2013/3/20(水祝) 残雪の大地山(1167m) 富山県朝日町
金沢森本IC(6:00)→朝日IC(6:55)→夢創塾登山口(7:15~30)→638P(8:45)→
大地山山頂(11:10~50)→夢創塾登山口(14:15~30)→金沢森本IC(15:50)
夢創塾登山口より、標高差約1000mの大地山へ。。。
KHCメンバーKさんから久しぶりのお誘いを頂き、4人で富山県朝日町の大地山へでかけた。
前日に、さて地形図の印刷を!と思い探したが、山名が載っていない!
某ブログを参考にさせて頂き、初雪山への通り道にある標高1167mピークが大地山だと知った。
登山口の夢創塾は、朝日ICから朝日小川ダム方面へ20分程走った場所にあった。
ダムへと続く県道45号線から左手の小川沿いに青い橋が見えてくるので、橋を渡り未舗装の道路から直ぐ。
人懐っこいヤギさん2頭が出迎えてくれて、奥ではガァガァ…カモさんが数羽、水遊びをしていた。
尚、夢創塾が営業していたら、車は夢創塾から少し先の空き地に止めるのが良いようである。
登山口案内は、針金で杉の木に括り付けた小さな看板のみで「大地山登山口 上り3.5H」と書かれていた。
その看板も携帯基地局の工事中で若干分かりにくくなっていたが、目印は天然杉を利用したログ風の小屋!
4畳くらいの小さなものだが、宙に浮いていてユニークで手作り感があって、最初に目を引く。
いきなり急登とは、大地山の為にあったのかと思う程の「いきなり急登!」な登り始めである。
まずは20m程のロープから、638ピークまでは急登が続いたが、この日は春の陽気だった事もあり、
一斉に花開いたように満開のマンサクが多く見られて、心和まされる登山道でもあった。
標高500m位から残雪となったが、固いザラメ雪であり、つぼ足でも沈まない。
山頂までずっとつぼ足で行けて、帰りは雪がやや緩んだが、やはりつぼ足でOKだった。
鍋倉山付近から新しいカンジキの足跡に気付き、先行者がいる事を知った。
眺望や写真を楽しみながら登っているようで、途中で負い越した3人のパーティはNさんの知り合いだった。
この日の大地山登山者は、我々との2組のみで、静かな道中でもあった。
山頂では日差しが全くなく、おまけに強風で、寒くて留まる事ができない状態だったが
Yさんが、持参したスコップで頭がすっぽり埋まる位の深い穴を掘って下さり、穴の中で過ごす事に!
テルモスのお湯で暖かいスープを作り、4人でくっついていたので、40分の昼休憩を過ごす事ができた。
下りの鞍部(風のない場所)で、鍋を囲む3人を発見!やはり山頂での休憩は寒くて諦めたようだった。
山頂で綺麗に見えていたのは稜線の先の初雪山だけで、見たかった剱岳や遠望はイマイチであったが
朝日岳や雪倉岳が薄っすら見えていたので、晴れたら素晴らしい眺望だろうと想像ができた。
登りではコンパスを見ながらほとんど迷う事はないのだが、帰路では要注意が1~2ヶ所あった。
真っ直ぐ行ったら、発電所のある夏道の方に下りるようだったが、夢創塾からは大きく離れてしまう。
大地山歴3回目のKさんNさんが一緒だったので、今回はとても安心であったが
いつも思うのは同じ事で、自在に歩けるカンジキ登山の下山では、尾根の見分けが大事であり
登りで大きくカーブする場合は、後ろを振り帰ってその光景を記憶に留めておきたいものだ。
一人登山をした千石城山では、方向転換時は振り返った記憶とカメラにも撮って、二重に警戒したのだったが
人が大勢いると、着いて行く事に精一杯で、ついつい何も考えない私。。。反省(>_<)
一番の難関は638Pからの下りであった! 特に雪が途切れた下山口までの標高差250m程は
枯れ葉が浮いていて滑る滑る。。。尻もち一回。。。靴も泥んこ。。。
積雪がある時期の方が苦にならず、この急登もカンジキでザクザク下りて来られたかも知れない!
下山してきたら、夢創塾の管理人さんにお会いしたので、美味しい湧水を飲ませて頂き
山頂ではスッカリ忘れていた集合写真を、夢創塾の看板の前で撮って頂いた。
こちらのカメラでもう一枚撮らせて下さい!と言われ管理人さんのカメラでもパチリ!
後に 夢創塾ブログ を訪問してみたら、3月20日は夢創塾始動の日であり、ブログに我々4人の姿が!
今度、お礼のコメントを書き込んでおこう。。。(*^^*)
携帯の山旅ロガーでGPS軌跡をとってみた。山頂で携帯の電源が切れたので、下りで一部電波飛びあり!
帰路に(朝日IC過ぎまで)ログを切り忘れたので、青い橋を渡った部分も記録されている。
写真は後ほど追加予定(^^ゞ
2012年8月から2013年3月まで、半年以上ブログアップをサボっていたので、
日付の順番がバラバラだけど、自分の記憶と記録の為に少しづつアップしていきます。
中山山頂と剱岳
2012/5/24(木) 剱岳の展望台…中山(1255m)へ。。。
中山登山口~東小糸谷登山口
金沢東IC(6:20)→立山IC(7:00)→中山登山口P(7:45~8:00)→好展望地(9:20)→五本杉の平(9:30)
→中山山頂(9:50~11:25)→沢出合(12:30)→東小糸谷登山口(12:55)→馬場島(13:10~35)→
中山登山口P(13:45~50)→大岩湯神子温泉(14:30~15:45)→立山IC(15:55)→金沢東IC(16:40)
東小糸谷、ニリンソウ咲く登山道は圧巻!
晴れ予報を期待しての剱岳展望台「中山」を狙ったのだったが、高速や県道333号線など
現地までに見えるはずだった剱岳は、春霞と逆光の為墨絵のようであり、今一つハッキリしないまま登山口へ。
中山登山口の標高は710m、標高800mから1100m辺りまでは急登であったが、
登山道の一部は階段状に整備され、ジグザク九十九折れなので差ほど急であるとは感じない。
途中で大きな立山杉を見ながら登り、標高1100m(後20分で頂上)の看板の5分程手前の開けた場所では
大窓や赤谷山、ブナクラ谷が大きく左手正面に見下ろせて、なかなかの好展望地である。
いつかあの赤谷尾根から、剱岳を見てみたいと言う思いが募る場所でもあった。
頂上直下には残雪があり、間もなく懐かしい山頂(2008/6月以来)に着いた。
早月尾根をほぼ正面にして剱岳は目の前である!涼しいのは良いのだが、薄雲が太陽を覆い
山の稜線などはハッキリしていたが写真としてはイマイチ、昼ご飯にはまだ早い時間だったので、
お湯を沸かしコーヒーとおやつ、持参したフルーツなどを食べて、せっかくの山頂をゆっくり過ごした。
暑くもなく寒くもなくちょうどいい季節で、時間も気にすることなくシートにごろんと寝転んでみたら
太陽に大きな虹の輪(日暈)が…昼過ぎからは曇ってきていたが、経験から言って明日は雨が降るのか?
(結果、次の日は曇り予報だったが、昼過ぎ~夕方にかけて雨が降った!…予報より確率高いかも?)
下りは、沢沿いを歩く東小糸谷登山口に下山した。
10分程は残雪だったが、やがてキクザキイチゲやサンカヨウ、エンレイソウ、ザゼンソウ、ミヤマカタバミなど
登山道に沿って途切れることなくずっと咲いていて、花を愛でながらの楽しい下山道であった。
特に、東小糸谷の沢出合い(最初に渡る橋)からは、沢沿いにニリンソウの見事な大群生地となっていて
これもまた今がちょうど花盛り! 途切れることなく東小糸谷登山口まで続いていたのは圧巻であった。
沢の流れも勢い強く、雪解けの時期ならではの見応えであり、立山川に流れて早月川へと流れて行くのである。
小糸谷登山口からは北電の作業橋を渡って林道(車道)を歩き、途中、剣岳の登山口を見て馬場島へ!
馬場島荘前の家族の森広場で、遅い昼休憩を取り、大岩湯神子温泉で入浴して金沢に戻った。
余談だが、馬場島までの県道333号線を走っていたら、行きではカモシカが目の前を横切り
いきなりの飛び出しだったので、ブレーキを踏まなかったら交通事故だったかも? (^^ゞ
帰りには、キツネさんがのんびり餌を探しながら車道を歩いているのに遭遇して、狩りも目撃!
堂々の歩きっぷりで、車が近付いても気にもしない態度をみると、この辺りの主か?
下りの山頂直下尾根上では、猿が2匹(親子?)現れて1匹に威嚇され、ちょっぴり怖い思いをする。
馬場島荘前広場では、賢いカラスがおにぎりを狙って、後ろの木にずっと待機していた。
剣岳の展望地「立山の麓」…色々なサプライズもあって、何度でも訪れたい大好きな場所である。
中山登山口~東小糸谷登山口へ 。。。
駐車場のある中山登山口 20分強で剱岳の展望
個性豊かな立山杉たち。
樹齢1000年の立山杉はどれだったのか? 五本杉の平からは、右手に大日岳が見えていた。
何がどうなってこうなったのか? ジャングルジムのような立山杉
エンレイソウ、イワウチワ、サンカヨウの群生など花も多かった。
剱岳の展望台、中山山頂に到着!
山頂と剱岳 山頂からの大日岳
山頂で見えていた日暈 山頂のイワナシ
花が見事すぎて、ルンルン下山道 。。。
サンカヨウが群生 スミレも群生(名前同定難しい)
ミヤマカタバミも群生 シラネアオイ
キクザキイチゲ…色、花びら数、葉っぱの色、色々。
優しいブルーから強烈な青まで。
葉っぱの色が明らかに違います!
エンレイソウの陰のキクザキイチゲをアップで!(かなり濃い青紫)
開いたばかりのキクザキイチゲがほとんどで、花びらがどれも綺麗だった。 ザゼンソウも多くみられた。
沢手前から、ニリンソウ畑は続くよ何処までも…。
沢を渡ること3回、最初の沢を渡って振り返る! 緑色のニリンソウ(先祖がえりと言われる)
この雰囲気で、東小糸谷登山口までニリンソウの群生がずっと続いていた。
東小糸谷登山口を振り返る! 河原の橋を渡って林道(車道)へ
車道沿い、トチの花とウワミズザクラが満開!
剱岳の碑を見たくて寄ってみた。 車道を歩いていたキツネさん
いつもながら遅い報告となってしまいました (*^^*)
来年の参考にはなるかな?
白木峰の池塘と浮島 。。。
2012/6/17(日) 白木峰(1596m)~小白木峰(1436m)
白木峰登山口往復
今町P(7:00)→金沢森本IC経由富山西IC(7:35)→白木峰登山口P(9:00~20)→白木峰(10:05~10)
→池塘(10:30~35)→白木峰(10:55~11:00)→小白木峰(12:30~13:15)→
白木峰登山口P(15:20~30)→富山西IC(17:00)→金沢森本IC(17:25)→今町P(17:30)
白木峰は「すす竹」採りで賑わっていた。
前日の夜中から雨が降り続いており、自宅を出た時は雨風、集合場所でも小雨の中の出発となった。
梅雨の真っ最中!多少の雨は覚悟の山行であったが、高速の途中で回復方向に向かう。
R471から「富山県21世紀の森」を横切る道路に入り、森の途中にあった杉ヶ平キャンプ場管理棟で
トイレ休憩(外トイレ内トイレあり)をさせて頂く。 (登山口Pにも男女別の立派なトイレあり。)
メンバーの一人が、以前にこのキャンプ場から約3時間をかけて白木峰まで登った事があると言う話で
地図を良く見ると確かに途中(標高870m付近)から登山道があり、駐車場のある登山口に合流している。
林道のお陰で、ハードな山にもなり、最後まで林道を歩けば優しい山にもなり、地形としては面白いかも。
キャンプ場の管理人さんのお話では、富山県ナチュラリストの皆さん20名程が先に行かれたとのこと
登山口には既に10台ほどの車が止まっており満車だったので、林道入口脇に止めて出発した。
登山口の標高は既に1320m程あり、白木峰1596mとの標高差はそれ程ないのだが
標高1550mまではかなりの急登であった。と言ってもほとんどが階段状に整備されており、
途中で2ヶ所 林道と出会うので、ホッと一息付けて、さてまた登るぞ!っと頑張ればあっという間に山頂!
山頂手前からは360度開けていて、晴れていれば素晴らしい眺望だろうと思えたが、本日は残念なり (*_*)
山頂到着時間は予定通りだったが、計画書には無かったこの先の「浮島のある池塘」に行ってみたいと思い
リーダーにお願いしたところ、気持ち良くOKして頂き、山頂での休憩もそこそこに出発して20分程で到着!
