幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

イヌの遺伝病を新発見 発がんメカニズム解明の可能性も

2020-07-05 | 猫うさぎ犬、動物

https://news.yahoo.co.jp/articles/f164fdf05389dc2fcdc2a67da0e77120bfb6b4c5

消化管ポリープの発生を特徴とするイヌの病気を岐阜大学の平田暁大助教、酒井洋樹教授(獣医病理学)らのグループが調べたところ、新しい遺伝病「遺伝性消化管ポリポーシス」を発見した。今後、ヒトとイヌの遺伝病の比較から、ヒトとイヌ両方の発がんメカニズムの解明につながる可能性がある。

【写真】イヌの内蔵にできたポリープ(平田助教提供)

 遺伝性消化管ポリポーシスは、ジャックラッセルテリアという犬種だけで発生する病気で、ポリープができた場所によって症状が変わり、胃の場合は嘔吐(おうと)、大腸の場合は血便などの症状が出る。

 通常のイヌの消化管腫瘍(しゅよう)よりも予後が良く、致死性ではない場合がほとんどだが、治療法は確立されていない。現状ではポリープを外科的に切除していることが多いという。

 近年、ペットブームを背景にイヌやネコの遺伝病が増加している。岐阜大のグループは、岐阜大動物病院での診察を通じてジャックラッセルテリアで消化管ポリープの症例が増加していることに気づき、2015年に研究に着手した。

 ポリープには腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープ(炎症性ポリープなど)がある。ジャックラッセルテリア21頭を調べたところ、ポリープはいずれも腫瘍性で、多発することが多く、若齢での発生が見られることなど、通常のイヌの消化管腫瘍と異なる特徴があることがわかった。

 ヒトの家族性大腸腺腫症と類似している点に着目し、原因遺伝子のAPC遺伝子について調べたところ、イヌでも先天的遺伝子変異が見つかり、新たな遺伝病だとわかったという。

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小池都知事が再選を確実に 東京都知事選

2020-07-05 | 日本問題

https://news.yahoo.co.jp/articles/55f96620a53c140c28d07686e3446659ac8b9312

任期満了に伴う東京都知事選は午後8時に投票が締め切られ、出口調査の結果によると、小池百合子知事が再選を確実にした。投票率は午後7時半現在で37.32%で、前回を3ポイントほど下回っている。

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コロナウイルス感染後のポスト・ウイルス性疲労(PVF)とポスト・ウイルス性疲労症候群(PVFS)に関する情報

2020-07-05 | 医療、健康
略語
  • MEA:ME協会(筋痛性脳症、脳脊髄炎の医療慈善団体)
  • M.E. :Myalgic encephalopathy (筋痛性脳症) or Encephalomyelitisc (脳脊髄炎)
  • PVF:Post-viral fatigue(ウイルス感染後疲労/ポスト・ウイルス性疲労)
  • PVFS:Post-viral fatigue syndrome(ウイルス感染後疲労症候群/ポスト・ウイルス性疲労症候群)
  • ME/CFS:筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群

コロナウイルス感染後のポスト・ウイルス性疲労(PVF)とポスト・ウイルス性疲労症候群(PVFS)に関する情報 by ME協会

https://alzhacker.com/covid19-post-corona-virus-fatigue-guidance-2020-05/

以前は健康だった人がコロナウイルスに感染した(またはおそらく感染した)が、症状が出てから数週間で通常の健康レベルとエネルギーレベルに戻らないという報告を受け始めている。これらの報告は、主に自宅で自主管理をしていて、入院を必要とするような重篤な感染症にはかかっていない人たちのものである。
中には、医療専門家からの報告もある。その中には、ウイルス感染後疲労(PVF)やウイルス感染後疲労症候群(PVFS)と呼ばれる症状を経験している人もいるようである。
また、ME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)の患者さんも、この感染症に罹患し、現在ME/CFSの症状が大幅に悪化し、特にエネルギーレベルがさらに低下しているという報告を受けている。
 
ME 協会は、ウイルス感染後に長期化した衰弱性の疲労(時には他の症状も併発)を発症した人々や、別の感染症の後に再発した ME/CFS 患者への対応に対して多くの経験を持っている。
現在、コロナウイルス感染後の疲労に続く ME/CFS の新たな症例が多数発生すると予想されている。そのため、感染後の疲労の回復と基本的な管理をしっかりと行うことで、感染後の疲労が衰弱する永続的な病気になってしまうリスクを軽減できる可能性の考えられるガイダンスを作成した。

背景
ウイルス感染後疲労(PVF)およびウイルス感染後疲労症候群(PVFS)とは?
ある程度のウイル感染後疲労(PVF)や衰弱は、どのようなタイプのウイルス感染の後にもかなり一般的に起こる。幸いなことに、ほとんどのケースは短命で、数週間の間に通常の健康状態へと着実に戻っていく。
しかし、場合によっては、完全に正常な健康状態に戻るまでに数週間ではなく数ヶ月かかることもある。その他の症状が現れることもあるが、その場合は、ウイルス感染後疲労症候群(PVFS)という用語がより適切な診断名になるかもしれない。
 
コロナウイルス感染後の持続的な疲労は、他のウイルス性疾患よりも複雑な状況にあるようである。また、コロナウイルス感染症の特徴的な症状として、疲労やエネルギー不足が指摘されていることから、より深刻な症状である可能性もある。
感染後の疲労やウイルス感染後疲労(PVF)の原因についての正確な説明はまだ不明である。しかし、急性感染症に罹患したときに、疲労、エネルギーの喪失、筋肉の痛み、一般的に体調不良を感じる理由の一つは、体内の免疫系によるサイトカインと呼ばれる化学物質の産生にあると考えられている。
 
これら免疫系の化学物質は、ウイルス感染に対する攻撃の最前線の一部を形成している。興味深いことに、コロナウイルス感染によって重篤な呼吸器合併症を発症した人は、「サイトカインストーム」と呼ばれる免疫反応の攻撃の過剰反応が原因である可能性がある。
ME/CFSのように、急性感染が終わった後、疲労やインフルエンザ様症状が長期間続く場合、完全に正常な免疫系反応であるはずのものが、 正常な状態に戻っていないことを示す研究証拠が存在する。
また、ME/CFSと同様に、ミトコンドリアと呼ばれる 構造体において、細胞レベルでのエネルギー産生に問題がある可能性もある。
 
コロナウイルスがどのように振る舞うのかを理解するためには、まだ非常に急な学習曲線をたどっている。しかし、C型肝炎やHIVのように持続することを示す証拠はない。そのため、疲労が続くのはウイルス感染の持続によるものではないようである。
したがって、継続的な疲労はあるが、他のコロナウイルスの症状がない人は、現在の知識からは他人に感染させていないことになる。
感染後の疲労を持つほとんどの人は改善し、通常の健康状態に戻るが、ごく初期の段階で良好な回復のための自己管理を行うことは、自然な回復プロセスが成立するための重要な要因となる。
また、感染後疲労の初期管理を適切に行うことで、ME/CFSのような病気になる可能性が低くなることも、患者のエビデンスから明らかになっている。

PVFおよびPVFSの症状とは?
活動性疲労
ウイルス感染後疲労という名前が示すように、主な症状は疲労であり、通常のエネルギーレベルに戻ることができない。
実際には、家庭、職場、学校、その他の場所で、通常の範囲の身体活動ができなくなることを意味する。重症度では、比較的軽度の障害から非常に重度の機能障害まで様々である。
ここでの有用な比喩は、もはや適切に機能しないバッテリーでラジオを動作させようとしているのに似ている。ラジオは短い時間動作する可能性があるが、その後、非常に迅速に途切れ機能しなくなる。休ませると、それは再び動作する 、 しかし、それは短い間の時間だけだ…
同様の意味で、PVFを持つ人々は、短い時間であれば物理的および/または精神的な活動をを行うことができるが、その後、すぐに止まり、休息して、 「バッテリー(エネルギー)を再充電」する必要がある。
通常のレベルの身体活動を維持することができなくなり、ランニングのように短時間に大量のエネルギーを使うようなことは、もはや不可能になっている。

睡眠障害
PVFには、しばしば何らかの形での睡眠障害が伴う。実際、感染時や感染後、間もなくは、普段よりもずっと長く寝ていたり、日中に眠たくなったりすることがある。
これは過眠症として知られており、人の体が感染症に反応して回復する際に自然に起こることである。

認知機能不全
身体活動にエネルギーが必要なのと同じように、精神活動にもエネルギーが必要である。
そのため、身体的な作業をしているときにエネルギーを使い果たしやすいのと同じように、一部の人は長時間の精神活動に対応できず、集中力や情報を処理したり、取り出す能力を失い始める。短期記憶(ワーキングメモリ)も影響を受けることがある。
PVFS と ME/CFS への進行の可能性
上記の症状が持続し、他のインフルエンザのような症状を伴う場合は、ウイルス後疲労症候群(PVFS)と診断するのがより適切かもしれない。
症状が2~3ヶ月以上持続し、教育、雇用、その他の重要な活動への復帰を妨げるような著しい程度の機能障害を引き起こし続ける場合には、ME/CFSの診断も考慮されるべきである。

PVFSの一部を構成し、ME/CFSの診断も示唆される特徴
アルコール不耐症
ふらつきや不安定感
初発の頭痛
起立性不耐症(直立姿勢を長時間維持することが難しい)
筋肉の痛み
喉の痛みや腺の圧痛
体温調節の問題
労作後の倦怠感/症状の悪化
ME協会は、ME/CFSの早期かつ正確な診断に関する詳細なガイダ ンスを提供する情報リーフレットをこちらに掲載している。

回復期
感染後の疲労の管理で最も重要なのは、古き良き時代から親しまれている回復方法である。つまり、ゆっくりと休息をとり、リラックスした状態で過ごすということだ。
これには、自分の限界の範囲内で穏やかに活動すること、十分な睡眠をとること、健康的な食事をとること、ストレスの多い状況を避けること、回復するまで仕事や学校、家事仕事には戻らないことなどが含まれている。
瞑想やヨガのようなアプローチを加えることで、リラクゼーションに役立つことに気づく人もいる。そうでない人もいる。
全体的な経過は非常に変化に富み、ある人は通常の健康状態に戻って着実に改善していく。また、良い日と悪い日が重なって、あまり予測できないパターンをたどる人もいる。
良い日に多くのことをしすぎると、翌日に疲労やその他の症状が悪化することがよくある。症状の悪化におけるこの特徴的な遅延は、労作後倦怠感(Post-exertional malaise: PEM)として知られている。
すでに述べたように、このような症状が2~3ヶ月以上続く場合、 ME/CFSの診断の可能性を高めることになる。

