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雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

中山(1255m)から冠雪の剱岳を見た!

2015年11月02日 | 富山県の山

中山山頂からの剱岳


2015/11/1(日)岳の展望台…中山(1255m)
                               <中山遊歩道登山口~東小糸谷 周回コース>

金沢森本IC(7:00)→立山IC(7:40)→馬場島P(8:20~35)→登山口(8:45)→五本杉(9:55)→
中山山頂(10:15~40)→東小糸谷(11:30)→馬場島(11:50~13:20)→立山IC(14:00)→金沢森本IC(14:40)


中山から久しぶりに冠雪の剱岳を見た!


金沢ハイキングクラブ主管の交流登山だったので、クラブ会員19名と、他会より21名の参加で総勢40名!
私にとっては富山時代から縁のある中山、CLでもSLでもなかったが、今回40名の先頭歩きを頼まれた。
40名は、途中で擦れ違った方達には申し訳ないほどの大行列だったかも(^^ゞ

CLからは、ゆっくり休憩も多めにとの事だったが、いつもよりスローペースで歩いても着いて来れない人もいて
眺望が良いと各自が立ちどまって写真を撮ったり、お天気と眺望に恵まれたのんびり山行であった。
あるクラブは、新人歓迎登山を兼ねているとかで、本日初参加のメンバーが1人
またあるクラブは、入会前のお試し参加の方がメンバーに2人、半日コースの山ならではの参加者であった。

中山山頂に到着すると、既に人・人・人…そこに40人が加わり、記念写真を撮るのも順番待ちとなったが
冠雪の剱岳、先日登った池平山も真っ白、大窓、赤ハゲ、白ハゲ、赤谷山が、青空に映えて美しい。。。
早月尾根の小屋も見えて、赤谷尾根が正面、ブナクラ谷を挟んで猫又山の頭も白く見えていた。
風もなくポカポカ陽気で、2時間位ここでのんびり過ごしたかったが、団体なのでそうはいかない。

いつも立てかけてあった「ようこそ中山…」の白い看板がない! 気付くとおばさんたちのお尻の下に!(@_@。
一人の男性が「それはベンチじゃないですよ」と声をかけると、「倒れていたからベンチですよ」と言い訳。
山人口が増えすぎて、常識も薄れつつあるのか?情けない光景を見てしまって少々ガッカリ(>_<)

昼は馬場島で芋煮会の予定だったので、座る場所もなく剱岳にお別れを言って、早々に東小糸谷へ下山開始!
下山口を過ぎてから、河原を歩く3頭のイノシシを見た!その後車道を横切る5頭のイノシシ(子供)を見た!
今日は今から鍋の予定なので、「捕まえて猪鍋にしよう♪」 …との誰かの冗談に(本気かも?)大笑い(^◇^)
 芋煮会(牛肉入り)も好評で、40人で4鍋を平らげて無事に終わり、馬場島で解散となった。 



中山GPS軌跡…登山口標高710m(単純標高差545m)登り約1時間30分、東小糸谷下り約50分


紅葉真っ只中の馬場島に労山会員40名が集結!



人が多過ぎるので自己紹介は省いて、早速出発!…それにしても良い天気でウキウキ(^^♪



ぞろぞろ歩いて遊歩道登山口に向かう…駐車場は満車に近い。。。



20分ほど登った展望箇所で衣服調整&撮影タイム!無風に近くシャツ一枚でも暑いくらいだった。


 
五本杉でも休憩…私には見慣れた立山杉だが、初めて見る人には感動の大きさだ!



標高1100m付近から、落ち葉や葉っぱに積もった雪が見られた。


山頂は人でいっぱいだった!



気温はどんどん上がっていたが、剱岳に降った雪はまだ少し残っていた(^^♪



赤谷山、赤ハゲ、白ハゲ、大窓、池平山に日が差して白く輝いていた。



早月尾根をアップで…小屋も小さく見えていた。



大窓をアップで。。。


 
中山山頂は我々を含めて60名以上の大賑わい…片隅の日陰に目をやると昨夜振った雪が残っていた。


座る場所もないので早々に下山開始!



下山途中の赤谷山など。。。「紅葉との額縁風」


 
右に左に沢を3回渡る。


東小糸谷に下山して、車道を歩き馬場島に戻ってきた。



(後ろを歩いていたはずなのに?)車の運転手(2班)がなかなか戻らず、馬場島から見える剱岳を撮っていた。
午後の日差しで、剱の峰が一段と白く輝いて見え、紅葉とのコラボが美しい。
後に聞いた話…2班は下山道を間違え、クズハ山との分岐を10分程気付かずに登って行ったらしい(^^ゞ



未踏みの赤谷尾根を歩いて、いつか赤谷山に登ってみたい(^^ゞ




馬場島から見ると、岩のゴツゴツが、より鋭く強調されて見えている。


 
立派なテーブルをお借りして芋煮会&締めはうどん…最後に各クラブの紹介を行った。
いつの間にか空には雲が多めとなり、お天気は下り坂で明日は雨予報が出ていたが、今日は本当に良い日だった。


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紅葉の鉢伏山(1782m)

2015年10月21日 | 富山県の山

名もなき大岩…紅葉の木々を着飾って立つ姿は、鉢伏山の主のような風格であった。


2015/10/20(火)  紅葉の鉢伏山(1782m)
                                 有峰林道小口川線(フロヤ谷)登山口より


金沢森本IC(6:00)→富山IC(6:40)→有峰林道小川口線水須料金所(7:05)→フロヤ谷登山口(7:30~40)
分岐(8:25)→鉢伏山山頂(10:10~11:00)→鉱山跡(12:05)→分岐(12:30)→登山口(13:10)→
有峰林道小口川線~有峰林道小見線周遊→料金所(14:10)→富山IC(15:00)→金沢森本IC(15:35)



鉢伏山GPS軌跡…登り約2時間30分、下り約2時間10分、累積標高差829m


紅葉狩りを兼ねて鉢伏山へ


数年前の紅葉時期に登り、初冠雪の薬師岳が間近で、紅葉とのコラボが綺麗だったと言うNさんを筆頭に
私を含めて鉢伏山は初めてと言うメンバー3名が加わり、4人で紅葉の鉢伏山に登ってきた。

有峰林道小口川線の水須料金所で通行料金1900円を支払って、車はどんどん標高を上げていく!
途中、いくつかの谷に杭の標識があり、何番目かの杭の標識に「フロヤ谷」と書かれた箇所が登山口であった。
ちょうどカーブの路肩を利用して、狭いが上手く止めれば2~3台の駐車スペースがあり
手前に案内版が(朽ち果てた感じで)倒れていて、その左手側をよく見ると、階段上の登山口が見えていた。
手元のGPSでは、フロヤ谷の標高は1047mとなっていた。(単純標高差は735m程である)

登り始めて直ぐに急斜面の急登 ちょっと一息ついてまたまた直ぐに急斜面の急登
日本3大急登と言うものがあるが、負けてない、ここが日本一じゃないの?って思うくらいの急登であった(@_@。

木や岩を利用して虎ロープが下がっているのだが、若干ロープが細く、一部結び目がないロープだったりして
今回、夏用の薄い手袋だったので、滑って掴みにくい…この垂直登りが連続したせいで
アキレス腱横の足首近くの筋肉がジンジン…私の場合いつもはあまり使わない筋肉のようで苦戦(^^ゞ
下から見ていると、スイスイスイっと登っていく皆さん、日頃の鍛え方に大差ありだった!

自宅に戻って「富山の百山」より、鉢伏山のコースタイムを確認したら、登り3時間30分となっていたので
今回のタイムは登り2時間30分で1時間短縮!苦戦しながらもまぁまぁ頑張ったと言えるかな(^^)v

ロープが終ると尾根道となり、虎ロープの急登と比べると天国のような登山道である。
流石に鉢を伏せたような山容と言うだけあって、尾根上の登山道は足に優しく、落ち葉も程良いクッションだった。
途中の枯れ沢は、この時期は水は無かったが、苔むしたグリーンの岩(大岩や小岩)の上を歩くので
湿っている時は滑らないように注意が必要で、大雨が降ったらちょっと怖い登山道になりそうである。

枯れ沢を過ぎた登山道では、笹を刈り込んであり登山道もハッキリしていて迷う事は無い。
毎年小口川線が開通する7月頃、地元の山岳会で草刈りが行われているとの事で、有難くて感謝だ!

小さなアップダウンはあったが、やがて平坦な山頂台地(意外と広い)に到着!しばし眺望を楽しんで昼休憩♪
天気は良くて暖かく、上着もいらないほどだったが、眺望は霞んでおり、やや残念であった。
広場のすぐ先に三角点と山頂の案内表示があり、木に囲まれていて、そこからの眺望はなかった。
 
ポカポカ陽気の中、昼休憩を過ごし、ここでお昼寝をしたいくらいだったが下山開始!
標高1400mより上の方は紅葉が終っていて、大量の落ち葉をサクサクと踏みしめての歩きだったが
下りでは、鉱山跡の紅葉に日差しが注ぎ、見頃となっていてしばし足を止めた。
登りでは急登と格闘し気付かなかったが、標高を下げるとモミジの赤も混じり、紅葉がなかなか見事である!

そして虎ロープの下りは、登りで心配したほど難儀ではなく、アスレチック感覚で下りてこられた(^^ゞ
ロープを掴む時に手袋が若干滑ったので、出来れば滑らない手袋を持参した方が良さそうである。 

下山後は、水須料金所に戻らず、有峰湖経由で有峰林道小見線をぐるっと回って、紅葉狩りドライブ…
紅葉は一部終っていたが、標高を落とすと見頃となり、1900円の元も取れて2度美味しい山行であった。



フロヤ谷登山口&P…中央の杭に谷の名前「フロヤ谷」と書かれている。



段差注意の看板の横に、鉢伏山案内図が倒れていて、その左手が登山口の階段



鉢伏山概念図…雪の影響で倒れたらしい。



虎ロープの急登が続く。。。



1538mピークからの眺望…鍬崎山、奥大日岳、剱の頭も見えていた。

 
笹原となり、まぁるい山容の鉢伏山頂が視界に入った。



山頂広場



山頂広場から直ぐの三等三角点と鉢伏山の標識(年季が入って文字が擦り切れていた)



山頂広場からの眺望…鍬崎山の右肩には立山連峰が薄っすら見えていた。



下りで立ち止まった鉱山跡の紅葉…若干遅いがまだまだ真っ赤だった。



虎ロープで下りながらも、周りの紅葉に目が行く。



この辺り、ブナ林に混じってモミジの木も多かった。



虎ロープは一人づつ下りないと危険なので、待ち時間で何枚でも紅葉を撮った(^^ゞ



最後に、登山口に下りてから見上げて一枚!…この中を下りてきたようだ。



 

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薬師岳(2926m)夏山開き

2015年06月25日 | 富山県の山

太郎平から薬師岳方面を望む
 

2015/6/13日~14日(土日)  薬師岳(2926m)夏山開き


<1日目> 金沢駅(5:17)→高岡駅(6:00)→有峰有料道路入口(7:10)→折立P(7:50~8:00)→
折立登山口(8:05)→アラレちゃん(9:05)→三角点(9:50)→五光岩ベンチ(11:35)→
太郎平小屋(12:40~13:10)→薬師平(14:10~20)→薬師岳山荘(15:10) 

<2日目> 薬師岳山荘(7:50)→避難小屋(8:20~30)→薬師岳山頂(8:45~9:50)→
薬師岳山荘(10:15~20)→ 太郎平小屋(11:20)→五光岩ベンチ(12:00~50)→三角点(13:45)
→アラレちゃん(14:10)→折立登山口(14:55)→折立P(15:05~15) →有峰有料道路出口(15:50)
→白樺ハイツ(お風呂 ~16:30) →高岡駅(17:40)→金沢駅(18:35)
 

全国から100名以上の参加で薬師岳夏山開き。。。 


薬師岳は4年前の、2011/7/19~21 (2泊3日で太郎平小屋 ・ 薬師岳山荘泊)が初登山であり
梅雨明け直後のお天気にも恵まれ、時間にもゆとりがいっぱいで、2日目に北薬師岳まで足を延ばした。

