雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

ヨーロッパアルプス5つの名峰ハイキング12日間(10)

2016年10月06日 | ヨーロッパアルプス(スイス)

高山に生息するキバシガラス・・・フィルスト展望台(2166m)にてヴェッターホルンを(3692m)背景に!
 

ヨーロッパアルプス5つの名峰ハイキング12日間
2016/7/12~23 (スイスインターナショナルエアラインズ 成田→チューリッヒ 往復直行便)

<10日目 7/21(木) > グリンデルワイトホテル~<市内バス>~グロッセシャイテック~
フィルスト展望台
バッハアルプゼー~フィルスト~グリンデルワイトホテル(連泊)

 


グリンデルワイト~グローセシャイデック~フィルスト~バッハアルプゼー~フィルスト~グリンデルワイトGPS軌跡
(画像中、クローゼシャイデックではなく、グローセ、又はグロッセシャイデックの間違い)


いよいよ最後のハイキングは逆さアイガー展望。。。


初日から3日間はやや不安定だったお天気も、4日目からは6日間連続快晴で、数々の名峰を満喫できた。
もう今日から嵐になって悔いはないと思えたのだが、やはり晴天は気持ち良く、白い山には青空が一番似合うかな(^^ゞ

さてハイキング最終日、夜中か早朝に通り雨があったようで、朝起きてベランダを覗くと下の道路が濡れていた。
連続快晴も終わったかー(*‘ω‘ *)・・・朝食後8:50分頃発のバスに乗って、3駅目となるグロッセシャイデックへ向かった。
グリンデルワイト(1067m)から標高差900m程を、ジグザグカーブの繰り返しで峠まで登って行くルートである。

このバスは郵便バスと言って、昔の郵便配達の名残で、カーブなどで鳴らす警笛(メロディー風)が面白い。
配達に来たことを知らせる合図だったとガイドさんが言っていたが、音量がバカでかくて山中にこだましていた。

途中の駅で下車すれば、氷河の下まで行けるハイキングコースもあると、添乗員さんが教えてくれた。

バスで一緒になったスイスの男性が、私が言った片言を聞いて、「グロッセ=ビック! クライネ=スモール!」と教えてくれた。
つまり、良く似た名前で覚えにくかったのだが、今日の訪問地グロッセシャイデックは 「 大きな峠 」 で
昨日訪れた、ユングフラウ鉄道駅の出発地であるクライネシャイデックは 「 小さな峠 」 と言う意味らしい。

バスで到着直前や、ハイキング道にも広範囲に牛の放牧が見られたので、なる程ここは大きな峠だったかも知れない。
小さな峠には人間がいっぱい!大きな峠には牛がいっぱい!名前が両極端な地に立てた事で、よりスイスが理解できた。

喉かな眺望を見ていたらあっという間、30分程の乗車で、標高1962mのグロッセ・シャイデックに到着した!


グリンデルワイト、今朝の様子。。。



雨上りのホテル前バス停・・・夜中に一雨降ったようだ。


 
早朝のアイガー                    ホテルの朝食


郵便バスでグロッセ・シャイデックへ



バス停より、グリンデルワイトでの宿泊ホテル・・・クロイツ&ポスト



ホテルの1階(スイスでは0階)・・・隣がカウンターバー、その隣が日本語観光案内所、その隣がスポーツ店だった。


 
牧草地や氷河を見ながら・・・


 
グロッセ・シャイデックに到着した!駅にはホテルが一軒建っていた。(奥にトイレあり)



グロッセ・シャイデック眼下①・・・アイガー(中央)と放牧された牛たち



グロッセ・シャイデック眼下②・・・数軒の牛(チーズ)農家、ちょうどTVの取材中だった。
 

牛が放牧された喉かな景勝地のグロッセシャイデックから、ハイキングに出発!

 
貰った案内には何も書かれていなかったので、フィルストまでの間に逆さアイガーの見られる湖があると思っていたが
コースを外れ一旦下って、別の場所にその湖はあり、頭に雲がかかった逆さアイガーを、かろうじて見る事ができた(^^ゞ
湖があるのだと思い込んでいたのだが、湖と言うには小さく狭く、ため池か沼と言った方が適当かも?

メインタイトルにするほどの場所ではなかったが、道中は花の群生が多く、オレンジ色のタンポポなど日本では見ない花もあり
TV取材中のチーズ農家や、牛の放牧地で牛さんのすぐ横を通ったり、それはそれで楽しい、寄り道散歩であった。
 

 
天気も悪く大きく乱れたGPS軌跡                  最初に出会った牛さん

登山道横にも牛さん


 
牛が食べつくす前に花が見られて良かった(^^♪・・・が、キンポウゲは毒性があって牛も食べないらしい。


 
ヴェッターホルンの麓・・・緩い下りの草原を行く



花や緑が豊かなので、池の近くだけ若干湿地帯になっていた。(雨上りのせいかも?)