活動管理
休息とリラックスは、回復期に不可欠な要素である。身体的活動と精神的活動の両方にエネルギーが必要であ るため、疲労感が増してきたときに活動を中止し、それができな いときにタスクを継続しないようにすることが重要であ る。
活動と休息の間の適切なバランスを個人単位で見つけることは、ペーシングと呼ばれるプロセスであり、多くの人は、少量の柔軟な身体的活動と精神的活動を交互に行い、その間に長い休息/リラクゼーションの期間を置くことが有用であると感じている。
身体的活動には、家事をしたり、少しの散歩をしたりすることが含まれる。
精神的な活動には、まだ連絡を取り合える人との社会的な活動、読書、ラジオを聴く、テレビを見る、パソコンでの作業を少しするなどがある。
コンピュータ、電話、テレビの画面を見る時間を制限し、通常の仕事に追いつくために電子機器を使用するのは避けよう。
症状を悪化させない安全な身体的・精神的活動のベースラインを確立したら、次のステップは、自分の限界を超えないようにして、「エネルギー・エンベロップ(範囲)」と呼ばれる活動エネルギーを超えない範囲で生活するというルールを守りながら、徐々に活動量を増やしていくことである。
活動量の管理は、非常に柔軟な方法で行う必要がある。そのため、活動レベルを上げるには、身体的・精神的な制限の範囲内で、少しずつ増やしていく必要がある。
完全に回復して一定期間元気になるまでは、精力的なスポーツや長時間の身体活動は完全に控えるべきである。
活動と休息のバランスをとるのには試行錯誤が必要であり、自分が快適にできることだけを行うように細心の注意を払う必要がある。
PVFやPVFSから逃れるために運動をすることはできない。

メンタルヘルスの管理
この時期の精神的、感情的な健康を管理することも、管理の重要な部分である。特に、可能な限りストレスの多い状況を避けることも含まれている。
当たり前ではあるが、PVFやPVFSを持つことで、自分のできることが制限されるため、人々はうんざりしたり、イライラしたり、時には不安になったり、落ち込んだりすることがある。
不安を感じていたり、気分が明らかに低下していたり、気分が落ち込んでいる場合(涙目、活動への興味の喪失、自尊心の喪失など)は、これをどのように管理すべきかについて、かかりつけ医に相談する必要がある。

栄養
重篤な急性感染症では、人によってはかなりの量の体重が減少する。病気になる前に太りすぎていなければ、このような体重減少は、再び体重を増やす必要があるかもしれない。
新鮮な果物や野菜をたくさん食べて、バランスのとれた健康的な食事を心がけよう。
水分摂取量が十分であることを確認してほしい。
アルコールを避けるか、アルコールが気分を悪くしている場合は特に控えた方が良いであろう。
食欲がない場合や、体重を増やす必要がある場合は、栄養士に助けを求めてみよう。

睡眠
すでに述べたように、睡眠要求量の増加(過眠症)は、急性感染症の間、時にはそれに続く体の自然治癒プロセスの重要な部分である。
したがって、一日中ベッドで寝ているだけでは解決にはならないが、質の高い睡眠を十分に確保し、必要であれば昼間の仮眠も含めて、適切な管理を行うことが重要である。
睡眠の質を向上させるためには、簡単な自己啓発戦略がいくつかある
寝る前に温かいお風呂に入ったり、リラクゼーションCDを聴いたりしてリラックスしよう。
カフェインは、自然な入眠のプロセスを妨げる。代わりに温かい乳白色の飲み物を飲むようにしよう。
アルコールは入眠を助けてくれるが、夜の睡眠を妨げる。
毎日ほぼ同じ時間に起床と就寝の習慣を作り、睡眠の必要性の増加にも対応できるようにしよう。
寝室は、暑すぎず寒すぎず、テレビを見たりパソコン作業をしたりする場所ではなく、静かで安らぎのあるリラックスできる場所にしておきよう。
コロナウイルス感染後、睡眠必要量が増えていない場合や、過度の睡眠時間の必要性が減少している場合は、毎晩8~9時間のしっかりとした途切れない睡眠をとるようにしよう。

仕事と教育
ここでのシンプルなメッセージは、仕事に関係することを一切断ち切り、自分の体調が整うまでは仕事に戻らないことである。これは、仕事でかなりの量の激しい運動をしたり、精神的なストレスが多い場合には特に重要なことである。
あなたの雇用主や教育機関と連絡を取り合うこと、あなたが改善し始め、仕事や学校/大学への復帰が可能と思われるポイントに到達したら、いくつかの選択肢があるかもしれない。
これには、自宅で仕事をしたり、学校や大学での通常の活動や、職場での仕事、パートタイムへ臨機応変に復帰することも含まれる。

財政
雇用されていて、国家手当やその他の病気手当を受ける権利がある場合は、法定疾患手当と呼ばれるものも含めて、病気手当について雇用主と話し合って、あなたが仕事に復帰できないことを確認できる。かかりつけ医 やその他の医療専門家から診断書を入手する必要がある。
診断書は、あなたが「仕事には適していない」または「仕事には適している可能性がある」と医療専門家が確認したことを雇用主に通知する。

薬物治療
最後に、PVFやPVFSを治療するための薬物治療やサプリメントは存在しないことに注意が必要である。また、鉄分のサプリメント(これは不必要であり、有害である可能性さえある)や、ビタミンCやその他のビタミン類を大量に摂取することにも価値はない。
しかし、健康的なバランスのとれた食事をしていないのであれば、マルチビタミンのサプリメントを摂取する価値はあると思う。
多くの人が太陽の光を浴びて外に出なくなったり、短時間しか外に出なくなったりしているため、ビタミンD欠乏症のリスクが高まっている。ビタミンDは日光に反応して体内で作られ、骨や筋肉の健康に欠かせない栄養素のため、毎日10マイクログラムのビタミンDサプリメントを摂取することは、賢明な予防策である。
筋肉の痛みなど、特定の症状で助けが必要な場合は、かかりつけの医師や薬剤師に相談してほしい。
ME協会には、起立性不耐症、疼痛、睡眠障害の薬物および非薬物管理に関する詳細な情報を提供する情報リーフレットがある。

かかりつけ医での検査時期
医師との対面診察の手配は難しいかもしれないが、ほとんどの医師は、電話やビデオ動画で患者と話をすることを喜んで受け入れている。
感染後の倦怠感が4週間を超えて続いており、改善しない場合は、特定の薬物治療がなくても、かかりつけの医師に状況を把握してもらうためにかかりつけ医に相談する価値がある。また、病気手当や給付金の申請についても、かかりつけ医の助けが必要になるかもしれない。
PVFとPVFSの診断は、あなたの症状に基づいて行われる。診断のための血液検査はない。しかし、感染後の疲労と一致しない症状がある場合は、疲労が持続する原因となる他の疾患(甲状腺機能低下症/甲状腺機能低下など)がないかどうかを調べるために、血液検査が手配される。
PVFやPVFSではないが、以下の症状がある場合は、かかりつけ医に相談 しなければならない

発熱や周期的な発熱の継続
咳、息切れ、呼吸器症状の持続
体重減少
気分の落ち込み

2~3ヶ月経っても症状が現れ、日常生活に大きな影響 を与えている場合は、PVFSがME/CFSに進行しているかどうかを 検討しなければならない。PVFやPVFSと同様に、これは症状に基づく診断である。ME/CFSを診断するための血液検査はない。

回復期
感染後の疲労の管理で最も重要なのは、古き良き時代から親しまれている回復方法である。つまり、ゆっくりと休息をとり、リラックスした状態で過ごすということだ。
これには、自分の限界の範囲内で穏やかに活動すること、十分な睡眠をとること、健康的な食事をとること、ストレスの多い状況を避けること、回復するまで仕事や学校、家事仕事には戻らないことなどが含まれている。
瞑想やヨガのようなアプローチを加えることで、リラクゼーションに役立つことに気づく人もいる。そうでない人もいる。
全体的な経過は非常に変化に富み、ある人は通常の健康状態に戻って着実に改善していく。また、良い日と悪い日が重なって、あまり予測できないパターンをたどる人もいる。
良い日に多くのことをしすぎると、翌日に疲労やその他の症状が悪化することがよくある。症状の悪化におけるこの特徴的な遅延は、労作後倦怠感(Post-exertional malaise: PEM)として知られている。
すでに述べたように、このような症状が2~3ヶ月以上続く場合、 ME/CFSの診断の可能性を高めることになる。

活動管理
休息とリラックスは、回復期に不可欠な要素である。身体的活動と精神的活動の両方にエネルギーが必要であ るため、疲労感が増してきたときに活動を中止し、それができな いときにタスクを継続しないようにすることが重要であ る。
活動と休息の間の適切なバランスを個人単位で見つけることは、ペーシングと呼ばれるプロセスであり、多くの人は、少量の柔軟な身体的活動と精神的活動を交互に行い、その間に長い休息/リラクゼーションの期間を置くことが有用であると感じている。
身体的活動には、家事をしたり、少しの散歩をしたりすることが含まれる。
精神的な活動には、まだ連絡を取り合える人との社会的な活動、読書、ラジオを聴く、テレビを見る、パソコンでの作業を少しするなどがある。
コンピュータ、電話、テレビの画面を見る時間を制限し、通常の仕事に追いつくために電子機器を使用するのは避けよう。
症状を悪化させない安全な身体的・精神的活動のベースラインを確立したら、次のステップは、自分の限界を超えないようにして、「エネルギー・エンベロップ(範囲)」と呼ばれる活動エネルギーを超えない範囲で生活するというルールを守りながら、徐々に活動量を増やしていくことである。
活動量の管理は、非常に柔軟な方法で行う必要がある。そのため、活動レベルを上げるには、身体的・精神的な制限の範囲内で、少しずつ増やしていく必要がある。
完全に回復して一定期間元気になるまでは、精力的なスポーツや長時間の身体活動は完全に控えるべきである。
活動と休息のバランスをとるのには試行錯誤が必要であり、自分が快適にできることだけを行うように細心の注意を払う必要がある。
PVFやPVFSから逃れるために運動をすることはできない。

