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旅行記、世相独言

行ってきました GO TO TRAVELで小豆島(その2 エンジェルロード、土淵海峡、オリーブ公園、大阪城残石公園)

2020年11月25日 01時07分55秒 | 異文化体験_日本
行って来ました GO TO TRAVELで小豆島(しょうどしま)

その2 エンジェルロード,オリーブ公園と大阪城残石公園

(写真等はダブルクリックで拡大します)
2020.11.19-20


【土庄地区】
二日目。幸いなことに、就寝の間に雨が通過し、翌朝は晴天が戻ってきていた。早速、土庄地区の観光巡りをスタート。

 「エンジェルロード公園」:潮の満ち引きで出現・消滅する砂の道が、大切な人と手をつないで渡ると願いが叶う縁結びスポットとして島の人気スポットになっている。11月20日の引き潮時はAM5:14-11:14 PM18:49-0:49。前日の夕刻に立ち寄った時には無かった道が、今朝(10時頃)訪れると弁天島から中余島まで出現している。弁天島・中余島・小余島・大余島の4島を総称して余島と呼ぶのだが、歩行可能域は中余島手前まで。

      
         初日夕刻の景色(潮が満ちて海の道は消滅)

      
         翌朝の景色(エンジェルロードが余島をつなぐ)

      
公園事務所でもらった解説書(弁天島・中余島・小余島・大余島の4島を総称して余島と呼ぶそうだ)

      
中余島の周辺は岩場に藻が生えて、通行はここまで、  中余島から逆に弁天島を望む

弁天島の「約束の丘展望台」は絶好のお勧め撮影スポットで、登り口に沢山の貝殻メッセージが結び付けられている。
公園案内所横の無料駐車場は15台程度で、少し離れた所に第2駐車場がある。

      
        弁天島の高台にある約束の丘展望台からの展望

      
約束の丘展望台への登り口に沢山の願い事を書いた貝殻   公園の主 呼ぶと近づいてきた

「土淵(どふち)海峡」:土庄町前島(土庄地区)と本島(渕崎地区)の間の海峡で、海峡延長2.5km、最狭部は9.93メートル。1996年「世界で一番狭い海峡」としてギネス認定され、土庄町役場で横断証明書(100円)を発行している。

    
 土庄町役場の前にある海峡       横断証明書(要100円)    9.93mの最狭部

「平和の群像」:二十四の瞳の子供たちと大石先生のブロンズ像で、昭和31年に平和と幸せを求める永遠の願いを込めて作成されたもの。



【道の駅小豆島オリーブ公園】
 昨日走った道を再び逆走し草壁港の手前に、オリーブ園と道の駅オリーブ公園がある。小豆島といえばオリーブと醤油だが、この島に初めてオリーブがやってきたのが1908年。三重、鹿児島、香川(小豆島)の3県で苗木が植えられ、当地のみがその生育に成功、数々の試行錯誤の上、今日の高品質オリーブの育成に至ったようで、その詳細は、当公園で紹介されている。現在公園内には約2000本のオリーブ畑がある。

       
道の駅小豆島オリーブ公園の案内書  昭和天皇御手播種のオリーブ      園内施設配置図

  
   オリーブ記念館と売店        記念館から海側の景色        イベント広場のモニュメント

 当公園での若い女性の目的の一つが、Magic Broom. 魔法のほうきで空飛ぶ写真を撮ること。公園内持ち出しOKの無料レンタルほうきを持った「キキ」になる女性があちこちに。地域共通クーポンはここでオリーブ製品等のお土産に化ける。好天気に恵まれ、300円のオリーブソフトが飛ぶように売れている。お勧めである。

  
 魔法のほうきで空飛ぶ写真      魔法のほうきは無料レンタル       ギリシャ風車が撮影ポイント

【道の駅大阪城残石記念公園】
オリーブ公園から再びRT436を土庄方面に戻り、途中からRT26で小海にある「道の駅大阪城残石記念公園」まで約16km。小豆島は今から400年前、徳川幕府による大坂城修築の際の石垣石の産出を行ったことで有名。多くの巨石が小豆島や瀬戸内の島から運ばれている。公園内にはこの際の残された巨石や産出にかかわる加工・運搬・工具等が展示されている。残念ながら、これらの解説資料は置かれていない。
比較的小さなトイレ、休憩所と売店が併設されている。
ここから大部港までは、4.5km。14時25分のフェリーで15時30分日生港着。自宅までは大きな渋滞もなく夕刻には無事帰着の旅であった。

    
大坂城残石記念公園の案内パンフ   石のモニュメント        残石資料館入口

 
  切出し棟の内部展示         小海地区の築城残石群    

 
  修羅とろくろの展示          大阪城の城石大きさ上位5位 

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行ってきました GO TO TRAVELで小豆島 (その1.寒霞渓、二十四の瞳映画村、土庄港)

2020年11月24日 13時35分23秒 | 異文化体験_日本
行ってきました GO TO TRAVELで小豆島(しょうどしま)

その1 寒霞渓、二十四の瞳、土庄港

(写真等はダブルクリックで拡大します)
2020.11.19-20


 中学校の修学旅行は、関西汽船で「小豆島と四国高松・琴平を巡る旅」で、今回の小豆島訪問は60年ぶりとなる。小豆島で一番印象に残っているのが、男子生徒を虜にしたバスガイドさん。10歳ほど年上だからご存命なら85歳前後のはず。小豆島観光案内のあと、我々を見送りがてら確か高松までプライベートで同行して下さったのを覚えている。
コロナの勢いが増しつつある中、バスツアーからマイカーに切り替えての1泊2日の懐かしい旅である。