以来、今回は2度目であるが、夏山開き(開山祭)には初参加、ほぼ毎年参加している2人に同行させて頂いた。
開山祭と言っても、富山市観光協会が主催している記念登頂会の団体ツアーではなく、個人山行である。
最初はこのツアーの中に入るのだと思って、時間などをチェックしていたのだったが、別行動で助かった(^^ゞ 

天気予報がコロコロ変わり心配していたお天気、雲が多めだったが2日間とも晴れて登山日和であった。
初日(6/13日)の富山市北部の最高気温は32度の真夏日となったらしく、移動中も朝から蒸し暑かったが
折立登山口の標高は1356mであるため、スタートからそれほど汗を搔くこともなく、樹林帯を順調に登る。

標高1800mを過ぎた辺りから、日陰や吹き溜まりの登山道で、途切れ途切れに数ヵ所残雪が現れ始め、
太郎平小屋の手前から残雪があったが、他、太郎平までのほとんどは夏道であった。

毎年参加している方によると、今年は例年より全体的に2mほど、雪が少なく感じると言っていた。
いつもここは雪渓の上の連発!1900m過ぎの水平道ではチングルマも満開で、夏の雰囲気も漂っていた。

太郎平小屋で昼休憩をしていたら、ツアーの団体さんが登って来られたので、急いで席を空けた。
我々は団体さんより15分ほど早く出発したので、今のところ静かな山歩きを楽しんでいる♪

薬師峠のテン場を過ぎて、沢沿いの急登を登っていたら、何やら変わった動きの3人組(@_@。
12本詰めのアイゼンを履いて、キックステップで2~3回蹴りを入れての慎重さ!
しかも我々に、同じような歩きで後ろに続くようにとの指示…えっ?えっ?と思いつつも素直に続いた(^^ゞ
我々はアイゼンも持参していたがツボ足、それでも蹴りながら歩いたので、足は少々疲れた。

薬師平で一緒に休憩して分かったのだが、団体ツアーのスタッフ、富山のベテラン登山家さん達だった。
後から登って来るツアー客の為に、急登の箇所のステップを切っていたようである。

例年通り残雪が多ければ直登となるので、アイゼン・ピッケルの出番も多少はあったらしいが
今回は直登が出来ず、いつもよりやや緩やかなトラバースで、腐った雪の踏み抜きにも注意であった。

薬師平で別れて我々は先に進み、左手に夏道も見えていたが歩きやすそうな雪渓をしばらく歩く。
適当な箇所で尾根上に、その後の尾根道と薬師岳山荘まで、翌日山頂までも登山道に雪は全くなかった。

予定より少々早い到着となったが、山頂方面はガスって来ていたため、登頂は明日の開山祭に参加として
のんびり小屋前でコーヒータイム、山荘前を縄張りとしている雷鳥♂も現れて、しばし遊ぶ♪

夕食(5時~)まで時間があったが、ツアーのスタッフ6名と同部屋になり、9名で賑やかな時間を過ごした。
我々メンバーの知り合いが3名おり、後は何と!先ほどキックステップで一緒に歩いた3人組だった!
前日の寝不足もあり、ちょっと先に横になってみたが、このスタッフさん達の話が面白すぎて寝れず(^^ゞ
やっぱり山小屋では山の話で盛り上がる 救助の時の話もでて、酔っぱらいのリアルな本音に爆笑だった。

せっかくのお泊りであったが、夕日はガスでイマイチ、星空もなし、翌日のご来光も雲が厚めで断念!
夜中の3時頃目覚めて、星空と朝の空の様子を確認したが、ご来光は期待薄でまたお布団に入って寝直した。

と言う訳で、ご来光もなく、早めに登頂しても開山祭は見られず、いつもよりのんびりの朝であった。
そんな私達を察知してか?小屋のおかみさんよりモーニングコーヒーのサービスあり(^^♪
これも毎年登っている私以外のメンバーの顏、ここが別荘だと思ってまた来てくださいね!とお声もかかった。

何事も団体さんより一歩先に歩くのが鉄則!そろそろ出発しそうな雰囲気を見てから、我々も山頂を目指す!
ゆっくりゆっくり山頂に向かい、途中のケルン辺りで、槍ヶ岳、黒部五郎岳、北ノ股岳などの眺望を楽しむ♪
山頂では30分以上待機したが、間近に北薬師岳、後ろの剣岳や立山連峰の眺望を見ながら至福の時間であった。

開山祭参加者は、薬師岳山荘泊が38名、太郎平小屋泊が30名、新幹線効果で関東からの参加者もいた。
スタッフ多数、大山寺の住職5名、私達のような一般登山者も20名ほど、総勢100名以上の参加である。

徐々に雲が薄くなり青空も出てきて…住職さんにより運ばれた「薬師如来像」が山頂の祠に安置され
太郎小屋泊の参加者が登って来るのを待って、山頂で安全悲願祭の行事が取り行われた。
お神酒とおつまみ、お菓子が振舞われ、参加者が順番にお焼香をして、今年の登山の安全を悲願した。 

山頂ではドコモの電波が来ていたので、下界からの情報によると、富山市内は31度、金沢は29度とか!
薬師岳は涼しくて下りもルンルン、樹林帯に入っても終始涼しい風が吹き、蒸し暑さはなかった。
下山後は白樺ハイツでお風呂タイム、 団体さんが着く前にと思ったが、お風呂上りでもまだ未到着。
2日分の汗を流して帰路に就く…今回は高岡から金沢までの往復は電車だった。 
 

 
薬師岳GPS軌跡…往復歩行総距離22.4km


団体バスの到着直前で静かな登山口


 
折立登山口(キャンプ場・トイレ・水場・自販機あり)


新緑の登山道への一歩。。。
 

 
イワカガミ、イワナシなどを見ながら登る。
 


数ヵ所、登山道に雪のブロックが残っていたが、例年よりは少ないそうである。
 


三角点のある休憩所


 
チングルマが両脇に咲き、初夏の雰囲気         登山道にミズバショウも咲いていた。
 

  
ショウジョウバカマも多く見られ、白いショウジョウバカマもあった。
 

  
                                 ツバメオモト


太郎平小屋手前の雪渓歩き…左手にずっと見えていた薬師岳と北薬師岳 


太郎平小屋に到着!
 

 
小屋直前まで残雪あり
 

 
太郎平小屋と太郎山 (太郎小屋の水はまだ出ていなかった)
 


太郎平からの薬師岳
 


眼下に薬師平とテン場が見えてきた。
 


テン場…この時間にテントは3張りだった。(13:25)


残雪が少ないので直登はできず。。。
 

 
残雪が多ければ直登の急登とか…雪が少ないのでやや緩やかなトラバースでアイゼンは出番なし。
 

 
薬師岳山荘には水がなく(雨水利用)太郎平小屋の水もまだ引いてない為、ベテランさんのアドバイスで
足元に流れる沢のお水をペットボトルに汲んだ。(冷たくて綺麗で美味しい)…(右)踏み抜き注意箇所多数!
 


太郎平を振り返る…雲行きが怪しくなってきた。
 


稜線手前の雪渓を歩く。。。
 


 左手の夏道に入って後ろを撮る…北ノ股岳、黒部五郎岳、槍ヶ岳は薄っすら見えていた。


本日のお宿、薬師岳山荘に到着!
 


ガスって来たので登頂は明日に。。。
 


山荘前が縄張りの雷鳥♂
 

 
薬師岳山荘の食事…4人に1本、日本酒「立山」」サービスの夕食(左)と、ぜんざい付の朝食(右)


翌朝は開山祭に参加。。。
 


出発前の準備体操をする皆さんを見ながら、一歩先に(^^ゞ
 


薬師岳方面は青空も見えて、爽やかな散歩道
 


薬師岳山頂と北薬師岳への稜線
 


左手の鍬崎山
 

 避難小屋とケルンのある展望所に寄り道
 


展望所から薬師岳


展望所から槍ヶ岳、穂高連峰、雲ノ平、水晶岳



槍穂のアップ


祠のある薬師岳山頂に到着!



山頂の標識



山頂から北薬師岳と剣岳、立山連峰



剣立山アップ


大勢が見守って開山祭が行われた。


 
住職さんのお祓い                       見守る参加者



祠に収められた「薬師如来像」と、お供えの「ダイコン・リンゴ・お米・お花・お酒など」



下り方向…北ノ股岳、黒部五郎岳、後ろに笠ヶ岳の頭、薬師岳山荘と太郎平小屋まで一望



ハイマツの中にキバナシャクナゲ



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烏帽子山(1274m)~僧ヶ岳途中リタイア!

2015年06月05日 | 富山県の山

僧ヶ岳登山口近くから、残雪の僧ヶ岳方面


2015/6/2(火)  烏帽子山(1274m)~僧ヶ岳目指すも途中リタイヤ!
                          嘉例沢森林公園登山口よりピストン (メンバー4名)


金沢森本IC(5:02)→魚津IC(6:00)→嘉例沢森林公園P(6:40~50)→登山口(標高750m 6:52)→
鋲ヶ岳分岐(7:10)→のぞき展望台①(標高866m 7:25)→標高1000m(8:00)→烏帽子山前衛峰(8:45)
→展望台②(標高1230m 9:00)→烏帽子山山頂(標高1274m 9:10~20)→
僧ヶ岳夏道登山口(標高1280m 10:05~1310m付近で待機~ 14:00)→烏帽子山(14:35~40)→
鋲ヶ岳分岐(16:00)→鋲ヶ岳(16:05~10)→登山口(16:25)→ 嘉例沢森林公園P(16:27~40)
→魚津IC(17:20)→金沢森本IC(18:10) 


体調不良と体力不足で僧ヶ岳は断念 (@_@。。。


魚津ICからナビの案内通り走り、通行止めの箇所もあって迂回、やや迷いながら嘉例沢森林公園Pに到着した。
帰路では、田籾と言う集落に抜けて、新幹線と高速の下をくぐり、8号線経由で魚津ICへ、若干こちらが早かった。

嘉例沢森林公園Pにはトイレ棟あり、ここまでの林道も駐車スペースも舗装されており、登山口案内も分かり易い。
登山口から烏帽子山までは登山道が綺麗に刈り込みされており、途中の分岐や展望台、標高の案内なども完璧!
烏帽子山山頂からの眺望は、朝日岳、雪倉岳、旭岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳…

烏帽子山から林道出合までは刈り込みがされていなかったので、ヤブ漕ぎの連続で、足元が見え辛く危険!
登山道を塞ぐ倒木も多く、左手側が深い谷になっている細尾根もあったので、意識しながら注意して歩いた。
烏帽子山標高1274mに対して、林道出合標高1280mであるが、雪渓&夏道、、アップダウンの繰り返しであった。

登山口から林道出合まで、3時間強の歩きは順調だったが、そこからは息苦しくなって足が前に出ない!
私だけ林道出合でリタイアしたので、いつか夏の登山口からリベンジ出来ると思っていたが、通行不可と帰宅後判明!
魚津の別又~僧ヶ岳登山口~宇奈月に抜ける 「別又僧ヶ岳線」 が、以前の台風や雪の影響で大きく崩落しており
黒部市のHPを覗いたら、宇奈月~平和の像の広場(標高565m)までは復旧(2015/5/1)となっていた。 

甘かった(^^ゞ…嘉例沢森林公園の登山口より5時間半くらい頑張らねば、当分の間、僧ヶ岳には行けないのだ!
何ヶ所か別の登山口もあるようだが、時間や距離的には余り変わらないように思えるが、どうなんだろうか?