メンタルヘルスの管理
この時期の精神的、感情的な健康を管理することも、管理の重要な部分である。特に、可能な限りストレスの多い状況を避けることも含まれている。
当たり前ではあるが、PVFやPVFSを持つことで、自分のできることが制限されるため、人々はうんざりしたり、イライラしたり、時には不安になったり、落ち込んだりすることがある。
不安を感じていたり、気分が明らかに低下していたり、気分が落ち込んでいる場合(涙目、活動への興味の喪失、自尊心の喪失など)は、これをどのように管理すべきかについて、かかりつけ医に相談する必要がある。

栄養
重篤な急性感染症では、人によってはかなりの量の体重が減少する。病気になる前に太りすぎていなければ、このような体重減少は、再び体重を増やす必要があるかもしれない。
新鮮な果物や野菜をたくさん食べて、バランスのとれた健康的な食事を心がけよう。
水分摂取量が十分であることを確認してほしい。
アルコールを避けるか、アルコールが気分を悪くしている場合は特に控えた方が良いであろう。
食欲がない場合や、体重を増やす必要がある場合は、栄養士に助けを求めてみよう。

睡眠
すでに述べたように、睡眠要求量の増加(過眠症)は、急性感染症の間、時にはそれに続く体の自然治癒プロセスの重要な部分である。
したがって、一日中ベッドで寝ているだけでは解決にはならないが、質の高い睡眠を十分に確保し、必要であれば昼間の仮眠も含めて、適切な管理を行うことが重要である。
睡眠の質を向上させるためには、簡単な自己啓発戦略がいくつかある
寝る前に温かいお風呂に入ったり、リラクゼーションCDを聴いたりしてリラックスしよう。
カフェインは、自然な入眠のプロセスを妨げる。代わりに温かい乳白色の飲み物を飲むようにしよう。
アルコールは入眠を助けてくれるが、夜の睡眠を妨げる。
毎日ほぼ同じ時間に起床と就寝の習慣を作り、睡眠の必要性の増加にも対応できるようにしよう。
寝室は、暑すぎず寒すぎず、テレビを見たりパソコン作業をしたりする場所ではなく、静かで安らぎのあるリラックスできる場所にしておきよう。
コロナウイルス感染後、睡眠必要量が増えていない場合や、過度の睡眠時間の必要性が減少している場合は、毎晩8~9時間のしっかりとした途切れない睡眠をとるようにしよう。

仕事と教育
ここでのシンプルなメッセージは、仕事に関係することを一切断ち切り、自分の体調が整うまでは仕事に戻らないことである。これは、仕事でかなりの量の激しい運動をしたり、精神的なストレスが多い場合には特に重要なことである。
あなたの雇用主や教育機関と連絡を取り合うこと、あなたが改善し始め、仕事や学校/大学への復帰が可能と思われるポイントに到達したら、いくつかの選択肢があるかもしれない。
これには、自宅で仕事をしたり、学校や大学での通常の活動や、職場での仕事、パートタイムへ臨機応変に復帰することも含まれる。

財政
雇用されていて、国家手当やその他の病気手当を受ける権利がある場合は、法定疾患手当と呼ばれるものも含めて、病気手当について雇用主と話し合って、あなたが仕事に復帰できないことを確認できる。かかりつけ医 やその他の医療専門家から診断書を入手する必要がある。
診断書は、あなたが「仕事には適していない」または「仕事には適している可能性がある」と医療専門家が確認したことを雇用主に通知する。


薬物治療
最後に、PVFやPVFSを治療するための薬物治療やサプリメントは存在しないことに注意が必要である。また、鉄分のサプリメント(これは不必要であり、有害である可能性さえある)や、ビタミンCやその他のビタミン類を大量に摂取することにも価値はない。
しかし、健康的なバランスのとれた食事をしていないのであれば、マルチビタミンのサプリメントを摂取する価値はあると思う。
多くの人が太陽の光を浴びて外に出なくなったり、短時間しか外に出なくなったりしているため、ビタミンD欠乏症のリスクが高まっている。ビタミンDは日光に反応して体内で作られ、骨や筋肉の健康に欠かせない栄養素のため、毎日10マイクログラムのビタミンDサプリメントを摂取することは、賢明な予防策である。
筋肉の痛みなど、特定の症状で助けが必要な場合は、かかりつけの医師や薬剤師に相談してほしい。
ME協会には、起立性不耐症、疼痛、睡眠障害の薬物および非薬物管理に関する詳細な情報を提供する情報リーフレットがある。

かかりつけ医での検査時期
医師との対面診察の手配は難しいかもしれないが、ほとんどの医師は、電話やビデオ動画で患者と話をすることを喜んで受け入れている。
感染後の倦怠感が4週間を超えて続いており、改善しない場合は、特定の薬物治療がなくても、かかりつけの医師に状況を把握してもらうためにかかりつけ医に相談する価値がある。また、病気手当や給付金の申請についても、かかりつけ医の助けが必要になるかもしれない。
PVFとPVFSの診断は、あなたの症状に基づいて行われる。診断のための血液検査はない。しかし、感染後の疲労と一致しない症状がある場合は、疲労が持続する原因となる他の疾患(甲状腺機能低下症/甲状腺機能低下など)がないかどうかを調べるために、血液検査が手配される。
PVFやPVFSではないが、以下の症状がある場合は、かかりつけ医に相談 しなければならない
発熱や周期的な発熱の継続
咳、息切れ、呼吸器症状の持続

体重減少
気分の落ち込み
2~3ヶ月経っても症状が現れ、日常生活に大きな影響 を与えている場合は、PVFSがME/CFSに進行しているかどうかを 検討しなければならない。PVFやPVFSと同様に、これは症状に基づく診断である。ME/CFSを診断するための血液検査はない。

2002年と2003年の間にトロントでSARS(重症急性呼吸器症候群 – 別のコロナウイルス感染症)のアウトブレイク中に、273人が感染症と診断され、そのうちの44人が死亡した。
発生が終了した後、トロント大学の研究者は、22人の人々を調査したが、主に保健ワーカーで、仕事に復帰するのを妨げる進行中の健康上の問題を持っていた。
彼らは、持続的な疲労、回復しない睡眠、日中の疲労、全身の筋肉の痛みや脱力感、抑うつ状態などを特徴とする慢性的なSARS感染後症候群があると結論づけた。

急性コロナウイルス感染後の感染後疲労や ME/CFS の研究をどのように行うかについては、最近開催された ME バイオバンク運営グループの会議で議論された(London School of Hygiene and Tropical Medicine の疫学者もおり、その中には COVID-19 を研究している者もいる)。
ここで考えられる一つの方法は、英国バイオバンクに保存されている 臨床データや血液サンプルをすでに持っているが、登録時に PVF、PVFS、ME/CFS を発症しておらず、その後、COVID-19 感染後に遷延性疲労や疲労症候群を発症した 人々のベースライン情報を利用することであろう。
また、回復していない人や感染後の疲労がある人の免疫系がどのように反応しているのか、特に様々なサイトカインのレベルを調べる必要がある。

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ツイートから7月5日の3 レジ袋有料化による海洋プラごみ削減の効果はほぼない 他

2020-07-05 | 医療、健康

【東京都知事選挙 推定投票率】 15時00分現在の東京都内の推定投票率をお知らせします。 男24.71% 女23.61% 平均24.15% 前回(平成28年7月)推定投票率 平均26.99% ※期日前投票の数字は含んでいません。#東京都知事選挙

東京都知事選挙当日の7月5日(日)、渋谷Bar Musicに開店の17:00から21:00の間に「投票済証」をお持ちいただいた方に、オリジナル・カクテル「エスプレッソクーラー」または「アイスコーヒー」を無料で差し上げます。ノーチャージ、本サービスの一杯だけでもOKです。一緒にこれからを考えましょう。


集団免疫という言葉を聞きますが。今まで人類が、ある感染症に対して集団免疫の獲得に成功した事例ってあるのだろうか?と疑問に思ったのでwikiを見ると。ワクチンを使わずに集団免疫を獲得した事例など無いことがわかります。(自然の)集団免疫戦略など、そもそも机上の空論ですね。

仮に集団免疫を獲得した場合、病原体のウィルスなどにしてみれば居場所がなくなるので、自然淘汰されてしまう。但し、現実にはウィルス自体が変異を繰り返す場合が多く、獲得した免疫もすぐに通用しなくなる場合が多い。その代表例がインフルエンザであり、コロナも似たような性質があると思われる

コロナの症状長期化の謎、3カ月続く場合もhttps://jp.wsj.com/articles/SB10815890474657353843204586483211928922504 3ヶ月で回復すれば、超ラッキー

清水化学工業「レジ袋有料化による海洋プラごみ削減の効果はほぼない」「レジ袋のほうが資源の無駄がなくてエコ」〜ネットの反応「知ってた」「環境活動家の利権だもんな」「割箸バッシングだってそう」https://anonymous-post.mobi/archives/1157
 さらに、「石油精製時にポリエチレンは必然的にできるのでポリエチレンを使用するほうが資源の無駄がない」「ポリ袋は薄いので資源使用量が少量で済む」などとして、エコ商材だと訴える。
紙袋と比較しても、3割も少ないエネルギーで製造が可能で、輸送に必要なトラックも7分の1だという。 
 ほかにも、買い物に使われたあとはゴミ袋として使われるなどリユース率が高く、ゴミとして焼却しても理論上、発生するのは二酸化炭素と水と熱であり、ダイオキシンなどの有害物質は発生しないという。 
 使用量が多く、海洋ゴミとしても大きな割合を占めるペットボトルや発泡スチロールではなく、なぜ真っ先にレジ袋が排出抑制の槍玉に挙げられたのかは不明だ。
おそらく、削減しやすそうなところから始めたのだろうが、このレジ袋有料化が、消費者の購買意欲を削ぐ結果につながらないことを祈りたい。 
レジ袋有料化に不満続出…「海洋プラごみ削減の効果はほぼない」との指摘も https://biz-journal.jp/2020/07/post_166239.html

中国、臓器提供の規則改正を検討 死刑囚からの摘出やめドナー不足にhttps://www.afpbb.com/articles/-/3291993


Henry Fordのハイドロキシクロロキンが効くという報告で、米国は今ひっくり返ったような騒ぎになってます。トランプ嫌いのCNNも手のひら返しで有効だという報道をしています。これからが楽しみです。
https://foxnews.com/politics/hydroxychloroquine-helped-save-coronavirus-study…https://edition.cnn.com/2020/07/02/health/hydroxychloroquine-coronavirus-detroit-study/index.html…

