新型アクセラ、既に発表は済んでいて、発売はまだ、というタイミングだそうで。
店にもう飾ってありました。
クルマの、「発売日」って何?w
だって、発表してるってことは、受注も受付てるだろうに。
発売日って何だろう。
見たアクセラは、ベーシックな1500ccのグレード。
先代でもアクセラはベーシックグレードに1500ccを用意して、その上にエアロ装着グレードが選べる2000cc、2300ccが存在しました。
今回も、基本的には似たグレード体系。
ただ、今度のアクセラは完全に欧州をメインに。2000ccモデルを主眼に開発されているのが分かる。
なんつーかな。いままでのアクセラよりもさらにワイドに筋肉質になったボディには、15インチホイール+タイヤは貧弱すぎる・・・。
2000ccになると、マツダ独自の技術の「i-stop」(アイドリングストップ機構)が標準装備されて、その他もろもろ装備は豪華になるので、アクセラを買うなら2000ccが欲しいところ。
「i-stop」は、エンジン停止時のクランク位置を制御することで、次回エンジン始動時にセルモーターを使わず、燃料の噴射から直に始動できる(直噴エンジンのため)画期的な装置。
こういうのを、1500ccグレードにこそ搭載すべきだ。しかも発売と同時が望ましかっただろう。
足回りは、先代同様、前ストラット、後マルチリンク。
アクセラは、Cセグメントで世界初の後マルチリンクを採用したクルマ。
乗れば、たぶん良いんだろう。足回りも。
ただ、最近はこのマルチリンクってのがやっかいで。
ほとんど、トーションビームみたいな作りでも、たとえば4WDのシャフトをカワすために、ビームが一段階下に折れてストラットと結合してるような、ただそれだけでマルチリンクを名乗るものまである。
あんなのは別の名前をつけて欲しい。
脱線した。
アクセラはその他、ディスプレイ上にオイル交換時期等を知らせるインフォメーションや、アイドリングストップ状況を表示したり、エコランプが点灯したり、
走行中の急なブレーキ(一定の減速G以上)で、ハザードランプが高速点滅する機能(ESS)等、
そのスペック表に載る装置だけ並べても、かなりホンキで作って来たな、ってのが伺える。
雑誌なんかで見てても、似た時期に出た似たサイズの車ってことで、プリウスやインサイトと比較されている。
まぁ、アクセラをいくらマツダが「エコカー」と表現しても、ハイブリッドにはエコ面で勝てるはずもない。
ただ、走りの性能で勝負すれば、当然アクセラが1クラスも2クラスも上の仕様となっているわけで。
インサイトはとても良いアイデアのクルマだとは思うけど、アクセラと同等のボディの大きさ、重量を背負って、88馬力のエンジン+10馬力モーター。で、リア・ドラムブレーキ、トーションビーム式サスペンション(車軸式)。
正直、萎える。
モーターショーに出たホンダのCR-Zの市販化は俺の楽しみにしてるけど、インサイトがベースという雑誌記事を読んだ。だとすれば、ちょっと不安だ。
もちろん、インサイトはハイブリッドであの値段だからすごい。
でも、実際にはその反面でクルマの基本の性能はかなり犠牲になっている。
その基本の性能で妥協しなかったのがアクセラだとか、ゴルフとかっていうクルマ達で、それでいて従来より大幅に環境性能を上げてきているのだから、この方向性のクルマ達も同様に環境面で評価されるべきだ、と思った。
ちなみに、新型アクセラのデザイン。
先代にも増して、好き嫌いの分かれるデザインになったと思う。
ウェッジを効かせて、面には張りが増し、「繊細かつダイナミック」っていうアクセラの持つ印象がさらに強調された。
個人的には、フロントグリルは、小さくて(薄くて)良いからあったほうが良かったんじゃないか、って思う。プレマシー的なものを、ね。
ただし、デザインっていうのは、ディテールひとつひとつで語れるものでもないから。
それが面白いんだよなぁ。
アクセラ。
欲しいですね。
ただし、マニュアル車は2300ccターボの「マツダスピード アクセラ」のみ。
1500ccグレードも、すべてAT(CVT)となる。。。
時代だな。