある事と、真下をイタリアに抜ける道路が走っていることである。
えっ?まさか道路?・・・出発前にちょっと疑ってグーグルアースで見に行ったら、間違いなく道路だった(^^ゞ



シャモニー~エギーユ・デュ・ミディ展望台GPS軌跡


ピーク時は始発も早く最終も延長される。


ホテルを7:30分頃に出発、10分ほど歩いて到着したエギーユ・デュ・ミディのロープウェイ乗場は朝から大混雑!
シャモニに来たらまずこの観光地は外せないと言う人気ぶりで、しばらく並んで我々は8:15分発に乗車できた。
5~6分後、中間駅のブラン・ドゥ・レギーユ2310mで乗り換えて、モンブランロープウェイで更に20分程の空中散歩。。。

混雑の待ち時間は別として、30分ほどで標高1030mから雲上の標高3842mに立てたのだ!
雲上と言っても眼下にほとんど雲はなく、スイス・イタリア・フランスの4000m級の峰々が見渡せる快晴であった。

最初に目につくのは真っ白なモンブラン(4810m)、やはり近すぎて一枚の画像に入らないほどである(^^♪
次に目についたのは、グランドジョラス(4208m)の北壁、そして昨日のハイキングでずっと見てきたヴェルト(4122m)
ヴェルトの右隣で存在感が大きかったドリュ(3754m)は、裏側から見る事になり、他の峰に紛れて存在感ゼロ!

遠くにはマッターホルン(4478m)とモンテローザ(4634m)・・・この2つはツェルマットから見た形と全く異なり
山座同定もなかなかだが、穂高岳のように、モンテローザが10個連なるピークの総称だと言う事が良く分かる。


 
朝は静か・・・右画像は昼に待ち合わせた中華レストラン(場所だけ確認)


 
朝日が射すエギーユ・デュ・ミディ展望台をチェック!            踏切を渡って町外れ方向へ


 
大きな広場がある展望台行きロープウェイ乗場・・・1030 - 3482m


 
山頂は2度、電光掲示板に気温や発車時間などの情報が表示される。この日は15分おきに動いていた。



道路は日本のような碁盤の目ではなく、丸いロータリーに丸く侵入するので、交差点にはほとんど信号がない。
大きな道路以外でも、このロータリー方式の道が多かった・・・ロープウェイから目についたので撮影。



そして何度でもエギーユ・デュ・ミディ展望台をチェック!手前が最初に降り立つ北峰駅である。



 中間駅で乗り換えてからは鉄塔がなく、写真で見る限りでは、よくこんな細いロープで山頂まで(^^ゞと思ってしまう。
 

エギーユ・デュ・ミディ展望台に到着!


北峰駅の到着階からはトンネルと橋を越えて、その先のエレベーターで最上階へ、そこでは360度の別世界が待っていた。
手が届きそうな位置にモンブラン、尖がった峰々とグランドジョラスの北壁が圧巻で迫る!

  
    まずは岩のトンネル              橋に出て後ろを見る。


  
 北峰と山頂を繋ぐ橋より              モンテローザも半分見えていた。
 


そして次は山頂へのトンネルに入る。・・・見上げると山頂展望台、やはり間近で見ても、岩の斜塔だった!
帰宅後に写真を見ていて気付いたのだが、展望台の右端に見えているのが、ガラス張り展望所である。
そしてよく見ると、ロッククライミングの金具やロープが点々と山頂まで繋がっており、この岩でクライミングをするのか?
ど素人にはちょっと信じられないけど、後ほど他の岩場で懸垂下降をしているクライマーを見かけたのである(@_@。


 
再びトンネルに入り、トンネル奥のエレベーターに乗って屋上展望台3842mへ


アルプスの女王モンブランが目の前!



パノラマ①・・・手前の雪原にゴミのように見えているのは、テントと人間のようだった。
手前のピークが、モンブラン・デュ・タキュル(4248m)・中央ピークがモンブラン(4810m)・右端がドーム・デュ・グーテ(4304m)



デジタル拡大してみたら、トレースが沢山見える・・・旅行は終わったけど、こんな発見がまた楽しいのである♪
上の写真で影になっている部分でも、数人の人影が確認できたので、モンブラン山頂を目指しているようだ。



パノラマ②



左から、グランドジョラス(4208m)・モンマレ(3989m)・耳のような尖りは、ダン・デュ・ジュアン(4013m)



間近で見るヨーロッパの3大北壁2つ目・・・西側から見るグランドジョラス北壁



左から、エギーユ・ヴェルト(4122m)・レ・ドロワット(4004m)・レ・クルト(3854m)・・・手前の針峰も圧巻!



