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旅行記、世相独言

ボージョボー人形とポリネシアンダンス(異文化体験40 サイパン戦後60年の旅3) 

2014年03月20日 11時07分53秒 | 異文化体験_ミクロネシア、ハワイ
(写真はクリックで拡大します)

ボージョボー人形とポリネシアンダンス-サイパン- 2005.07.08-07.10

 無事ボールを余して18ホールをラウンドし終え、ホテルに戻ってホテルレストランで和食の昼食を取りながら、午後と夕方の過ごし方を協議する。
 折角サイパンまで来たのだから綺麗な海で少しは泳がないと、ということで2時間ほど泳いだ後で、お土産等ショッピング。夜はポリネシアンダンスのディナーショーと協議決定。DFS等のある街の中心とグランドホテルとは5kmほど離れているが、Koncha Cardというカードを見せれば巡回バスがフリーで乗れる。

 浜辺から見たホテル、日光浴の人影もまばら

 同僚の一人がマリンジェットを体験する間、残り3人はホテル前の浜辺の小さな岩場で熱帯魚観察。浜辺は日光浴をする若い女性が数人いるだけで、マリンジェットの音を除けば静寂な空間が広がっている。

 午後の静かな浜辺に遠くでマリンジェットの音だけが響く

 午後4時頃から街の中心にショッピングに出かける。海に囲まれたサイパンであるが、意外と食べ物の値が高い。魚もほとんど外から運び込まれたものと聞く。これぞご当地土産といった特産品が見当たらないサイパン、どうしても手工芸品やTシャツ類、ナッツチョコということになる。

 買物の中心、DFSの入っているGALLERIA

 同僚の一人がメモを持ってDFSの店員に聞いてまわっている。ボージョボーとかいう人形がないか?ということらしい。「何、それ?」と聞くと「わしも見たことないが、なんでも小さな人形らしい」と同僚の答え。部下の女性達から頼まれたようだ。DFSでは入荷してもすぐに売り切れるとかで、店員に聞いてもこの近辺のお店には見当たらないとの話。

 購入した土産物を持って一旦ホテルに戻り、タクシーで第一ホテルのディナーショー会場に向かう。ホテル近くで下車し、歩いていると一人の女性が近づいて来て「若い女の子はいりませんか?」と声をかけてくる。どこにでもいるんだね、こういうのが。


 ホテルの前に土産物屋さんがある。だめもとで覘いてみよう!とボージョボー人形を聞くと何とわずかだがあると言う。見せてもらうと「何、これ!」という程度の人形である。しかし、かつて日本のTVで幸せをもたらす人形として放映され、今や日本の若い女性たちの間で秘かなブームを巻き起こしている代物。店のおばさんが偽物が出回っているがこれは本物!と力説する。

 クラフトセンターのボージョボー人形
 

 マリアナ諸島の先住民チャモロ族の間で古くから親しまれていた願掛け人形だそうで、「ボージョーボ(Bo jo bo、和名ウジルカンダ)」と現地で呼ばれているツタ性の植物の種を体や頭部に使い作られている。その手足の組み方で様々な願いが叶うとされ、例えば、恋愛成就には人形の足を交差させ、金運改善には人形の腕を背にまわす等々。試しに小生も一つ購入してみたが、後日会社の女性の手に早々と渡ってしまった。

 手足の組み方でいろんな願掛けが・・・・

 ちなみに人形の解説書に書かれていた内容は以下の通り。

Legend of the "Bo Jo Bo" Wishing Doll
My name is Bo Jo Bo. I came from San Roque, a little village in Saipan, Mariana Islands. I've been around a long time hiding in the woods and peeping out from the Bo Jo Bo vines. I am loveable, rich and strong. If you need some of my strength, love or money you can have all I've got, but you need to fold my arms for strength, cross my hands behind my back. Then all you need to do is hang me up where you can see me and have faith. Remember my love comes from the seeds of my eyes, my wealth from the coconut fiber of my arms and legs and my strength from my Bo Jo Bo Nuts.


 第一ホテル・サイパンビーチのジョイフルディナーショーは、6時半から約2時間のポリネシアンダンスを中心としたショーで、バーベキューの食べ放題。グランドホテルのツアーデスクによるとこういったディナーショーは3ケ所あるが、ここのショーがコストパフォーマンスが良くて人気があるとのことでほぼ満席状態。ちなみに値段は$45。

         
(左)第一ホテル・サイパンビーチのジョイフルディナーショー ホテルの会場前でお出迎え 

        
           迫力のあるポリネシアン・ダンス 最後は観客も一緒に踊る


 あわただしい旅である。午後9時過ぎホテルに戻り、翌午前3時半にはホテルチェックアウト。午前4時にはホテルを出発。午前6時発のJO940便で一路関空へ。
 JALグローバルクラブメンバーということだろうか、帰路はビジネスクラスシートに案内されて午前8時半に無事関空着。

 平和なサイパンの島

 忙しいが充実した戦後60年のサイパンの旅であった。


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