大谷翔平が右肘靭帯を損傷し
今年はもう投げられない
テレビなどは金や契約云々が話題の中心だ
大谷はそのために野球をしているのではない
手術は受けて欲しくない
しばらく試合に出られなければ
世間は大谷を忘れてしまう
彼は言った
「チームのために身を粉にして」
懐かしい言葉だった
これは清原語だ
このスマートな青年から、こんなフレーズが出てくるのか
野球人として対照的に映った二人の天才が
満身創痍の美学で奇妙に一致した
個人記録や金だけにこだわる選手がホームラン王争いをしている時に、セーフティーバントをするだろうか?
称賛の陰で大谷は馬鹿にされているのかもしれない
「無理を押して選手生命縮めてどうするんだ」と
事実、清原のホームラン数が500本台で終わったのも、選手生活の後半、試合に出ることすら難しくなったのが大きな要因だ
大谷ほどクレバーな青年がそれを繰り返して欲しくない
いつかは刀を一本捨てなければならない日が来ると思っていた
それは投手ということになる
来年、リハビリの成果が出て
マウンドに立つ大谷の姿があることを願う
ただ、少年の頃から追いかけてきた二刀流の青春は、終わろうとしている
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