パノラマ③・・・モンブランとグランドジョラスの間(イタリア方面の山々)



グランドジョラスとヴェルトの間、モンテローザの隣にマッターホルンが見えると教えて頂いた。



奥の三角に見える山が、まだ見ていなかった西側からのマッターホルン(4478m)のようである。



西側から見るスイスの最高峰モンテローザ(一番ピークは4634m)


展望通路に並びながら、どうやらほぼ一周したようだ!


標高から考えてここも寒いと思っていたが、人混みと快晴で、フリース一枚羽織っていても暑いくらいである。
ここでは皆さんが並んでいるところに一緒に並んだのであるが、最初は何処に繋がり、何故並ぶのかも知らなかった(^^ゞ
反時計回りで、右手の眺望を見ながら、写真もいっぱい撮れて何と言っても圧巻の眺望なので退屈はしない・・・。

なかなか進まないので、前に並ぶ中国人の男性2人と、後ろに並ぶスイス人のおじいちゃんと可愛い孫2人と仲良くなり
片言の英語で出身国を自己紹介、中国人男性は英語が得意、自国の有名観光地を撮った自慢のデジカメ写真を見せてくれた。

そしてスイスの子供が日本語が上手で・・・と言っても、「ありがとう」「こんにちは」「さよなら」 だけなのであるが、
私に通じたことが嬉しいみたいで、後ろから何度も話しかけてきて、日本・中国・フランスで、しばし和気あいあい(*^^*)
ピクチャーOK?とマイカメラを見せたら、3人は笑顔でポーズを取ってくれたので、この写真もここでの記念である♪

40分位並んで、ようやく今まで自分が並んだことの意味が分かった(^^ゞ ・・・そしてそれは・・・
上下左右ガラス張りの空間で、順番に写真を撮って頂けるのである!そうだったのか、これもまた記念にはなったが
それならもっと違う場所をゆっくり見て回った方が良かったなー、後はやっぱり時間がなくて、急ぎ足で見回ったのであった。

今日は展望台の見学だけで、ハイキングが無い為ガイドさんもいなかったが、狭い通路を団体で動くのも無理な話
朝に下見していた町中の中華レストランで11時に待ち合わせとなっていたので、添乗員さんは先に下りて行かれた。

「下りでも混雑しますから、遅くても10:10分にはロープウェイに乗って下さい!」・・・と言う言葉を残して行ったので
余計に時間が気になり、結局展望台にいた時間は1時間半ほど、なので全ては回れていないようだ。
カフェやお土産屋さんもあったので、混雑を考えて3時間位は欲しいところだが、午後の予定もあるので仕方ない(*´з`)


ロッククライミングの人影。。。


眼下の岩、左側からの階段で繋がっている展望台に人がいるが、更にてっぺんにクライミング中の2人・・・
この後、左側の丸い岩伝いに、ロープで懸垂下降しながら下りて行く姿をしばらく見ていた。


  雪上コースもあったのかな?
 


展望廊下を少しづつ進むので、眼下も遠方もゆっくり眺望を見る事ができた。
目の前にもクライミング用の金具が付いた岩、その下の雪原ではトレース上を数人が歩いているのが見えた。



ズームで見ると、人工的に作られたトレース(雪の大谷もどき?)が岩の先端まで伸びているように見えるのだが
あの場所には、登山装備であれば普通に行けるのだろうか?それとも許可が?歩いている人の目的は?・・・疑問は残る。


角を曲がる頃に見えてきたのはこの眺望!



シャモニの谷を挟んで北方向・・・こちら側から反対側に連なるのが、エギーユ・ルージュ(日本語で赤い針峰群)



ロープウェイで最初に到着した、エギーユ・デュ・ミディ展望台の北峰が真下に見えてきた。



昨日行ったランデックス展望台はどの辺りだろうか?向こうからはこっちが直ぐに分かったんだけど・・・
こっちからは見当もつかない!と思っていたが、立体地図をジーっと見ていたら何となく位置が分かってスッキリ(^^♪



そして、3842mだからこそ見えるこの地形が面白い。


ようやく皆さんが並んでいた意味を理解(*‘ω‘ *)

  
ガラスの部屋で記念撮影・・・最初の一歩はへっぴり腰で恐る恐る(^^ゞ 直ぐに慣れて端っこで大胆ポーズ!

