ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

吉永小百合が語った巨人、そして清原

2010-01-25 20:18:48 | Weblog
昨日のTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」のゲストは何と吉永小百合さん。まもなく公開される映画「おとうと」の宣伝に来たようです。

映画の話もそこそこに、何故そのような美貌が保てるのかという話になり、吉永さんは「水泳をやっています。スポーツは全般的に好きです」といったところから、話題は吉永さんがファンである西武ライオンズのことに。

どうして西武ファンになったんですかとの問いに吉永さんは「家族はみんな巨人ファンでしたから私も応援していたのですが、空白の一日、ドラフトの問題がありましたよね。それから西武ファンになりました」と答えました。吉永さんはあの時の巨人の傲慢さが許せなかったようです。

そして太田さんが唐突に「清原に手紙書きましたよねえ。FAの時。あんなの受け取ったら俺が清原だったら耐えられないかもしれない」と切り出しました。すると吉永さんは「あそこで巨人に入るのは彼らしくないと思いました。入るなら阪神にしてほしかった」といいました。

吉永さんはここで清原ファンに区切りをつけました。勿論、本心までは計り知れませんが。僕はこの時、もう12,3年前の話だけど、何で吉永さんは清原を応援してくれないんだろうと残念に思っていました。

僕も勿論、阪神に入ってほしかったし、そうでなければ西武に残ってほしかったです。巨人入りと聞いたときは力が抜けました。しかし、清原ファンをやめようなどと思ったことは一切ありませんでした。だから吉永さんの清原さんへの想いはそこまでだったんだと決め付けていました。

しかし、昨日の放送を聴いているとこの人は本当に信念の人なんだと感じました。元祖曲げられない女っていうところですかね。太田さんも「ぶれない」という言葉で吉永さんを表現していました。

役の上でも同じで悪くいえば何をやっても吉永小百合で、そのことを問われると「不器用なんです」と応えていました。そしてイメージチェンジしてみようと思ったことはなかったんですかと聞かれると彼女は「20代の頃はありました。自分の演技も駄目で、興行的にも駄目でしたから。でもその頃いい出会いがあり、今は自然体で演じています」と語りました。

どんな役にもなりきってしまういわゆるカメレオン女優的な人より、もしかしたらこういうタイプの人のほうが強いのかもしれないと僕は思いました。石原裕次郎、高倉健、今で言えば木村拓哉もこのタイプだと思います。ある意味で不器用なんだけど、それが逆に見ている人にサザエさん的な安心感を与え、そしてぶれない姿勢がカリスマ性につながっているのかもしれません。

とにもかくにも国民的女優、吉永小百合は見かけは穏やかで柔らかな印象を与えながら、芯はものすごく強い人なんだと感じた夕暮れのひと時でした。
コメント
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