池塘まで階段や木道が整備され、多少のアップダウンはあるが、それがまた良い光景を生み出している。
池塘周りの水場を好むイワギキョウやワタスゲが白い花を咲かせていて、赤兎の雰囲気にとても似ていた。
モリアオガエルの卵も多く、池塘の周りに同じように白い花を咲かせたように点在、
ニッコウキスゲにはまだ早い時期であったが、白木峰独特の雰囲気は十分に味わう事ができて、
池塘でのんびり、カエルやトンボさんと遊ぶのも良いなぁと密かに思った (^^ゞ
予定外の池塘往復に45分を使ってしまったので、小白木峰に到着したのは12時半頃!
距離にして3.5km、標高差も150m程だが、前日の雨でぬかるんでいる個所が多く、登山靴は泥んこ
直ぐに眺望もなくなりダラダラアップダウン、唯一、ミツバノオウレンやピンクのコイワカガミがずっと咲いていて、
後半ツバメオモトも見られたが、それ以外は全く変化が無いのでお腹も空いて、いったい何処まで行くんだ状態。
やがて登山道の途中のようなところに三角点と看板らしい棒状の物が立ててあり、あれっ?ここが?
と言う場所が小白木峰であり、左手に数メートル入ると草を狩った展望休憩地があったので、そこで昼休憩とした。
ここでも本日は残念ながら雲が多く、近くの金剛銅山が分かる程度で、他の眺望は全くなかった。
帰路には天候回復か?とやや期待したが、相変わらず雲が多く何も見ずにひたすら下山。
白木峰からの急下り、登りでは何となく階段だーとしか思わなかったが、歩幅が不規則なのは仕方ないとして
階段に使用している木が丸太であり丸いので、足場が悪く油断すると不安定になり滑る。
雨の場合などは、大周りではあるが林道が並行しており、それほど時間差もなく下りられそうで、そこは有難い。
途中ですれ違った富山県ナチュラリストの方に、「立山の麓から」さんはいませんか?と尋ねてみたが
今日は来ていないと言う事で、もしや偶然にと思ったが残念ながらお会いすることはできなかった。
すれ違ったと言えば、すす竹採りの大きな(重そうな布製のザック)を担いだ方達が何組もおられて
ちょっと触らせて頂いたが、重くてビクともしない (^^ゞ あれはきっと30~40kgはあると思えた。
すす竹の食べ方として名人に聞いた話では、焼いたり味噌煮込みにしたりで、美味しく頂けるとのこと。
メンバーのKさんが集めたすす竹が、登山道を普通に歩いて採取しただけで数十本あったようなので
どうやらこの山は、すす竹の宝庫のようである。そしてそして宝庫と言えば、虫の宝庫でもあった。
この時期独特なのだろう、雨上がりと言うのも関係しているのか? いつの間にか皆さん顔を刺されて
瞼やおでこ、頬など数か所、目が開かない程に赤く腫れた人も2人おり、人相が変わってしまい笑える程だった。
本人は真剣なのにこんな悠長なことを書いている私は、前回の三ノ峰で人の倍は刺されて十分に懲りており、
登山口Pで異様に多かった虫の襲撃を受けた時点で、何時になくガッチリガードで臨んだ。
それでも虫は顔に何度もとまったが、常に息を吹きかけて払いのけた成果で何とか無事だった (^^)v
私の知る範囲で、梅雨時の白木峰と三ノ峰は、虫よけスプレーや虫よけ網などの対策が必須である。
白木峰登山口より往復!
登山口Pのトイレ 直登の登山道は階段を上がる
白木峰登山口のトイレ前広場に車が7台、登山口手前の路肩に3~4台、右の林道は車が通行止めなので、
脇に数台は止められるが、ニッコウキスゲの花の見頃ピーク時には混み合いそうだ!
10分強の登りで、最初の林道に突き当たる! ガードを乗り越え、直ぐに右手の岩の階段を登る。
更に30分程の登りで2番目の林道出合!ここから林道左手方向に白木峰山荘が見えていた。
ここでまた岩の階段を登り、最後の急登に突入する!
7~8分でヘリポートのある広場に…ここからは見晴らしも良く平坦、3分程の木道歩きで白木峰(ピーク)だ!
白木峰(1596m)ピークに三角点はない!
山頂看板とメンバー 山頂の応接セット
雨嵐となってもビクともしないであろう、丸い方位板をテーブルに、会議ができそうな配置の高級石の椅子。
足元も雨などがたまらないようにガッチリ舗装、流石に 「県立自然公園特別地域指定」 と言うだけあって
富山県がお金をかけて、皆さんに公開しつつ自然を守ってくれているのだと思えた。
20分ほど先の浮島と池塘を見に行く。
池塘までも気持ちの良い木道が続く!
途中にある池塘でも 「モリアオガエルの卵」 が多くみられ、 雪渓超えも1箇所あった。
イワギキョウやワタスゲが咲き乱れる池塘散策!
標高1550m辺り、浮島のある雲上の池塘…安定した木道で一周できる。
中央が浮島 モリアオガエルの他に クロサンショウウオの卵も。
ソフトボールのような白い泡状のもの、この卵塊の中に、モリアオガエルの卵が400~500入っているらしい。
オタマジャクシになってポトッと池に落ちるのを、下で口を開けて待っているものがいると聞いたことがあり
生き残れるのはいったいどれくらいだろうか? クロサンショウウオも体の小さな仲間を食べる程の肉食である。
池塘で小さなトンボ発見 。。。
ルリイトトンボ ♂ (瑠璃糸蜻蛉) …綺麗な瑠璃色の縞、寒冷地の高山の湿地に生息すると言われる。
小白木峰に向かう!
気持ちのよい稜線はしばらくだけ。 石の祠とお地蔵さん(ここに三角点あり)
ぬかるんでいない箇所は歩きやすいが、変化のないアップダウンの連続! (ブナ林も少なくここだけ)
小白木峰に到着!
傾いた古い?三角点と新しい三角点が登山道の真ん中にあり、狭い場所で小白木峰からの登山者と対面!
(右画像)小白木峰が狭い為か?左手に少し入って、刈り払いされた箇所があり、ここで昼休憩とした。
林道を乗り越え、急登の登山道を下山し、白木峰登山口に下りてきた。
白木峰 6月の花たち 。。。
ミツバオウレン ミツババイカオウレン
ツマトリソウ ツバメオモト
マイズルソウ ゴゼンタチバナとアカモノ コイワカガミ チゴユリ ニッコウキスゲ
6月の花は白っぽい色が多かったが、小白木峰への登山道では鮮やかな濃いピンクのコイワカガミを多く見かけ
ミツバオウレンとアカモノも登山道両脇に並んで咲いており、踏みつけないように気遣う程の群生であった。
ササユリなども固い蕾がほとんどだったが、早咲きのニッコウキスゲが1輪だけ咲いていた。
立山の雷鳥
2012/5/13(日) 立山室堂で残雪と眺望を楽しむ♪
金沢森本IC(5:20)→立山IC経由立山ケーブル駅(6:40~7:10)→立山高原バス(7:35~8:15)→
室堂(8:20)→展望台(9:45~10:10)→一ノ越山荘(11:50~12:40)→みくりが池温泉(13:40~14:20)
→雪の大谷(14:50~15:15)→高原バス(15:30)→ケーブル乗り継ぎ立山駅(16:25~16:40)→
立山IC(17:10)→金沢森本IC(18:00)
1羽だけど白い雷鳥にも会えた
今日は、予定では28名参加の医王山「読図とロープワーク訓練&ランチパーティー」の日であったが
義父の49日法事までは、何となくワイワイガヤガヤは避けたく、静かな山歩きがしたいなと考えていたところへ
不参加なら留守宅をお願いします!…という電話を頂いたのだった。 う~ん…と、やや迷ったけどお断りしたので
ちょっぴり(勝手に)背中を押して貰った気分で、密かに考えていた室堂から浄土山へ登ろう計画の実行を決意!
こしのしらやまさんのブログ情報により、もしかして白い雷鳥に会えるかも知れないと、そっちの期待も大きかった。
一人のはずだったが、急きょAさんが一緒に行くことになり、マイカーでは久々の遠出である。
7時発の一番ケーブルを目指して早めの出発!6時半には立山駅Pに着いてしまったので
余裕だね!と言いながら車の中で朝ごはんのパンを食べていたら、ちょっとしっぱい (^^ゞ
既に行列ができていて、7時発は売り切れており、7時10分発の臨時便になってしまった。
朝ごはんは乗り継ぎのバスの中で食べるべきだったかな?GWが過ぎても立山はかなりの人気で
今日は天気も良く、早く並んだ人のほとんどが、スキーやボードを抱えている若者たちだった。
今日は飛びっきりの青空となり、バスの中から見える雪山がより白く、どの山も一段と近くに見えて別世界。
雪の大谷を通り抜けて室堂に着くと、前日からの観光客やスキーヤーで賑わっていたので
一刻も早く脱出して高い所に行こうと、まずは浄土山を目標にコンパスを合わせて登り始めた。
途中から急坂となり登れそうにないので、ザックを担いだ人たちが向かっている展望台の方に方向転換!
展望台からは槍ヶ岳や穂高連峰、薬師岳や鍬崎山、その奥には白山も見えて、しかも鮮明!
期待以上の眺望だったので、これは浄土山の山頂からと同じ位の眺望だねと、ここで満足 (^^)v
展望台から少し戻って、今度は一ノ越山荘を目標に、けっこう急坂をトラバース。。。
アイゼンを付けていたので心配はなかったが、油断すると滑るので、前回の雪山訓練を思い出して
山側と谷川の足が滑りにくい方向を探りながら、色々試して、安定して歩ける角度を見つけた。
雪山訓練よりもロングコースで緊張は続いたが、一ノ越への登山道に合流してホッとする。
今回、スキーのストックを持参してきたが、やはりピッケルがあればより安心だったかなと思った。
一ノ越方面は大勢の登山者やスキーヤーが目指しており、基本的には何処でも歩けたのだが
山荘までずっと10m間隔位で棒が立ててあり、親切な登山道案内なので安心できた。
一ノ越からは雄山や浄土山に向かう人がおり、雪山の場合浄土山へはこのルートを歩くべきだったと知った。
一ノ越山荘の裏で昼休憩とし、雄山に登る人たちや、気持ち良く滑るボーダーを観察しながら過ごす!
そして下山は、立山室堂山荘前からみくりが池を一周してターミナルに戻る事とした。
池に近付くにつれ、長靴を履いた観光客の団体さんや、街歩きと何ら変わらぬ皮靴にスーツ姿の男性まで
特に注目は中国人の団体さんが実に多かった事!中国語があちこちで飛び交っていた (^^ゞ
みくりが池温泉で一休みしていたら、白い(まだら模様かな?)雷鳥がいて、
人が近くにいても全く気にするでもなく、マイペースでハイマツに顔を突っ込み何かを食べていた。
浄土山には登らなかったので、もう会えないかなと諦めていただけに、会えて嬉しかった♪
その後はターミナルに戻り、雪の大谷の一番高い壁の箇所まで往復15分程散歩してみたが
今日の展望台からの眺望が余りにも素晴らしかったので、比較すると雪の大谷に余り感動はない。
ほんの少しの高度差であの眺望に出会えるのだから、次回は頑張って雄山に登らなきゃと思った。
久しぶりに100km先まで見通せた気分!
ケーブルにはギュッと詰め込まれて我慢の7分間、バスに乗り換えて雪の大谷を通り抜ける。
雲上の別世界に着いた!
人混みで賑やかだったターミナルを抜けて、雲上の別世界にやって来た! ワンダフル~ \(^o^)/
雄山と山頂神社をアップ! 雄山に後ろ髪ひかれながら、今日は浄土山方面に向かう。
振り返ると、眩しいとしか言いようのない美しさだ!
雄山~真砂岳~別山
室堂平が一望! 真っ白な奥大日岳と大日岳、富山湾の水平線も見えていた。
こんなに近かったのか?層ヶ岳、猫又山、毛勝山、そして剣岳の頭も見えてきた。
展望台からの眺望。。。
五色ヶ原がスパッと切れていた! いつか花の季節にここを歩いてみたい。
カシミールで山座同定。
野口五郎、槍ヶ岳、奥穂連峰 薬師岳、北薬師岳
笠ヶ岳 水晶岳、赤牛岳
写真では言い表せない美しさ、鍬崎山を見下ろす!その奥に白山連峰、金剛銅山、白木峰など。
白山のアップ…青の世界に浮かんでいるように見えていた。
次は一ノ越に向かう!