東京都だけで患者が増えて、他府県は増えないというシナリオなどありえません。
そろそろ東京発の全国拡散の予兆が見えてきました。
これは東京都に責任があると考えるべきだと個人的には思います。
全国で176人の感染確認 新型コロナ

イギリスが日本を含む60か国からの渡航を10日から解禁すると。
14日の自主隔離も不要と。
恐らくは日本の入国制限の変更も同時に迫ってくるかと思いますが、屈してはならないと思います。
英、日本からの渡航解禁へ=60カ国、隔離なしで

世界の累計感染者は1100万人。
最近、5日間で100万人の増加と。
米国は2日連続で新規5万人超で、40州で増加傾向。
この状況でトランプ大統領は独立記念日を祝って4日に2か所で花火大会と戦闘機飛行を強行。
ブラジルも感染拡大の中、制限解除を進める・・

日本のコロナによる致死率が米国、ブラジルより高くなり中国に迫る状況。
後遺症もまだ未知で、感染しても死なきゃいいなんていう考えは間違ってると思う

BBCニュース  - 英イングランドでパブ解禁 ロックダウン後初で街はにぎわ

●レムデシビルが欧州でも条件付き製造販売承認(1年)されました
「臨床的にもウイルス学的にも効果なし」という結果だった中国からのLancet論文も考慮した上での決定です。
ちなみにFDAはLancet論文は考慮していないと明記した上でのEUA(緊急使用許可)でした。
本日(7/3)、欧州の委員会はレムデシビルをCOVID-19の治療薬として条件つき製造販売承認した。
・レムデシビル(Veklury)は12歳以上、40kg以上の成人および青年を対象に、酸素を必要とするCOVID-19の治療を適応症としている。
・レムデシビルの臨床データは限られており、予期せぬ副作用が発生する可能性はある。米国ではアナフィラキシー反応などの過敏症も観察されている。
 肝機能障害も知られており、開始前にGPTが正常値の5倍異常またはeGFRが30/min未満の患者には使用してはならない。

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地震予知を可能にする「電離層前兆予測」とは 大地震なら1日前に? 京大研究

2020-07-05 | 地震

https://news.yahoo.co.jp/articles/17d4cf61a40cdef7a4901b099c73863d7e60e575

緊急事態宣言発令中だった5月上旬、関東地方では1週間に3度も緊急地震速報が出された。

「『大地震の前兆かもしれない』と不安になった方も多いでしょう」

 日本地震予知学会会長で東海大学教授の長尾年恭氏はそう話す。

「実際に検証すると、極端に地震の数が増えたわけではありませんが、『最近地震が多い』という印象を持つことは重要だと思います。というのも、過去、大地震の前には比較的大きい地震が何度も起こるという傾向が確認されています。大地震の前には地下の弱い所からひずみに耐えきれなくなり、地震が多発するのです」

 目下、発生が懸念されている巨大地震の一つが南海トラフ大地震である。これが実際に起こると、被害は地震や津波によるものだけに留まらない可能性があるという。連動して富士山が噴火するかもしれないのだ。

「過去、南海地方に巨大地震が起こった後、ほぼ2年以内に富士山が噴火しています。1707年の宝永の噴火でいえば、大地震の49日後に噴火が起こっています」(同)

 コロナ禍の中、南海トラフ大地震が起こり、富士山まで……。国家存亡の秋(とき)を迎えるのは間違いないが、地震を事前に予測できれば話は違ってくる。ただし、

「『最近地震が多い』という感覚があっても、すぐに大地震が起こるということでは決してありません。あくまで大地震が起こった後に検証し、発生からさかのぼって10年くらいの間に比較的大きな地震が多発していたことが分かる、という程度です」(同)

 1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災は共に事前に予知できなかった。それ故、地震予知は不可能と考えている方が多いかもしれないが、京都大学大学院情報学研究科の梅野健教授はこう断言するのだ。

「我々の研究はすでに実用可能に近い段階にきています。現在までの研究成果だけでも、マグニチュード(M) 6以上の地震は、1日もしくは数時間前に予測することができます」

 梅野教授の研究成果を指標の一つとして用いた地震予測システム「S-CAST」はすでに会員への情報告知サービスを始めている。その「実績」については後で触れるとして、まずは予測の方法を梅野教授に解説してもらおう。

 カギを握るのは「電離層」。地上から約80キロ~千キロのところにある大気上層のことで、いわゆる宇宙は電離層の外にあり、電離層の下にはオゾン層がある。

「電離層の変化と大地震の関連について研究し始めたのは、東日本大震災がきっかけ。震災が起こる前の電離層のデータを分析すると、地震発生の約1時間前に電子数が異常に増加していることが分かったのです」

 と、梅野教授は語る。

「震災前のこうした変化は、八ヶ岳南麓天文台長でアマチュア天文家の串田嘉男さんも観測しています。彼は、本来聞こえるはずのない地域で仙台のFM放送の電波を受信したと発表しました。AM放送より高周波で、限られた地域でしか聞くことのできないFM放送が震災前に離れた場所で聞こえたということは、仙台上空付近の電離層に変化があった可能性を示唆しています」

 電離層は電波を反射する性質を持っており、

「テレビやラジオなど電波を用いた通信は電離層のこの性質を利用しています。震災前に離れた場所で仙台のFM放送が聞こえたのは、仙台上空と八ヶ岳を結ぶ中間点の電離層の電子数が増加していたため、FMの電波がより遠くまで届いたのではないか、と考えられるのです」(同)

 ではなぜ地震発生前に上空の電離層が変化するのか。

「電離層の電子数はフレア(太陽表面での爆発)などの太陽の変化に大きな影響を受けるという特徴がありますが、同様に地球のエネルギーの変化にも影響を受けることが分かっています」

 と、梅野教授。

「大地震とは、簡単に言うと、プレートがずれる動きによって岩盤に蓄積されたひずみを解放するために、岩盤が破壊される動きによって起こります。ひずみが蓄積される間、つまり地震発生前にもその地震エネルギーは少しずつ解放されます。それは、熱エネルギーや電気エネルギーに変換されて解放されますが、その際、電磁波が発生する。上空の電離層は、その電磁波の影響を受けて電子数に変化が起こると推測されているのです」

「赤」を当てる

 電離層がフレアなど太陽の影響を強く受けることは前述した。電離層の変化がフレアによるものなのか地震エネルギーの解放によるものなのかをどう判別するのか。

「我々が19年に発表した研究では、16年に発生したM6・4の台湾南部地震を取り上げました。その中で、地震が起こる前の複数の人工衛星のデータを解析すると、震源地付近をある特定の入射角で通る人工衛星のみが電離層の電子数の変化を捉えていたことが分かったのです」(同)

 これにより、震源地上空の電離層の電子数の変化は、他の要因ではなく地震の前兆現象であることが明確になった。なぜなら、

「フレアではその影響が広範囲に及ぶため、震源地付近を通る特定の入射角の人工衛星だけではなく、別の人工衛星でも電子数の変化が捉えられているはずだからです」(同)

 現在は京都大学の花山天文台や潮岬の観測所、準天頂衛星システムの「みちびき」やイオノゾンデという観測レーダーを使ってデータの収集をしているという梅野教授。さらに多くのデータを集められれば、より精度の高い地震予測を実現できるという。

 この梅野教授と共同研究を行っているのが、先述した地震予測システム「S-CAST」。そもそもこのシステムの根幹をなす理論を編み出したのは、日本地震予知学会の初代会長で電気通信大学名誉教授の早川正士氏である。

 梅野教授によると、

「電離層の変化から地震の発生を電磁気学的に見るという方法は我々と共通していますが、早川さんらは『電子が下に降りる力が発生し、電離層の位置が下がる』という地震の前兆現象を捉えています」

 解析に使うのはVLF(超長波)/LF(長波)電波である。電離層に電波を反射する性質があることは前述したが、早川氏の研究チームはVLF/LF電波の送信局と受信局を複数用意し、ある地点からある地点までの電波の届く時間を調べる。電波が届く時間が通常より短くなっていれば、電離層が下がっている(攪乱が起きている)可能性がある、というわけだ。

「この方法を使えば、理論的には、起こる地震のマグニチュードと、地震の震源地を100キロから200キロほどの範囲で予測することができます」

 そう話すのは、「S-CAST」を運営する「富士防災警備」の担当者である。

「『S-CAST』では週2回メールでレポートを定期配信しており、M7・0以上の巨大地震規模の前兆現象を解析した際には警戒レベルの『赤色』を、それに至らない規模の前兆現象を解析した際には注意レベルの『黄色』を発表します」

 これまでに配信した「赤色」は精度拡充前のもので、実際に起きた地震は、最大震度4だった。

「それは2014年のことで、当時における赤色の基準はM6・0であり、震度は4でしたがマグニチュードは6・0でした。この後、赤色を発表する基準を引き上げました」

 現在、首都圏を中心に千件ほどの利用があり、3~4割が個人だという。

「個人のお客さんには、月5千円程度で登録できるプランもあります。ちなみに、我々が予測を出したもののうち、実際に起きた地震の割合は84%に上ります」(同)

 無論、「赤」を当てることこそが「S-CAST」に課せられた絶対的使命。このサービスの「南海トラフ地震対策ユニット」を今年4月に導入した和歌山南漁協の担当者によると、

「『S-CAST』の担当者に“赤が出て避難したが外れだったとなったらどうするんだ”と聞いたことがあります。すると、“外れたら地震予知のビジネスは止めます”と言っていたのもあり、信用しました」

台湾では国家プロジェクト

 その将来性に期待を抱かせる「電離層前兆予測」。ただ、そこには難もある。この予測方法は国の支援を全く受けられない中で研究が続けられているのだ。

「東日本大震災は地震研究に大きな変化をもたらしました。まず、あの震災を全く予測できなかった国の地震予知研究に厳しい評価がなされました」

 と、先の長尾氏は言う。

「それを受け、13年の南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループの下に設置された調査部会で『現在の科学的知見からは、確度の高い地震の予測は難しい』などの見解を発表。さらに、17年の内閣府・中央防災会議に設置されたワーキンググループでも同様の結論を発表しました。つまり、国は南海トラフをはじめとする巨大地震は、予測不可能だと結論付けたのです」