前日は2時間ちょっとしか寝ていなかったこともあるが、メンバーの中では明らかに体力不足(>_<)
僧ヶ岳へは、ここが第2のスタートとも言うべき登山口だったが、元気な3人を見送って林道出合で待つことにした。

見送ったのは10時10分過ぎ、僧ヶ岳山頂を踏んだ皆さんが戻ってきたのは14時、その間の私は…

残雪の標高1310m付近までゆっくり登って、僧ヶ岳方面の眺望を見て下りてきた。
時間がたっぷりあるので休憩場所探し、太陽がちょうど頭上でギラギラ、暑くて日陰を探しウロウロ、
木で影が出来ていた雪渓の上に陣取ってみたが、斜度があり何だか落ちつかず、また移動して
雪が融けた草地(平地)にシートを広げてみたが陰が無く、焦げそうなくらいに暑かったので、またまた移動
最後は平らな雪渓を見つけて、ひんやり涼しい場所でやっと落ち着いて、一人でランチ&コーヒータイムとした。

雪渓の上を茶色い猿が一匹歩いていて、すぐに何処かに消えたと思ったら、またすぐに現れた!
林道付近に猿が一匹、二匹、三匹、小さな赤ちゃん猿も二匹、だんだん増えて最後は8匹の大家族!
きゃーこっちに来ないでと(上高地の猿に威嚇されたことを思い出し)ちょっと怖くて身動き取れず(>_<)

多分、100m位は離れていたと思ったが、私に気付いたのか?気付いていないのか?
子猿がピョンピョン跳ねたり、毛繕いで寛いだり、何か草の新芽のようなものを、一生懸命に食べていたり
そのうち近付いてきた1匹と目があったら、近くのブナの木に走って登って行った。(私から逃げたのかな?)
僧ヶ岳の野生のお猿さんたちは、もしかしたら人間を襲わないようでホッとしたけど、
あ~時計を見たらもう13時半、猿に気を取られてお昼寝をする時間が、すっかりなくなっていた(^^ゞ

それにしても他の登山者は一人も通らず、平日でもあるが別又僧ヶ岳線が不通の影響か?

登山口の案内では、山頂眺望と共に北面の仏ヶ平が見どころとあり、ニッコウキスゲの群生も見られるようだ。
今回、標高1000mを過ぎてから、カタクリの花にギフチョウが舞っていたかと思えば、1100m手前から斑に残雪
雪が途切れるとイワウチワ、ショウジョウバカマ、コイワカガミ、ウラジロヨウラクの群生などが見られた。

僧ヶ岳登頂メンバーに聞いたところでは、山頂近くでシラネアオイやカタクリの群生も見られたらしい。
残雪の日帰り白山登頂よりもハードで、残雪のチブリ尾根から別山往復と同等のハードさだったとのことである。
 
帰路では、帰りに寄ろうと話していたこともあり、分岐から鋲ヶ岳に立ち寄って、再び分岐に戻って下りてきた。
鋲ヶ岳(861m)には頑丈な造りの立派な東屋があり、眼下が宇奈月温泉で、烏帽子山からの眺望と大差なし!
現地でも確認できたが、地形図上でも三角点の方にぐるっと周遊して駐車場に戻れる登山道がある。
お手軽散歩コースで眺望良し、分岐から片道5分、もしかしたら周遊できるかも?是非ついでに立ち寄るべし!


 
登山口標高750m~林道出合経由1310mまでの(往復歩行距離12.5km)登り3時間15分、下り2時間25分
<健脚3人組のタイム…林道出合~僧ヶ岳、登り約2時間00分、下り約1時間20分、往復距離+6.5km>
展望台①は「のぞき展望台866m」で眺望良し、1000m展望台は眺望なし、展望台②は1230mで眺望良し。


駐車場は広いが、この日は他に車を見ていない!



嘉例沢森林公園Pにトイレ棟あり (トレペ完備、椅子がありここで着替えもできた)



トイレの右奥に見えていた建物…水道、煙突、丸い窓?いったい何だろう??



Pから徒歩2~3分の、階段で始まる登山口


 
(左)登山口手前に、ドクドクと流れていた湧き水風の水場あり…透明で綺麗だったので、皆で少し飲んでみた(^^ゞ
(右)登山口左手の登山道…周回の案内はないが通行止めとも書いてない。


 
(左)登山口一帯を埋めていたのは、ハート型葉っぱの 「ヒョウノセンカタバミ」
(右)階段の途中に「アサキマダラ」…羽は動かしていたが、飛ばないのでまだ寝ていたのか?



鋲ヶ岳分岐…この後も、同じように分かり易い案内が立てられていた。


  
美しいブナ林から残雪へ…雪は半氷状態で非常に固かったが、急登ではないのでツボ足で歩けた。


 
イワウチワ、ショウジョウバカマ、コイワカガミ、カタクリ、ユキザサ、ウラジロヨウラク…の花が見られた。


 
1232mピークを少し過ぎた雪原、木の下に「烏帽子山前衛峰」と書かれた案内あり。


展望台②からの眺望!



僧ヶ岳方面…宇奈月温泉からの「別又僧ヶ岳線」が見えていた。



朝日岳、雪倉岳、旭岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳…


 
        五竜岳、鹿島槍ヶ岳          僧ヶ岳の稜線上にある駒ヶ岳の頭が見えていた。



烏帽子山直下のヤシオツツジ…濃いピンクが綺麗だった。


烏帽子山に到着!


 
烏帽子山山頂広場(左)と、山頂と書かれた割れた石柱(右)、近くに三等三角点があった。



僧ヶ岳登山口への尾根上はヤブ漕ぎだったが、両脇にウラジロヨウラクが群生した箇所もあった。



僧ヶ岳登山口(林道出合)手前の雪渓①



僧ヶ岳登山口(林道出合)手前の雪渓②



復旧の見通しはあるのか?廃道同様の「別又僧ヶ岳線」別又方面



僧ヶ岳登山口からは雪渓が続く…ここで彩雲が見られた。



烏帽子山を振り返る。


お猿さんを眺めて過ごした長~い昼休憩。。。


 
僧ヶ岳登山口近くに住処がある、仲良しお猿さん一家 (もしかしたら3世帯?数えたら8匹)


 
僧ヶ岳登山口近く(1280m)の昼休憩した場所より、タニウツギと新緑の森


 
鋲ヶ岳分岐からブナで囲まれた細尾根の登山道を5分



鋲ヶ岳山頂には東屋があり、烏帽子山山頂より過ごしやすそうで眺望も良かった。



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残雪の立山別山(2880m)…雷鳥沢を登る。

2015年05月21日 | 富山県の山

別山より剣岳


2015/5/17(日)  残雪の立山別山(2880m)…雷鳥沢を登る。


金沢森本IC(4:50)→立山IC(5:30)→立山駅P(6:00~)→ケーブル発(7:00)→バス発(7:20)→
立山室堂(8:05~20)→雷鳥荘(8:45)→雷鳥平(9:00~15)→剣御前小舎(11:05~10)→別山南峰(11:45)
→別山北峰(11:55~12:45)→剣御前小舎(13:15~25)→雷鳥荘(14:20~25)→立山室堂(15:05~)
→バス発(15:35)→ケーブル発(16:30)→立山駅(16:40~17:05)→立山IC(17:35)→金沢森本IC(18:10)


1ヶ月で雰囲気が大きく変わった立山。。。

                                              

2012/5 室堂山展望台と一の越        2013/4 白い雷鳥に会いに  
2013/5 室堂山展望台と一の越
        2014/4 浄土山        2015/4 別山乗越


クラブの例会で立山周辺に行く計画だったが、2014年から4月5月11月の入山に限り、雪崩ビーコン携帯が義務化された。
総合的に費用も高く、ビーコンも扱い慣れていないなどの理由から例会としては中止となったが、個人山行に切り替えて実施!
マイビーコン2名、レンタルビーコン7名、万一の時の保険だと思って素直に受け入れるしかない(@_@。
雪の立山大好きメンバー9名、カメラ好き多数!それぞれベストショットを撮るのも楽しみの一つと集まった。

移動中の車内でも、日の出の太陽が美しいとパシャパシャ、剣岳のシルエットが浮かんだとパシャパシャ…(^^♪
弥陀ヶ原では猿の親子が出迎えてくれて、チラッと見えた称名滝の勢いにも圧倒され、徐々に高くなる雪壁からも目が離せない。
アッと思ったときにカメラを取り出していては間に合わない!立山室堂に到着する間も、ワクワクの時間帯であった。

立山駅の室堂ライブカメラでは、朝7時前の気温が2.8度と表示されていて、晴れで風は弱く、登山日和に感謝(^人^)
雪の大谷は1ヶ月で7m減の12m、でもまだまだ見応えあり!初めて見たとすれば感動の高さである!
 
前回までは、雪の立山に来たら白い雷鳥さんに会うのが目的の半分を占めていたが、今日は別山北峰が目標!
往復の途中で会えればラッキーかと思っていたが、 みくりが池で早くも遭遇、雄山をバックに岩に仁王立ち姿であった。
 
雷鳥平で全員がアイゼンを履いて、雷鳥沢に繰り出し、前回同様旗を目印に夏道の尾根まで直登!
尾根からは夏道となり、以後アイゼンの出番はなし、小舎手前と別山南峰と北峰の間に若干残雪があった程度である。
昨年の同時期に登った浄土山では、強風で1分も留まっていられないほどであったが、比較すると今日は天国(^^)v
12時前に到着した別山北峰で、剣岳や後立山連峰を心行くまで眺めながらの昼食タイムを取る事が出来た。

下りでは剣御前小舎から夏道方面に若干下り、雷鳥沢の雪渓の谷へと入った。
眼下に小さく雷鳥平のテント場が見えていたので、そのまま数人は尻セードで、数人はツボ足で下っていき
ベテランY さんは得意のグリセードを披露!新人I さんの靴スキーもなかなか上手!私はもちろん尻セードで(^^ゞ
スキーで言ったら上級コースくらいの斜度があり、ザラメ雪でも気持ちよく滑って、しかもロングランコース!

ピッケルを使って滑落訓練には持って来いの場所であったが、本番で練習はできないので楽しく下るのみ♪
あっという間に雷鳥平に辿り着いたが、尻セードの皆さんのお尻はびしょ濡れとなっていた。

若干疲れた方もいて、時短のためもあり、室堂山荘経由は諦め、みくりが池経由で室堂ターミナルに戻った。
朝よりも池の雪が融けていると感じたのは皆さん同じ、本当に暖かくて穏やかな一日であった。
別山からの眺望も素晴らしかったが、みくりが池から立山を眺めるのも格別!なかなか足が進まない(^^ゞ
一日眺望を見ながら歩いていたのに、いつまで見ていても見飽きないと言うのが本音である。

予定より若干早く室堂に戻れたが、ターミナルには既にバス待ちの大行列ができていて、早速最後尾に並ぶ。
人の数だけ次々と臨時バスが出ており、やはり予想通りこの時期の土日、バスの時刻表はあってないようなものだった。
混雑時期は旅行会社の団体さんが優先で、残った席の数に応じて一般客を乗せるという方式である。
待ち時間を利用して3名は雪の大谷へ!我々も30分ほど並んでいたが、運よく順調に9名が一緒にバスに乗車できた。

雪の立山に2回行けて大満足! 早くも来年のコースはどうだとか、テント泊だとかの意見がチラホラ…
立山大好きの良きメンバーに恵まれ、雷鳥さんにも出迎えて貰えて、尻セードでスキーの快感も味わえた一日だった。



GPS軌跡…室堂から立山別山北峰までピストン(登り3時間35分、下り2時間20分、休憩多め含む)


全員がビーコン持参で立山入り!


 
   高速での朝焼け風景              バスの車窓で雪の大谷



室堂からの第一歩。。。立山も浄土山の稜線も雪融けが進んでいた!



剣岳が呼んでいるので、みくりが池方面に歩き出す。。。



立山とみくりが池



立山と雷鳥
 


雷鳥さんアップ…右足どうしたの?ずっと片足立ちのままだった。



みくりが池温泉周りも雪融けが進んでいた。



雷鳥平でアイゼンを付ける…剣御前小舎も視界に入っており、コースを見極めて出発!



途中で振り向くと、一の越山荘の奥に槍ヶ岳の頭が見えてきた。



夏道の尾根に合流した地点からの奥大日岳、大日岳、左肩に弥陀ヶ原と鍬崎山



剣御前小舎手前の細尾根に、雪渓はまだ残っていた。



剣御前小舎に到着!