(左画像)雄山方面登山道に合流!展望台から登山道までのトラバースがスリル満点!(アイゼン必須)
(右画像)夏道は斜面化し急登なので登れなかったが、一ノ越側から登っている人を多数見かけた。
この時、頭上の太陽には綺麗な虹色の「日暈」 山荘手前
一ノ越山荘…1階の窓はまだ雪に埋まっているようで、明り取りの穴が掘られていた。
一ノ越から雄山方面を見上げる!
山荘前の眺望…遠目とは言え、燕岳から大天井岳への稜線が水平に見えており、何だか不思議。
カシミールで山座同定。
100km程先か?と思われる山も確認できる鮮明さだった。
一ノ越から下り方向!
この眺望を眼下に見ながら、室堂山荘からみくりが池を回って、ターミナルに戻ろうと予定を立てる。
下山してすぐ、左手に彩雲 (3分程で消えた)
室堂山荘と室堂山 剱御前小舎と剱御前岳も確認できた。
白一色のみくりが池…この辺りから雲が増え始める。
みくりが池付近で雷鳥に出会う
白い羽毛が今にも抜け落ちそうに浮いている。
コンデジではなかなか上手く撮れなかった (@_@。 でも、もしや偶然にもカメラ目線?
せっかくなので、雪の大谷最高地点だけ見に行く!
最高地点、本日は15m 帰路のバスより…称名の滝とハンノキ滝
報告がかなり遅れました。 m(__)m
剱岳、大日岳、立山連峰など北アルプスが歓迎してくれた…尖山山頂より
2012/4/15(日) 尖山(559.2m) 新入会員歓迎登山 富山県立山町
金沢東IC(6:05)→立山IC(6:50)→横江集落P(7:10~20)→林道入口(7:25)→登山口(7:50)→尖山山頂(8:30~50)
→登山口(9:20)→集落P(9:45)→結の小屋(10:10~15:25)→立山IC(16:00)→金沢東IC(16:40)
低山でも最高の眺望!
兼六園では夜桜ライトアップも始まって、咲き遅れていた梅にもスポットが当たり、本日満開の桜との共演だとか。
天気予報も上々で、例年より遅いが本来ならお花見サンデーとなるところ、今日は30名の参加となり
1年前から下見山行などで準備を進めてきた大切な日、新入会員歓迎登山であった。
どんな歓迎会にしようか?どんな勉強会をしようか?お昼の準備はどうしよう?…色々悩んだ (^^ゞ
幸い、昔お世話になった富山HC所属の Aさんのお陰で、昼は「結の小屋」をお借りすることとなり
4月と言っても立山の麓はまだ寒い時期でもあり、室内で寛げるのはとても有難かった。
金沢から見たら尖山は遠方なので、時間を効率良く使うため、1班、2班、3班と分け
私を含む3班は、結の小屋準備&シェフ班として、残雪情報なども考慮し、皆さんより1時間早めの出発とした。
夏の駐車場はまだ使えないとの情報があり、5日前に下見をした時も林道は残雪で倒木などもあった。
当日は観光課の方かボランティアの方か?倒木の処理や草刈りなど、数人が作業をしており
林道途中では2ヶ所ほど土砂崩れとなり大きく崩壊していた…当分夏Pは使えないのか?
< 昨年2011/4/30 我が家の娘も同行した下見報告はこちら >
登山道の残雪も多く、まだまだ雪山であったが、運良く山頂からの眺望は素晴らしいの一言!
毛勝三山、剱岳、大日岳、立山連峰、鍬崎山、薬師岳…特に弥陀ヶ原と立山連峰は光って見えていた。
昼は薪ストーブと囲炉裏を囲んで、鉄板焼きそば、焼きおにぎり&焼き野菜、中華風スープなどなど…
結の小屋からは運よく立山連峰や鍬崎山が見えており、Yさんの山座同定勉強会と新人さん紹介
他にも、Kさん100名山を語る、I さんによるザックの中身紹介、Aさんのハーモニカ伴奏で山の歌合唱など
料理の評判も上々、あっという間に予定の15時を過ぎて、2012年度の歓迎登山は無事に終了した。
お疲れさま、シェフ班をお願いした皆さん、講師を快く引き受けて下さった皆さん、そして私 (^^ゞ
今年は残雪多く、林道の崩壊も。。。
本来なら車で入れる林道も、2~3ヶ所大きく土砂崩れ! 登山口の登山帳小屋?昨年はなかったぞ!
富山では有名な「穴の谷(あなんたん)の霊水」と同じ成分のお水。 滝のような流れの川沿いを歩いた。
9時17分…Nさん先頭の2班と先発隊の遭遇。 2班と1班の皆さんを見送る!
山頂からの眺望!
立山連峰と弥陀ヶ原
山頂からの毛勝三山 山頂から大きく見えていた鍬崎山と、奥に薬師岳
結の小屋で楽しいランチとイベントで盛り上がる!
人形山、金剛銅山、白木峰などを正面に猿ヶ山を下山
2012/3/27(火) 猿ヶ山(1447.8m)カンジキ登山 富山県
観法寺P(6:25)→金沢森本IC(6:30)→五箇山IC(7:00)→小瀬集落(7:05~20)→907尾根(10:05)→
第1鉄塔(10:45~55)→第2鉄塔(11:30)→1221尾根(11:55)→猿ヶ山山頂(13:15~14:00)→
1221尾根(14:30)→第2鉄塔(14:40)→第1鉄塔(14:50)→907尾根(15:05)→登山口(16:05)
→小瀬集落(16:15~30)→五箇山IC(16:40)→城端SA~金沢森本IC(17:20)→観法寺P(17:25)
標高差1000m、新雪30~40cmを6人で全ラッセルの修行登山!
庄川といくつかのダム湖に囲まれた奥深い場所に猿ヶ山はあり、夏道としての登山道はブナオ峠から
大獅子山経由で猿ヶ山に至るのだが、ブナオ峠は冬季通行止めのため、小瀬からの冬季ルートを選んだ。
五箇山ICから富山側へ北上すること7分、五箇山合掌の里(世界遺産)の脇を通り抜けて、小瀬集落に着いた。
昨日は西高東低の冬型気圧配置に戻り、金沢市街は雷も伴って薄っすら雪化粧となったのだが
ここ五箇山では一日でかなりの降雪となり、小瀬集落では新雪が30cm程と思われた。
流石に3月も終盤、天気は引きずらず、昨夜は何だったんだろうと思えるほど、朝から快晴の青空が広がり
私が今冬登る雪山としては標高が一番高いので、どんな眺望が待っているのか期待が膨らんだ。
除雪の最終地点を登山口とし、YH前の道路に車を止めて、ここから歩きだす。
まずは小瀬谷の川の流れに沿って林道を15分程歩き、橋を渡ったところでカンジキを履いた。
林道は左手に続いていたが、大雪と新雪のため斜面化している予感で、目の前の尾根に取りつくこととなった。
頼もしいメンバーに恵まれたようで (^^ゞ かなりの急斜面をいきなりの直登である!
まずは596m尾根を目指す予定だったが、そこは若干ずれて、一つ右の尾根に取りついたようだった。
途中でロープを出そうか?と言う悪戦苦闘個所もあったのだが、木に取りついて這い上がり乗り越えた。
林道に出てホッと一息だったが、標高130m登るのに1時間弱かかったようで、山頂到着がやや心配になる。
次に目指したのは907尾根、深い所で40cm程の新雪だったので、短い周期で交代しながらラッセル!
6人のチームワークで順調に907尾根に到着し、振り返ると真っ白な金剛銅山や白木峰が目に飛び込む。
907尾根からは進む方向に目標(鉄塔)が見えており、傾斜も緩やかになって普通ならとても楽なのだが
ラッセルの登りなので少し重い雪がカンジキにまとわり付き、先頭になると足を上げる動作も大変である。
標高1015m辺りの第1鉄塔、標高1125m辺りの第2鉄塔を過ぎ、1221尾根に着いたのは12時少し前
目標タイムをオーバーしたが、1221尾根からは正面に猿ヶ山ピークが見えており、残りの標高差227m程は
ゆったりと緩やかで広く、正に天然のゲレンデ、山スキーヤーに人気の秘密はこの尾根と眺望だと思った。
やや薄っすらではあるが、北アルプスの白い山々も望めて、ここで引き返しても十分満足なほど。
山頂に近付くと雪質と空気感がまるで違い、いつの間にか雪はサラサラになり木々には樹氷。。。
真っ青な空と大きなブナ林が美しい! 山頂直下では広い尾根を、ゆっくり360度堪能しながら歩いた。
やがて医王山がドンと大きく見えて、右側に砺波平野、左側に金沢平野が薄っすら…
自宅から見えていた大門山は、ここからは全く違う形に見え、大笠山、笈ヶ岳へと続く稜線と白山。
途中ではクッキリ真っ白に見えていた白山だが、山頂では雲に隠れてしまったようだ。
それでも想像通りの素晴らしい眺望に出会えて、ここまでの疲れは一気に吹き飛んでしまった。
山では早めが原則だが、今日は遅めの昼食となり医王山を正面に樹氷の木の下に腰を下ろす。
気温は氷点下でも、風もなく日差しも暖かいので、思ったほどの寒さはなかった。
そして下りはいつもながら早い! 急坂では楽しい尻シェードあり。。。
登りで危険だった尾根は避けて、今度は596m尾根方向の林道へ、途中ショートカットで下の林道に出て
このまま登山口までと順調に歩いていたのだが、小瀬谷に面している、ちょうど袴腰トンネルの上辺りの、
登山口到着手前の林道が斜面化し、凍った上に新雪が積もった事で、部分的に表層雪崩となっていた。
間隔を開けて慎重に通過し事なきを得たのだが、一部とは言えとても危険な状態だった。
改めて地形図を見ると、そこだけ微妙に谷のカーブであり、等高線の間隔も狭くなっていて、
運悪く落ちたとすれば、20m程下の河原に落下と言う具合だったのだ! 落ちなくて良かった (^^ゞ
複雑な地形を読むのは難しいのだが、3D画像で大きな尾根の雰囲気を頭に入れて行ったこともあり
2ヶ所の鉄塔と2ヶ所の尾根がポイントになり、907尾根からは自分の位置がしっかり把握できた。
問題は907尾根までの登りルートだが、林道が安全に通れる場合は、急がば回れで
907の東に延びる尾根が一番緩やかな傾斜、かつ安全に見えているのだが、どんなもんだろう?
直登の場合は、やはり慎重に見極めて、596尾根を目指すべきだったかも知れない。
下りでは、596尾根付近の林道から登山口方向は、余りにも急に見えており避けたのだったが
地形図では下れそうと読んだその先の尾根も、実際にはかなりの細尾根で、雪庇が危険だった。
一歩間違えば危険個所に迷い込む雪山だが、猿ヶ山歴ありのベテランさん同行のお陰で
迷うことなく無事に帰ってこれて、最終的なタイムオーバーは1時間だけだった。
今回は来年の下見山行として同行させて頂いたのだが、その年の雪の状態によりルートも多少変わる。
思いがけず新雪のラッセル登山となったが、来年はどんな条件が待っているのだろう?
猿ヶ山GPSの軌跡…Yさん作成 ( 緑のまる印は鉄塔1と2 )
除雪は小瀬集落まで。。。
徒歩15分程で小瀬谷の橋を渡る 林道は左に続くが、ここから直登!
右手の杉林の方に入ったが、596尾根に向かうためには正面の尾根に取りつく必要があったと思える。
右画像は、後ろにずっと見えていた袴腰山
急登の登りが終わり、907尾根からは緩やかな登りとなり、鉄塔が見えて迷うことはない。
第1鉄塔手前、左側は垂直に切れている部分があり慎重に歩いた。 右画像は後方眼下に小原ダム
第1鉄塔から白山が望めた。(望遠で)
第2鉄塔は更に眺望良し!
ユニークな木々の間を登る! 猿ヶ山ピークが見えてきた!
1221尾根方向、ゲレンデのような広い斜面を振り返る!
付いていたのは兎の足跡のみ!金剛銅山の奥に薄っすらだったが北アルプスも見えていた。
細長くてかなり広い山頂に到着。。。
山頂は気温も低く凛とした空気で木々も白かった。 そしてここから見えた医王山(右画像)は、
イオックスアローザスキー場が見えており、金沢からいつも見ているイメージとは全く違っていた。
山頂からの大門山、大笠山、笈ヶ岳…白山には雲が。
下りは広い天然ゲレンデ?を自由自在!
