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旅行記、世相独言

秋吉台・萩・津和野、60年ぶりの旅(その1)角島大橋、元乃隅神社、長門湯本温泉

2023年10月31日 16時20分39秒 | 異文化体験_日本
秋吉台・萩・津和野、60年ぶりの旅

(その1)角島大橋、元乃隅神社、長門湯本温泉

2023.10.12-14

 萩・津和野を中心に一人旅をしたのはおよそ60年前のこと。当時、山陰の小京都と宣伝されていた津和野は印象深い街であった。60年ぶりの再訪、大いに楽しみだ!

初日 :大阪‐新山口‐角島大橋‐元乃隅神社‐長門湯本温泉
二日目:長門湯本温泉‐秋吉台‐萩
三日目:萩‐津和野‐瑠璃光寺‐新山口‐大阪

(写真等はクリックすると拡大します)        
               今回の旅程図

【2023年10月12日(初日)】
《角島大橋》
 新大阪から新幹線で西に向かって走るのはずいぶん久しぶりだ。新大阪8時41分発ののぞみ3号は10時33分新山口に到着。駅構内の駅レンタカー西日本に予約したSクラスレンタカーは、トヨタのVITZ。すでに10万kmほど走っているが、車体はきれいだ。

 新山口駅を11時に出発し、小郡IC‐美祢ICを経て角島大橋に着いたのは12時過ぎ。下関市に位置し全長1780mの離島架橋で、2000年11月の開通。開通当時は通行料が無料の離島架橋だったが、その後沖縄等により長い橋が出現している。鳩島を迂回する形で架けられた橋は紺碧の海に映える絶景として近年山口県の絶景ポイントとなっている。
 角島には灯台があり日本海の絶景を楽しむことが出来るようだが、時間の関係で島に渡ってすぐの公園で持参のサンドイッチで昼食を取り、元乃隅神社へ。

      車内から見た景色       角島側の公演から見た大橋       陸地側から見た大橋

《元乃隅神社》
 角島大橋から国道191号線で日本海沿いに東進、元乃隅神社へは神社近くの落石対策工事のため長門古市駅辺りからのアプローチルートが指定されている。(20230904~202404末頃)

 元乃隅神社は、昭和30年地域の網元の岡村斉氏の枕元に現れた白狐のお告げにより建立されたという。昭和62年から10年かけて奉納された123基の朱塗りの鳥居が、龍宮の潮吹きから100m以上にわたって高台に延びる姿は、紺碧の海を借景に圧巻である。
参道出口のひときわ大きな鳥居の上部には、高さ6mの賽銭箱が設置されており、お賽銭を放り投げて入れば願いが叶うといわれている。しかし、風が強いので命中させるのは難しく、なかなか入らないので1円玉でやる人が多く軽い貨幣は風で余計に流され、入った時は大喜び。

神社では白狐の御朱印がもらえる 10年かけて奉納された123基の朱塗りの鳥居   高さ6mの賽銭箱 

 龍宮の潮吹きをこの目で見るのはやや危険な場所まで行かねばならない。吹き上がる潮に太陽光があたると一瞬虹色の潮が風に流されて見える。写真で撮るとレンズに潮がついてうまく撮れない。
社務所では、可愛い白狐の御朱印がいただけるのだが、今回は御朱印帳を持参するのを忘れた。なお、この神社は個人の所有物だそうな。
        
      鳥居を降りた先に龍宮の潮吹き      龍宮の潮吹きの虹(土庄雄平氏撮影を拝借)

《長門湯本温泉 湯本観光ホテル西京》
 長門湯本温泉は、およそ600年前に発見された無色透明のアルカリ性単純温泉。音信川沿いの「立ち寄り湯 恩湯」を中心に界 長門や大谷山荘等の温泉街が広がっている。
 午後3時過ぎ、今宵の宿「湯本観光ホテル西京」に到着。音信川の支流大寧寺川のほとりに立地する地域最大のお宿である。庭園付きの離れの部屋に通され、早速温泉に。
             温泉の中心の立ち寄り湯恩湯


 今宵の宿「湯本観光ホテル西京」      西京亭の部屋            部屋は庭付きの離れ

内容わからずのまま予約した夕食は、シェアスタイルでお料理を楽しむお二人会席プラン。要は夫婦A,Bでお品書きが微妙に異なる会席を適当にシェアして楽しめということらしい。山口県は下関~長門市~萩市にかけて「山口いか街道」としてブランド化されており、「河豚(ふぐ)」と共に海鮮物の宝庫。メニューにも生かされている。

シェアスタイルで楽しむお二人会席プランのお品書き  夫婦Aのお品書き      夫婦Bのお品書き

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金沢ミニ観光と朱鷺の台カントリークラブの旅

2023年10月19日 16時42分45秒 | 異文化体験_日本
金沢ミニ観光と朱鷺の台カントリークラブの旅

2023.10.03-05

(写真等はクリックで拡大します)
 東京単身赴任時の仲間が3人いる。彼らとは在京時も帰阪後も、ゴルフ、麻雀、温泉(GMS)三点セットの旅を続けている。コロナで永らく中断したこの旅を再開させることにした。残念ながら一人は家庭の事情で今回不参加だが、3人での2泊3日の今回の旅の行先は、金沢のミニ観光と羽咋の朱鷺の台CCでのゴルフとなった。