 その一方、東日本大震災後、地震学者だけでなく異分野の専門家が予測に関する研究に参入するようになった。その一人が梅野教授だ。

「東日本大震災は、発生の40分前から電離層に兆候があったことが明らかになっています。つまり、電離層の変化を観測し続ければ今後大地震の直前予測が可能になるかもしれないと判明したのです。しかしながら梅野教授らの研究内容が発表されたのは15年頃。国が地震の予測は不可能だと、負けを認めてしまった後のことでした」(同)

 地震研究の「総本山」である東大地震研究所は、もとより短期予測の研究に熱心ではなかったというが、

「それでも30年以上前には短期予測に取り組む研究者も今よりは多くいました。短期予測から長期予測に転じたきっかけは阪神・淡路大震災です」

 と、長尾氏が続けて語る。

「日本では1923年の関東大震災以降、本格的な地震研究が続けられてきました。にもかかわらずあの震災の発生を予測できなかった。このことは地震研にとっても相当ショックだったようです。地震現象には未解明な部分がまだ多いと考え、予知より発生メカニズムの解明など基礎研究重視に舵を切ったのです」

 とはいえ地震予測という考え自体を捨てたわけではなく、

「『30年以内に70%の確率で南海トラフ地震が起こる』といった長期予測は今後も出されます」(同)

 では、日本以外の国はどうなのか。世界を見渡せば、短期予測に関する研究が進んでいる国もあるという。

「中国やロシアはアプローチが異なっています。中長期予測は地震学者が、短期予測は物理学者が担う、と役割が分かれている」(同)

 また、台湾では電離層の変化と地震予知に関する研究を17年から国家プロジェクトとしてスタートさせている。国からの研究費がびた一文出ない日本とは雲泥の差である。

 先の梅野教授は、

「地震予測を行うには、リアルタイムのデータを集める必要がある。全国に1300カ所ある電子基準点の測位衛星データを利用することができれば予測の精度が格段に上がると思います」

 として、こう訴える。

「国土地理院はこのリアルタイムデータを1カ所あたり月2万円で有償提供しています。1カ月で2600万円ほどかかるこの費用を、我々の研究費から捻出することは難しい。地震予測という多くの国民の人命を救う研究なので、せめてこのデータを無償で使わせてもらえたら、と思わずにいられません」

コメントから

大地震の発生を予測できることが最も意味のある地震研究だろう。深い海中に検測機器を設置していることを聞いたことがあるが、かなりの金額がかかっているはず。
「1カ月で2600万円ほどかかる」ということは年間約3億円。電離層予測の方がコスト的にはるかに安くつく。
大地震の予測ができない地震研には桁違いの金を出しているだろうか

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ミュージシャンのカニエ・ウェスト氏、米大統領選出馬を表明

2020-07-05 | 世界

https://news.yahoo.co.jp/articles/307eb21719a8d0453b8a6c919c96fb2fd112c72e

ミュージシャンでファッションデザイナーでもあるカニエ・ウェスト氏が米大統領選への出馬を表明した。真剣に出馬を考えているのか、自身あるいは大統領選と無関係のプロジェクト向けの宣伝行為なのかどうかは不明。

ウェスト氏が出馬の意向を表明した4日夜のツイートに対し、1時間で10万件を超えるリツイートがあった。同氏のツイッターフォロワーは2930万人。米国のツイッターのトレンドランキングで「Kanye」は首位に躍り出た。

ウェスト氏(43)が真剣に出馬を検討しているとしても、立候補には手続き上の多くのハードルがある。ブルームバーグが連邦選挙管理委員会(FEC)のデータを確認したところ、ウェスト氏は現時点で立候補に向けた書類を提出していないもよう。

ウェスト氏はここ数年間、大統領選に出馬する可能性に言及し、昨年には2024年に出馬する考えを示していた。

米電気自動車メーカー、テスライーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はウェスト氏のツイートに対し、「全面的に支持する」と返答した。

コメントから

これによりトランプ支持層には何の影響もなく、むしろ反トランプ層が若干だけど割れて結局トランプに有利に働くことでしょう。確かこの人トランプと交友があるから実はトランプ再選のためにやっているという深読みも出来るかもしれませんね。

大統領選に出馬して長丁場を戦い抜くって、ものすごいストレスだと思うんだけど心身の健康面は大丈夫なのかな。
カニエ・ウェスト氏は、Netflixで配信されてる「デヴィッド・レターマン 今日のゲストは大スター」っていうインタビュー番組で、2016年に双極性障害を患ったって自身で語っていた。
ただのプロモーションなのかな。この人の場合、わからない。

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東京都で新たに111人の感染確認 4日連続の100人超え

2020-07-05 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/69dbf94a15381d3094293549c5a8edf39cfe8b8d

関係者によると、東京都できょう新たに111人の新型コロナウイルスへの感染が確認された。4日連続で100人を超えたことになる。(ANNニュース)
小池都知事「不要不急の他県への移動控えて」都民に協力求める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200704/k10012496591000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
東京都内で新型コロナウイルスの感染の確認が3日連続で100人を超えていることに関連し、小池知事は記者団に対し「最近、近隣の県においても陽性者が増えている。いろいろ人的な交流はあるが、都民の皆様には不要不急の他県への移動は控えていただきたい。外出を遠慮していただくことによって、目下の感染拡大を防ぐということにご協力をお願いしたい」と述べました。

 

ツイートから

もう1回休校にしてください
夏休みも潰されたし、もう自力でやった方が合格は近いです。少なくとも私は。
電車通学で毎日毎日6時台に出るようにしたり、各停を利用したりしてますが、体がもう限界です。
今日は体壊しました。
私は家族を殺したくありません。#東京130人

東京130人。そりゃそーだよな。 カラオケでバイトしてるけど、今ほぼ満室だもん。消毒徹底しててもやばいよ。

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熊本豪雨、死者18人に 心肺停止16人、行方不明14人

2020-07-05 | 気象 大気

https://news.yahoo.co.jp/articles/33f25c9d95db053c16b5e8f559d8ffd62dbe65a6熊本県南部豪雨で県が18人の死亡を発表

 熊本県南部の豪雨で、県は5日、計18人の死亡を確認したと発表した。ほか心肺停止が16人、行方不明14人。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f7e53bf7e540fd1e6e4b0698bbbd782e3d10e92熊本豪雨、死者18人に 心肺停止16人、行方不明14人

 熊本県南部を襲った豪雨で、県は5日、3市町で計18人が死亡したと発表した。ほか16人が心肺停止状態で、14人が行方不明。警察や消防、自衛隊が捜索や被災者の救助に当たっている。多数の人が心肺停止状態で見つかった球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」では、約50人が救出された。

 球磨川は上流から下流にわたって氾濫し、各地で土砂崩れが発生。道路が寸断され、広範囲で冠水した。九州電力によると、県内では5日午後1時現在、5420戸で停電が続いている。

 首相官邸は5日、同日夕に非常対策本部を開くと発表した。安倍晋三首相らが出席する。

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新型コロナ、ワクチンの有効性に不安材料続々 

2020-07-05 | 医療、健康

5年は待った方がよさそうですね

コメントにあった

『今、世界中で開発されているのは確かにIgG抗体を誘導するワクチン。
日本で開発されているのも同じ。
でも、経鼻型ワクチンであれば効果は全く違う。
経鼻型ワクチンは、IgA抗体を誘導して、CD8T細胞とCD4T細胞とで、粘膜表面でウィルスを撃退する。
今回のコロナウィルスが最初に感染する箇所が鼻咽腔粘膜であることは証明されている。
なので、IgA抗体で粘膜面をバリアしながらウィルスを撃退する経鼻型ワクチンは効果も安全性も皮下注射型のIgG抗体誘導ワクチンに比べて極めて高い。
人の細胞内でウィルスを撃退するIgG抗体に比べてADEの危険性も無い。
さらに、IgA抗体経鼻型ワクチンであれば今後の変異にも対応が可能となる。
これからは経鼻型ワクチンに注目が集まるはず。』

ですが、
日本で鼻にスプレーするワクチンが開発されています。アフリカとか医療機関がなくても自分でもできるように、世界中の人が利用できるようにということで開発したと、開発者が語っていて、志の高い方だなあと感銘を受けました。5年位掛かると言っていましたが、やはり5年くらいは。幸運が重なって、4年半とかですから。安全ならこの方が。他にADEが起こらない方法も大阪大の別の先生が開発していました。
DNAワクチンは遺伝子組み換え食品でもありますが、長期に渡る危険性がないかなど、未知のワクチンですので、安全性を確かめるには急ぐと大丈夫なのかと思います。また、ワクチン自体の水銀の問題もありますので、打つことでどうなのかというのもあります。
 
コメントにある、豚インフルエンザが大したことがなかったのに、ワクチンの死者などが多くて、驚きです。
打つことで重症化したり、罹りやすくなったりすることもありますので、打つこと自体がどうなのかということも考えなければいけません。
 
コメントにある、ストロメクトールが、効くのだろうか?30億人に毎年使用されていて、安全で副作用が少ないなら、よさそう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cfa504f6f19d41f67b4e650a1f0ece008236680d

今なお世界中で完成が拡大している新型コロナウイルス。そんな中、新型コロナウイルス発生地の中国で発表されたのが以下の衝撃的なレポートだ。
「新型コロナの抗体は2~3か月経つと急激に減少する」
 6月18日、英医学誌『ネイチャー・メディシン』に中国・重慶医科大学などの研究チームによる論文が掲載された。
 研究チームは、今年4月上旬までに重慶で新型コロナに感染して症状が出た患者37人と、症状が出なかった患者37人について、抗体の量の変化などを調査した。
 それによると、感染後しばらくして作られる「IgG抗体」が80%以上の人で検出された。しかし、退院から2か月後には、抗体が検出された人のうち、症状があった人の96.8%、無症状の人の93.3%で抗体が減少したことが判明した。減少割合は、半数の人で70%を超えたという。
本当にこの研究結果の通りに抗体が減少するなら、再感染のリスクが高いということになる。