眺望良し!広くて気持ち良かった下り。
登りで危険だった個所は外して林道を下山。 表層雪崩となっていてやや危険だった林道。
小瀬谷の橋に戻ってホッと一息 小瀬集落に帰着…中央の三角屋根が合掌造りのYH
百間滑
2011/06/12(日) 大品山 (1404m)へ
富山県
城北P(6:00)→ゴンドラ山麓駅P(7:35~55)→登山口(8:15)→百間滑(8:25)→龍神の滝(8:45)
瀬戸蔵山(10:15~25)→大品山(11:10)→山頂広場(11:15~12:05)→大品山(12:10)→
瀬戸蔵山(12:50)→ゴンドラ山頂駅(13:25)→山麓駅(13:45~55)→サンピア立山(14:00~15:05)
→立山IC(15:35)→金沢東IC(16:15)→城北P(16:20)
新緑の大品山で、ブナ林と花を楽しむ
ゴンドラ山麓駐車場に車を止めて、降り立った瞬間の一呼吸、空気感がまるで違うと感じた。
冬は富山を代表するスキー場となる立山山麓、季節を問わず四季折々楽しめるトレッキングコースも数多い!
春はカタクリの群生地、今からの季節はパラグライダーを楽しんだり、夏は一面ヒマワリのゲレンデなど。
徒歩や、車でも数分の移動で利用出来る温泉宿泊施設も集中しており、日帰り温泉も楽しめる
山麓駅(標高560m)のゴンドラリフトで一気に山頂駅(標高1188m)の大高原に行けるのも魅力の一つだ!
今回登りは、数あるトレッキングコースの中から、百間滑、龍神の滝、瀬戸蔵山を経て大品山までのコース!
曇り空ながら山の稜線は綺麗に見えていたので、3000m級の山々を間近で見るのが楽しみだった
下山ではゴンドラを利用する予定だったので、登山口までの20分程は歩く必要があり
あわすのスキー場の短いリフト下に新しく出来た 「 清流の小径 」 と名付けられた遊歩道を行く!
ポイントで案内看板がありとても分かりやすく、百間滑400mと書かれた辺りが登山口だったのだろうか?
整備された階段や遊歩道を歩いていたら、いつの間にか百間滑に着いてしまった。
百間滑では思った程の水量は無く、流れとしての豪快さには欠けていたが、岩肌が美しい。
200mに渡り、滑るように水が流れる様子を目の前にする事が出来て、そういう意味では絶景であり迫力だ!
百間滑から500m先の上流に龍神の滝がある。 登山道はまだまだ歩きやすく、急坂には階段
他はウッドチップが引かれており、クッション性が良く水はけも良いと思われ、スニーカーでも気軽に歩けそう。
新緑の中に吸い込まれるように先へ進み、10分程で 龍神の滝 の展望休憩所に着いた。
百間滑の流れから想像は出来たが、龍神の滝の迫力もイマイチ、龍が天に昇って?…そうは見えないなぁ (^^ゞ
龍神の滝を過ぎると、立派な立山杉の老木が目立ち始める。 ここからはいつもの登山道らしくなってきたが
前日朝に降った雨のせいか、ぬかるんだ箇所も多くあり、登山靴はあっと言う間に泥んこ!
瀬戸蔵山まで0.45kmの看板を過ぎた辺りで、急坂に15m程の( 細いがしっかりしている鉄製 )
ハシゴが掛かっており、ハシゴを登り終えてからは、美しいブナの森に突入した!
急坂もブナに癒されながら…やがて、見覚えのある反射板が右手頭上に見えて、瀬戸蔵山に到着!
大日岳や立山連峰、弥陀ヶ原などが気持ち良くスッキリ見渡せて、ここでしばしの休憩タイムとする。
立山連峰の方角に展望が開けていたので、大品山頂より若干こちらの方が展望は楽しめるようで
望遠では大日岳と中大日岳の鞍部に、まだ雪に埋もれた様子の大日小屋も見えていた。
瀬戸蔵山は標高1320m、大品山は標高1404mであり、案内看板では1.3 km60分となっていた。
多少のアップダウンはあったが標高差の少ない、森林浴とも言うべきブナの森歩きが続き
濃いめのピンクのコイワカガミや、やや咲き残るイワウチワ、ギンリョウソウも足元に顔を見せ始めた。
谷側に一輪だけ見えていた シラネアオイ を見つけ、ちょっぴり盛り上がるも、写真には撮れず。
大品山頂では先客もおり、18人が寛ぐにはちょっぴり狭いので、100m先へ5分と書かれた山頂広場へ!
以前カンジキハイクでこの山頂広場に来た時に、美しいダケカンバの林が印象的だったので
夏場はどんな風に見えているのか? と言うのが、私の密かな目的でもあったのだが
ブナの新緑に押されて、思ったほど目立つものでは無かったと言うのが、正直な感想だ。
雪山の稜線から見た立山連峰と、真っ白な世界に浮かぶダケカンバの美しさは、やはり冬独特のものだった。
12時前の昼休憩だったにも関わらず、鍬崎山方面からの下山者が3組程、山頂広場を下って行く!
土日はゴンドラの運行が早朝6時からとなっていたが、それにしても皆さん速足健脚…
大品山から鍬崎山(標高2089m)まで3kmと書かれており、山頂広場から見えていたあの尖った山頂まで
標高差685mもの急坂を思うと、こんな時間に戻ってくる皆さんに、ついつい注目してしまった (^^ゞ
下りは、戸蔵山経由でゴンドラリフトが待っているので、気持ちも余裕だ!
大品山頂に戻り集合写真を撮って、またまたブナの森に突入! ややガスもかかり幻想的なブナ林歩きで
朝は見えなかった有峰湖なども見え、瀬戸蔵山では、今度は雲海に浮かぶ立山連峰が見られた。
下りのゴンドラリフトからは、パラグライダーが飛び交う様子が見られ、夏の奥獅子吼高原にも似た雰囲気だ!
午後2時前に山麓駐車場に戻れて、近くのサンピア立山でゆっくり温泉タイムの後、金沢に戻った。
遊歩道 「清流の小路」 を歩く 。。。
あわすのスキー場の遊歩道を歩き、登山口へ向かう。
(左)この辺りが登山口、5~6分で前方に、百間滑に架かる橋が見えてくる。(右)百間滑の橋を渡る!
れき岩の上を滑るように流れる 百間滑
長さ(200m)から名前が付いたと言う 百間滑
龍神の滝 … 今回は水量不足で迫力はイマイチ
滝を過ぎると、立山杉が目立ち始める!
立山杉を見上げる 立山杉の門が…
人が楽々通れる大きさの丸い穴…樹齢を感じさせる幹回りの立山杉
突如現れたハシゴを登る!
しっかり安定したハシゴなので安全
展望の開けた瀬戸蔵山に到着!
瀬戸蔵山 山頂より北アルプスを望む
瀬戸蔵山より、立山連峰と弥陀ヶ原 (建物も薄っすら見える)
大日岳 と 大日小屋
大品山までは、美しいブナ林の登山道
ブナの森に癒されながら …
大品山山頂に到着!
大品山山頂看板と三角点(北アルプスの展望もあ (右)山頂広場へのブナ道
100m 先にある 山頂広場へ
山頂広場で昼休憩 鍬崎山
大品山山頂広場の ダケカンバ と ブナ林
今回見られた花々…
ギンリョウソウ イワカガミ ツクバネソウ ツバメオモト タムシバ
キブシ クロモジ ?? イワカガミ ??
帰路はガスのブナ林 。。。
オブジェのような 立山杉 の下を歩く ガスのブナ林を歩く
楽々、ゴンドラ山頂駅に到着!
ゴンドラ山頂駅と、近くに咲いていた ニッコウキスゲの蕾 (10本ほど並んでいた)
ゴンドラ山頂駅から山頂展望台方面!
ゴンドラ山麓駅と、頭上を優雅に飛び交う パラグライダー
尖山 山頂より 鍬崎山と薬師岳
2011/04/30(土) 尖山&結の小屋 下見山行へ 富山県立山町
金沢東IC(7:05)→立山IC(7:55)→尖山登山口P(8:20~30)→尖山山頂(9:10~40)→
登山口P(10:10~20)→結の小屋(10:40~13:00)→立山IC(13:30)→金沢東IC(14:20)
天候不良で順延としていた尖山に、連休に入ってしまったが何とか4月中に行く事が出来た!
来年の4月15日に予定している、新人歓迎登山 「 尖山 」 の下見山行の為だ。
今回参加して頂ける5名プラス、急きょ我が家の娘も同行する事となり、6名で富山方面に向かう!
昨日までの予報では晴れだったが、朝から曇り空で、高速道路からは剱岳の姿も見えない。
本来ならアルペン村から歩くのだが、今日は車が1台のみだったので、
林道を走りながら何処に止めようかと思っているうちに、登山口のある夏の駐車場に着いてしまった。
駐車場は思っていたよりも広く、先着で2台程止まっており、帰りには10台程と道路にも2~3台
私達が出て行くのを待っていた車もあり、気軽に登れる低山として、尖山はなかなか人気のようだった!
登り40分、下り30分…里山を散歩してきたという感じで、何だか物足りない位あっけなかったが
低山にして山頂では360度の眺望、北アルプスなどが望めることは素晴らしい!
この日は残念ながら曇り雨で、鍬崎山や薬師岳など身近な山、辛うじて大日岳などが望めたが
本来晴れていれば、毛勝三山、剱岳、立山連峰や弥陀ヶ原、鷲岳、鳶山なども望め
尖ったその山容からUFO伝説もあり、最近はパワースポットの山として、マニアの間では人気があるとかないとか (^^ゞ
早めの登頂だったので、山頂では我がグループの貸切となり、静かでとてもラッキーだった!
下山を始めたと同時に、登りの何組かのグループとすれ違い、言葉を交わす。
中には、ジョギングでかけ登って行く 中学生風の十数人もおり、登ってまた直ぐに駆け下りて来た!
凄い勢いなので気になって尋ねると、スキークラブの部活で、尖山2往復のトレーニング中だとのこと。
流石に地元の中学生さんたち、鍛える場所が違う (^^ゞ できるならそのファイト、見習いたい
下山後は一路、芦峅寺 尾山神社の近くにある 「結の小屋」 に向かう 。。。
私が元会員だった富山HCメンバー、小屋オーナーの A さんと S さんが、先に来て出迎えてくれた。
結の小屋は小さくて古いが、13名のオーナーさんたちによって、手入れは万全!
手作りの五右衛門風呂や囲炉裏、台所も広くて使いやすく、男女のトイレも完備
和室も半分は改装して、2段ベット式にしたので、15~20名くらいは泊まれるようになったとか。
何と言っても一番は薪ストーブがあること、里山は寒いので春先にはとても重宝する。
昼は手作りの鉄板をお借りして、野菜とお肉たっぷりの焼きそば&焼きおにぎり&焼フランクフルト…
私の他の皆さんは始めましてでも、山談義で打ち解けて、いつの間にか話は弾む!
食後のコーヒーの後は、小屋前で(元スキー場) S さん考案のゲレンデボールで遊び、また盛り上がった。
今日はゲレンデにカモシカも遊びに来ており、また晴れていれば、結の小屋からも立山連峰が望める。
山登りだけでなく、時にはこんな風に皆で寛げる場所があると言うのも、良いものだ!
来年もお世話になる事をお願いして、A さん S さんに見送られ、結の小屋を後にした。
何と言っても一番気に入ってくれたのは我が娘、楽しい体験だったと嬉しそうに言う (^.^)
これなら新人さんたちにも受けるかな? 後に会長さんからも良かったとのメールを頂き、ホッとした。
尖山は里山散歩 。。。
夏の駐車場 (下山時に撮影) 登山口にはクマ出没注意の看板
3分程で美味しい水場あり! 右手に沢を見ながら歩く
少々残雪…小雨がパラツキ傘をさす。 沢を渡る 。。。
(左画像) 30分程で右手に直登の迂回路があり、二手に分かれてみたが、急なのでお勧めではない。
国土地理院の地図には載っていないが、夏のP 少し手前に、別ルートで山頂に至る夏椿峠登山道があった!
右画像は山頂まで3分程手前、「 夏椿峠へ 」 と書かれた看板があり、鎖の下にそれらしい下山道が見えたが
余り使われてはいない様子、もしやここからも繋がっていると言う事か?帰りに冒険してみるべきだったかな (^^ゞ
いこいの里山らしく、親切な表示が多い! この階段を上がれば…
あっと言う間に山頂!
もう着いたの?信じられな~い…と言っています! 山頂から富山平野
山頂 と 二等三角点 … 遠目は尖だけど、実は山頂だけ スパッと水平に切れてます!
山頂より、鍬崎山と薬師岳 大日岳はやや薄っすら
この時期に見かけた花は、山桜、タムシバ、薄紫色のスミレ …
結の小屋で、なが~い昼休憩!
青い屋根のちっちゃな小屋だけど、中はとってもホッとな 立山山麓 「 結の小屋 」
五右衛門風呂…本当の名前は 「 美しの湯 」 … 結の小屋を見下ろす 美し山 から付けたそうです!