地図上では、アイツェオイヴェンと書かれていた池に「逆さアイガー」



見ている場所や標高が変わると、アイガーの姿も全く違って見える。



画像一枚に収まるくらいの小さい池だった。


来た道をグロッセ・シャイデックまで戻った。



帰り道も花を見ながら。。。



戻って来てもまだTVの取材中!・・・嬉しいことに陽が射して青空が少し出てきた(^^♪


グロッセ・シャイデックから池までの往復で出会った花たち。。。






シラタマソウの群生は数ヵ所で見られた。



潰すとパッチン!と良い音がする。・・・ちょっと可哀そうだったが、ガイドさんのご指南で皆でやってみた(^^ゞ



黄色のタンポポ畑


 


    


    


グロッセシャイデックから、今度はフィルストに向かう。。。


グロッセ・シャイデック(1962m)からフィルスト(2165m)まで、標高差約203mを約2時間かけて歩く予定である。
実際にはフィルスト到着が13:10分頃、2時間25分かかったので、かなりゆるゆる歩きだったと思えるが
今が全盛期で一面黄色いキンポウゲが印象的な登山道で、皆さん写真を撮る姿も板についてセミプロ並みになってきた。
見かけることはなかったが、途中マーモットの生息地などもあり、変化に富んでいて曇りでも歩きは楽しかった♪

旅のしおりでは、フィルスト展望台到着後グリンデルワイトに戻り、その後自由行動となっていたが
フィルストから少し足を延ばせば、バッハアルプゼーと言う大きな湖に行けることを日本で調べてあったので
前日添乗員さんに、自由行動はフィルストからでも大丈夫かと尋ねてみたら、ガイドさん次第だとの回答であった。
そして聞いておいた甲斐ありで、フィルスト展望台のレストランで各自が自由昼食後、解散となったのである。


 
ちょうど別のバスが止まっていたグロッセ・シャイデックから、フィルストに向かって再出発!
右画像は、道路の一部が掘られて丸い鉄の棒が架けられていた。人間と車は通れるが牛さんは歩けないらしい。



最初はスニーカーでも歩ける車道歩き。。。



マーガレットも群生



歩いても歩いても牛さんの放牧地・・・



小さくなった後ろのグロッセ・シャイデック駅と、全景は見えないがヴェッターホルン



キンポウゲ群生はここでも広範囲



この辺りから変化に富んだ登山道らしくなる。



勢いの良い谷川の流れ



両手にキンポウゲの花ロード



ここでも谷川に架かる橋を渡る。




喉かな川沿い・・・前方は青空が出てきた!



左手の眺望パノラマ・・・ヴェッターホルン(3692m)・シュレックホルン(4078m)・アイガー(3970m)



この辺りはマーモットの生息地・・・マーモット像


 
別の場所にもマーモット像・・・マーモットの穴(住み家)もあった。


 
いつの間にか砂利の車道・・・他にも登山道があり、案内版があった。



点々と農家あり!車道も繋がっている。



黄色のお花畑・・・(キンポウゲではない)



オレンジ色のパラグライダーが一機、アイガーの稜線上を優雅に舞っていた。


フィルスト展望台が見えてきた!



グリンデルワイトからのゴンドラリフトも見えていて、ここも冬はスキー場となるようだ。



展望台の端っこにあった絶叫マシン!・・・「フィルスト・フライヤー」と言うアトラクションらしかった。
約800mをブランコに乗る格好で、一気に爽快に下って行く乗り物で、並行しているゴンドラの一駅下まで。
写真には撮れなかったが、ぎゃ~~~っ!っと、凄い声が聞こえて来ていて、一瞬何事かと思った(^^ゞ



フィルスト駅にいた歓迎マーモット


 
フィルスト駅ゴンドラ乗場前                レストランでランチ



高山に生息するキバシガラス・・・高山の鳥だけあって羽毛が凄い!



ヴェッターホルンとキバシガラス・・・食事中に数羽、直ぐ近くに来ていた。



フィルスト展望台からの眺望①・・・ヴェッターホルン・シュレックホルン



フィルスト展望台からの眺望②・・・アイガーとグリンデルワイトの町



フィルスト展望台からの眺望③・・・ハイキングコースがいくつも見える。



フィルスト展望台と繋がっているスケスケの廊下(撮影スポット)



廊下側からのフィルスト展望台ベランダとヴェッターホルン


フィルスト展望台までに出会った花たち。。。














    


    


    


    


金沢4人組は昼食の後、早速バッハアルプゼーに向かった!