最低5年、ワクチンを打ちたくありません
 現在、世界中で130種類以上の新型コロナウイルスのワクチンの研究開発が進み、日本では創薬ベンチャー「アンジェス」が治験を始め、年内の実用化を目指している。しかし、中国の研究チームの発表により、雲行きが怪しくなってきた。
 国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんが説明する。
「ワクチンとは、毒性がなくなった、もしくは弱められた病原体を体内に注入することで抗体など免疫がつき、対象となる感染症の予防に効果がある医薬品のことです。
 しかし、いうまでもなく、ワクチンは体内で抗体などが長期間維持されることを前提にしている。ワクチンを打って体内に作られた抗体も中国の論文のように2~3か月で減少してしまうなら、長期的な効果は難しいということになります」
 もしワクチンが開発されても、短いスパンで抗体が消えるならば、インフルエンザワクチンのように毎年、もしくは毎シーズンのように接種しなくてはならないかもしれない。もしくは減少ペースが早すぎて、まったく効かない可能性もある。
「新型コロナと同じRNAウイルスであるインフルエンザはその年の流行株を予想してワクチンを接種しますが、予想が外れると罹りやすくなります。新型コロナも同じ状況になるかもしれません。仮にインフルエンザとパターンが似ていても、新型コロナの方が致死率が高いので警戒が必要です」(前出・一石さん)
 その安全性にも疑問が残る。予防医療学が専門である新潟大学名誉教授の岡田正彦さんはこう話す。
「実際に新型コロナに有効か、副反応はあるのかなど大規模な治験を行わなければいけません。そのためには開発後の治験に数年は必要です。1年足らずで作られたワクチンは、その有効性や安全性が充分に検証できていません。薬もそうですが、国に承認されて5~10年たった後に副作用が判明し、使用禁止になるものや、効果が充分でないと評価されるものも多い。ですから、たとえ、すぐにコロナワクチンが開発されたとしても、私は最低5年、ワクチンを打ちたくありません」
 欧米諸国ではすでにワクチン調達競争の動きがあり、安倍晋三首相もワクチン開発を進める米モデルナ社などと交渉し、年末には接種できるようにすると明かしている。
「各国とも、集団免疫をあきらめ、ワクチン頼みになっていますが、中国の報告書によってワクチンは不可能である可能性が生まれました。このままでは打つ手はありません」(医療ジャーナリスト)
 集団免疫もワクチンも難しいのであれば、新型コロナとの共生はどうなるのだろうか。
「季節性インフルエンザや風邪のように、生活の中に当たり前に存在するようになっていく可能性があります。SARSやMERSの場合は、自然収束に向かいました。しかし新型コロナは未知のウイルスなのでなかなか油断はできません」(前出・一石さん)
 自粛生活によってコロナ以外の病気になるリスクも高まっている。家にこもりきりで運動不足になったり、間食や酒量が増えるなど、生活習慣が乱れがちになるからだ。
 実際、健康促進の取り組みを支援する「リンクアンドコミュニケーション」の調査では、自粛生活で体重が増えた人が57%、体脂肪率が上がった人が60%にものぼった。
 今後のウイルスの抑え込みは「人間次第だ」と一石さんは言う。
「ウイルスは人間を介さないと無力で、単独では増えることはありません。結局は人間の行動がすべてになるので、『3密』を回避する基本的な行動を重視しなければいけません」(前出・一石さん)
 個人レベルの心がけが、ウィズ・コロナを乗り切るためには必須なのだ。

コメントから

IgGが急速に減少したとしても免疫が全く失われたわけではなくてT細胞に記憶されて重症化しにくくなるはず。
スペイン風邪の後は免疫記憶のためインフルエンザでは人類は重症化しにくくなった。
文化的で衛生的生活環境に慣れてワクチンの副作用ばかり訴える人たちのせいで免疫獲得するチャンスを失った人たちが多い国ほどコロナでの被害が多かったようにも思える。
ワクチンの有効性をやたら疑う人たちがいるから、この手の記事は眉に唾をつけてから読むべき。

富岳のシュミレーションによると駆虫薬がコロナに効くようです。どの薬かは明らかにしていません(どうして明らかにしないかは不明)が、ストロメクトールが予防にもなると言っている国もあるらしいです。この薬は毎年30億人が使っていて、ほとんど副作用もないみたいですから、新宿で配ってみたらどうでしょうか? アフリカでの感染状況からすると相当予防効果があるような気がします。

自然感染の場合は数ヶ月で抗体が消えるとしても、ワクチンは2回接種やアジュバントなりでもっと長期に渡って抗体価を維持できるようなワクチンを造ることは可能だと思うが。
1年持つワクチンであれば文句ないけどね。
そもそも抗体価がどのくらいあれば感染防御できるのか、あるいは重症化を阻止できるのか、そこが分かってないし、呼吸器感染症で血中のIgGやIgMがどこまで重要なのかも分かってない

過去、複数の風邪ウイルスに対してワクチン開発が試みられましたが、ことごとく失敗しています。中には接種すると感染時にかえって重症化したものもあったとか…
コロナも風邪ウイルスの一種ということから、同様に期待は薄いものかと。
そして実験的に抗体ができても、それで発症や重症化が防げるのか?かえって重症化することはないのか?ヒトできちんと検証するのには相当に時間がかかると思います。
ハイリスク者はともかく、ほとんど死なない子供〜若い世代は感染のリスクを突貫ワクチンのリスクが上回る恐れも十分ある。私は当面打つつもりはありません。
あと、ワクチンが効いたとしても無症状になるだけですので、無症状からの感染拡大があるという前提に立つと、ワクチンに感染拡大防止効果はあまり無いのではないかなと…
 
 『「“過去の風邪”の免疫記憶が新型コロナから世界を救う? 2020年6月19日付 日経バイオテクより」我々人類は一生の間に何回も繰り返し風邪をひいて、大抵の場合は軽い症状で回復する。風邪の原因ウイルスとしては、4種の(季節性)コロナウイルスがあることが分かっており、これら4種のコロナウイルスに繰り返し感染することによって、ほとんど全てのヒトがコロナウイルス属に対する免疫を獲得している可能性が高い。そして、長期間にわたって繰り返し感染することによって、ヒトによっては風邪のコロナウイルスに共通の何らかの抗原を認識する「広域交叉反応性メモリーT細胞」を獲得している可能性があるというわけ』
 端折って言えば、『人間の持つ「免疫T細胞」が、一度でも抗原に接していれば、免疫を獲得している可能性がある』ということ。
 
インフルエンザワクチンも毎年、毎年、摂取しなけらばならない。RNA型ウィルスなのだから当然と思う。インフルエンザワクチンもやっと日常化出来たのはパンデミックが起きてから相当の年数を要しています。なので、数十年はかかるだろう。
 
DNAワクチンも遺伝に異常をきたすか全く分かってないらしい。海外が積極的にやりたがらない理由はそこに有るのでは?あらゆる意味で、中立的な情報公開がなされてないと思う
 
 
ワクチンが実用化されれば、製薬会社は莫大な利益を得、国は莫大な税収を得る・・・
インフルエンザ・ワクチンなども、実際の感染予防効果は20%程度と言われるし、ワクチンを接種して感染した人は、より多くのウイルスを産生するというエヴィデンスも存在する。
つまり、ワクチン接種が感染を広げ、ワクチンがさらに売れるという計算だ・・・
また、100%安全なワクチンはない。
2009年の新型インフルエンザ用国産ワクチンは、接種2283万回中、2428件に副作用がみられ、これらのうち416人は重篤例(死亡133人を含む)であったと報告されている。
本当にワクチンを接種することが”自分”のためになるかどうか、個人個人が、よく考えるべきであろう・・・
 
ウイルス排除後の人体に必要なくなった抗体の量が減少するのは当たり前である。獲得免疫があれば必要に応じて抗体は作られる

 

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斬首に焼殺…男たちが妻や娘を惨殺する「名誉の殺人」がイランで多発

2020-07-05 | 世界

https://news.yahoo.co.jp/articles/7996603ec7c27a700a21f6d70ae7e3363272dd86

月21日、イラン北部のギーラーン州に住むロミナ・アシュラフィ(14)が、実父に農作業用の鎌で首を切り落とされて亡くなった。このいわゆる「名誉の殺人」が、国内外で大きな波紋を呼んでいる。
名誉の殺人とは、婚前交渉や不倫といった「不適切」と見なされる行為をした女性を、家名を汚したという理由で親族の男性が殺害する慣習だ。中東や南アジアなどの一部地域にいまも残り、国連の統計によれば世界中で年間5000人の女性がこの慣習の犠牲になっているという。

ロミナは15歳年上の恋人との結婚を望んでいたが、父親に強く反対されたために家出。自宅に連れ戻された後、就寝中に父親によって斬首された。ロミナの恋人によれば、加害者である父親は犯行前からロミナに殺鼠剤やロープを渡して自殺を迫っていたという。

ロミナの事件が複数の国営新聞の一面を飾ると、それが影響したのか、それともいままで看過されていた問題が告発されるようになったのか、イランで名誉の殺人が立て続けに発生した。地元の記者ナルジェス・タヴァソリアンによれば5~6月に少なくとも6件の事件が起きているという。

5月末には、イラン北西部のラシュト市に住む18歳の女性が12歳年上の男性との結婚に反対する兄に火を放たれて死亡したとイランの国営通信「IRNA」が報じた。

また、米メディア「アル・モニター」によれば、6月の上旬には南西部の都市アーバーダーンで、ファテメ・バーリ(19)という既婚者の女性が他の男と家を出たという理由で、夫とそのいとこによって斬首された。

6月16日には、同じアーバーダーンで夫を裏切って不倫をしたと噂された妹を、首と胸を刺して殺害した男性が犯行の5日後に警察に出頭。さらに南東部にあるケルマン市でも、16日に25歳のレイハネ・アメリが、父親に鉄棒で殴られて死亡した。殺害の理由は明らかになっていないが、母によれば前夜2人はアメリの帰宅が遅かったという理由で口論をしていたという。

米紙「ニューヨーク・タイムズ」は、イランでは近年、家庭内暴力が増加傾向にあったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行がそれに拍車をかけたと指摘する。「IRNA」によれば4月には外出自粛の影響で家庭内暴力の発生件数が3倍ほど増え、1日の電話相談件数は4000件にのぼったという。

外出自粛や不況で鬱屈した男たちの怒りやストレスの矛先が、家庭内の女性に向けられて名誉の殺人が多発しているのかもしれない。
イランの通信社「ISNA」は、国内では年間350~450件の名誉の殺人が起きていると見積もるが、専門家のなかにはこうした数字は氷山の一角で、多くの名誉の殺人が行方不明や自殺、不審死などに隠されていると指摘する人もいる。

「この国には何千人ものロミナがいる」

ロミナの事件後にイラン国内で大きな議論になったのが、現行の法律では名誉の殺人の加害者を適切に罰せられないことだ。

前出の「ニューヨーク・タイムズ」によれば、イスラム法の「シャーリア」では殺人の加害者は原則的には死刑にされるが、父親や祖父などの男親は「保護者」の立場にあるという理由で、子供を殺しても死刑には問われない。それゆえ、シャーリアをもとに法の裁きがおこなわれるイランでは、ロミナの父は最長で10年の服役にしか処されないのだ。