野菜とお肉でこの量、焼そばはこれから入れます … 囲炉裏テーブルで食べた焼きそば、美味しかった!
いくつになってもロマンチストA さん、遊び心いっぱいのS さん、お世話になりました m(__)m
光学16倍ズームの威力で撮りました! 剣岳 … 三ノ窓 と 池ノ谷左俣 (中央クジラの影?)
2011/04/17(日) 細蔵山の尾根 (1234m)で剱岳を眺める!
金沢自宅(5:30)→金沢森本IC(5:50)→立山IC(6:30)→D 邸(7:00~15)→登山口P(7:30~50)
→河原~登山口(8:15)→1234尾根(10:35~13:30)→登山口(14:40)→P(14:55~15:10)
→湯神子温泉~立山IC(16:50)→金沢森本IC(17:30)→金沢自宅(17:55)
立山杉、最大級の巨木に遭遇 。。。
富山県、石川県、滋賀県から総勢11名が集まり、 「 I Love 剱 眺め隊 」 を結成!
私達金沢勢は細蔵山頂までとし、最悪1330m尾根までの計画だったが、1234尾根まででも眺望としては十分
と言う事で、登り慣れている富山グループの計画に従い、1234尾根を本日の目標に変更した。
細蔵山は標高1551mあり、一つ手前の1330m尾根から一旦70m程下り、300m程の登り返しがある。
この登り返しがまた急登で難儀らしく、出発の時間から判断しても余裕がないだろうと言う話だった!
金沢から3名、富山のDさん宅で富山勢7名、滋賀県からの1名と合流後、伊折橋方面に向かう!
富山のメンバーT さんは、細蔵山登山道を整備された一人で、赤谷山に104 回登った記録の持ち主とか!
流石に地元の方達だ!数ある剱岳の展望台を巡り、お気に入りであれば同じ山を何度も繰り返し登って、
山頂で、あるいは途中であっても眺望の素晴らしい場所で、旬の食材でランチ会を楽しむ
それが山行の目的の半分くらいを占めているらしく、準備から解散まで実に手際が良いグループだ!
が、それだけではない!雪で大きく倒れ足元が危険な小枝など、ノコギリ持参でその場で切りながらの山行でもあった。
2009年の9月に整備されたと言う細蔵山への登山道は、登り始めの10分程が半端じゃない急登である!
今は雪の季節だったので、少し大回りをすれば、最初の2~3分の急登は避けられたようだが…。
若干残る雪で足が滑らないように、木の枝の助けも借りて三点支持必須、ストックは使えない!
そこが過ぎても全体的に比較的急な登山道であり、途中に何ヶ所か長いスパンでロープも張ってあった。
最も、整備以前は伊折橋を少し過ぎた河原にある尾根の先端から入り、もちろん積雪期だけの山として
果てしなく伸びる、木ノ根山経由のロング尾根を登ったようだ!かなりの時間と体力が必要だっただろう。
整備されて以来、それでもかなりハードな山ではあるが、知る人ぞ知る剱岳の展望台として、
季節を問わず登れるようになったのは、有り難くて、嬉しい♪ 事である。
早朝は雲が多く、富山に入っても剱が姿を現さないので、眺め隊の目標はどうなる事かと思ったが、
登山道の途中から徐々に雲は晴れ、大日の頭が見えてきたと思ったら、剱岳も少しずつ顔を出し始める。
硬い雪だったのでつぼ足で十分だったが、1150m辺りまでは気の抜けない登りが続いた。
日差しは徐々に強くなり、振り向くと木々の間に大日岳や剱岳が大きく見えていて、お~と歓声が上がる。
そして、1234尾根到着と当時、私達にようこそ歓迎!とでも言うように、スッキリと青空が広がった!
大窓や小窓、三ノ窓、池ノ谷左俣が大きく見える剱岳、早月尾根が目の前に伸びている!
剱御前山、立山連峰、頭だけの奥大日岳に、ドンと構える大日岳、赤谷尾根も一望でき、その先は赤谷山。
1234尾根では、恒例の雪のテーブルを囲んで、昼には少し早い時間だったが本日のお鍋の準備!
持ち寄った食材は多種…具沢山汁、氷見うどん、焼鳥、焼魚、焼おにぎり、焼餅、イチゴ、トマト、ケーキ、コーヒーetc
徒歩2~3分の場所にあると言う、大きな立山杉を見に行ったり、コーヒーを沸かして飲んだり…。
立山杉は一見の価値あり! これがまた半端じゃない巨木中の巨木!
11人で手を繋いで囲ってみようかと提案したのだが、それでは足りないだろうと、あっさり拒否された (>_<)
遊んでいても時間はたっぷりあり、青空の下でそれぞれが剣岳に思いを馳せる 。。。
あくまでも山頂を目標にしなくても、こんな風に仲間とワイワイ過ごすのも良いかな~ (天候次第だが)
私の場合は、剱岳にカメラを向けながら眺めていた時間が、一番長かったかもしれない (^^ゞ
池ノ谷左俣に剱尾根の影が少しずつ写り始め、まぁるく半円になって、次はクジラの形になって…
そんな細かい観察も出来るくらい、ただ剱岳をジ~っと見ながら、本日の仲間11人で3時間を過ごしたのである。
こんなことなら細蔵山まで行けたんじゃない?と、ぼそっと言っていた人が、約1名いたが…(^^ゞ
下り、 979尾根辺りまでカンジキ使用、1時間10分程で下山! 尻セードするには急すぎて危険だった。
最後の下りは慎重に下りて、朝使用して河原の途中に置いた長靴に履き換え、早月川を譲歩して駐車場へ!
通行止め地点の道路路肩に、朝は12台止めてあった車が、まだほとんどが残っていた!
早乙女岳に行って来たと言う、若い男性2人と同着になったが、途中でスキーを担いだ人達も見かけている。
山スキーヤーにとってこの辺りは、まだまだ滑れる圏内で、登山者ばかりの車ではなさそうだった。
伊折橋の真ん中から、早月川の流れと共に、まだまだ綺麗に見えていた剱岳や大日岳に別れを告げ
湯神子温泉に向かう道中や高速のSAなどでは、ちょうど桜が満開で綺麗だった!
細蔵山の山頂には立ってみたかったが、今回は下見だと思って、また次の機会が訪れる事を願おう。
登山口は 早月川譲歩必須!
富山県道333号 馬場島方面、伊折集落を過ぎると冬季通行止めとなる道路です!(帰路撮影)
富山県のHPによると、23年度の規制は5月中旬までとなっていた。 ( 例年より積雪が多いせいか?)
開通になれば、本来なら右側の電柱手前の路肩が、雪が解ければ車5~6台の駐車スペースとなる。
電柱2~3本先(道路沿い右手に)お地蔵さんがあったので、通り過ぎればUターン、目印にすれば分かりやすい。
ガードレールの切れ目から、早月川の河原に入る! 一つ目の川は工事用の橋を利用して渡る事が出来た。
二つ目は深さ10cm、巾20m位、ここまで長靴で来たので、渡り終えて持参した登山靴に履き替えた。
裸足でもOKだが、雪解け水は骨身に沁みる冷たさ…長靴は帰りにも使用するので、まとめて木の陰に置いた。
渡り終えたら早月川を右手にして河原を10分程進む! 登山口は左手の藪の中にある。
冬場は分かりにくい登山口
川の譲歩や靴の履き替えも含めて、道路からここ登山口まで20分程かかった!
雪が解ければ、河原の大きな石に赤いペンキで登山口の案内があり、迷うことは無いかも知れない。
一旦登って一息ついて再度登る(左画像)、イメージは登りきって後ろを撮った右画像!
再度登りきった個所は平坦、急坂をよじ登ったので一息つきたいところだが、皆さん元気いっぱいで先を急ぐ!
左手に夏道が見えており、雪はほとんど融けていたが、このあと倒木や小枝が覆う細尾根を行く。
日差しが徐々に回復してきて、登山口では何も見えなかった大日岳が真っ白な頭を現す!
大雪と戦いながら成長したのだろうか? 海で泳ぐタコ足のような立山杉の横を通り過ぎる。
開けた尾根でやっと休憩!ここからは木々間に剱岳が見えていたが、若干光で白っぽい。
益々お天気回復!残雪が多くなってきたので、夏道を時々外しながらトラバース気味で近道を行く!
中途半端な残雪個所以外は、やはり雪の中をつぼ足の方が断然歩きやすかった。
目標地点 1234m尾根からの 剱岳
ここからは、剱岳の早月尾根が真正面に見えていた!やはり土倉山から見るより剱が大きい。
中央眼下に 中山、その奥のピークが 大日岳だ!
何も語らなくても、ご想像にお任せ画像 (^^ゞ …一つだけ言えば、イチゴとトマトは冷えて美味しかった
「 I Love 剱 眺め隊 」 に加わりたい方は、クリックを!
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1 赤谷山 ・赤谷尾根・白萩山 ・赤ハゲ・白ハゲ 2 大窓 ・池平山 3 小窓の王 ・三ノ窓・池ノ谷左俣 ・剱尾根
4 長次郎ノ頭 ・剣岳山頂 5 前剱 ・一服剱 ・早月尾根 6 剱御前 7 立山連峰
8 奥大日岳 9 大日岳 10 早乙女岳
のんびり散策 巨木を見つける 。。。
立山杉の巨木を発見! 360度複雑な形をしているが、確かに1本の木だった。
表と裏で相当の温度差があり、こちらは陽が当たらないのでやや暗い、冷え冷えの裏(北)側。
明るく陽のあたる表(南)側 裏側には巨木の主、龍の顔?牙のように見えるのは氷のツララ
途中までカンジキで下山!
大日岳を頭上に見ながら カンジキで下山開始! 早月川の譲歩…長靴を忘れた人は裸足で!
飲めそうなほど透明に澄んでいた、早月川を流れる雪解け水。
河原から、中山の上に剱岳が頭を覗かせているのが見えていた。
画像右下…道路山側に赤く見えているのが、駐車の目印になるお地蔵さんだ!
(帰路車から撮影)除雪は完璧なのに、車はここから先へは行かせないよ! ××× 剱にも大きなバッテンが
右画像は、帰路の伊折橋からの大日岳、下から見上げると また雰囲気が違って見えていた。
いつまでも綺麗に見えていた、伊折橋からの剱岳! 川の流れる音に癒され、しばし耳を傾ける。
富山に住んでいた頃は、天気に誘われここまで走って来た時もあったなぁ…久しぶりに立ち止った伊折橋だった。
土倉山 ( どっくらやま ) 山頂からの 剣岳
2011/03/13(日) 土倉山(1384m)カンジキ登山! 富山県上市町
観法寺PA(5:40)→金沢森本IC~立山IC(6:35)→伊折橋P(7:00~20)→林道出会い(7:30)→
土倉山登山口(8:10~15)→大倉山分岐(11:25)→土倉山山頂(11:40~13:30)→
伊折橋P(15:55~16:10)→湯神子温泉(16:30~17:15)→立山IC(17:25)→金沢森本IC~観法寺PA(18:20)
最高の場所へ最高の日に…
国土地理院で検索しても、もちろん yahoo 地図でも Google 地図でも、土倉山の名前はなく探せない!
何故だろう?理由は分からないが、夏道が無いのは確かで、唯一積雪期の冬のみ登れる山である。
雲一つなく、またとない程の快晴に恵まれたこともあるが、山頂では剱岳や大日岳、毛勝三山が目前に迫り
私の短い(6年目の)山人生において、剣岳の展望台としてはピカイチ 最高の場所だった。
まだ暗い中自宅を出て、集合時間が早かった事もあり、高速の流杉SAを過ぎた直後、眩しい日の出を迎えた。
先週はハゲ山、城ヶ平山で剱岳を見逃しているだけに、朝からワクワクする程の展開に期待は膨らむ!
立山ICを下りてからは、流石に道中何処からでも剱岳は見えていたが、強烈な太陽の光で白く浮かぶのみ
富山に住んでいた経験から、剱岳をより綺麗な画像として撮るには、やはり昼を過ぎてからである。
つまり山頂で昼ご飯を食べた後くらいが良いのだが、今回はその望みもバッチリ叶い、
自分が持っているカメラが、どうしてこんな時コンデジなのか (>_
伊折橋を渡らずに、早月川の左手に少し入った工事現場のような建物の前の行き止まり
4~5台の駐車スペースに車を止める。( 雪が溶けたら、もっと広い駐車場なのかも知れません )
3月も中旬と言うのに山ではまた新雪が積もったようで、期待していたトレースもなさそうだった。
先着していた富山のグループに続きカンジキを履いて歩き始め、短い杉林を乗り越えると広い林道に出た!