剣岳を見ながら天空の散歩道。。。



別山へ向かう途中の尾根から剣御前山と剣岳、左奥に毛勝三山、右奥に旭岳、白馬岳…
ここからだと、剣山荘と剣沢ヒュッテが、小さいが綺麗に見渡せた。



右手側には立山三山縦走路が一望!次はここを歩きたい(^^♪



剣岳と別山北峰への稜線…メンバーの皆さんが同じポーズで剣岳にカメラを向けている(^^ゞ
剣岳の奥には後立山連峰、眼下の剣沢ではスキーヤーが名残の雪で滑りを楽しんでいた。



幸せ気分で足取り軽く。。。


別山北峰でゆっくり過ごす。。。



やがて、別山に一部隠れていた後立山連峰が全貌を現す!



別山北峰からの立山連峰…赤い屋根、真砂岳直下の内蔵助山荘も見えていた。



別山北峰からの白馬三山、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳…



帰路のバス車内より…まだまだ見応えありの雪の大谷。


今回のメンバーには千葉県出身の2人がいて、日帰りでこんな所まで来れて羨ましい環境だと言っていた。

先月出会ったスキーヤーやボーダーも、県外からのガイド付きツアーが多く、皆さん更にお金をかけていて
室堂や雪の大谷では、中国語やタイ語が飛び交っていたので、海外から遥々やってきた観光客も多数である。
晴れて穏やかな一日で360度の眺望も欲しいまま、 メンバーには払った費用以上の値打ちだったと言う人もいて
何度来ても魅力的な立山…+ビーコンの費用は、考えれば大したことではなかったと思えたのである。

 

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雪の立山(別山乗越2760m)まで…雲上の世界で遊ぶ♪②

2015年05月09日 | 富山県の山

立山の仲良し雷鳥夫婦


2015/4/18~19(土日) 立山 別山乗越(2760m)まで…雲上の世界で遊ぶ♪


18日  金沢(6:00)→室堂(9:50~10:10)→雷鳥荘(10:40~11:30)→
2700m付近尾根(13:45~14:25)→別山乗越(剣御前小舎 14:35~45)→
室堂乗越付近剣岳展望地(15:25~35)→雷鳥荘(16:30)

<19日  雷鳥荘(8:10)→雷鳥ウォッチング~雪の大谷~室堂(10:40~11:20)→
富山駅(14:00~新富山駅ウォッチングと遅い昼食~14:30)→金沢(15:35)


今年もまた 会えたよ ♪ …白い雷鳥さん。。。 


夜中の12時頃目覚めたら星空、早朝は青空も見えて、もしかして天気予報はハズレ?と思ったのもつかの間で
雷鳥荘を出るころにはグレーの雲が覆い始めて、気分もグレー(*_*; 天気予報は大当たりだった。

雲はまだ高いので何とか展望が望めるかも?と、予定通り室堂山展望台方面へ歩き始めると、いつもの場所、
ハイマツを囲むカメラマン集団の中で、白い雷鳥のツガイを見つけて、10分ほどパシャパシャ撮りまくった(^^)v

う~~ん、白い雷鳥さんはいつ見ても可愛い♪ 特に♂♀が一緒だと、ほのぼの動作で見飽きない。
私一人だったら、お隣の一眼レフカメラマンとカメラ談義でもしながら、ず~っとここにいたかも知れないなぁ。
大きな三脚に一眼のカメラマンさん達は、誰一人動こうとしないでベストショットを狙って待ち構えている様子だ!

雷鳥荘で一緒だった大阪の単独女性に声をかけられ、あれっ?朝食は自炊で私達よりずいぶん早く出発して
今日は立山雄山か浄土山の山頂を極めると言っていたはずだったが、いったいどうしたのだろう?

聞くと、もう1時間以上もここにいて、雷鳥と雄山の写真を撮り続けていたのだとか!…う~んそうだったのか。
初めて見る白い雷鳥の可愛さに相当ハマったようで、山頂よりこっちが気がかり、気持ちは十分に分かる(^^♪
昨夜は、私たちが室堂山展望台に行くと言ったら、ずいぶん熱心に場所と行程を聞いていたこともあり
彼女も今日は帰宅の日なので、雷鳥で足止めされたこととお天気で、軽い登山に切り替えたようだった。

Nさんは余り雷鳥に興味がないのか、気づいたら少し先で、一人遠くの景色を見ながら私を待っていてくれたようで
急いで追いかけて「お待たせしてすみません」と声をかけた。景色を見ていたから大丈夫と優しい返事でホッとした(^^ゞ 

展望台の方に歩いていたら、ポツポツとミゾレ、空を見上げるとグレーの雲が大きく広がり、雄山の頭にもガスが!
前方にはたくさんのグループ(スキーヤー)が登っていたが、眺望が益々期待薄になったので、展望台は諦めて
室堂平のど真ん中で、またまたモーニングコーヒータイム!このゆとりが何とも言えず良い感じである。

時間はたっぷりあるので、ついでに雪の大谷最高地点(2015年は19m)まで往復して、観光気分も味わった。
のんびりだとゆとりも出て人間ウォッチング(^^ゞ 登山客でもなくスキーヤでもないカメラマンが実に多く
三脚やカメラ道具の大きさや重さにも驚き!この時期の立山が、被写体としてもいかに魅力的かと言う事である。

室堂発11時20分のバスに乗車のため並んでいたら、ポツポツミゾレがザーザー雨に変わってきた。
昨日と違って今朝は生暖かい風だったので、気温がかなり高くなったようで、雪ではなく雨になったのだ!

後日晴れたとしても雪は締まって、気温が下がれば凍るので危険が増すだろう…と考えると
昨日は真っ白新雪の立山室堂に立てて運が良く、別山乗越まで行けたことも運が良かったと感謝である。
粉雪が風で大きく舞い上がる様子も、動画に収めたいほど風流であり、厳冬期だけの風物詩とも言える。 

新幹線の開業で、新築となって見違えるように綺麗に生まれ変わった富山駅にも来れて、大満足!(*^^*)
5月の中旬にまた室堂入りの予定があるので、果たして1か月後の室堂はどう変わっているのか?今から楽しみである♪


 
青空が消え、8時頃にはどんより曇り、室堂に戻る途中で雷鳥に遭遇!何処にいる?



ここです!時間が無くてじっくりは撮れなかったが、雷鳥さんと立山


 
♂雷鳥さん…あれっ何があったのか?変顔もしてくれた(^^ゞ



離れていた♀雷鳥がそばにやってきた。


 
天然アイゼンはいつ見ても凄いね!


ポツポツミゾレが小雨になって。。。


 
眺望なくても良いかぁと途中まで行きかけたが、室堂山展望台方面は黒い雲が覆い断念!
スキーヤーとボーダーは悪天でも滑るのみ!皆さんめげずに大勢登っていく姿が見えていた。
こんなことならもっと雷鳥と遊んでいたかったが、雪の大谷最高地点まで行って、早めのバスで帰宅した。


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雪の立山(別山乗越2760m)まで…雲上の世界で遊ぶ♪①

2015年05月08日 | 富山県の山

別山乗越からの剣岳


2015/4/18~19(土日) 立山 別山乗越(2760m)まで…雲上の世界で遊ぶ♪


<18日 金沢(6:00)→室堂(9:50~10:10)→雷鳥荘(10:40~11:30)→
2700m付近尾根(13:45~14:25)→別山乗越(剣御前小舎 14:35~45)→
室堂乗越付近剣岳展望地(15:25~35)→雷鳥荘(16:30)

19日 雷鳥荘(8:10)→雷鳥ウォッチング~雪の大谷~室堂(10:40~11:20)→
富山駅(14:00~新富山駅ウォッチングと遅い昼食~14:30)→金沢(15:35)


4月16日開通…開通から3日目の立山室堂入り!


残雪の立山…と言って良いのか?4月に入ってもまだ新雪が積もる立山、19mの雪の大谷をバスで通り抜け
到着した室堂から第一歩を踏み出して、思わず笑みがこぼれる程サラサラの雪の感触に、わ~っと叫びたくなった(^^)/
週始めに下界では2日間雨だったので、ここでは新雪が積もったようで、風で粉雪が舞い上がる様子がまた美しい。。。

天気予報は2日間晴れのはずだったが、明日は早めに崩れそうだったので、明日の予定を急きょ本日と入れ替え!
雷鳥荘で宿泊手続きと昼食を済ませて、お天気が約束された本日に、時間の関係で別山は諦め別山乗越まで行く事にした。
一泊のザックは11キロあったが、いらない荷物を部屋に置けるので、ザックも軽くなりお泊りは気楽である♪ 

晴れてはいるが風があり体感温度は低く、フリースにウィンドブレーカー、カッパズボンに毛糸帽、足はアイゼンでスタート!
ダウン以外は持ってきたものを全部着込んでちょうど良い暖かさ、やはり4月の立山はまだ厳しい冬である。

 周りを見るとほとんどが、BCスキーヤーかボーダーの若者グループであり、自称セミプロ級のカメラマンも目立つ!
ちょうど少し先を歩いているグループが、剣御前小舎開きのスタッフで、雷鳥平から小屋近くの尾根へと案内する為の
赤い旗付きの棒を立てながら登っていたので、目印になって有難く、最初は旗を辿りながら登って行った。

2700m近くの尾根までは順調だったが、剣御前小舎を目の前にして30m程がナイフリッジの雪陵であった。
風に煽られたら間違いなく滑落の危険!なるべく下を見ないように、アイゼンの爪を引っ掛けないように一歩一歩…
ピッケルをしっかり刺して慎重に、途中で谷から吹き上げる強風が雪煙となり体に叩き付けられた!

そんな状況の途中、半分ほど渡った所で先頭を行くNさんが、帰りが危ないから引き返すと言うので、
えっ半分来たのに?このまま行けますと答えたが聞いてもらえず、風が納まってから180度回転して引き返した。

引き返した安全な場所で、私が納得いかない顔をしてたのを察知してか?(^^ゞ ここでコーヒータイムにしようとNさん。
標高2700mでのコーヒーは格別の味、そんなこんなで「引き返す勇気が大事」とか何とか、何度も念を押されたのだが
そうしている内に、剣御前小舎スタッフが登って来られて、先頭を歩くリーダー的な男性が、ナイフリッジを敢えて往復し
後に続くスタッフが渡りやすいように足場を踏み固めて下さり、我々はコーヒーを飲みながら3グループを見送った。

いや~今なら行けそうですよ!と言ってみたら、それなら行ってみましょうと歩き出し、何でもなくスイスイ歩けてしまった。
小屋までは10分程で到着!やっぱり思い切って渡って良かった(^^♪ 剣岳にも合えて、今夜はぐっすり眠れそう。。。

時々悪魔のように吹き上げる粉雪で、最初の足跡が消えてしまったら心配と言うので、剣岳を見てサッサと引き返すことに!
風は収まる傾向で、帰りも順調に渡れてホッと一息、その後の下りは滑るように下りていくNさんを追いかけながら、
Nさんお気に入りの、剣岳の早月尾根が見える展望台(室堂乗越)近くに寄り道して、雷鳥荘に戻ってきた。

夕方から雲が湧きだし、夕日は余りパッとしなかったが、雷鳥荘の前でも一眼に三脚の自称セミプロカメラマン多数!
太陽が沈んで益々気温低下、私は皆さんに混ざって寒くてもシャッターを切る!Nさんは3秒ほどで小屋に避難(^^ゞ

雷鳥荘では2段ベットが5台入った大部屋に、女性7名(登山者3名、スノーボーダー4名)であった。
スキーツアー参加の県外の方が多く、雪の大谷開催中や雷鳥が生息していることも知らなかったと言う(@_@。
BCスキーだけでも十分に立山は魅力的なようで、扇沢方面に滑りながら戻れる事も含めて人気のようであった。

食後は雷鳥荘の広~い展望風呂で温まって体もポカポカ、明日は悪天予報なので明朝はのんびりすることにして就寝。



GPS軌跡…初日、室堂からみくりが池まで電源の入れ忘れ


10cmほど積もったサラサラ新雪が風で舞う。。。



 
今回は立山駅まで電車の旅!ケーブル乗場の混雑を予想していたが、室堂までの通し券が買えてラッキーだった。
ケーブルからバスに乗り換えて、雪の大谷を上から目線で通過中、立山が視界に入りワクワク。。。



ターミナルの人を掻き分けて室堂平へ…スキーヤーとボーダーの若者が目立つ!