 大阪8時42分発の特急サンダーバードは、いきなり京阪間の高架橋に車が接触した事故で、30分の遅れで発車。このため金沢観光予定が30分短くなった。
北陸新幹線が来年金沢から敦賀まで延伸され、サンダーバードが敦賀止まりの運転になると言う。大阪金沢間が2時間半から20分ほど短縮されるようだが、値段が高くなって、かつ敦賀で乗り換えを強要される。 年寄りの旅にとってはえらい迷惑な話だ。
      
  金沢駅名物の鼓門・もてなしドーム        300年近い歴史を持つ近江町市場

 金沢駅名物の鼓門・もてなしドーム(谷口吉郎氏作)を出て、まっすぐ歩くと近江町市場に行きつく。列車の遅れで丁度お昼時。市場内は欧米からの観光客等でごった返している。1721年前田家の御膳所として設けられ300年近い歴史を持つ市場には180を超える店舗が並んでいる。すぐにありつきたい昼食だが、各飲食店の前には待ち行列が。
比較的列の少ない「市場屋」というおでんと海鮮料理がメインの店で、海鮮丼(2200円ほど)をいただくことに。
      
  おでんと海鮮料理がメインの市場屋          市場屋の海鮮丼(2200円ほど) 
  
 市場屋の前の歴歴という寿司屋もお薦めとか(この日は休店)

 金沢には過去数度来ている我々、今回は金沢21世紀美術館を初訪問。妹島和世+西沢立衛/SANAAの手による金沢21世紀美術館は、館内が有料の展覧会ゾーンと無料の交流ゾーンに分かれ、年間255万人の来場(40%が金沢市民)を有している。

 金沢21世紀美術館  この日の展示は「It knows:When Forms Become Mind」 幽霊の形・形の幽霊

訪問時の展示は、6つの展示室に「It knows:When Forms Become Mind(それは知っている:形が精神になるとき 4月8日~11月5日)」をテーマとする形と精神の関係作品が展示されている。(入館料:360円 65歳以上料金)
また、レアンドロ・エルリッピによる「スイミングプール」等の常設展示もある。
美術館の周囲の緑地には、多くの中学生たちが写生の課外授業に取り組んで、観光客ともども賑わい空間を形成していた。
      
   幽霊の形・形の幽霊              関わり合い
       
     熱と重量                  泣き笑いの知性
      
   常設展示スイミングプール            美術館周辺では課外授業も

金沢から羽咋までは特急能登かがり火号で約30分。今回のお宿は「休暇村能登千里浜」に2連泊。休暇村はQ会員になると一般料金より1000円安く泊まれ、2連泊プランは2泊4食付きで税込み22000円(夕食は日替わり「なぎさ」)とお得である。宿舎からゴルフ場までは車で10分ほどの距離。
      
 羽咋の休暇村能登千里浜        標準のなぎさ会席(2連泊2泊4食付き22000円)

      
 朱鷺の台カントリークラブのクラブハウス      眉丈台と能州台の36ホール

朱鷺の台CCは、過去関西プロやミズノオープン等が開催されていた名門コース。グリーンの中にバンカーを有するゴルフ場としても有名である。初日にプレイするのは眉丈台コース。カートにはすでに宅配で送ったバッグがセットされており、すぐに出てくれと言う。カート列4列の左から2列目は眉丈台INコースのようで、そのままINコースへ。名物ホールは17番のショートホール。白杭(フロントティ)から周ったが、後期高齢者には少し長く感じられ、整備された早いグリーンにいささかてこずったINコースだった。
      
    眉丈台コースのスコアカード        フロントティからは6130ヤード
  
OUT17番の名物ショートホール グリーンの中にバンカー(クリックで拡大) 2オン2パットのボギー

マスター室に戻ると係員が、お客さんらは初めてなの?と言う。我々はOUTスタートだったようだ。それならカート列の左端に停めておくべき。列にコース名もOUT/INの表示のない単なる5本線では、初めての顧客に分かるわけがない。スループレイだが、30分ほど待ち時間があるので、レストランで少量カレー。OUTコースはINコースより100Yほど短く少し易しく感じられた。

翌日、天気予報が悪天候を予報した通り、前日と打って変わった雨と風、特に風速10m程度の風が予想され、能州台コースはキャンセルすることにした。遠来の客にキャンセルフィーは不要とのこと。
このグループの旅は、いつも車がメインの旅。今回は高齢となり、かつ距離もそこそこあるので電車とタクシーを選択。この悪天候では観光もいまいちなので、残念ながら早めに帰阪することにした。
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