林道は開けており強烈な太陽が眩しくもあり暖かくもあり、途中の衣服調整では半袖になったメンバーもいたほど (^^ゞ
二股の林道を右に…谷川の水がせき止められていて、滝のように流れている水の側を渡渉する箇所があり、
そこを過ぎると間もなく左手に、急坂の登山口がある。(40分程の林道歩きだった)
だが、夏道が無いので登山口と言う案内がある訳ではなく、逆に 「立入入山禁止」 の看板が立っていた (^^ゞ
地形図を見ると山頂手前の稜線までは、ほぼ一直線の尾根であり、最初の30分程はひたすら黙々と急坂を登る。
もともと登山道ではないので、木の間を縫うようにして登る急坂は足場も掴みにくく、とても不安定だった!
ここが手入れされた夏道ならば、必ずあの縞々の虎ロープが張り巡らしてある事だろう。
最初の30分が過ぎれば、後は普通の坂がしばらく続き、やがて中盤はホッとする緩やかな広い尾根にでる。
そして周りの眺望を楽しむ余裕も出てきて、右手には細蔵山へと続く細蔵尾根が壁のように連なり、
その奥には赤谷の頭も…やがて大日岳、奥大日岳、剱岳…と、登るにつれ大きく顔を出してくる。
富山のグループには直ぐに追いつき、それぞれのグループの勇士でラッセルを交代しながら順調に進む。
一人単独で来ていた男性とも合流し、ラッセルにも加勢して頂き、一行は18名の長い行列となった!
稜線の手前、山頂直下にもまた、雪庇ギリギリのような急坂を登る個所があったが、そこを慎重に過ぎて
左手に見えていた大倉山から続く稜線に出ると、思わず 「わ~っ」 と叫びたくなる程の素晴らしい眺望が待っていた。
正面に毛勝三山や大明神岳がド~ンと構えて見えていたからであるが、そこからは進めば進む程に
剱岳がより大きく迫るように見えてくるので、どんどん先へ先へと進み、行きつくところまで足が止まらない!
そして皆が立ち止まった場所は、3000m級の山々が聳え、剱岳と会話が出来そうな場所…
自然を背景にした舞台のような場所に立ち、銀世界と青空と剱岳を、今日一緒に頑張った18人で独占!
今年は中国大陸からの黄砂も飛んで来ていないようで、真っ白のパウダースノーと澄んだ空気がとても気持ち良い。
この後、富山のグループと合同で、即席で作った丸い雪の特大テーブルを囲み、
恒例の暖かいメッタ汁と本格コーヒーを飲みながら、2時間近くの大休憩となり、魅惑の時を過ごした。
帰りの温泉を止めて、ここで更に30分過ごそうか?と言う話も出た程、後ろ髪引かれながらの下山開始!
最後の下りでは危険なのでカンジキを脱いで下りる事になったが、それでも道なき道の急下りは怖さ2倍 (^^ゞ
いい加減に買い替えなくては、と思いつつ6年目を迎えてしまった、底がすり減った登山靴が気になる!
男性が一人足を踏み外して5~6m滑ったので、一瞬どうなる事かとハラハラドキドキ…
早朝は何も無かった林道でも、今日の日差しで山側から雪崩が起き、5m程 道が塞がれていた箇所があった。
伊折橋に戻ってからも、剱岳はより鮮明に見えてきていて、いつまでも目が離せなかった。
その後、上市に来たら恒例となった大岩湯神子温泉に立ち寄って汗を流し、金沢までの帰路に着く!
トイレ休憩の為に立ち寄った、高速途中の流杉ICでは、夕日でややピンクに染まる剱岳を見る事ができ
今日は剱岳三昧の一日、家に帰ってもその後3日間ほどは、土倉山の山頂の光景が頭から離れず
絵に描きなさいと言われたらスラスラと書ける程、すっかり目に焼き付いてしまったようだ (*^_^*)v
剱岳は未だ山頂を踏んでいない…悪天で前剱から引き返した為だが、それでもどうしてこんなに魅了されるのだろう?
ベテランの N さんは、大倉山、そして土倉山より更に剣岳に近い、細蔵山にも登っていると話されていたが
私のまだ知らない剣岳の展望台は、いっぱいあるようで、またの機会が楽しみでもある
高速道路で日の出を迎える
(左) 流杉SAにて (右) 流杉SAを出た直後に、小窓辺りから…
伊折橋近くより カンジキでスタート!
カンジキを履いて、早月川を右手にここからスタート!
例会は悪天で中止となったが、2月6日に下見山行で行った 赤谷の頭 はあの辺りと、Y さんの説明を受けている。
この赤谷の頭も、剣岳の展望台として人気!…金沢HC 赤谷の頭の丁寧な山行報告はこちら
(左) 40分程の林道歩き…林道は広いが、左手の今にも頭上にズリ落ちてきそうな雪が気になっていた。
(右) 右手はずっと開けていて、早月川へと注ぐ、鍋増谷の谷川沿いを緩やかに登るように林道は続いていた。
(左) この先、影になっていて見にくいが、鍋増谷へと注ぐもう一つの源流を渡渉する。
滝のように水が流れていた渡渉箇所(右画像)、若干靴が浸かる程度だったので、問題なし!
杉林の急登を登り始める。
谷川の渡渉箇所から数分、小休憩でお腹を満たし、いよいよここから急登りのスタート!
中盤しばらくは穏やかな尾根が続き、細蔵尾根の奥に 大日岳、奥大日岳が徐々に頭を見せて来る。
ここは一番緩やかな尾根辺り、正面に標高1384mの 土倉山 が見えて来た!
尾根まで最後の登り!
(右画像) 上から撮ったので余り迫力はないが、尾根手前の左側(画像では右)が切り立っていて、やや危険な急坂。
後半には、谷を挟んで左手に見えていた、大倉山 と稜線
間もなく稜線 … 後ろを撮る!
稜線からは大きく展望が開ける!
稜線まで登りきって足が止まった! 目の前に大きな 毛勝三山 が … \(◎o◎)/
左から…左奥に 層ヶ岳、中央に見えるのは 大明神岳、毛勝山(2414m) 釜谷山(2415m) 猫又山(2378m)
左手方向には 大倉山 と、トレースのない純白、大倉山への稜線
右手方向には 土倉山 への稜線…こちらもトレースなし!
山頂まであと一歩! この先に何があるのか?ここまでの疲れは吹っ飛び、誰もが足早になる!
あっちにもこっちにも、付いていたのは兎の足跡のみ! 何故だか一瞬、自然を乱しているような気になった (>_<)
「うお~」…先頭が立ち止まった! えっ何が見えているの??
何処に落ち着こうか迷う程、山頂は広くて真っ白のパウダーをサクサク…雪景色が眩しい。
飽きない美しさだった 山頂の大展望!
――― ☆ クリックで大きなな画像 ☆ ――――――――――――――――――――――――――――――――
大明神山~鍬崎山までの大パノラマ
剣岳・剱御前 大窓 ・池の平山 小窓 ・三ノ窓 剣岳山頂 立山 ・中山 ・クズハ山
奥大日岳 ・大日岳 ・早乙女岳 大熊 ・鍬崎・赤谷の頭 毛勝三山 層ヶ岳方面
剱御前山の奥には別山の頭が見えており、剣岳の前には細蔵山(人がいたら肉眼でも見える程の近さ)
これだけ鮮明に見えると、登った覚えのある中山や、大熊山、コット谷はあそこか?などと
山座同定するのも楽しかった 遠く薄っすらだったが、白山の姿も見えていた。
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雪のテーブルでのんびり寛ぐ…
暖かい陽射しの元、N さんのお知り合い富山グループと合同で、魅惑のランチタイム!
下りは飛ぶように下山!
下りは何故か女性チームが先頭になる! この滝のような水の後ろを通って、びしょ濡れになった男性がいた (^^ゞ
上流からの源流、この流れが早月川に注ぎ、やがては大きな流れとなって富山湾へと繋がっているのだ!
わわわっ 林道の前方が雪崩れている!
やっぱりかぁ…なるべくしてこうなったと言う感じ! 早朝に山側からの崩れそうな雪が気になっていたから。
広い林道と言っても、春先にはこんな危険が潜んでいる! 巻き込まれなくて幸いだ!
伊折橋に戻って来た!
堤防越しに見えていた大日岳と奥大日岳 … 河原の木々が茶色いのは新芽の芽吹きのようだ!
山にはまだこんなに雪が残っていても、確実に春は近づいているんだと実感できた。
鈴なり?に花開いていた 「 マンサク 」
2011/03/06(日) ハゲ山(464.7m)~城ヶ平山(446.3m)へ
観法寺P(7:10)→金沢森本IC(7:15)→流杉PA(7:40)→立山IC(8:00)→西種公民館P(8:20~30)→
水上集落登山口(8:40)→ハゲ山(9:35~45)→峠山(10:00)→城ヶ平山(11:10~12:15)→登山口(13:35)→
西種公民館P(13:45~14:10)→湯神子温泉(14:20~15:10)→立山IC(15:20)→金沢森本IC(16:00)→観法寺P(16:05)
剱岳には会えず…
ハゲ山~城ヶ平山には 2年前の秋 に一度訪れていて、浅生登山口から入り大岩登山口に下山している。
大岩では、下山口横にあった大岩山日石寺に立ち寄り、参拝を兼ねて広い境内を見学して帰った記憶がある。
今回は、西種の水上集落登山口から入る計画で、冬山装備でカンジキ登山を予定していたが
雪が締まっており、総勢21名の大所帯だったので踏み跡も締まり、最後までカンジキいらずだった。
標高が500mにも満たない二つの山、水上登山口の標高も既に320mあり、
登ると言うより、大小のアップダウンを何度も( 7~8回 )繰り返して辿り着いた、と言う感じの山だ!
けれど冬山なので侮ってはいけない! 秋には何の危険も感じなかった山だが、細尾根が雪の丸みでより細く見え、
一ヶ所だけだが、小雪崩が起きている急斜面の登りもあり、そこは危険で足元が不安定!
今回のように雪が締まっていても良く滑ったので、落ちないように注意が必要だ!
他にも、雪の重みで倒れた木の枝などが道を塞ぎ、歩きにくい個所なども数ヶ所あった。
それでも今冬初めて、春一番に咲く花、満開のマンサクを見られた事は何より嬉しい出来事 ♪
そしてこの二つの山が人気の訳は、山頂から両手を広げたような、大きな剱岳が見られるからなのだが…
秋は紅葉でカラフルでも、今回は雪景色に加えて空は暗い雲が覆い、まるで白黒の世界となり
期待の剱岳は、ハゲ山でも城ヶ平山でも山頂を隠したままで、姿を現す事は無かった。
まぁそんな日もあるさと、特に気にする訳でもなく、山頂では大鍋で具だくさんの暖かいメッタ汁作り!
何処から現れたのか?一匹のワンちゃんも加わり、先着していた富山のグループの方5名程とで
26名と一匹、山頂は賑やか、いつもながら材料を準備して頂いた方々に感謝して、美味しく頂いた。
帰りは湯神子温泉に立ち寄り汗を流してスッキリ、予定より約1時間早く帰着する事が出来たのは
カンジキでラッセルする事が無かったからだろうか? 今日も良い汗を掻いた一日だった。
水上集落登山口より
(左)西種公民館前 より出発!10分程で(右)登山口 に着く。入り口にあった看板にはハゲ山山頂標高464.7m
と書いてあり、誰が作ったのか?ここから見た西山、ハゲ山、袖山の位置関係が微妙に分かるような立体だった。
(左)予定に無かった 西山 に向かう細尾根! (右)西山からの峠山と ハゲ山 ( 画像の右ピーク )
ハゲ山に到着!
(左)ハゲ山山頂 に到着! (右)下山は富山平野を見ながら、ハゲ山を丸く左に小回りして、登って来た道に合流!
ハゲ山から、墨絵のような 西種 を見下ろす! 手前は先程歩いた、西山への尾根と 西山 。
山は位置が分かる程度で、剱岳は大窓や早月尾根などが辛うじて見えているが、山頂は隠れていた。
途中の峠山で読図訓練!
(左)見通しの良い 峠山(標高477m)にて、コンパスと地図を使用して、Y リーダー指導による 読図訓練!
(右)峠山での読図訓練後、20分程進むと見覚えのある看板を見た!
秋に浅生登山口から登った時の、ハゲ山と城ヶ平山(別名…茗荷谷山)との、尾根上の分岐だった。
峠山から直ぐ(2分程)の尾根道で、満開の大きな マンサク の木を見た!( 画像はピントがズレました )
天然キノコを発見して盛り上がる
秋の分岐路から間もなく、かなり大きな天然キノコを発見し、余りに見事な「なりっぷり」に、しばし立ち止まり鑑賞!
昼のめった汁には持って来いなのだが、雪の細尾根からは手が届かない位置にあり、歯がゆく見守るのみ (^^ゞ
写真だけでも撮っといて~…と言う声が私に飛んできたので、はい承知っ…パチリ!