サラサラ雪に感動しながら、今夜のお宿、雷鳥荘を目指す!



360度White…稜線も綺麗です。



みくりが池も真っ白



みくりが池温泉と本日目指す予定の、剣御前、別山方面

 


雷鳥荘が見えてきた!地獄谷から硫黄臭の噴煙が流れてきて、まともに吸うと咳き込むほど!


宿泊手続きと早めの昼食後、別山乗越へ。。。



雷鳥荘から、まずはゴミのように小さく見えているテン場方面を目指す!



前方を歩くグループ(剣御前小舎開きのスタッフ)が、目印の赤い旗を立てながら登っていたので
グッとタイミングで後ろを行く我々は、最短距離が歩けてとても有難かった(^^♪



ゴミのように見えていたスノボのグループを、いつの間にか追い越した。
ちょっと斜度もあり、スノボーが重そうです。大日岳の後ろに、水平な弥陀ヶ原が見えてきた。



後ろからもどんどん登ってきます!各小屋が地図(鳥瞰図)のように一望です!



雷鳥坂はけっこう急登!浄土山の奥に龍王岳の頭も見えてきた。



奥大日岳、大日岳、弥陀ヶ原、鍬崎山…



本日唯一の難所!風のいたずらで超細尾根となっていて、谷から時々、粉雪伴う強風が巻き上がり、
先が見えず立っていられないほど、自分の足跡も即消えてしまい、一旦断念して引き返した。

剣御前小舎のスタッフリーダーが、一人で往復して足場を踏み固め、後続のスタッフを通していたので
その後、風の吹き止んだ隙を見て、我々も無事に渡ることができた(^^)v


剣御前小舎



剣御前小舎前より剣岳と後ろ立山…この谷でもボーダーが沢山滑りを楽しんでいた。



出発が遅かったので、別山までは(諦めて)届かず…



風は落ち着き、心配をよそに下りは楽々…



尾根から右手の眺望も迫力!



剣御前小屋方面を振り返る!



この後、室堂乗越方面、手前中央に見える、まーるいピークへ



まーるいピークからの剣岳


夕食後は小屋の前で夕日鑑賞!


 
ホテル並みの豪華夕食                 バイキングの朝食 


 
大日岳に沈む夕日と薄ピンクの立山…夕方から雲が多めで夕日はイマイチだったが
大日岳の真上を、傘を逆に広げたような薄雲(名づけて竜巻雲?)が覆い、これはこれで面白かった。
風もあったので体感温度はマイナス10度くらい、長居は出来ず5分くらいで引き揚げた(>_<)




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残雪の大地山(1167m)…朝日小川ダム登山口より

2015年03月24日 | 富山県の山

大地山山頂から初雪山…いつかは歩いてみたい憧れの稜線


2015/03/21(土祝)   残雪の大地山(1167m)

                                      朝日小川ダム 登山口より

観法寺P(6:00)→金沢森本IC(6:05)→朝日IC(7:10)→朝日小川ダムP(7:30~40)→登山口(7:50)→
621mピーク(9:10)→838mピーク(10:10)→大地山(11:20~12:05)→621mピーク(13:25)→
登山口(14:30)→ダムP(14:45~15:00)→朝日IC(15:10)→金沢森本IC(16:15)→観法寺P(16:20)


雪山限定ルート パート3!


2013年3月20日(春分の日)に、大地山に初登頂し、今回は2度目の山行(同じ春分の日)である。
前回同様、夢創塾登山口から夏道に沿って登る予定であったが、林道には残雪があり車が入れないようで
少し先にある朝日小川ダムに駐車し、私には初めてのルート 「 雪山限定ルートパート3 」 となった。
先週の春木山に引き続き、国土地理院地図には山名の表記が無く、富山の方が開いた夏道も表記されていない。

ダム湖に架かる赤い橋を渡って相ノ又トンネルを抜けてすぐ、1m程の雪壁をよじ登ってつぼ足でスタート!
まずはこの登山口からの経験者であるNさんが、621mピークにコンパスを合わせて先頭を行く!
登山口の標高は、GPSでは233m、トレースのない薄暗い杉林の中を40分位で、日の当たる明るい尾根に出た。
所々雪が途切れており、藪の急登では落ち葉で足が滑りそうになりながら、木に捕まってよじ登った箇所もあったが
621mピークからは左前方に鍋倉山も見えており、細尾根だがこの時期は見通しも良いので迷う事はない。 

雪はザラメで深くなってきたので、621mピークを過ぎてから11名全員がカンジキを付けた。
やはりこの時期の冬限定ルートは、雪の量や質で歩きにくさや危険度も増し、クレパスとは行かないまでも、
雪が大きく割れていて、踏み抜きに注意しながら一歩一歩慎重に歩いた箇所も数か所あった。

標高750mまで登ると展望も良く、目指す山頂も視界に入り、その先は1000m付近の一部を除き
特に急登もなく楽に登れて、右手に水平に見えていた初雪山への稜線が、徐々に正面になっていく光景はお気に入り♪

天気は良かったが、春先独特の春霞で、山頂でも遠くの山がぼんやりしていたのは残念であるが
目の前に、初雪山へと延びる稜線が魅力、白鳥山や朝日岳、奥には白馬岳と思える山も確認でき
1167mは決して高山ではないが、山頂も広くスケールの大きい眺望が得られる、良い山である。
日本海が近く、2年前は爆風のため雪穴を掘って過ごしたが、今回は上着を羽織って過ごせた穏やかな一日。

登山口を9時半にスタートしたと言う単独(地元)の若い男性が、11時50分頃に山頂に到着してきた。
今日は天気も良いので初雪山まで行く予定だったが朝寝坊して、大地山ピストンに変更したと話してくれて、
以前にも日帰りで初雪山まで行っており、初雪山から周回して小川温泉に下りるルートもあるようで
距離的には初雪山ピストンと大差ないと言う話で、いずれも日帰りらしく、我がクラブのSさんのような方であった。
下り同時スタートだったが、あっという間に見えなくなってしまい、流石に早い(@_@;)

初雪山は良い山なので次は是非と進めて頂いたが、私の足で日帰りでは大地山までで精一杯(^^ゞ
今回は土曜日の山行だったので、下りに大きなザックのテント泊のグループ2組6名と擦れ違っており、
明日は初雪山まで行く計画と言うのが羨ましかったが、余りにも重そうなザックで、羨ましさも即効吹き飛ぶ!

登りでやや難儀した箇所では、やはり下りでもやや難儀しながら慎重に下りて来た!
登山口まで残り標高100mと言う箇所で、右に進路を取った為にトンネルの上に出てしまったが、何とかクリアでき
経験豊富なリーダーとメンバーの頼もしさを改めて思い知った、雪山限定ルートであった。

ちなみに、暖かい日が数日続いた事もあり、大地山で今年初めてのマンサクの黄色い花を見たが
翌々日の月曜日には3つの低気圧が発達し、春先の陽気から一転、金沢市内にも一時なごり雪が降った。
窓の外を見ながら、山にはまた新雪が積もって木々が美しいのだろう?と、つい想いを馳せてしまう(*^^*)



大地山GPS軌跡…登り3時間半、下り2時間25分(往復距離約9.4km、単純標高差約923m)



ダムサイトに路駐…赤い橋を渡ってトンネルに入る!(トンネル内、朝は真っ暗)
我々の車2台を含めて、テント泊の出発準備をしている方など、合計7台止まっていた。



徒歩10分程、トンネルを出てすぐに取り付き、杉林の中を登っていった。



杉林を抜けて明るい尾根に出た!既に目指すピークの方向が見えていた。



621mピーク手前の急登は雪が切れてヤブコギ。。。



カンジキを付けて細尾根を行く。。。



750mピークは、霞んでいたがアルプスの頭も見えて、ホッと一息つける場所。
ここから先は写真を撮りながらのんびり歩ける。。。



初雪山への稜線と目指す大地山も視界に入るが、まだ先は遠い。。。



標高950mを超えたやや広い場所を自在に歩く…真ん中の丸いピークが大地山と思われる。



山頂まであと少し。。。



大地山山頂から稜線が一望の初雪山…名前も美しい。



一番良い場所で、山座同定しながら昼休憩…スキーヤーが下りてくるのが見えていて話題に。



大地山山頂から北方向には日本海が見えていた。



下山の眺望はまた別の迫力!視界が良ければ剱、毛勝も見えるようだ。



クレパスもどきが数多くあり、午後は特に危険!下山の杉林でも足がスッポリと3回ハマった(>_<)



クレパス飛び越えに挑戦するNさん。。。



相ノ又トンネル出口に(11人中9人が)無事着地!
遅れていたN夫婦と山頂で別れたので、迷わず下りて来られたのだろうか?と心配だった。
 



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冬限定の大展望…春木山(1590m)

2015年03月18日 | 富山県の山

北アルプスを正面に見ながら春木山から下山。。。


2015/3/17(火)  冬限定の大展望…春木山(1590m)
                                                      
                                              富山県南砺市利賀村 大勘場登山口より

観法寺P(6:00)→大勘場登山口P(7:20~30)→729m林道取付き(8:25~35)→1138mピーク
(9:35~45)→1345mピーク(10:45)→1530m尾根(11:10)→春木山(11:30)→1618mピーク(11:50)
→1618m直下(12:10~13:00)→春木山(13:10)→1530尾根(13:30)→1345mピーク(13:50)→
1138mピーク(14:10)→林道取付き(14:40)→大勘場登山口P(15:20~35)→観法寺P(16:50)


春木山(1590m)~1618mピークまで。。。


一度は敗退し、2011年に初登頂したと言うKさん達と6名で、利賀にある残雪の春木山(1590m)に登る事になった。
地形図を見ても山名が見当たらないので、いったいどの辺りにあって、どんな眺望の山何だろう?…と
調べた過去ブログから、人形山と三ヶ辻山の近くにあるピークの一つと分かったが、地形図を見ても登山道はないようだった。
どうやら先週の野伏ヶ岳に引き続き、冬ルートで登る <冬限定の山 パート2> となるようである。

早朝の道中では、国道に設置してある日影の温度計は0度となっていたが、快晴予報なので暑くなりそうである。
今冬は山雪型、街には全く雪はないが、登山口の利賀村大勘場はかなりの残雪があり、除雪車が今なお活躍していた。

除雪の最終地点、大勘場の空き地(729m)に駐車してスタート、林道をつぼ足で歩き始めたが表面だけ硬く下は柔らかい
Mさん曰く…「 もなか雪 」と言うらしい、なる程その通りの感触であり、歩きにくいので直ぐにカンジキを付けた。
スノーシュー2名の歩きは快適そうに見えたが、ワカンの沈み込みは大きく、一歩一歩に力が入る!
林道は残雪が多く斜面化しており、雪崩注意の危険個所もあり、取り付き地点まで約50分を要した。

取り付き地点、標高約820mで衣服調整、急登を谷に沿って登り始め6人交代でラッセルしながら1138mピークまで
気温はどんどん上がっているようで、風もなく汗が噴き出ていたが、ここまで来ると展望が大きく開けてきた。

その後は元気印のNさんが一人ラッセルでどんどん進み、標高1250m辺りからは比較的緩やかな尾根歩きとなる。
1345mピークを過ぎた辺りから後方に乗鞍岳がクッキリと見えて、「お~~っ\(^_^)/」と 歓声が上がったが
一歩一歩踏み出すごとに、乗鞍岳どころの騒ぎじゃなく、槍ヶ岳の頭、剱岳、御嶽山…と次々に見えてきたのである。
1530mピークでは、もうここで良いんじゃない?って思う程、北アルプスの全容が青空に浮かび、何処を見ようか迷う程。

