キヨハラの詩 （過去の日記）

遠い真夏の体育館
汗まみれになって動き回る僕ら
シューズの音が一斉に止まった
ラジオの中からキヨハラ打ったの絶叫

ツーアウトの所沢
何も泣くことないじゃない、キヨ
もうすぐアイツらに勝てるんだから、アイツらにさ

３つ目のユニフォームに袖を通した時
キヨハラは初恋の少女にようやく逢えたような顔してた
戦うだけ戦った９年だった
そして少女から別れの手紙
たった２行の手紙
キヨハラの２０年愛は終わったんだね

片道燃料しか積んでないとんぼが戻っていく
遠い真夏、キヨハラが輝いた場所へ


　　　　　０５年１２月２８日　新風舎　クリエイターズワールドより