(左)先客があり道は付いていたが、アップダウンの繰り返し…狭い尾根に倒木もあり、きわどい場所を回り込む(右)
城ヶ平山頂手前に危険個所!
山頂まで10分程手前に急な登りがあり、 雪が割れてややクレパス状態で 雪崩注意!
横にトラバースした後は、ほとんど垂直に5~6mの登りだったが、雪に隠れた木の枝や葉を踏んだりして滑る。
( 左画像はこれから垂直に登る方向で、右画像は後ろを撮っている )
山頂が見えた!
(左)もうすぐ山頂! (右)城ヶ平山頂 に到着! 秋にはとても広く感じた山頂広場だが、雪が多く狭く見えていた。
城ヶ平山の山頂では益々剱岳は雲に隠れてしまったが、反対側には 富山平野 が大きく広がっていた。
暖かいめった汁の昼ご飯…
山頂では雨雲が覆っていてやや風もあり、登りで掻いた汗が冷っとして寒くなり、皆さん上着を羽織る!
誰かがツエルトを風よけに立ててくれたが、1本の木もなく平坦な山頂なので余り効果なし。
富山勢はスコップ持参で、風よけに背もたれの雪壁を作っていて、何だか手馴れている様子だった!
ここでも眺望には恵まれなかったが、アツアツの具沢山(イワシのすり身入り) めった汁 を頂き、ホッと暖まる (@_@。
わんこ登場!
調理の進行をじっと見守る、城ヶ平山頂で出会ったワンちゃん! 首輪をしていたが飼い主はいなくて
いつの間にか私達団体の仲間に加わり、この後ずっと先頭を歩いてくれて、仲良く一緒に下山…
下山したまでは良かったが、大岩山日石寺の犬と分かり、水上集落からは程遠いので、Y リーダーが車で送り届ける事に!
おとなしくて可愛いかったけど、見ての通り足がとても短いので、階段になった急坂が上がれずお尻を押す事2回!
まさか、城ヶ平山案内犬だったとか? そんな賢い犬には見えなかったかな?(^^ゞ
こんなちっちゃな犬でも簡単に登れてしまうんだから、この辺の集落の皆さんにはお庭の散歩みたいな山なのかもなぁ?
思いがけない縦走で疲れたのか?元気いっぱいだったワンちゃんも、車の中では爆睡だったとか (@_@。
帰路に立ち寄った湯神子温泉を出ると、民家の屋根越しに 剱岳 がクッキリ頭を見せていた。
山頂で見れなかったのは残念だが、やはりここは富山…最後に姿を見せてくれてありがとう剱岳
冠雪の剱岳
2010/11/04(木) 剱岳の展望台 … 大熊山 (1628.5m)へ
金沢森本IC(6:25)~立山IC~登山口P(8:05)→登山口(8:15)→1264mピーク(10:00)→
大熊山(12:00~13:00)→1264mピーク(14:00)→登山口(15:10)→登山口P(15:20)
新雪を2時間歩く 。。。
早朝4時半、目覚めると細い三日月がビルのすぐ上に輝き、周りには星もキラキラ…
富山市内に住んでいた頃は、視界が良ければ当たり前のように見えていた北アルプスだったが
今日は剱岳の展望台 大熊山…久々に剱岳に会えそうで、星の輝く窓を覗きながら嬉しくなった
それにしても大熊山?今年は北陸3県で熊の出没が相次いでいて、名前の由来が気になるところだ (^^ゞ
高速を走りながら、正面にドンと構えて見えている剱岳が白っぽい、もしや冠雪している?
11月に入って降り続いていた雨が、山では雪になっていたようで、青空と紅葉と冠雪への期待度アップ!
大熊山は積雪期にコット谷からのルートしかなく、今春に行く予定だったが通行止めで中止となった山。
時期は不明だが新しい登山道が整備されたらしく、無雪期でも登れるようになったという情報!
Nさん、Kさんの下調べのおかげで、一度登ってみたかった大熊山へ…いざっ
登り始めから急登の連続!半端じゃない急登の箇所には虎ロープが張られていた(4~5か所)
登山口の標高が720mで、1264mピークまでの標高差540m程は、ちょっと辛い登りだったが
立山杉と思える見事な枝っぷりの杉を左右に見ながら、時には出っ張った根っこを大股で越えたり
杉の下で一息ついたり、そうして登っているうちに、1000m辺りから枯れ葉の上に雪がチラチラ…
わ~雪だ~と、はしゃいでいたが、1200m辺りからは本格的な雪道となり、積雪35cm程のラッセル!
と言っても、少し先を行く男性らしき大きな足跡を辿ったので、私達は楽々だったのでした (^.^)v
1264mピークからは緩やかな尾根の登りとなり、時々振り向くと木々の間に剱岳が見えていたので
山頂での全貌を期待しつつ、足は雪に取られつつ、気持はどんどん前に進む。
そして山頂では積雪の多さにも驚いたが、目の前に広がる期待通りの眺望にうっとり (@_@。
高岡から一人で来たと言う男性と4人で、山談義をしながら、今日と言う日に来れた事を共に喜んだ
下山はと言うと、雪の中を飛ぶように滑り下りる Kさんに必至で着いて行こうとして、しりもち3回 (>_<)
1264m尾根まではしりもちで済んだけど、この先の下山は滑ったら谷に落ちるので
かなり緊張の下山だったが、KさんNさんは相変わらず身軽な足取りで、鍛え方に大差あり!
取りあえず無事に下山できて、紅葉はこれから見頃になりそうな金沢市内に戻ったが
今シーズン初、あのキラキラした新雪をサクサクと歩いた嬉しいおまけの出来事が、頭から離れない。
道中、早月川沿いの景観を楽しむ
早朝は逆光になってしまったが、左から… 赤谷山、 白萩山、 赤ハゲ、 白ハゲ、 大窓、 池平山
そしてその先(右)には、剱岳の頭も見えていた。
登山口は馬場島へ行く途中、発電所手前にある小又川に架かる小又橋直前の林道を、右に入って行く!
舗装のない砂利道の車道で、1Km程進むと通行止めの看板と鎖止めがあり、手前に駐車。
ちなみに看板には「立入禁止」の文字が…(^^ゞ 「熊の発生が多発している」とも書いてある (@_@。
何か日本語の使い方変かも?まぁ深く考えず、単に車両通行止めだと思って、鎖を潜るべし!
車道を10分程歩いて、ヘアピンカーブの先が登山口!(右画像)は登山口から振り返って撮った画像。
案内表示は何も無かったが、ここから2~3分の林道歩きの後、左手の尾根を登って行く!
駐車場から登山口までの車道で眼下に見えていた、水色の小又橋と、遠くには白く輝く山々…
白い山をアップで…見た目では、木々に積もったふわふわの雪が、もっとキラキラと眩しい美しさだった!
天然杉を見ながら急坂を登る!
登山道では大きな 天然杉 が沢山見られた。 標高1000m辺りから雪がチラチラ…
登り始めて1時間ちょっとで、頭に傘のような雲が覆う 剱岳 と 早月尾根 が見えていた!
肉眼では分からなかったが、画像をアップにして見ると、早月小屋 (画像中央)らしき建物が見えている。
こうして見ると、剱岳登山で前泊する小屋としては、何だか一番凄い場所にあるような気がする!
更に5分ほど進むと、日が高くなり日差しが届いた 白ハゲ ~ 赤谷山 (赤谷のピークは写っていないが)
大きな天然杉の間を登る!
1264mピークまでは大きな杉が多いが、赤いテープが細い木などにしっかり巻かれていて、迷う事はない。
1264mピークからの尾根道は、大きく90度右に曲がる!
尾根に入って20分程で、右手眼下に見えたのは 早月川 と、その先は滑川市と富山湾のようだった。
益々雪は深くなり…
この辺りで積雪30cm位、無風だったが新雪の上に枯れ葉が落ちていて、風情あり (^.^)
高度を上げながら時々後ろを振り向くと、木々の間がパッと開ける場所がある!
尾根に入って1時間10分位で、赤谷山~白ハゲ が一番綺麗に見えた(この後山頂では雲が掛かる)
赤谷山から続く 、毛勝三山 … ブナクラ谷の奥に、後ろ立山連峰がチラッと見えていた!
山頂手前はやや広く、山頂はこの先のピーク!ここで熊の足跡発見 う~んそれっぽい (>_<)
大熊山頂に到着!
山頂(左画像)と、山頂の看板(右画像)…埋もれていた三角点は、この後男性が掘り出してくれた!
大熊山は目前がパノラマ大展望 。。。
剱岳 の山頂に、やや掛かっていた雲の晴れ間を撮る!
残雪とは違い、剱岳 全体がパウダースノーで白くて美しい!
剱御前
奥大日岳
早乙女岳 、大日岳 、 奥大日岳
パノラマ (1)
パノラマ (2)
下山前半は、雪道を滑りながら下る!
昼休憩の間にも、赤谷山や毛勝三山の頭にはどんどん雲が停滞し始めていたが
剱岳は私達の下山を待っていてくれたようで、腰を上げた直後から徐々に姿を消して行った!
駐車場までの林道歩きは、なかなかの紅葉が楽しめた!
右画像は、林道を横切りかなりの勢いで早月川に流れる雪解け水、ここにも川の流れの原点あり!
大熊山は積雪期の春先に、コット谷からのルートでもう一度訪れてみたい山であった。
千石城山 (757.3m) より早月川 と 剱岳
2010/05/15(土) 千石城山にて剱岳の展望を楽しむ
…富山県上市町
自宅(07:50)→金沢東IC ~立山IC 経由登山口P(09:20)→登山口(09:30)→山頂(10:10~12:30)
→登山口P(13:00)→東種&西種散策→立山IC ~金沢東IC 経由自宅(15:00)
富山に3年間も住んでいながら行けなかった山… 千石城山 にやっと行くことが出来た!
登山口も地図上ではしっかり頭に入れて準備万端…スッキリ晴れたら走ろうと思っていて、それが今日だった!
ところがカーナビの案内は、東種の入り口辺りで目的地周辺です!と、早くも終わり宣言
上市川第二ダム上の道は、マイカーのナビには収録されていないのか?(>_<)…トヨタ純正なのになぁ ^^
その先、始めて走る道なので不安はあったが、国土地理院の地図と睨めっこで難なく到着!
広い駐車場に車は5台、登山の準備中だったおじさんが、「福井から来たの?」と聞くので
「石川です!」と答えたら、「えっ石川?」と言われ、石川県人がそんなに珍しいのかと思っていたが
マイカーが福井ナンバーだった事を思い出し、後で一人で納得!
登り始めて直ぐに下山者2組とすれ違う!「上は素晴らしかったですよ」と、声をかけて頂き足元軽く ^^;
登山道はほとんど山頂まで手入れされた階段状になっていて、スニーカーでも楽々上がれそうだが
登山者としては逆に登りにくく感じたのは、私だけだろうか?
途中で右手に一ヶ所、展望の良い場所があり木々の間に剱岳が見え、山頂への期待が益々高まる!
そして左手に大きく開けた広場に到着し、ここも展望が良いなぁ…と思っていたら
何と!足元に三角点が…あれっ?もう着いた?早すぎて何だかあっけなく、休憩を取る暇もなかった!
この日は12組の登山者、山頂では駐車場にいたおじさんとはまた別のおじさんと話が弾み (^^ゞ
富山HC の N さんの同級生だと言うことが分かり、おじさんの話は盛り上がる!
昔は北アルプスなどに登っていたが、今は自宅にいると奥さまに粗大ゴミだと言われるので
晴れた日は近くの里山にいつも登っていて、千石城山からの剱はカンジキで登る冬が一番美しいとのこと!
大猫や大日に架かる雲が上がるまで、ここにいなさいと言われ山談義は続く。。。
せっかく持ってきたお弁当もあるので、しばらくゆっくりすることにした!単独はお気楽 (^_-)-☆
フルーツやお菓子を交換しながら、まるで一緒に来たかのように仲良く昼ご飯を食べた!
おじさんと私は真ん中のベンチにドンと座っていたので、何組かが集まりだしワイワイガヤガヤ…
雲は上がったり下りたりで、待ってもスッキリする事はなさそうだったので諦めて帰ることにし
おじさんに 「お先に下ります」 と声をかけたら、皆さんによろしくと言われた!
えっ皆さんって?いったい誰のことだ??と思ったが、まぁ良いかぁ…
更に 「 いつもはとんがり山にいるよ!」 気さくなおじさんは、私にそう言って見送ってくれた!
帰り道、東種と西種を散策したのには訳がある!