先頭はどんどん進み、1530mから3回程の軽いアップダウンを繰り返し、気付いたら1618mピークまで来ていて
真ん中のピークの360度眺望が一番良かったなぁと思ったら、やはりそこが春木山(1590m)であった!
三角点は春木山から北に300m程離れた、標高1583.5mピークにあるようだが、若干下がるので展望は悪くなりそうだ。

今日のような快晴の日は眺めるだけじゃなく、時間があれば何処までも歩きたい衝動にかられる。
人形山や三ヶ辻山、その稜線が余りにも近くにクッキリ見えており、このままピークも踏めそうな気になってしまう。。。
と言いつつも気持ちと体は裏腹!他の5名が宮屋敷まで往復している間、私一人1618mピークで待機(^^ゞ
1月までの3ヶ月間冬眠もあり、持久力がまだ元に戻っていないようで、体が休憩休憩…と要求していたのである。
宮屋敷まで行った皆さんを見下ろしながら、 1618mピークで360度の眺望をグルグル見回して、一人楽しんでいた♪

風を避けて1618mから若干下がって昼休憩、広大過ぎて何処で腰を下ろそうか?迷う!もちろん我々グループの貸切!
後半は風もやみいつもよりゆっくり休憩、乗鞍岳と御嶽山の間に見えるのは、南アルプス?中央アルプス?と話題に。

ここに雪穴を掘って、ツエルトでお泊まりしたいと言ってみたが、誰にも相手にされず…後ろ髪引かれながら下山開始!
昼を過ぎても雲が湧く様子もなく、下りるのはもったいないと、ピーク毎に足が止まり、正面のアルプスに目をやる。

夕方のニュースでは、金沢市内は20度近くまで気温が上がり、4月中旬から5月上旬の陽気だったとか。
残雪の雪山と言っても、山名「春木山」に相応しく、今日の天候ではもう春山、特に午後から日差しが強烈になり
おまけに風もピタッとやみ、触って見たら頭がジリジリ熱く顔もほてり、Kさんは頭を雪に突っ込んでいた(^^ゞ
私も並んで頭を突っ込みたかったけど、足元の雪を口いっぱいに詰め込んで、冷たさでほてりをさました。
本来なら茶色い根雪となるのだが、3月に降った新雪のおかげで、一面真っ白の雪山をいつまでも楽しめている♪ 

下りでは登りよりもはるかに雪が緩み、特に急下りでは膝以上に足が沈んだが、それでもカンジキ下りはあっという間!
林道+1618m迄の登り4時間20分、下り2時間20分、往復距離12.8Km、今冬一番の別世界が堪能できた。

 


春木山GPS軌跡 (林道で一部電波乱れあり)…往復距離(12.8km) ・単純標高差(860m)





写真は後日アップ予定




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浄土山(2831m)と白い雷鳥

2014年04月23日 | 富山県の山

雄山から別山への稜線…浄土山より


2014/4/19(土)  浄土山(2831m)と白い雷鳥


観法寺P(5:00)→金沢森本IC(5:05)→立山IC(5:45)→立山駅P(6:05)→立山ケーブル(7:10)→
室堂(8:10~30)尾根上(9:40)→富山大学研究室(10:15~30)→浄土山(10:40~11:00)→
富山大学研究室(11:10~20)→室堂山荘(12:00~13:00)~雷鳥ウォッチング→室堂(14:00)→
雪の大谷(14:10~40)→室堂発バス(14:55~15:40)→立山ケーブル(16:00)→立山駅P(16:15~25)
→立山IC(16:50)→金沢森本IC(17:40)→観法寺P(17:45)


今年も会えた…♪ 真っ白な雷鳥さん5羽 ♪


昨年の室堂周辺雷鳥ウォッチング、お天気に恵まれ好評で、今年も是非と言うメンバーなど5名が集合!

立山駅では地面が濡れ、今にも降り出しそうな薄黒い雲が空一面を覆い、先行きが心配であったが
標高2000m付近に停滞していた雲を抜けると、まるで別世界!正に雲上と言う表現に相応しく眩しい青空!
いや~良かった(^^♪ 今日と言う日を決めた責任上、一番ホッとしたのは私かも知れない(^^ゞ

立山駅のライブカメラに現在の様子や気温が出ており、本日19日早朝6:40分の室堂は、-5度であった。
ピッケルに、カンジキとアイゼンの両方を持参し、出足はカンジキ、途中でアイゼンに履き替えたが、
程良く締まった雪で、今回は昼前に下山できたこともあり、往復ともアイゼンだけで十分に歩けたと思える。
(4~5月は気温と雪質、特に下りや室堂散策ではカンジキやスノーシューが大いに役立つ場合がある)

今までは強風などに阻まれ、それでも勇気を持って雄山に挑戦する人達を、一の越でただボーっと見ていたり
一度は浄土山に挑戦したが、飛ばされそうな暴風に恐れをなし、途中で引き返して先には行けなかったり(>_<)
今回は条件が良かったので浄土山の山頂を目指し、今迄何度もイメージトレーニングをしてきたルートを進んだ。

一の越から上の尾根上では、昨夜未明に新雪が若干積もったようで、先行者数人の足跡以外に
至る所に雷鳥の新しい足跡があり、小屋付近ではオコジョ?と思われる足跡も1ヶ所、探すも姿はなし!
尾根は特に凍った危険個所もなく、左手の雄山と龍王岳の間に、針ノ木岳、燕岳、槍ヶ岳などがクッキリ見え
視界良好!真後ろにデンと構える雄山を時々振り返りながら、特に急登もなく快適な登りであった!

まずは、富山大学立山研究室付近(2839m)の展望台から、360度の眺望を満喫!
真っ白な五色ヶ原に、ヒュッテの赤い屋根だけが見えており、後ろには槍ヶ岳、水晶岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳
薬師岳と北薬師岳がここから見ると吊り尾根のように見えており、龍王岳は手が届きそうな位置にある。

浄土山(2831m)まで左右の眺望を楽しみながら尾根を10分弱で、地図上の三角点がある場所に着く。
山頂は北に伸び、雪原とも言える程の広さだが、富大研究室より標高が8m低いので、両方が山頂だったかも?
ここからは裏剱岳が大きく見え、真砂岳と別山の鞍部に、後ろ立山の白馬岳と旭岳も見えていた。
昨年綺麗に見えていた白山は見えず、一面の雲海に浮かぶように、鍬崎山(2090m)の頭だけが確認できた。

富大研究室の建物の陰で昼を取ろうとしたが、風が強くなり居場所がなく、行動食だけサッと食べて下山!
室堂山荘前にてゆっくり昼休憩とし、山荘でバイト中の山ガールGさんにも会う事が出来た(^^♪

雷鳥ウォッチングでは、カメラマンが大勢集まっている場所に行くと、雄の雷鳥ばかりが5羽も!
雄どうしなので縄張り争いなのか?時々威嚇しながら、グエッグエッっと相変わらず鳴き声はヒドイ…(@_@

毎回山行メンバーは変わるが、私は3年連続で白い雷鳥に会う事が出来て、立山とは相性Good(^^)v
この後、雪の大谷(最高15m)を見学して室堂に戻り、思った程の混雑もなく、15時頃発のバスで金沢に戻った。


4月の室堂は朝夕氷点下!


 
           (6:40)室堂平のライブカメラ…立山駅にて                   (8:40)2時間後の室堂平                


 
一の越の少し手前から浄土山への尾根方向へ…尾根上には雷鳥の可愛い足跡がいっぱいだった。



雄山と龍王岳の間に、針ノ木岳、燕岳、槍ヶ岳…



尾根の途中から雄山を振り返る!



龍王岳直下にもスキーのシュプールが…



富山大学研究室前の展望台より



薬師岳と北薬師岳…手前の五色ヶ原にはヒュッテの赤い屋根だけが見えていた。



水晶岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳…



槍ヶ岳



雲海に鍬崎山の頭だけが浮かぶ…本来ならこの方向に白山が見える。
標高2000m付近に、一日中ビッシリ敷き詰められていた雲海、下界(立山山麓)は暗くて寒い日のようだ!



エビの尻尾は風の芸術…ここが常に強風である事の証拠!


三角点のある山頂へ


   
     山頂方面へ                        後ろ立山の白馬岳と旭岳



浄土山から見た、雄山から別山への稜線



浄土山からの剱岳…剱御前小屋も見えていた。



浄土山から雄山をアップで!…5人程、登頂した人が見えている。



浄土山から大日岳と奥大日岳


  
室堂山荘を目指して下山                      雪に覆われたみくりが池 


雷鳥ウォッチング。。。



元気に歩きまわる雷鳥♂


 
 雄(♂)ばかり合計5羽                       天然アイゼンでカッポ…



立山と雷鳥…良~く見ると3羽います!


 
雪の大谷最高地点でメンバーと                  バスと立山ケーブル乗車


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白い雷鳥に会いに…再び立山へ

2013年05月18日 | 富山県の山




          2013/5/12(日)  白い雷鳥に会いに…再び立山へ       富山県立山町
 

昨年(2012/5/13)の雷鳥ウォッチング    下見(2013/4/18)の雷鳥ウォッチング


観法寺P(5:00)→金沢森本IC(5:02)→立山IC(5:40)→立山駅P(6:05~20)→ケーブル発(7:00)→
室堂ターミナル(8:10~25)→室堂山展望台(9:30~55)→一ノ越(11:20~12:20)→
室堂山荘(13:15~25)→みくりが池(13:50)→室堂ターミナル(14:05)→雪の大谷(14:15~50)
→高原バス発(15:00)→立山駅(16:15~35)→立山IC(17:00)→金沢森本IC(17:40)→観法寺P(17:45)


雷鳥5羽のお出迎えあり!


遭遇した中で私の好きな鳥たちは…カワセミ・パンダガモ(ミコアイサ♂)・ダイサギ・冬毛の白い雷鳥。
高山では雷鳥を良く見かけるのだが、冬毛の白い雷鳥が見たくて、昨年に引き続き立山にやってきた。
今回はクラブの例会として、雷鳥ファン13名と一緒、ついでに雪の大谷を楽しもう♪と言う期間限定企画である!

週間天気予報では、週末は降水確率60%と傘マークが付いて、もしや中止にすべきか?
毎日スマホのピンポイント天気をチェック、雨女はイヤだ~(>_<)と、泣きたい思いをしていたのだったが
180度、予報がひっくり返って、でっかい晴れマークとなり、ご一行の皆さまのパワーも全開!(^^♪

朝一番7時発のケーブルに乗り、美女平で乗り継いだ高原バスの車窓からは、鍬崎山、剱岳、大日岳が…
立山連峰も正面に見えてきて、あっあれは何?白山だ!一瞬だけど、クッキリ綺麗に見えたので、
状況判断と言うことで、予定コースの逆回りを即決!…これがまた大当たり!(^^)v

雷鳥目撃は朝と夕方の方が有利なのだが、雲が湧く前に、まずは白山を見に室堂山展望台へ一直線!
左手に迫力の立山連峰、目の前に浄土山、右手に大きく大日岳と奥大日岳、後ろに毛勝三山と剱岳、
3000mに手が届く山々に囲まれた贅沢な空間の中、ゲレンデのような広々斜面を自由自在に直登である。

その年によっても違いはあるが、今回は4月の下見の時と比較すると、やはり雪質が全く違っていた。
標高が高い箇所は固く締まった雪であり、深く沈まない分歩き易く、登りも下りもかなり時短になった。

展望台では期待通りの眺望が待っていた。 スパッと切れた五色ヶ原を真ん中に囲むように
野口五郎岳、槍の穂先もクッキリ、槍から続く穂高連峰、赤牛岳、水晶岳、一段と美しい形の笠ヶ岳、
薬師岳から北薬師岳の稜線も、そして鍬崎山を眼下に望み、その上に真っ白な白山が鮮明である。
富山湾の水平線まで綺麗に望むことができ、ワンダフル!それ以外の言葉がないほど美しかった。

展望台からは、トラバース気味に下山して一ノ越山荘方面へ向かった。
山荘前のテラスのような場所に陣取り、槍穂高、餓鬼岳、燕岳、烏帽子岳などを真正面に見ながら昼休憩、
下見の時は怖いくらいの強風だったが、今日は微風で穏やか、食後のコーヒータイムもゆっくりとれた。

一ノ越から室堂山荘に向かって下山中、何と3羽の雷鳥のお出迎えがあった (^^)v
とってもカメラ慣れしていて、私達の方が雷鳥さんに見られているのでは?と思える程
3週間前の下見では真っ白だったが、冬毛が抜けてマダラ模様となり、暖かさのせいか動きも活発だ。
その後みくりが池近くでも、仲良くお食事中のツガイ(♂♀)の雷鳥さんに会えた。

室堂に戻り、観光客で溢れるターミナルを通過して、雪の大谷最高地点を見に行った。
3週間前は18m、本日は17m、余り差がないのは4月末にドンと、1m程の積雪があったせいである。

帰りは人の数だけ臨時バスが出ていて、10分程並んだだけで、15時発の高原バスに乗車できた。
いつもなら早くて10時頃、午後になると決まって雲が湧いてくるのだが、今日は全く例外である。
バスからも素晴らしい眺望、立山市内からも青空と白い山並みが、変わらず美しく見えていた。

「 眺望 ・ 雷鳥 ・ 雪の大谷 」 3拍子揃った充実の一日となり、言うことなし



立山が朝日で輝いていた…ここからスタート!