荷物は全て戸棚に置き、靴は脱がずにそのまま特大の専用スリッパを履く・・・女性スタッフが各自のカメラを預かり撮ってくれる。
ここにアップしたのは2枚だけだが、全部で10枚(10ポーズ)撮って頂けた。それでは時間がかかるだろうと言う事でもない。
狭い場所で(ヒアーだったか手の動きだったか?)1~2歩動くだけなので、一組1分もなかったような気がする。


 
後ろに並んでいたおじいちゃんと孫たち               私の後に仲良く3人で記念撮影


 
最初の地点に出てきた!自撮り棒は中国人に人気!        下に下りて丸いトンネルを抜けると・・・



ここから出ているロープウェイ(必ず3連づつ出ていた)で、国境を越えてイタリアまで行けるようだった。



その先には完全装備の登山家が6名下りて来ていた。・・・ここは上から見ていた雪原ルートである。



この画像をPC上でアップにしてみたら、2人づつザイルで繋がれていた!・・・モンブラン山頂を目指すのだろうか?
やはり、ちょっとそこまで雪原歩きのように、観光目的で気軽に歩けるような場所ではなかったのだ(*‘ω‘ *)


 
上を見上げると、先ほどまでいた山頂展望台・・・そして今度は雪のトンネルを抜けると。。。



先ほど人が歩いていた雪上のトレースを、逆側から見る事ができた。


 
橋を渡って北峰に戻り、外階段を登って屋上展望台へ



北峰展望台より、町に迫るモンブランのボソン氷河(長さは7km)とシャモニの西方向


  
山頂展望台の岩でモンブランは半分しか見えないが、先ほどの6名がずいぶん進んだ様子は見えていた。
 

  
   北峰から山頂展望台        この後歩いた氷のトンネル     禁区に座り込んで煙草休憩の女性 


エギーユ・デュ・ミディ展望台とお別れ。。。


この混雑では帰りのエレベーターにも直ぐには乗れないので、添乗員さんの指示通り何とか早め早めの行動となり
出発駅に戻ったのは10:30分頃、まだ午前中でもあり沢山の人が順番を待って並んでいたのが、とても印象的だった。
これだけ混雑していると団体で動くのは無理な話で、下りてからの待ち合わせ場所と時間を決めていたのは正解だったようだ。

若干余裕があったので、通り道にあったスポーツ用品の店に寄り道、昨日の散歩で見つけておいたサブバックを買った。
 そして朝、行く途中に確認してあった中華料理のレストランに11時に到着!食事にはちょっと早い時間だが昼休憩となった。


 
シャモニ行きロープウェイ乗場・・・大勢乗って到着したが、下りるのは反対側なので混雑無し!



モンブランロープウェイからシャモニの谷


 
中間駅のブラン・ドゥ・レギーユには乗車を待つ人がいっぱい、ここで乗り換えて町に戻り、裏手から歩き出したのだが・・・   


 
広場の方を見ると、チケットを買う人や乗車待ちで並ぶ人で溢れていた!


 
町に戻って中華レストランへ


 
中華と言えば、ご飯もスープも、全ての料理が大盛りの一皿で出てくるので、一人分を取分けたもの。
右画像は店の玄関にあった天然木の椅子・・・ちょっとお気に入り(^^♪


午後からは長距離移動の為バス停へ


 
音が凄くて何事かと!途中で会ったバイク族4人組!・・・それぞれの色が 「 赤・白・青・黒 」 でカラフル(^^ゞ
荷物入れにもライト付き・・・バイクには乗らない私だけど、大きな排気量のバイクには何故か興味が湧く!
シャモニはツェルマットやサースフェーのように、ガソリン車の乗り入れ規制はないようである。


この後、専用バスでグリンデルワイトへ向かった。


8日目-2  7/19(火) > シャモニ~グルント~メンリッヘンロッジ(泊)
( 夕方、メンリッヘンロッジ~メンリッヘン山頂往復 ) 



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