昨秋の紅葉の頃、ハゲ山から剱岳を見たとき麓にあったが、東種と西種だったからである。
剱岳に見守られて、山間にひっそりとあるや棚田がとても印象的で、かつ美しく見え
あの時に見たあの辺りを、今日は自分が歩いているのだ!と言うことがとても嬉しかった
そしてハゲ山はどれだろう?と上を見上げ、誰かが私を見ているかな?と、一人でニンマリ (*^_^*)
帰路は上市の街を横切りながらも山が気になったが、お天気は曇る方向に動いているようだった。
我が家からの白山が登山日和を物語る 。。。
(06:50) 金沢市街の我が家から、こんなにスッキリした 白山 が見える事は滅多にない!
上市川第二ダム (早乙女湖)を渡り、ふるさと剱親自然公園方面へ
駐車場から直ぐにある、展望台とだけ書かれた 登山口
登り始めから階段風になっていて、逆に歩きにくいので隙間を探して階段を避けながら歩く。。。^^;
短い間隔で何ヶ所にもベンチが配置されていたが、一度も座ることなく山頂に着いた!
ここを登りきると、ブナ林に囲まれた涼しげな山頂!(山頂にもテーブルやベンチが多数あり)
三角点 はあったが、千石城山と言う標識がない為、まだ途中だと思い先に進もうとしたが… (*_*;
山頂にて剱の展望をゆっくり楽しむ 。。。
剱岳山頂から 小窓のライン
剱御前から前剱、剱岳山頂
2時間待った甲斐あり?
雲に覆われていた、大窓 や 赤谷山 などの稜線が少し見えてきた!
毛勝三山 も薄っすら見える。
雪渓が一番残っている 大窓
早乙女湖を見下ろしながらの帰り道 。。。
大きな施設が沢山あったが、ここも自然公園の一部かな? アスレチック広場 と 早乙女湖
東種、西種を散策 。。。
田植えも終わり、喉かな田園風景の 西種
ハゲ山からの剱岳
2009/11/08(日) ハゲ山(464.7m)~城ヶ平山(446.3m)へ。。。
金沢東IC~立山IC経由→浅生登山口(8:30~8:50)→城ヶ平山&ハゲ山分岐(9:05)→
ハゲ山(9:40~9:55)→城ヶ平山(10:50~12:30)→大岩登山口(13:10)→
大岩山日石寺(13:15~14:00)→大岩湯神子温泉(14:25~15:05)
曇り空だったが、11月にしては温かい行楽日和、山行き日和となった^^;
紅葉には遅いが晩秋の雰囲気が漂い、歩く毎にサクサク音のする落ち葉の尾根歩きも良かったが
何と言っても、剱岳がクッキリ見えたことが一番の収穫!
下山途中の昼過ぎからは、青空となり風もなく半袖になりたい程の日差しも注ぎ
暑いね!暑いね!…と、連発しながら下ったが、木々の日陰に入ると冷っと秋の空気。
下山してもたっぷり時間があったので、大岩登山口から寄り道した「大岩山日石寺」も、なかなか良かった!
剱岳の麓、ここ上市町には日帰り温泉が4つあり、帰路に立ち寄ったのは「大岩湯神子温泉」だったが
他には、「つるぎ恋月」 「アルプスの湯」 「大岩不動の湯」…と、ネーミングも良い感じ(*^_^*)
剱岳ビューポイントも幾つかあるようなので、スケッチブック片手に上市町巡りの旅もまた良いかも?
白山の朝焼けを見て始まった一日。。。
(6:13)日の出前の雲と朝焼け(医王山)
(6:18) 南南東に見える 白山 まで朝焼けに包まれていた。
下山口へ車を移動して、8時50分登山開始。
今回、浅生登山口から入り、下山は大岩登山口を予定していたので
車3台中2台を下山口に移動してから登山開始となる為、運転手以外は20分程の待機となった。
(浅生) 城ヶ平山登山口 (手前に車3台くらい停めれそうな路肩あり)
15分ほどで、ハゲ山&城ヶ平山の分岐 に着き、まずは右方向のハゲ山へ!
茗荷谷山とは城ヶ平山の別名で、字の如く、天然の茗荷の産地らしかったが収穫には遅く
登山道からも、枯れた茗荷の木がたくさん見えていた。
分岐の尾根から見えていた谷の紅葉。
浅生登山口から50分でハゲ山山頂!
ハゲ山山頂から、剱岳、剱御前、奥大日岳、大日岳… と続く山並み
剱岳の左には、毛勝三山 の頭が、より高く聳えていた!
眼下に見える東種、西種、水上の…
秋は彩りも良く、まるで絵本に出てくるような山村が、禿山から見る剱岳をより一層情緒深くしている!
ここに住む人達にとってこの辺りの山々は、ほんの裏山、裏庭?と言ったところか?
ここも住めば都…何だろうか?
民家と棚田と剱岳 …( お気に入り画像 ^^; )
後ろに目をやれば…
魚津の観覧車~富山市の新港、氷見、富山湾の沖には能登半島が細長く見えていた!
標高467mと言っても侮れない!ここまで広範囲に富山平野が見渡せると快感だ!(^-^)v
分岐に戻り、城ヶ平山へ。。。
城ヶ平山山頂 からの毛勝三山、剱岳、剱御前、奥大日岳、大日岳…
城ヶ平山山頂からも見渡せた、富山平野と能登半島
さすが~お城跡地!城ヶ平山山頂はちょっとした広場並の広さ!
程良いベンチやスノコのような板まであり、総勢16名で鍋パーティー&鍋コーヒーとなった^^;
城ヶ平山山頂からの 剱岳
剱岳の見え方はほぼ同じだが、山里が見えていたハゲ山の方が、何となく好きだなぁ(@_@)
…と、そこへ珍客現る!!
さっきまで、私のお尻で温めていたベンチに居座る カマキリ さん。。。
二杯目のお鍋を頂いて戻ってきたら、突如現れた宇宙人のような顔でこちらをチラ見!
右に行くと右、左に行くと左…で、顔だけ振り子のように動き、ちょっと面白くて遊んでもらって
何で逃げないのかと思いきや、良く見るとお腹が大きく丸く、妊娠10ヶ月程の身重だった!
お隣にいたビール腹の T 氏に、お友達だよと声掛けしたが、ダジャレ通じず理解不能の反応 (^_^;
もしかして飛んで来たのではなく、美味しい匂いに釣られてよじ登ってきたのか?母親強し!!
そのうち皆さんが集まりだしたがビクともせず、優しい I 氏が捕まえて草むらに放した!
山行きは景色や花にも癒されるが、街では見かけない小動物や昆虫に出会えるのも嬉しい
帰路途中にも珍しいものが…
城ヶ平山山頂手前の登山道で、「第一空堀」と言う小さい看板を見たが、それと関係があるのだろうか?
大岩の方に10分ほど下った場所で、空堀? 人工的な空洞 を見つけた!(左画像)
登山道の真中にあった、苔蒸して朽ち果てた老木にビッシリ生えた 「クリタケ」 (右画像)
今夜はクリタケのお味噌汁だと、見つけた T さんは嬉しそうだった!毒キノコでなければ良いが^^;
のんびり歩いても、40分で下山。。。
下山した大岩登山口に大きな看板があり、「茗荷谷山城遺の由来」 と書かれていて
圧巻のパノラマについて書かれた部分を書き出してみた!
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…中略…主頂は、周囲の連山から独立し約1000平方米の平坦地からなり、
眺望遥か富山湾を渡って能登半島が低く長く伸び、右辺の魚津市松倉山から左辺のとんがり山まで
更に後方を振り向けば、剱岳の主峰が屏風を立てた如く間近に迫る圧巻は大パノラマとして開け、
戦国山城のロマンを彷彿とさせるものがある。…後略…
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
屏風を立てた如く とは…赤谷山~剱御前まで、剱岳が両手を広げたようなこの眺望のようだ!
誰かが万歩計を持っていたらしく、あらっ!今日はまだ一万歩いってないわ(*_*;…と聞こえてきた!
登山と言うより、里山のモミジ(落ち葉)道を散歩してきたとも言える!
のんびり晩秋の里山を楽しみ、予定より50分早い下山だった!( 大岩登山口に公衆トイレあり )
そして、トイレの横にザックを置いて、登山口から直ぐの 「大岩山日石寺」 へ。。。
番外編 「大岩山日石寺」 観光 へ続く…
黒部川の源流を訪ねて…北アルプスのど真ん中を行く。。。
9月21日(金) 折立登山口~三角点~太郎平小屋~薬師沢小屋(泊)
9月22日(土) 薬師沢小屋~雲の平~祖父岳~日本庭園~岩苔乗越~高天原山荘(泊)
9月23日(日) 高天原山荘~高天原峠~大東新道ルート~薬師沢小屋~太郎平小屋(泊)
9月24日(月祝) 太郎平小屋~三角点~折立登山口
<3日目> 高天原山荘(6:30)→高天原峠(8:00)→黒部川河原に合流(9:10)→
薬師沢小屋(11:00~昼~12:00)→太郎平小屋(14:40)
<4日目> 太郎平小屋(7:00)→折立登山口(9:50)
高天原山荘前で、記念の一枚を撮って出発!
お世話になり、お見送りして頂いた高天原山荘のご主人と…(*^_^*)v
このご主人、秘境の地の温泉が有名で、よくテレビに登場します!
高天原峠を越え黒部川に合流後は、ひたすら渓流歩き。。。
高天原峠 を下る。
黒部川に合流
透明で美しい流れを見ながら、ここで一息!
ここから河原沿いを上流に向かって行く…ひたすら大きな岩(石)越えだったが
水の流れが心地よく、天然のBGM ^^; と共に歩けた。。。
下流の方向に向かい 沢下り? をしている二人組とすれ違った!
沢登りなら聞いたことはあったが、沢下りをする人を見たのは初めて!
一体何処まで行くのだろう?服装も靴もそれなりに違い、時々水の中に入りながら軽快に下っていた。
途中、岩が途切れて 高巻きの梯子 が出現!
ここの下りはスリル満点! 河原に登山道というものは全くない!
補助のロープはあるものの、歩きやすいように整備されている訳でもなく、全て天然の道。
先ほどすれ違った人達のように、川の中を行くか、岩の上を行くかの2択のみで、
濡れたくない場合は岩を選択するしかないのだが
垂直に下る為、足場が確保し辛くて、ロープを持つ手に力が入った!
直下は川なので下まで降りずに、この後ロープを離し、水面ギリギリの岩を横ばいする。
延々と岩場 を歩く…どの岩を踏んで行くかは自由自在!
大きな岩が多いので、ポンポンと軽快に飛ばしてもグラつくことはなかった。
2時間近く河原を歩いて、ようやく薬師沢小屋に戻ってきた!
河原の最後は、またまたスリル満点の梯子…赤い橋までは足場も狭く 危険な個所 だった!
丈夫な作りになっているのだろうが、やっぱり 吊り橋 は揺れる^^;
前の人が渡り終えるのを確認して、はい次!と言う感じで慎重に渡った!
薬師沢小屋でカレーの昼食
薬師沢小屋には予定より早く到着したので、ゆっくり昼休憩が取れた(^-^)
昼ご飯を食べた後、空いていた部屋でゴロンと横になって、しばし大の字休憩が出来た!
薬師沢小屋からは、往路と同じ道を歩く。。。
目の前にあり、周りを半周してきた水晶岳が、どんどん遠のいて行く!
代わりに薬師岳が迫る。
そして3日振りに、太郎平小屋に戻ってきた!
太郎平小屋と薬師岳
何処にいても、この薬師岳が見守っていてくれたような気がする^^;
大きくで~んと構えて、皆にお帰りなさいと言っているようで、何だかホッとする風景だった!
太郎平小屋で最後の夜は、反省会&宴会となる!
雨が降ることはなかったが、夕方から雲が多くなり、夕日には縁がないと思えたが
夕暮れ時を過ぎた頃、暗闇の中に 一筋の夕焼けと雲海 を見る事が出来た。
<4日目> 太郎平小屋(7:00)→折立登山口(9:50)
モーニングコーヒーを楽しんで、いよいよ下山。。。
太郎平小屋前 で、ゆっくり出来た朝のひと時…
今日は下山のみなので朝は余裕、売店でお湯を買ってコーヒータイムが取れた!
10時前には 折立登山口に到着!
やはり標高が低いところは気温と風が違う!ここまでの下山で一番汗を掻いたかも?^^;
折立からは待っていたバスで有峰林道(有料)を走り、国民宿舎白樺ハイツに戻り、
美味しい昼食(その前に温泉入浴)後解散、置いてあったマイカーで帰宅した。
4日間とも天候に恵まれたことで、楽しかった思い出も倍増!
体の疲れも意外と少ないことに、我ながら驚く (@_@)
今回は、目の前にありながら登頂することが出来なかったので
いつかまた、太郎平小屋から薬師岳を登ってみたいと言う思いが残った。