ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

満身創痍の大谷翔平

2023-08-25 12:18:14 | 

大谷翔平が右肘靭帯を損傷し

今年はもう投げられない

テレビなどは金や契約云々が話題の中心だ

大谷はそのために野球をしているのではない

 

手術は受けて欲しくない

しばらく試合に出られなければ

世間は大谷を忘れてしまう

彼は言った

「チームのために身を粉にして」

懐かしい言葉だった

これは清原語だ

このスマートな青年から、こんなフレーズが出てくるのか

野球人として対照的に映った二人の天才が

満身創痍の美学で奇妙に一致した

個人記録や金だけにこだわる選手がホームラン王争いをしている時に、セーフティーバントをするだろうか?

 

称賛の陰で大谷は馬鹿にされているのかもしれない

「無理を押して選手生命縮めてどうするんだ」と

事実、清原のホームラン数が500本台で終わったのも、選手生活の後半、試合に出ることすら難しくなったのが大きな要因だ

大谷ほどクレバーな青年がそれを繰り返して欲しくない

 

いつかは刀を一本捨てなければならない日が来ると思っていた

それは投手ということになる

来年、リハビリの成果が出て

マウンドに立つ大谷の姿があることを願う

ただ、少年の頃から追いかけてきた二刀流の青春は、終わろうとしている

 

 

 

 

 


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