こうした厳格な家父長制度は1978年のイラン革命後から特に重視されるようになったが、国内のイスラム法学者やアクティビストのなかには、イスラム教の聖典「コーラン」には保護者の特権を認める記載はないと主張する人たちもいる。

ロミナの事件を受け、イラン国内では女性に対する暴力や名誉の殺人を厳罰化する法改正を求める声が高まっている。ツイッター上には「#Romina_Ashrafi」というハッシュタグが作られ、多くの女性たちが、「男友達と歩いていただけでぶたれた」とか、「学校からスクールバスではなく徒歩で帰宅したためにムチ打ちにされた」といった、男性家族からの虐待や性暴力の経験を告白。「この国には何千人ものロミナがいる」という声も上がっている。

こうした世論の高まりを重く見たハサン・ロウハニ大統領は、女性への身体的・精神的な虐待を厳罰化する法律を早急に制定するように議会に命じた。だが、こうした法の制定は8年も前から俎上にのっており、今回もうやむやにされるのではないかと懸念する向きもある。

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九州は再び豪雨に警戒 最悪の事態を想定した備えを 線状降水帯 発生しやすい九州

2020-07-05 | 気象 大気

九州は東シナ海の影響で、線状降水帯が発生しやすいようですので、コメントにあるように毎年豪雨が起こっているようです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4c32e481b2ab6d5dc674664ace0c3fefaaa182a0

鹿児島県、熊本県に豪雨をもたらした梅雨前線が、今日5日(日)は再び北上傾向になります。
今日の午後から週前半にかけて被災地でも再び大雨に見舞われる恐れがあります。九州南部では新たな豪雨被害の発生や更なる被害の拡大に厳重な警戒が必要です。

梅雨前線の北上に伴って九州南部では今日5日(日)の午後から明日6日(月)にかけて断続的に強雨が続き、災害発生のリスクが高まります。予想される雨量は多い所で50-70mm。発達した雨雲が流れ込むと滝のような激しい雨が続き、今夜以降はさらに雨量が増える恐れがあります。

昨日の大雨の影響でまだ地中には大量の水分が含まれています。少しの雨でも土砂災害が発生する恐れがあります。また、新たな河川氾濫の発生や再発にも油断できません。急な崖や増水した河川にはくれぐれも近づかないようにしてください。

最悪の事態を想定した備えを

昨日は南から流れ込む暖かく湿った空気の影響で所謂「線状降水帯」が形成され、熊本県球磨・天草エリアを中心に記録的な豪雨になり、甚大な被害が発生しました。

「線状降水帯」の正確な形成位置を予見することは難しく、昨日被害が発生しなかったエリアでも短時間で同様の甚大な被害に見舞われる恐れがあります。油断せずに最悪の事態を想定した備えをしてください。

コメントから

今回たまたま人吉、八代辺りに線状降水帯が出ただけで、朝倉、日田、広島など毎年のように大雨からの災害は起きている。

要するに、どこか一ヶ所が毎年ターゲットにされ集中的に降り続け氾濫する。

どこがターゲットになっても住民を守れるような町づくり、対策をしないと毎年こういうニュースは耐えられない。。

これ以上被害が出ないことを祈ります

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6364435線状降水帯 発生しやすい九州 

九州北部豪雨から3年 線状降水帯に備えを

017年7月5日に発生した九州北部豪雨から3年。
この豪雨では、福岡県朝倉市、東峰村、大分県日田市を中心とした地域に、短時間のうちに記録的な量の豪雨が降り、土砂災害や河川の氾濫などによる甚大な被害が発生しました。この豪雨をもたらしたのが「線状降水帯」です。きのう4日には熊本県南部を中心に線状降水帯が記録的な豪雨を降らせました。九州は線状降水帯が発生しやすく、線状降水帯による大雨からいかに早く避難するかが重要です。

九州北部豪雨を振り返る

このグラフは、福岡県朝倉市の北小路公民館に福岡県が設置した雨量計の記録です。九州北部豪雨当日、午前中はわずかな雨しか観測されていませんでしたが、午後に入り、急に非常に激しい雨が降り始め、午後3時までの1時間に124ミリ、午後4時までの1時間にも114ミリという猛烈な雨を観測。その後も午後9時ごろにかけて繰り返し1時間に80ミリを超える猛烈な雨が降り、正午から午後9時までの9時間で774ミリもの雨が降りました。アメダスの朝倉では年間降水量の平年値が1860ミリほどですので、その4割を超える雨がわずか9時間の間に降ったことになります。この豪雨により、大規模な土砂災害や河川の氾濫などが相次いで発生しました。

雨が急に強まった正午ごろは線状降水帯が現れた時間帯です。その後、9時間ほどにわたって線状降水帯が朝倉市付近にほぼ停滞した状態になり、午後9時を過ぎて線状降水帯が弱まるとともに、朝倉市内の雨も急速に弱まりました。

線状降水帯の恐ろしさ

線状降水帯は、発達した積乱雲の列です。線状降水帯の先端で雲が発生し、それが風に乗って移動しながら発達。激しい雨を降らせると、次第に弱まっていきます。ひとつひとつの積乱雲の寿命は長くはなく、激しい雨を長時間にわたって降らせることはできません。しかし、線状降水帯では、次々と新しい雲が生まれ、発達しながら進んでくるため、雲のラインの下に当たる地域では長時間にわたって激しい雨が降り続くこととなります。

線状降水帯は通常、長くても数時間程度たつと弱まるのですが、九州北部豪雨の際は9時間ほども継続し、しかも位置がほとんど変わらなかったため、局地的にきわめて大量の雨が降りました。
九州は線状降水帯に特に警戒が必要今年も九州では、線状降水帯による豪雨が相次いでいます。きのう4日には未明から熊本県南部を中心に線状降水帯が発生。これまでに経験のないような記録的な豪雨により、球磨川が各地で氾濫し、大規模な土砂災害が起こるなど甚大な被害が出ています。また、6月25日の早朝には長崎県五島付近から長崎県北部にかけて線状降水帯が発生し、佐世保市の周辺などで1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降ったとみられます。

梅雨の大雨をもたらす水蒸気は多くの場合、南西あるいは西の方角から日本列島へと流れ込んできます。九州から見ると、この方角には東シナ海が広がっており、水蒸気が初めに陸地にぶつかる場所が九州となります。このため、九州には特に多くの水蒸気が流れ込みやすく、それだけに線状降水帯が発生しやすい地理的な条件になっているといえます。

もし滝のような非常に激しい雨が降り出したら、最新の気象情報に注意するとともに、パソコンやスマートフォン、テレビのデータ放送などを利用して、気象レーダーの画像を確認しましょう。もしライン状に延びる活発な雨雲がかかっていて、特にその雨雲のエリアの動きが小さいような場合には危険が迫っているといえます。大雨により急速に状況が悪化することも多いため、急いで土砂災害や浸水などの危険が小さい場所で身の安全を確保することが重要になります

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消防・警察4人の捜索難航 静岡・工場火災 煙や熱気すさまじく

2020-07-05 | 徒然なるままに

https://news.yahoo.co.jp/articles/0d30614c7228726383105d0a9dbb382eb1afbda6

5日午前1時35分ごろ、静岡県吉田町川尻のレック静岡第2工場(鉄筋2階建て、延べ約7000平方メートル)から出火、午前9時半現在も煙が出続けており、鎮火に至っていない。静岡市消防や県警によると、現場に駆けつけた消防隊員3人、警察官1人と連絡がとれなくなっており、消火と捜索を急ぐ。また、県警は「有毒ガスが出ている」として付近に近づかないように呼びかけ始めた。

【写真特集】激しい煙が…火災の現場

 連絡がとれなくなった消防隊員は吉田消防署所属のいずれも男性で、指揮隊員(52)▽救助隊員(45)▽救助隊員(38)の3人。防火服を身につけ、無線を持っていたが、午前2時15分以降、連絡が途絶えた。一方、県警牧之原署によると、行方不明の警察官は「中を見てくる」と話して建物に入った後、連絡がとれていない。

 建物は倉庫や作業場として利用されているとみられ、スポンジなどが保管されている。市消防によると、建物内は煙が充満しているほか、熱気がすさまじいため、進入が困難で捜索が難航している。また、火災に関連して消防隊員2人を含む3人がけがをしたという。

 現場は東名高速道路吉田インターチェンジから南東に約4キロ。一帯に工場が建ち並んでいる。

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新型コロナが細胞に生やす不気味な触手の正体は

2020-07-05 | 医療、健康

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/post-93844_1.php

<「フィロポディア」と呼ばれる突起は、周囲の健康な細胞にもウイルスを広げていくための悪魔の触手。これを阻止できれば治療薬の開発につながるが>

「SARS-CoV-2ウイルス(新型コロナウイルス)」は、細胞に侵入した後に触手のような突起を伸ばし、周辺の健康な細胞を犯していく――こんな研究報告が発表された。

米学術誌「セル」に掲載された研究報告には、サルの腎臓の細胞に入り込んだ同ウイルスが触手を伸ばす様子を、特殊な装置で撮影した顕微鏡画像が添えられている。

国際的な研究チームが実施した同研究によれば、新型コロナウイルスは、侵入した細胞に「フィロポディア(糸状仮足)」の形成を促すようだ。フィロポディアは細い突起状の構造物で、細胞の移動や分裂に重要なタンパク質を豊富に含み、周囲の環境を調べるアンテナの役割を果たす。

公表された顕微鏡画像を見ると、フィロポディアのところどころに新たなウイルスの粒子が付着している。研究者たちは報告の中で、「感染していない細胞に比べて、感染している細胞の突起はずっと長く、より多くの分岐があった」と述べている。

また研究では、(ウイルスが侵入した)宿主細胞とフィロポディアのどちらについても、動作と分裂に「劇的なリワイヤリング(情報伝達経路の繋ぎ変え)」が確認された。これらの変化は、感染する際に、ウイルスがキナーゼと呼ばれる酵素を乗っ取っていること示していると研究者たちは指摘する。

複製に適した環境をつくりだす

ヨーロッパ・バイオインフォマティクス研究所の研究員で、研究報告の共著者であるペドロ・ベルトラオは、声明の中で次のように述べている。「新型コロナウイルスは、人間の細胞が一定の周期の中で分裂したり修復したりするのを阻止し、ウイルスが複製を続けるのに適した環境をつくり出している」