 
   中学校の修学旅行旅程図         男子生徒のあこがれの的となったバスガイドさん

 大阪から小豆島へは、両備小豆島フェリーグループのたくさんのルートがあるが、マイカーでの最短ルートは赤穂・日生(ひなた)港と小豆島・大部(おおぶ)港を結ぶ瀬戸内観光汽船の利用、かつ同グループが経営するホテルを利用した「マイカープランin小豆島」がコスパの良いセットプランで、夫婦と車1台の総費用41600円。GOTOトラベル割引で27040円に、更に地域共通クーポン6000円がついて、一人約1万円の旅である。

            

今回のルート:初日;大部港から寒霞渓-二十四の瞳映画村‐土庄オーキドホテル、翌日;土庄・エンジェルロード・土淵海峡・平和の群像‐オリーブ園・道の駅小豆島オリーブ公園‐道の駅大阪城残石記念公園‐大部港。暖かな晴天に恵まれた旅で、順次紹介していこう。

【寒霞渓】
 午前10時5分日生港発のフェリーは、11時20分に小豆島・大部港に到着。ここから大型バスは通行不可のRT31を約8km走ってロープウェイの寒霞渓山頂駅612mに到着する。途中の山道は路面が落葉で埋め尽くされ、紅葉の林を楽しみながらのドライブである。

            
       日生港・瀬戸内観光汽船のフェリー乗り場        約1時間先の小豆島の島影              

 寒霞渓は、島の最高峰星ヶ城山816mと四方指777m間の渓谷で、約1300万年前の火山活動による地殻変動とその後の風雨等による浸食が日本3大渓谷美を創り出したもの。
 山頂駅周辺には、4つの展望台があり、それぞれ趣の異なる景観が楽しめる。星ヶ城山へは、ここから約1時間の登山となる。

        
 山頂駅第一展望所からの眺め 遠くの岬に二十四の瞳の舞台となった島の分教所がある(三連写画像で合成)

  
            寒霞渓ロープウェイの案内書                第一展望所

  
    今が盛りの紅葉と下の紅雲駅と山頂駅を結ぶロープウェイ           紅葉の間に巨石の岩肌が

 山頂駅周辺は、多くの観光客や修学旅行生の団体で賑わっており、下の紅雲駅から寒霞渓ロープウェイ(高低差300m、約5分)で紅葉の渓谷美を楽しむ人が多い。マイカーの我々は往復利用(1890円)となるので、山頂展望台からの景色のみを楽しんだ。残念ながら、コロナの影響でレストラン等はすべて閉まっており、土産物店のみ営業している。

【二十四の瞳映画村】
 明日の天気予報は雨模様とのことゆえ、天気の良い今日中に宿舎から遠い映画「二十四の瞳」の舞台となった岬の分教場まで足を延ばすことに。
寒霞渓山頂からRT29で15kmほど急な坂道を下り草壁港へ、そこからRT28、RT249を9kmほど走ると山頂から遠望した岬の分教場と二十四の瞳映画村に至る。
醤の里(ひしおのさと)を走るRT28の両サイドには、マルキン醤油をはじめ多くの醤油工場や佃煮工場が立地し、車内にお醤油のにおいが飛び込んでくる。

       
オリーブと並ぶ小豆島の名産品 醤の里のマルキン醤油     二十四の瞳映画村の案内書

 映画「二十四の瞳」は、島で生まれ育った壼井栄が1952年に発表した小説を、2年後の1954年に木下惠介が監督・脚本、高峰秀子主演のもとで映画化された作品。女学校を出て赴任した女性教師と、その年に小学校に入学した寒村の12人の生徒のふれあいを軸に、戦争という歴史のうねりに否応なく飲み込まれていく中での教師と生徒たちの苦難や悲劇を描いた作品。舞台となった岬の分教場は、明治35年田浦尋常小学校として建築され昭和46年に閉鎖されている。

  
     映画村の案内図        壼井栄文学館の案内書       ギャラリー松竹座(常時二十四の瞳を上映)

 映画村は、分教場の少し先にあり、映画のロケ用オープンセットを改築したもので、映画の数多くの名場面が撮影されたところ。村内には、「木造校舎」や「キネマの庵」「二十四の瞳を常時上映するギャラリー松竹座」「シネマ・アートウォール」「壼井栄文学館」等々、幅広い世代が楽しむことができる。

  
     木造校舎            校舎内の教室       キネマの庵で食べた懐かしの給食セット980円

 丁度、お昼時。「キネマの庵」で提供されている「懐かしの給食セット」なるものを楽しんだ。ちなみに岬の分教場(大人240円)、映画村(大人790円)とも、地域共通クーポンが利用可能。

【土庄(とのしょう)港周辺】
 映画村からホテルまでは、島の幹線道路RT436を東から西に20数km走る。セットプランのオーキドホテルは島の玄関口土庄港に面して立地し、最上階の部屋から大型フェリーや高速艇の行き交う姿とともに出港時の汽笛が旅情を感じさせる。
 近年、瀬戸内海全域でアート活動が盛んに行われているが、ここにはART no SHOW(あー とのしょう)ターミナルがある。
 ホテル自慢の潮の湯と懐石料理で一日の疲れをほぐし、明日の天気を祈りつつ就寝。

      
   オーキドホテル               ホテルの部屋から見た土庄港

      
ART no SHOWターミナル       田中秀和・コシノジュンコ等のコラボ作品等を展示

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