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旅行記、世相独言

グァム今昔 40年 -グァム-(異文化体験43 グァムdeゴルフの旅1)

2014年08月13日 11時33分47秒 | 異文化体験_ミクロネシア、ハワイ
(写真はクリックで拡大します)

グァム今昔 40年 -グァム- 2012.9.6-9.9

      
(左)40年前のグァム島内案内の地図               (右)Look JTBのグァム案内本 

 43回目の海外旅行は、私の海外旅行初体験の地「グァム島」である。
 40年ぶりの訪問であるが、新婚旅行でもあった初回の思い出と重なるところがあまりにも少ない。
 
 40年前(1972年)の5月、結婚式、披露宴後の20時40分PA(パン・アメリカン)801便は伊丹空港から飛び立ち、翌0時55分グァムに到着。生暖かい風の中、新しく出来た日系「グァム第一ホテル」にチェック・インした。

      
(左)懐かしい青色パスポートと現在のパスポート    (右)このパスポートは米国及びマリアナ諸島に有効

              
      (左)40年前の米国ビザ(査証)    (右)予防接種証明書(いわゆるイエローカード)の表紙

 パスポート以外に、ビザ、イエローカード(予防接種証明書)、外貨申請が必要で、円の持出し制限は1000ドル(36万円)、円・ドルレートが固定相場制の360円/ドルの時代であった。

 1971年の大阪国際空港(伊丹空港) 写真のパンナムはB707

 飛行機は当時世界の空を制覇していたパンナムで、ジャンボジェットが登場(1970年から)してまだ日が浅い時であった。当時、伊丹空港は滑走路の問題でジャンボジェットは飛ぶことが出来ず、どうしても乗りたかった私は、帰路を羽田経由にしてジャンボジェットに乗った次第である。

      
(左)パンアメリカン航空のB747(参考写真)          (右)パンナムの麻製旅行バッグ

 2005年のサイパン旅行以降、米国の出入国管理を体験していないので、この間いろんな手続き上の変化があった。
 まず、日本側は出入国カードがなくなった。米国側は渡航認証(ESTA)が必要になり、ビザ免除国短期旅行者の入国は、2006年10月26日以降日本の機械読取式旅券は有効期限が切れるまでビザが免除され、従来の入国審査に加え2004年以降「顔写真の撮影」「指紋の押捺」が義務付けられた。

 グァム空港での入国審査は、日本各地からの昼便が一度に着くので日本人でごった返している。
 私の審査官は硬い表情で淡々と業務遂行している比較的若い女性。 「何日いるの? 」「5日ほど」「グァムは何度目? 」「2度目、でも40年前の新婚旅行だから」「 (にこっと笑って)随分変わったわよ。楽しんで! 」 この間、右手親指、右手残り4本指、同じく左手親指、左手4本指、そして顔画像を順番に撮って、無事入国。

 横井庄一さん発見を伝える朝日新聞(1972.1.25)、日本中が驚いた日

 横井庄一さん(元日本兵)をご存知かな? 横井庄一さんがグァム島のジャングルから帰還(当時57歳)されたのが、私の新婚旅行訪問の3ケ月前のこと。日本の無条件降伏を知らず28年間もの間、グァムのジャングルで一人生き延びた方で、日本はすでに高度成長期を迎えていた。
 知らない方は、是非私設記念館を訪ねてみて下さい。
横井庄一記念館のURL ⇒ http://www.kuronowish.com/~oshika18/newpage201.htm

      
(左)40年前の「グァム第一ホテル」            (右)現在のグァム・フィエスタ・ホテル(旧第一ホテル)

 40年前のグァムは、タモン湾に新しいホテルがいくつか建設中で、私の泊まったグァム第一ホテルもその一つ。現在はグァム・インフィニティ・ホテルと名前を変えて当時の建物をそのまま使って台湾系の資本が経営している。同じ角度の写真を見ての通り、昔の緑一色のタモン湾のビーチも今やホテルやDFSはじめ様々な施設が林立している。

 ←40年前  現在→ 
(左)40年前のタモンビーチ(第一ホテルから恋人岬方面には建物らしきものがほとんどない)
(右)フィエスタホテルから同じ方向を見た写真(ホテル等が林立している)

 現在、リゾート客がたむろする繁華街の中心は、タモン湾に面したDFSあたりで、今回のゴルフツアーに使ったグァム・リーフ・ホテルはまさにDFSの前にある。40年前に泊まったグァム第一ホテルからはビーチ沿いに徒歩で25分ほどの距離である。

 街の中心アガナの当時の地図

 昔はホテルの周りは何もなく、政治・文化の中心はアガナ、経済の中心はタムニングで、ショッピングはアガナ市街を貫通するマリーンドライブがショッピングセンター街であった。とは言え、グァムの土産物となるとミクロネシア産の民芸品やアクセサリーくらいのもので、我が家には首刈族の木彫り人形がグァムからやって来た。

 新婚旅行で買ったミクロネシアの民芸品

 若い入国管理審査官の女性が、ニコッと微笑んで「グァムも変わったわよ、楽しんで! 」と送り出してくれたが、さてさてどのように変わったのか、楽しみである。

(参考)初めての海外旅行グアムのブログは、以下のアドレスでご覧いただけます。
http://blog.goo.ne.jp/skhr0247/e/f7f5d3bfc4d9d98a96df394b819c574e


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