さらに研究チームは、既存の薬で宿主細胞の変化を阻み、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)を治療することが可能かどうかを検証。その結果、7つの既存薬に効果が期待できることがわかった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が起きて6カ月。現在、別の病気を治療するための複数の既存薬がCOVID-19の治療に使用されているが、特効薬は見つかっていない。

研究チームによれば、タンパク質の分析に使ったのは人間の細胞ではなかったため、研究成果は限定的なものだ。だが既存薬が新型コロナウイルスにどのような作用をもたらすかを調べる際には、サルの細胞に加えて人間の肺の細胞も使用したということだ。

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のケバン・ショカート教授(細胞分子薬理学)は、チームとしては今後、COVID-19の治療薬開発に役立つことを期待して、キナーゼに注目してさらなる研究を行っていきたいと語った。

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ツイートから7月5日の2 新型コロナが影響を及ぼす部位 他

2020-07-05 | 医療、健康

【#COVID19 が影響を及ぼす部位】
血液


消化管

心臓

肝臓

腎臓
鼻、舌
皮膚
足指
精巣
睾丸
胎盤
膵臓
胆嚢

新しく登録したイギリスの #COVID19 サポートグループ
「#LongCovid から80%から90%は回復したと言える方いますか?」
という質問に
「12月に罹患してから、7ヶ月、今も酸素濃度は朝には91%、手に痺れもある。それでも、初期に比べれば90%はまし」
という答え

半数の新型コロナの回復者が肺の障害など後遺症に苦しむ。イスラエルの論文
‘It’s frightening’: Doctors say half of ‘cured’ COVID patients still suffer https://timesofisrael.com/its-frightening-doctors-say-half-of-cured-covid-patients-still-suffer/… via 
@timesofisrael
初期の回復者の過半数で肺の後遺症確認 中国の論文https://respiratory-research.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12931-020-01429-6…

#COVID19 治療退院後の患者に、抗凝血剤イグザレルト錠を処方
合併症が減少
Blood-thinner pill reduced Covid-19 complications, study shows

以前にも書きましたが、韓国では毎日0時〜翌日0時の24時間で区切って、翌朝10時(?)発表です。
まずは報告・集計のシステムを確立して、発表も恣意性が入る余地がないよう定時に行なうべきです。6月中の小康状態のうちにちゃんとしたシステムに移行できたはずでは?

アカゲザルでコロナ感染後は免疫成立か。コロナ感染・治癒後に再感染(4匹)→再感染では鼻等でウイルス検出せず、ウイルス抗体(Sタンパク抗体)ならびにメモリー型T細胞がすみやかに増加。コロナ感染で防御免疫ができる可能性を支持
*解析数少ない・人=サルの違いに注意https://science.sciencemag.org/content/early/2020/07/01/science.abc5343…

ね。こんな状況だと「コロナかも」と心配な人もうっかり検査なんていけなくなるよね。そんな時こそ大変だからみんなで助け合おうってどうして思えないかな。かかった人を思いやるとか、そういう風にならないのは日本の風土なんでしょうか?コロナの対応では他の国との違いがはっきり見えてくる

 

6/30付の #在日米軍司令部 の対策状況。首都圏在住者必読。日英で記載されているので正確な情報。立ち入り禁止区域を明確に規定。私たちが暮らす首都圏は #立入禁止区域 (コロナで危険だと判断している区域ということ)
これが軍事レベルの新型コロナに対する警戒姿勢。
#東京都 の現在の対応はまさに冗談のようなレベル。
https://yokota.af.mil/Portals/44/Documents/Yokota_Journal/2020/COVID-19/20200630%20(JN)%20COVID%20Update.doc.pdf?ver=2020-06-30-185044-227…
前出の首都圏を含め以下のマップ中の赤いエリアが全てオフリミット=立入禁止区域とされている。それ以外の地域は活動可能なエリアだが、それでも一定の制限(禁止事項)が課せられている。この制限に違反する者には厳格な罰則が適用される。
詳細はリンク先のPDFを参照。
https://yokota.af.mil/Portals/44/Documents/Yokota_Journal/2020/COVID-19/20200630%20(JN)%20COVID%20Update.doc.pdf?ver=2020-06-30-185044-227…
(参考)緊急事態宣言解除後、在日米軍が警戒レベルを”引き下げた”ことは6月中旬には報じられていた。その後、6月末時点でこれが7月中旬まで”延長”されたことは未だ報じられていない。
在日米軍、新型コロナ対策の警戒レベルを引き下げ(高橋浩祐)  6/12(金) 23:26
https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20200612-00183091/…

 

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【国内初】ロート製薬が新型コロナ治療薬の治験を8月メドに開始予定。再生医療で重症肺炎の治療目指す

2020-07-05 | 医療、健康

【間葉系細胞(MSC)】 さまざまな細胞に変化(分化)できる iPS細胞やES細胞などと同じ「幹細胞」の一種 iPS細胞などほどに分化能力は高くはないが、 長年研究が続けられてきた細胞 「他家間葉系幹細胞」の「他家」とは、「他の人」という意味。

https://www.businessinsider.jp/post-215344

ロート製薬は6月23日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症者を対象に、早ければ8月から「他家間葉系幹細胞」を用いた再生医療の企業治験を開始する予定だと発表した。

この治験では、同社が肝硬変の患者に対する治療薬として開発を進めている細胞製剤「ADR- 001」の適応を拡大することで、COVID-19の重症肺炎患者の治療薬として活用することを目指しているという。

再生医療として期待の「間葉系幹細胞」とは?

間葉系細胞(MSC)とは、さまざまな細胞に変化(分化)できるiPS細胞やES細胞などと同じ「幹細胞」の一種。iPS細胞などほどに分化能力は高くはないが、長年研究が続けられてきた細胞だ。

「他家間葉系幹細胞」の「他家」とは、「他の人」という意味。

つまり、今回使用する治療薬は、他の人の体由来のMSCを培養して薬にしたものだ。

実は現在、COVID-19用の治療にMSCを用いた治療薬が有効ではないかとして、世界各国で研究が進められている。

ロート製薬会長の山田邦雄氏は、今回の治験の経緯について、

「ロート製薬は、(脂肪由来)間葉系幹細胞の研究を重ねてきました。現在、肝硬変の治療薬として治験が行われているところです(安全性質に関する治験は終了)。
幸い、確立された(間葉系)幹細胞が準備できておりますし、(COVID-19に対して)役に立てないかということで今回の治験を企画するに至りました」

と話した。

8月〜12月に治験予定。承認メドは「結果次第」

今回の治験対象となるのは、COVID-19によって肺炎が重症化した患者。

治験では6人の患者に対して、1カ月(4週間)にわたり、同社が開発した治療薬を1週間に1度の頻度で静脈に点滴で投与する予定だ。

その後、2カ月程度の経過観察期間を経て、まずは安全性について評価することを目指すとしている。

ただし、治験対象者がCOVID-19の重症者であることから、ロート製薬臨床研究グループマネージャーの高尾幸成氏は、

「あくまでも安全性をメインにした試験をさせていただきたいと思っています。ただし、患者様に投与するということから、初期の薬効評価という形で、どのような有効性を示すのかを探索的に調べさせていただく治験です」

と話す。

治験の具体的な日程はまだ明らかになってはいないが、6月中には申請を済ませ、2020年8月〜12月にかけて実施したいとしている。

なお、実際に治療薬として承認される時期については、「臨床試験の結果次第」という表現に留められた。

早期承認制度などの枠組みを利用して治療薬としての認証を得ようとする試みについても、記者会見では明らかにされなかった。

MSCの効果、副作用は?

また、記者会見では、大阪大学大学院医学系研究科の澤芳樹教授から、MSCを用いたCOVID-19の治療薬の効果についてもレクチャーがあった。
COVID-19による肺炎の重症化は、免疫細胞のはたらきが制御できなくなる「サイトカインストーム」という現象によって引き起こされていると考えられている。
この現象が起きると、肺が過剰に炎症を起こし、その結果、ECMO(エクモ、体外式膜型人工肺)や人工呼吸器と言った装置を使用せざるを得ないほど、状態が悪化してしまうのだ。
「インフルエンザウイルスでも、重症化すると肺炎が起こります。ただし、免疫が適正にはたらけば、軽症の肺炎でリカバリーできます。COVID-19の場合は、免疫機能が崩壊につながるような重症化をもたらす患者さんがいらっしゃいます。(この現象は)COVID-19に限った話ではないのですが、(新型コロナウイルスは)こういった病態を起こしやすいウイルスだといえます」
と、澤教授は話す。
ロート製薬が事前に実施した細胞の培養器内での予備実験では、MSCを使うことで、免疫細胞からの炎症物質の放出を抑える効果を期待できる結果が得られているという。
今回の治験では、治療薬が静脈から点滴によって投与される予定だ。
治療薬に含まれるMSCは、血流に乗って肺付近に到達し、そこである程度が留まると想定される。
澤教授は、
「ばらばらと細胞が肺にトラップされると、免疫抑制効果がある物質をたくさん分泌するのではないかと思います。これがARDS(肺炎などによる重度の呼吸不全)を抑えると期待されています」
と、治療薬の効果について期待を話す。
国内ですでに承認されている治療薬「レムデシビル」や、効果が期待されている「アビガン」などは「抗ウイルス薬」。基本的に、ウイルスの増殖を防ぐことを目的としているため、肺の炎症を抑制する効果はあまり期待できない。
そういった意味でも、重症化した肺炎を治療できる可能性をもつ治療薬の登場は、今後も続くであろう新型コロナウイルスとの闘いにおいて非常に重要だといえる。
なお、「現時点で想定されている副作用は何か?」という、Business Insider Japanからの質問に対して、ロート製薬からは以下のような回答があった。
「現状、重篤な有害事象は確認されておりません。
一般的に細胞の静脈投与の懸念は肺塞栓(肺の血管が詰まってしまう現象)になりますが、動物試験から安全域を設けておりますので、本治験の投与量では発生しないよう設定しております。COVID-19の患者様特有の安全性にかかる問題もあろうかと思われますので、本治験で確認したいと思っております」
少なくとも、肝硬変の治療薬としての安全性に関する治験において、問題がないという結果が得られていることから、薬としての基本的な安全性は満たしていると考えられるだろう。ただし、対象疾患が変われば、それに応じて安全性を確かめなおす必要がある。

 

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