ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

戸惑い

2020-12-31 10:30:07 | 

この年の瀬も、僕は諦観色に包まれている

気がつけば、詩を書くことも少なくなった

北風は冷たく、世間はなおさらに冷たい

だから手足の先や心の奥がこんなに痛いんだ

 

仕事を含めれば、今年だって何度も笑った

でも本当は悔しいんだ

やられっぱなしの人生で終わるのは

だから逆襲の種を手探りで求めてみるのだが、また今年も見つけることは出来なかった

僕の辞書を手に取り、可能性や未来を調べると、神や運命がいたずらしたのだろうか、それらは深く抉り取られていた

こうしている間にも、人生の残り時間だけは着実に減っていく

それに伴い、絶望や諦観が色濃くなるのだ

 

あと数時間たてば日は暮れていく

それと同時に今年も暮れていく

やがて僕の人生も暮れていく

今年最後の空は妙に青く透き通り、僕を励ましているのか、早く来いと呼んでいるのか、少し戸惑う


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