青空も見えていたが、バッハアルプゼー方面の西の空はグレーの雨雲が発生、今にも崩れそうな天気だった。
左手側にはグリンデルワイトの谷が広がり、山々も美しく雄大な眺めで、ここでも道中の花は見頃である。
1時間強の歩きでバッハアルプゼーに到着、湖に映る逆さにヴェッターホルンやシュレックホルンを見る事ができた。

帰り道、添乗員さん同行で他の数人と擦れ違ったのだが、20分程の差で天候が悪化!眺望もガスの中となった。
フィルスト手前で雨が降り出したので、皆さんは雨の中を戻ることになっただろう・・・逆さホルンも見れたかどうか?



フィルスト展望台を振り返る!


 
一瞬、空が急激に怪しくなってきた!・・・途中に山小屋と避難小屋あり!



お子様連れで展望を楽しむ、ほのぼの親子

                         
 
途中で見かけた避難小屋2軒・・・煉瓦の土台でしっかりしていたが、古くて中はボロボロだった(^^ゞ



時々道が分かれていたが、どちらでも同じであった。



バッハアルプゼーが見えてきた!・・・ここを訪れる人は意外と多い。



バッハアルプゼーと逆さシュレックホルン



太陽が隠れたのでイマイチ暗いが、シュレックホルン(4078m)



バッハアルプゼーからのヴェッターホルン(3692m)

フィルストからバッハルプゼーまでに出会った花たち。。。






 


ゲンチアナ


黄色のタンポポ


ハクサンチドリ?







    


    


    



  帰りはフィルスト展望台手前で雨が降り出した。   


 
一気に雲行きが怪しくなって・・・フィルスト展望台5~6分手前で雨となり、傘の出番!


グリンデルワイトの町中で雨は止んだ!


大振りには合わなかったが、フィルスト到着から直ぐにゴンドラリフトで、グリンデルワイトの駅に下りてきた。
展望台乗場の駅からホテルまでは徒歩圏内、途中COOPで夕食と飲み物の買い出しをして、17:15分頃ホテルに戻った。

最後ではあったが、ホテルのベランダにあるテーブルと椅子で、この旅行を振り返りながら4人での夕食会をした。
フランも残っていたが、最後は豪華に!とは誰も言わず、このツアーでは常にレストラン食だったので、
COOPで何が買えるのか分からなかったが、一度はそんな食事をするのも旅の思い出になるかな?と言う発想である。
ちょっと言い訳みたいで貧乏臭かったかな(^^ゞ・・今思えば、残ったフランで豪華夕食でも良かったかも?


 
フィルストのゴンドラ乗場                 雨の中をホテルに戻る。


夕食後はメイン通りを散歩。。。


お財布の残りは60フランとコイン(小銭)が少々、これを使い切ろうと食後の20時過ぎ、4人でメイン通りに繰り出した。
スイスモンベルのカッコ良いお兄さんに出合って、ブログアップ了解で写真をパチリ!撮らせて頂く。
昨日気になっていたチョコや手袋など、他の皆さんも思い残しがないように、買い物をして21:30頃ホテルに戻った。

そしてお土産をギュッと詰め込んで最後の荷造り!カナダ旅行の時は7泊9日で、意外とあっという間で物足りなかったが
今回は10泊12日、お天気が良かった事の影響は大きいが、10泊したことで身も心も充実の旅行となった気がする。
今日が最後だと思うとなかなか寝ることができず、一旦寝る体制で布団に入ってまた目が冴えたので起きて・・・
相部屋のKさんと、ベットに寝ころびながら1時間ほどおしゃべり、何を話したのか記憶にないが、その後やっと寝付いたのである。


 
  スイスモンベルのカッコ良いお兄さん         バッハアルプゼーの大きなパネル写真があった店


 
EIGER+の地下COOPへ


  
ホテルの前よりアイガー・・・赤〇は小屋の明かりとアイガーバントの窓の明かり



ホテル隣の日本語観光案内所・・・夜はアイガー・メンヒ・ユングフラウがオレンジに光って綺麗だった!



ホテルの部屋から撮った本日最後のアイガー・・・暗くなって二つの明かりがより光って見えていた!



楽しかったスイス旅行も終わり、明日は日本に帰るのみ(*‘ω‘ *)



11・12日目 7/22~23(金土) > グリンデルワイトホテル~<専用バス>~チューリッヒ空港~成田空港




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