半分登って振り返ると、富山湾の水平線もクッキリ!


 
毛勝三山と剱岳が大きく頭を出して来た。


約1時間の登りで室堂山展望台



浄土山からスキーで大ジャンプしたら、五色ヶ原に着地しそうな距離だ(^^ゞ
室堂山展望台からの真っ白な眺望にうっとり。。。


 
  槍ヶ岳と穂高連峰                         薬師岳と北薬師岳



鍬崎山が眼下に…金剛銅山、白木峰、堂々たる白山の雄姿



雄山を正面にして一ノ越方面にトラバース


  
浄土山方面の登山道に多くの登山者が見えた。         一ノ越山荘前は一部がアイススケート場!



一ノ越に到着して山座同定…龍王岳から滑り降りるスキーヤーさんや雄山から尻セードの2人組もいた。



若干雲が湧いてきたが、まだまだ美しい。。。



本日は微風で登山日和!多くの登山者やスキーヤーが雄山に登って行く!


待ち合わせたように、3羽の雷鳥さん登場!



下山途中でお出迎えに来てくれた、雷鳥さんと立山(雄山)のツーショット!



♂雷鳥だけど、お尻姿が可愛い。。。



室堂山荘前で、奥のひと固まりは映画の(剱岳点の記の木村監督率いる)撮影隊らしかった。



みくりが池をグルッと一周して室堂ターミナルに戻った。


ここでも雷鳥さんが待っていてくれた。



みくりが池近くで、仲良し雷鳥カップルに会えた(^^♪



あれっ?こっちに来る!7月頃にはパパになりますって言いに来たのかな?(^^♪



昼過ぎの太陽が、奥大日岳の雪庇に影を落として…怖い雪庇もただ見上げる分には美しい。。。



室堂ターミナルに向かって…何でもない画像だけど、ちょっと良い感じなのでアップ!
今回参加して頂いた山男、山女の皆さん…ここに私も一緒に写っていれば、もっと良かったんだけど(^^ゞ


 
 雪の大谷(最高地点の本日の高さは17m)         ケーブルに乗って材木坂を見ながら帰宅。


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毛勝三山の展望台…残雪の大倉山(1443m)

2013年05月16日 | 富山県の山

大倉山から山頂からの眺望


                2013/5/5(日)  残雪の大倉山(1443m)               富山県上市町


金沢森本IC(5:30)→立山IC(6:15)→林道P(6:40~7:00)→登山口(7:10)→
標高1000m(8:25)→大倉山山頂(10:00~11:00)→登山口(12:45)→林道P(12:55~13:10)
→立山IC(13:40)→金沢森本IC(14:20)



スマホの山旅ロガーGPS軌跡を元に手書き。。。


大倉山は毛勝三山の展望台!


大倉山は、毛勝三山(毛勝山・釜谷山・猫又山)や剱岳が間近に見える、好展望の山であった。
舗装された林道のカーブ地点(土手)に車を止めて、舗装のない林道を10分位歩くと左手が登山口
雪がなければ登山口まで車でも入れるようで、数台の駐車スペースもあった。

登山口標高は630mとのこと、登山口から1054mピークの尾根に出る辺りまでの標高差400m程は、
かなりの急登で、何カ所か虎ロープが張ってあるので、ストックはザックに仕舞ってから登り始めた。

1000mを超えた辺りから残雪が出てきたが、固く締まった雪なのでつぼ足で山頂まで行くことができた。
夏道も所々見えていたので、ほぼ夏道ルートに沿って、歩き易い雪上を選んで歩いたことになる。
標高が低い場所ではイワウチワやタムシバが花盛り、高い所ではまだマンサクが咲いていた。

お天気は晴れであったが、気温が急激に上がり、この日は風もなく日射しはまるで夏のようであった。
眺望がやや霞んで見えていたのは、気温が高くなり過ぎたせいであろうか?
剱岳を見たいなら、尾根を更に進んで土倉山まで縦走するか、別ルートで土倉山に登る方が良いだろう。

毛勝三山の展望は素晴らしい!大倉山山頂から猫又谷がちょうど正面に見えているので、
昨年、あの谷を麓から猫又山近くまで登ったと言うYさんの話を聞き、う~ん凄いなぁと思ったら
更に上手の方達は、猫又山の山頂から、その谷をスキーでスイスイっと滑り降りて来たとのこと!
大倉山の山頂から見る限りでは、余程のツワモノスキーヤーにしかできない技のような気がした。

登り初めの急登では息が上がり、若干遅れていた私だったが、下りは何とか(^^ゞ
雪解けの遅い登山口では、山菜のお土産をGETする方もいて、今晩のおかずの一品が!
そんな様子を見ていると、夢のような山頂眺望から現実に戻る瞬間とも言えるかな?

そして下界は夏日であった!帰路にコンビニに寄って頂き、今年初のガリガリ君を買った。


 
林道カーブの空き地に駐車                   登山口は徒歩10分程先にあった。


 
ピンクのイワウチワ                            白いイワウチワ


 
標高1000m過ぎから残雪となる。              尾根上をアップダウンしながら。。。


 
   所々夏道が出ていた。                     右手に剱岳が見えて来た!

 
山頂直下は緩やかで気持ちが良い光景…そして山頂に到着!正面に毛勝三山



層ヶ岳から続く毛勝三山…猫又谷も大きく見えていた。



やや霞んでいた剱岳と立山連峰


下山してから知ったのだが、私がボ~っと剱岳を眺めていた5月5日の、正にこの日この時
知り合いのTさん一行は、3日に入山して小窓尾根から三ノ窓を経て、早月尾根を下山中だったとか!
雪の剱岳は眺めることしか考えられなかったけど、凄い超人たちがいるもんだと、ただ驚いた(@_@;)

「5日、早月小屋を過ぎてからの下山は、ただ暑くて荷物の重さにバテました。」とは本人の感想。
確かにいつにもなく暑かった!いったい何キロくらいを担いで歩いたのだろう?



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白い雷鳥に会いに…立山室堂へ

2013年04月23日 | 富山県の山

白い雷鳥と浄土山


2013/4/18(木)  白い雷鳥に会いに…立山室堂へ 


金沢東IC(5:00)→立山IC(5:45)→立山駅P(6:10)→立山ケーブル発(7:00)→室堂(8:10~30)
~雷鳥ウォッチング~一ノ越(10:30)→昼休憩(11:20~12:00)→展望台(13:15~55)→
室堂(14:40~高原バス発15:15)→立山駅P(16:30~45)→立山IC(17:10)→金沢東IC(18:00)


真っ白な雷鳥に会えて感激!


5月に予定しているクラブの例会下見で、雷鳥スポットを探しに立山室堂へ行くことになった。
できれば浄土山(2831m)登頂を目指し、無理そうなら室堂山展望台までの計画である。

立山黒部アルペンルート(雪の大谷)は、4月16日に開通、ゴールデンウィーク前後の混雑を避けて
早めのチケットWEB予約をしたので、ずっとお天気(本日は曇りのち雨予報)を心配しながら
ケーブルと高原バスを乗り継いで一気に雲上の別世界、一面真っ白で広大な室堂平にやってきた!

室堂についてみると、何と見事な快晴!!朝は雲一つない凛とした青空が広がっていてワクワク…
まずは一番の目的である白い雷鳥ウォッチング!みくりが池方面を回って探してみることに。

そして、すぐに見つけた~(^^♪ 真っ白な雷鳥 …しかも数羽

写真をいっぱい撮って満足満足…次に目指すは浄土山、朝日で山肌が光り輝く立山を見ながら歩きだした。
お天気が良いので気温も上がり、アイゼンでは足が深く沈み、かなり歩きにくくなってきたので
浄土山を目指すならアイゼンが必須と思っていたが、一ノ越まではワカンかスノーシューが必要であった。

周りを見ると登山と言うより、ほとんどはスキーやボードを楽しみに来た人たちのようだ。
ボードを背負ってスノーシューで登る人、山スキー用のビンディングとシールを付けて、スキー板で登る人
一見スキー板で歩くのは重そうに見えるが、特に沈む事もなく、ヒールアップで快適そうに歩いていたので、
ワカンやつぼ足よりも少ないエネルギーで雪山を登ることができる!と言うのはどうやら本当のようだ!
と言っても体験してみなければ本当のところは分からないが、深く沈まないのは確かである。

スノーボードを半分に割ったようなものを、スキーのように両足に履いて登る人が何人かいた。
名前は分からないが、滑る時は板を2枚合わせて(留め金付)スノーボードに変身するようで
重いボードを背負って登るより、遥かに効率的で理にかなった便利グッズである。
何だか知らない道具がいっぱい出てきて、スタイルも色々変わったようで、ついて行けないかも(^^ゞ

最後の急登を登って一ノ越に到着! 昨年の5月に訪れた時 も快晴だったが、浄土山には登れず、
今回リベンジなるか?一ノ越から尾根を少し歩きだしたが、強風でやっぱり今回も断念したのである(^^ゞ
やや後ろ髪引かれたけど、半端じゃない強風  ピッケルで踏ん張ってもよろけてしまう程であった。

下山して室堂平のど真ん中で昼休憩!ポカポカ日差しで眺望良く、とても気持ちのいい場所…
先ほど登って行った人達であろう、浄土山や立山方面の斜面から、次々と人が滑り下りてくる。
1~2時間かけて登って、下りは1~2分、あっと言う間のようである(^^ゞ

午後からは室堂山展望台に登り、昨年と同じ目前に五色ヶ原や槍ヶ岳の眺望をみて下りて来た。
遠くは霞んでいたので、今回は残念ながら、鍬崎山の上に浮かぶ白山は見ることができなかった。

室堂に下山後、今春から室堂山荘で働く、KHCの山ガールことGさんに会うことができた。
来月の立山例会が晴れますように!と、てるてる坊主を作ってくれるそうだ(^^♪
仕事にも慣れて元気でやっていて、皆さんに宜しく伝えてとのこと!来月また会う約束をして別れた。



朝日を浴びる立山と浄土山


 
赤いペンキで「山男」と書かれた岩にイワヒバリが数羽、美声で鳴いていた。(ズームしたらピントズレ)


イワヒバリの次は早くも雷鳥。。。



横姿


   
前姿(けっこう足は太い)                             後ろ姿


別の場所にも…


 
一応こちらを気にしてウンチのポーズ             ウンチしたらサッサと別の場所へ



お腹がいっぱいでウンチもして、目を閉じてお休みタイム…瞼は下から上に閉じた。
ちなみにサングラスをしているように見えるのは、♂ 雷鳥とのことだ!



