ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

背番号15の清原君

2023-08-22 12:19:18 | 

春のセンバツでは彼の背番号は5だった

夏も慶応高校は甲子園に帰ってきた

少し伸ばした髪がスマートで新鮮だ

清原選手の姿も含まれている

しかし、背番号は15に変わっていた

 

レギュラーを奪われた清原君の出番は代打に限られる

右バッターボックスで土をならす仕草は誰かに似てる

身長はやや小柄ながら、体は逞しい

しかし結果は出せず、凡打が続く

それでも慶応の応援団のみならず

甲子園全体が清原君を大きな拍手と歓声で包む

 

試合が終われば取材陣が待ち構えている

補欠とはいえ、やはり清原君だから

彼も「それは宿命」と受け入れ

質問にしっかりと答えているという

いい息子に育ったじゃないか親父さん

 

快進撃を続ける慶応は決勝まで進んだ

相手は昨夏の優勝校の仙台育英

力は仙台育英が上に映る

しかし、勝負事は勝った方が強い

例え優勝であろうと、準優勝であろうと 

西日を受けた慶応ナインは笑っているだろう

清原君も笑っているだろう

コメント
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