あれっ?白いので全く気付かなかったけど、良~く見たら2羽いた(^^♪
しかも同じポーズで寝ているので、もしや兄弟か?(普通は♂同士で縄張り争いをするらしい)


浄土山目指して一ノ越方面に向かう。。。


 
一ノ越山荘が見えて来た。                 うしろの眺望も見逃せない!



右ピークが浄土山…スキーで雪渓を登るグループもいたが、夏道の尾根から回ることにした。


 
          一ノ越山荘に到着!              山荘前からの稜線と ピークは龍王岳(2872m)

画像は穏やかに見えるので想像できないが、稜線はもの凄い強風で、途中で断念!
全く雪のない箇所もあり、稜線に積もった雪は、雪の大谷辺りに飛ばされて吹き溜まるのだろう。



一ノ越から立山 ( 雄山 3003m )…こちらも強風と急登で、途中で引き返すグループもいた。


昼休憩の後、室堂山展望台に登る!



左手に立山連峰と浄土山



展望台から国見岳、大日岳、奥大日岳…雪の模様が美しかった。



展望台から、五色ヶ原、槍ヶ岳、水晶岳、笠ヶ岳、薬師岳…。


シュプールがいっぱい。。。



スノーボーダーと大日岳と、室堂ターミナルの賑わい



みくりが池と立山連峰


 
みくりが池山荘方面                             裏剱岳


おまけの画像。。。


 
        2013年の雪の大谷は、最高所が「18m」      頭が切れたけど、偶然足の裏の天然アイゼンが撮れた(^^ゞ


コメント (4)
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4月のカンジキ登山…大辻山(1361m)

2013年04月10日 | 富山県の山

大辻山山頂からの剱岳


                 2013/4/9(火)  大辻山(1361m)                  富山県立山町


金沢森本IC(6:40)→立山青少年自然の家P(7:50~8:00)→城前峠(8:30)→長尾峠(9:30)→
尾根取りつき(9:50)→長尾山分岐(9:55)→奥長尾山(10:15)→大辻山山頂(11:35~12:30)→
長尾山分岐(13:25)→長尾山(13:35)→林道出合(13:45)→城前峠(14:25)→
立山青少年自然の家P(14:50~15:10)→立山IC(15:35)→金沢森本IC(16:15)


久しぶりに剱岳に会えた ♪


富山に住んでいた事もあり、大辻山は今回で4回目となるが、残雪の4月に登るのは初めてである!
3日前の4月6日(土)には、城前峠まで除雪されており、車が入れたと言う情報を調べてあったが
何と!運悪く(前日に雪が積もった為と思われ)立山青少年自然の家から先は通行止めになっていた(>_<)

仕方がないので、覚悟して長い林道を歩くことに…休憩込みで1時間50分!頑張った(^^ゞ

数年前だが来拝山に登った時、この林道を途中まで一度歩いていた事を思い出した。
冬場は、緩やかな傾斜のこの長い林道が、クロスカントリーの練習道となると言う話を聞いていて
立山市民にとって、この林道は小さい頃から自分の庭のようなものだと、熱く語る山男さんがいたのだ。
長い林道歩きは面倒だと思えばそれまでなのだが、鳥の声を聞き、姿を確認しながら名前を教えて貰い
新緑を楽しみ、天気が良ければ薬師岳や鍬崎山、立山連峰も望める素晴らしい場所で
林道からの里山の雰囲気がとても感じよく、私も好きになった場所であり、皆で歩くのが楽しかった林道だ。

新雪が20cm程あったので、尾根に取りつく所から1250m辺りまで、皆さんカンジキ、私はアイゼンを付けた。
行きは林道から奥長尾山経由で大辻山山頂まで、帰りは長尾山(1001m)経由のルートで下山してきた。
3日前は一部夏道が出ていたと言う情報だったが、朝は気温も低く、降った雪がそのまま残っており
下りでは、日差しが届いた場所は融けてシャバシャバな雪となり、一部夏道が見えてきていた。

衣服調整もこまめに…登りでは薄着になったが、やはり1000mを過ぎて風が吹くと一気に寒くなり
着たり脱いだりと何度か繰り返して、汗をかき過ぎず寒さも我慢せず…。

標高1100mを過ぎた辺りから後ろを振り向くと、木々の間から真っ白な白山が見えていた。
ブナの新緑の頃には、振り向いても気付かずに過ぎてしまうのだろう…冬場ならではの眺望である。

大辻山の山頂では、やはり冬場しか見られない、白く輝く北アルプスの山々が間近に見えていた。
雲の多い空だったが、層ヶ岳、毛勝三山、剱岳、大日岳、立山、弥陀ヶ原、薬師岳、鍬崎山など
猫又山と赤谷山の間、ブナクラ谷の後ろには、後立山白馬三山の(杓子岳・白馬鑓ヶ岳)が頭を出していた。
16日に開通する、立山黒部アルペンルートの除雪作業は進んでいるのだろうか?
ふと、そんな事を思い浮かべる程、立山弥陀ヶ原も、大きく間近に見えていたのである。

下りはつぼ足であっという間、やや登り返した長尾山山頂付近では、マンサクが満開で見頃であった。
天気は曇り時々晴れ、下山して間もなくポツリときて、帰路の高速途中からは予報通り雨となる。

金沢市街の桜も満開から4日ほど過ぎたが、山ではまだ雪が積もったり融けたりの繰り返しのようだ。
今朝(このブログを書いている)10日は気温が急激に低くなり、街にも朝と夕方みぞれが降ったので
山には雪が降っていたのかと思うと、雪山には天候を考慮して行くべきだと、当然ながら改めて考えてしまう。



<クリックで拡大> 山旅ロガーGPS軌跡…今回は比較的(下りのショートカットも)上手く取れたのだが
下山で一部(山頂直下1300m付近から1160m付近まで)電波飛びがある。(赤の数字は場所表示の番号)


立山青少年自然の家から出発!


 
自然の家奥のPに車を止める                     直ぐに林道は新雪となる


 
越中のマッターホルン…鍬崎山                         城前峠(4番の表示)



林道から鉢伏山と極楽坂スキー場


 
          長尾峠(8番の表示)     長尾峠から5分程の場所(山側の1番の表示を過ぎて)から取りつく。


やっと会えたよ ♪ ウルトラマンシュワッチ!


 
      オオカメノキ新芽(撮り方マズイ?)    奥長尾山山頂(1025m)3番の表示の木の上方に看板あり!



大辻山山頂目指して、新雪の尾根歩き。。。


 
振り返ると白い白山                       ブナとダケカンバが美しい


長い林道歩きを含めて、3時間半で山頂に到着!



山頂の北アルプスパノラマ(ボケ部分はレンズの水滴)
今日も平日とあって、大辻山は私達5人の貸し切り、集合写真を撮ろうとザックを4つ積み上げたら
タイマーのシャッターが下りる寸前で崩れてしまい、何とカメラが雪に埋もれた!
その後に撮った山頂写真は、カメラのレンズに付いた水滴に気付かず、全て失敗だった(>_<)



山頂からの剱岳と大日岳



立山連峰と弥陀ヶ原



ブナクラ谷の後ろに、一段と白い 杓子岳と白馬鑓ヶ岳


 
満開のマンサクと長尾山(1001m)の山頂


 
長尾山を経由したので、下りの林道は1時間強の歩きで、少年自然の家に無事戻ってきた。
車に何やら張り紙が!!…ここでは登山届と駐車しました届けが必要であった。(帰りに届けた)


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天然福寿草の自生地へ…赤祖父山(扇山)旧登山口より

2013年04月07日 | 富山県の山

黄金色の可憐な花…福寿草


              2013/4/4(木)  天然福寿草の自生地へ          赤祖父山(扇山)旧登山口より


春の訪れを告げる福寿草が満開!


今週末(土日)は大雨予報なので、4月5日(金)が兼六園花見デーだと、色んな情報が伝わってきていた。
本日4日(木)も晴れ予報で、それならと犀川河原の花見を予定していたが、満開までは少し早そうだったので
Kさんから赤祖父山の福寿草満開情報を聞き、春のお花見第一弾は「福寿草」に決めたのだった。

福光までの道中、ちょうど満開で見頃のモクレンに負けじと、桜が8分咲き位になってきている。
この暖かさが2日間続けば、予報通り金曜の夜桜辺りが、満開で見頃になるのだろう。

桜はさておき、赤祖父山の旧登山口を、上手く見つけられるかどうかが心配であった。
金沢から下道(R304)を走り、トナミロイヤルゴルフ倶楽部方面、ゆーゆうランド花椿を過ぎて道なりに右折
林道大野線経由で、赤祖父山(扇山)の旧登山口に向かったのだが、途中で1ヶ所残雪が道を塞いでいた。
目的地まではわずかな距離だったので、そこから歩く事にして、徒歩5分程で赤祖父山登山口があり、
更にそこから徒歩5分程で、旧登山口があった。(どちらにも5~6台の駐車スペースあり)

ところが参考にさせて頂いた某HP 「赤祖父山に迷わず登る方法」 の情報を鵜呑みにしていたのが裏目に!
新登山口や旧登山口の案内、福寿草の自生地情報など、とても詳しく載っていて助かったと思ったが
2002年の情報の為か?地形図に書かれた参考程度の青線も、自生地を示す場所も、かなりズレがあったのだ!
写真も古く、旧登山口の取りつきが分からず、別の場所かと思い少し先まで見に行ったりしたのだが
やはり最初に見つけた場所が正解で、良~く見ると登山道らしき踏み跡を発見!

地形図を見てもわかるように、福寿草の自生地はかなり急な場所である。
最初は九十九折りに高度を上げて、後は右手方向へほぼ水平、雪渓の残る谷を一ヶ所横切り
やや高度を上げながら水平に(旧道につき崩壊箇所あり)進むと、山側も谷側も福寿草が見事に群生していた。

福寿草は日差しが届くと花開き、曇ると閉じると言う習性があるらしい。
到着した時は、まだ蕾ばかりだと言う印象だったが、30分程したら少しずつ開花してくれて
登山口にあった看板には、「黄金色」と書かれていたのだが、蛍光色のような黄色が目に鮮やかだった。

同時に見られた花は、ショウジョウバカマ・キブシ・キクザキイチゲ・雪割草・スミレ・ヤマザクラ・ミヤマカタバミ。

初めての道であり不安ながら、周りの様子を探り探り歩いたので、自生地まで20分くらいかかった。
道が分かっていれば、登山口から15分弱位で到着できそうな場所ではあるが
やはり山道であり、春先独特の雪解け道である事を考えて、登山靴とスパッツは必ず必要である。

今回の目的は「福寿草」だったので、赤祖父山(扇山 1033m)には、また縁があれば登ってみたい。



今回も携帯の山旅ロガーでログを取ったが、大きく乱れていて見にくいので、ログを参考に手書きした。
福寿草は、旧登山口より15分弱程歩いた場所の、登山道脇の急斜面に自生している。
単独の男性は旧登山口に車を止めていたので、林道赤祖父線を通った方が、残雪がなかったようだ。


林道大野線から旧登山口へ


 
残雪がありここに車をデポ                      徒歩10分で旧登山口


 
福寿草自生地の看板と文化財を…の間をジグザグに登って行く!



ここでちょっと迷ったが、矢印のイメージで雪渓を渡る。



旧道なので足元は不安定だったが、この辺りの斜面が天然福寿草の自生地。


暖かい日差しと共に開花して。。。

















同時に見られた雪割草やキクザキイチゲなど


    

    

    

    



林道の谷側沿いに、ミヤマカタバミも群生していた。


ランチは南砺で。。。


 
目的の「南幸」は準備中だったので、(右画像)手打ちそば「萱笑」でランチを頂く。



お蕎麦のスペシャルセット…40cm位の大皿に巨大エビ天、旬のセンナなど盛り沢山!
お蕎麦は掘り起こすと下に隠れていて、美味しかったのでまた食べたい一品だった。
が、やや高めの1380円、食後のコーヒー100円で元をとったのか?上乗せしたのか?(^^ゞ


コメント (2)
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